JSTニュース
Print ISSN : 1349-7361
1 巻, 5 号
JSTニュース 2004.2刊
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
Special Item
  • 独立行政法人科学技術振興機構
    2004 年 1 巻 5 号 p. 2-3
    発行日: 2004/02/01
    公開日: 2021/01/31
    ジャーナル フリー
    すべての生物の細胞膜は、液体状の2次元構造体(膜)をなしていて、その中で膜タンパク質が動き回り、外部からの信号に応答して、集合体を作ったり、会合して情報を受け渡したり、細胞の形作りや運動を引き起こす。多細胞生物の中で、細胞が他の細胞と相互作用して機能するためには、このように、細胞膜が可塑的で多機能なシステムとして働くことが必須であるが、そのような可塑的な細胞膜システムの構築のための原理や機構の多くは未解明のままである。本プロジェクトでは、細胞膜という2次元液体中での膜タンパク質の運動を、細胞がどの様に制御して、必要とされるタンパク質の集合体構造を膜の中に構築したり破壊したりするかを解明し、それを通じて、人工の素子や機械にはない可塑性による多機能化の機構の解明を目指した。 まず、生細胞中で膜タンパク質の動きとそれにかかる力を、1分子レベルで、1nmとサブピコニュートンの精度で長時間観測する方法を確立した。それらを用いて、膜骨格の構造/機能相関を明らかにし、さらに、膜タンパク質の会合、脂質ドメインの形成、あるいは、シグナル伝達などとの関連を調べた。また、特に、細胞膜がどのようにして可塑的で多機能な情報処理システム、細胞間相互作用システムとして働くかを、主に細胞膜周辺でのシグナル制御機構に着目して研究を進めた。
  • 独立行政法人科学技術振興機構
    2004 年 1 巻 5 号 p. 4-11
    発行日: 2004/02/01
    公開日: 2021/01/31
    ジャーナル フリー
    ・血小板の減少・増加に伴う疾患治療薬への期待 ─巨核球から血小板が作られるメカニズム─
    ・ショウジョウバエを用いた老人ボケを引き起こす記憶過程の解明
    ・タンパク質・酵素を分子レベルでソフトにラッピングできる新材料を開発
    ・種子貯蔵蛋白質の蓄積メカニズムを解明
    ・酸素呼吸機構の解明
    ・Card to Interactive Presentation:プレゼン資料からインタラクティブなプレゼンテーションを自動生成する教育番組作成支援ソフト、SPOCを開発
    ・高速バッティングロボットシステムを開発
    ・水分子輸送が駆動するキラル液晶分子モーター
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