健康医学
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19 巻, 1 号
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  • ―世界調査と遺伝子研究で判った食の力―
    家森 幸男
    2004 年 19 巻 1 号 p. 7-14
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 上田 忠, 榎田 良雄, 渡部 英樹, 家村 和夫, 宮地 登三, 武田 隆久
    2004 年 19 巻 1 号 p. 15-20
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    健診未受診者は2,000万人を超えると予測されるが,これまで未受診者をフォローする適切な手段が存在しなかった。医仁会武田総合病院では,インターネットと郵送による自己採取血液検査を組み合わせた在宅健康管理システムを開発した。システム開発では,受診者の情報保護を確保し,事前説明の実施と受診後の相談が実施できるよう設計開発した。自己採取血液検査では,良好な血漿分離膜に成分安定化剤を付加し,保冷措置を組み合わせた異常判別可能な精度を持ったデバイスを開発した。これらにより,受診者が安心して利用できる健康管理システムが完成した。
  • 高宮 利恵, 柴田 美保, 木村 亜由美, 真子 謙二郎, 鴛海 良彦, 田北 淳
    2004 年 19 巻 1 号 p. 21-24
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    生活習慣改善フォローアップ健診の取り組みをおこなって5年が経過した。フォローアップ健診受診者は5年間で11,249人(外来3,645人・巡回7,604人)である。特に巡回フォローアップ健診の延びは大きい。これは,生活習慣改善のために,よりよく行動変容ができるよう,保健師など医療従事者による「介入」の機会を増やし,職場における保健支援活動の体制づくりをするために取り組んできた結果である。フォローアップ健診は,受診者個人に行動変容を考える機会と事業所における健康啓発の機会を提供し,健康に対する意識向上に貢献している。
    平成13年度のフォローアップ健診結果とBMIを比較検討した。フォローアップ健診の検査項目の中で,肝機能と糖代謝は,体重の増減で容易に反応することがわかり,これら2項目について体格指数(BMI)と比較することにより,フォローアップ健診が一般健診に比べて,生活習慣の改善にもたらす効果が大であった。その結果BMIを基準範囲内にもっていくことは,生活習慣病の改善に極めて重要であるといえる。
  • 中根 一樹, 松浦 夕子, 武田 厚子, 武田 隆久
    2004 年 19 巻 1 号 p. 25-28
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    “ 免疫ドック”では,免疫担当細胞の細胞傷害活性と亜分類により,発癌や感染症に対する抵抗力がどの程度備わっているかを調べる。また,免疫増強剤,漢方薬,アガリクス茸エキスを添加しin vitroでの免疫賦活効果を測定することで日頃の健康増進(免疫能増強)の参考にして頂くことを目的とする。
    安静時静脈血を無菌的に採取,比重遠心法により末梢血単核細胞(PBMC)を回収。無添加のPBMC(効果細胞:Effecter),薬剤,エキスが添加された7種のPBMCを24時間嫌気培養後,各EffecterとNK感受性のK562(慢性骨髄性白血病細胞)を4時間アッセイ,標的細胞(Target)であるK562をどれだけ攻撃したかをグラフ化。また,モノクローナル抗体でPBMCを染め分け,7種類,9項目の測定・解析。PBMC亜分類と共にEffecter中のNK細胞比を求めることで細胞傷害活性を質的に分析できる。精度管理上,検体を採血後室温保存で5時間以内に分離処理する。K562は,融解後3日以降,5×105cells/ml前後で継代培養されているものを使用。徹底した精度管理,データの分析により細胞レベルの検査が可能となる。今後の予防医学,免疫治療の効果判定,免疫能に関する研究など多方面に有効活用していきたい。
  • 大月 和宣, 森 建太, 高瀬 秀人, 桂木 能久
    2004 年 19 巻 1 号 p. 29-32
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    ジアシルグリセロールを主成分とする食用油の2年間摂取試験をbody mass index(以下BMI)25kg/m2 以上,中性脂肪150mg/dl以上のいずれか一つ以上を満たし試験を終了した60名(男性51名,女性9名)で行った。試験期間中の摂取した総エネルギー量,蛋白質,脂質,炭水化物に有意な変動は認められず,BMI,ウエスト,拡張期血圧,HbA1cの低下およびHDLの上昇が認められた。リスク数が3項目以上の高リスク群において,リスク数の有意な減少が認められた。ジアシルグリセロールの摂取は,食事からの一次予防の有効な手段と期待される。
  • 末田 由紀子, 那須 繁, 山崎 美樹, 船越 健彦, 井手 一馬, 高林 弓子, 小野 一充, 宗 栄治, 山崎 昌典, 吉村 理江, 吉 ...
