パソコンを使い実験途中で画面の強烈な光と不快な映像により刺激を与えるGESPの実験システムを構築した。実験は全自動化されており一人で簡単に行なえる。ターゲットは擬似乱数の1と0。100試行で1ラン、100ランで1実験。これを使って4実験(400ラン、4万試行)の実験を行なった。全体での一致数はほぼ確率どおりであった。有意(危険率0.01)の偏りが11ランで発生したが+と-の偏りがほぼ同数であった。刺激に慣れないうちは有意な偏りが多く発生し、慣れてくると少なくなった。確率現象のぶれと理解すべきか、サイ現象の補償作用なのか分からない。刺激の前後の偏りは3実験目において顕著だった(有意ではない)。100試行内の位置効果は明瞭ではないが、有意な偏りの11ランでは明瞭であった。システムはインターネットで無料公開している。
この論文は、テレパシー的通信のラジオ波理論、あるいは電磁波理論を、ある程度、よみがえらせる。膨大な数の実験試行とコントロール試行から成る実験は、独自の装置、「Patuleaの試作装置」を用いて行われた。実験は、ESPカードを使ったものと、自由応答材料を用いたものとある。実験の概要は、装置の概略図、3次元グラフ、3つの数表に示されている。実験結果は、波長46.20mに普遍的な「テレパシー波」があること、220倍の増幅が最適であることを示している。得点は非常に高く、統計的に有意である。この実験は物理学の分野に関係しているように見えるかもしれないが、筆者らは、物理還元主義を支持せず、どちらかといえば、心と脳(肉体)を単一の実体の異なる側面とみる二相一元論を支持する。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら