未来には、いつどこでなにが起きるか分からないのだから、未来情報は「想像」するほかない。想像はイメージであり、イメージには順序がない。いつなにをイメージとして「意識」してもかまわないので、これをコトバで「意識」する(順序付ける)ことは難しい。
われわれは「意識」というものをコトバで説明しようとするが、筆者は、順序のないイメージの意識と、時間系列の上に配列されたコトバによる意識を、それぞれガウス平面の「虚数i」と「実数r」に対応させることによって、意識を複素数の形で表すことを試みた。
そうすることによって「アイデア生成」と「禅」における「肉体の思考」の役割を解明し、-rとして表される「死後の意識」の数学的位置づけに一つのヒントを与えることが出来たと考えている。
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