    2004 年 19 巻 1 号 p. 33-36
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    40歳代の検診発見乳癌におけるマンモグラフィ(MMG),超音波検査(US)の検出率について検討した。40歳代の全発見癌47例における検出率はMMG78.7%,US89.4%,しこりなどを自覚していない無症状例31例における検出率はMMG74.2%,US83.9%,病期0および1期の早期癌症例34例における検出率はMMG76.5%,US88.2%,病期IIおよびIII期の癌症例13例における検出率はMMG84.6%,US92.3%であった。いずれの場合もUSの検出率がMMGよりも高かったが,特に無症状例や早期癌例において高率であった。
    次に,MMG,USそれぞれの非検出癌を検討すると,MMGでは10例中8例が乳腺濃度の高く描出能が低下する,いわゆるdense breast症例で,うち5例は精検でおこなわれたMMGでも全く描出できなかった。一方,USで検出できなかった5例中4例は,非浸潤癌,ないし一部のみ浸潤した乳頭腺管癌症例であった。以上の結果から,40歳代を対象とした人間ドックの乳癌検診においては,USを必ず実施し,非浸潤癌の見逃しを防ぐためにMMGを併用すべきである。
  • 池本 庸, 川口 安夫, 鈴木 正泰, 柚須 恒, 三木 淳, 伊藤 克人, 川村 忠夫
    2004 年 19 巻 1 号 p. 37-40
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    最近17年間にスクリーニングされた健診腎腫瘍例を集計し,スクリーニングを担当した健診施設と治療を担当した泌尿器科の両面から腹部超音波検査で発見される偶発腎腫瘍について解析する。対象は17年間に東急健康管理センターを健診目的で受診し腹部超音波検査を受けた延べ462,831人である。超音波所見上,腎に限局像(疑)のあるものを精査の対象とした。組織診断のついた36例の腎細胞癌が集計された。全例遠隔転移,リンパ節転移の所見を認めず,pTはpT1a 16例,pT1b l9例,pT3a 1例であった。1996年以降はすべて長径4cm以下であった。肉眼的血尿を自覚していた例は1991年発見の1例のみで,顕微鏡的血尿のみられた例は2例あった。治療として腎摘除術が33例に,腎部分切除術が1996年以降3例に行われ,体腔鏡補助下腎摘除術も最近増えていた。一方腎良性腫瘍と診断された例が1993年以降16例みられ,精査にて画像上腎血管筋脂肪腫と診断された例が13例,画像上腎嚢胞と診断された例が2例,組織学的に腎腺腫とされた例が1例みられた。当施設は健診超音波検査での腎細胞癌の発見頻度は高くないが,この17年間でより早期での発見,より低侵襲な治療となっていた。また最近になるほど良性腎腫瘍の発見が増えていた。
  • 我満 衛, 山形 美保, 伊藤 紀恵, 飛田 芳江, 渡辺 良子, 児泉 肇, 大滝 秀穂
    2004 年 19 巻 1 号 p. 41-45
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    男性252名を対象として,全身持久力が動脈硬化危険因子に与える影響を検討した。検討項目は年齢,BMI,推定最大酸素摂取量,収縮期血圧,拡張期血圧,血清中性脂質,血清総コレステロール,HDLコレステロール,および血清総コレステロール,HDLコレステロールから算出した動脈硬化危険指数(RFI)とした。RFIと正相関が認められた項目は,年齢,BMI,収縮期血圧,拡張期血圧,血清中性脂質,血清総コレステロールであった。逆相関が認められた項目は,HDLコレステロール,推定最大酸素摂取量であった。さらに,男性の最大酸素摂取量の維持目標値下限である37ml/分/kgを境界とし,High群とLow群の2群に分類して,各項目における差を検討した。その結果,年齢,BMI,拡張期血圧,血清中性脂質,RFIでLow群がHigh群より有意に高かった。さらに加齢の影響を考慮し、年齢補正したうえで再検討した結果,推定最大酸素摂取量は収縮期血圧,血清中性脂質,血清総コレステロール,RFIとで有意な負の相関が認められた。以上の結果から、全身持久力を一定水準以上に保つことで,動脈硬化危険因子を低減させる可能性が示唆された。したがって,有酸素運動の実施を習慣化して,全身持久力の向上に努めることが,動脈硬化の予防ためにも有用であろう。
  • 福井 敏樹, 桃井 篤子, 安田 忠司, 吉鷹 寿美江
    2004 年 19 巻 1 号 p. 46-50
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    脈波伝播速度は,今まで大動脈脈波伝播速度が主に測定され,動脈硬化との関連があることが知られていたがその測定法がやや煩雑であった。最近四肢血圧同時測定による上腕足首間脈波伝播速度(baPWV)が測定可能となり,その測定法の簡便性からスクリーニングとしての有用性が示唆される結果が多く報告されるようになってきた。我々の施設にて人間ドックを受けたNTT社員においてbaPWVを測定した結果を報告する。対象者は男性1,272名,女性162名の計1,434名。
    動脈硬化の危険因子である,高血圧,糖尿病,高脂血症,肥満を有する数とbaPWVは,危険因子の数に応じて有意に上昇した(p<0.0001)。しかしbaPWVは,年齢,性別などによって影響を受けることが知られており,危険因子間の影響を考慮し,多変量解析を試みると,baPWVを規定する因子として,収縮期血圧,年齢,心拍数性別,体格指数body mass index(BMI),中性脂肪が採択された。その中でも収縮期血圧や脈拍の影響も強くうけることがわかった。さらにBMIはbaPWVに対して負の影響因子として採択された。これらの結果より,baPWVの測定値を解釈する際には,年齢や性別だけでなく,血圧や心拍数に影響されること,肥満では測定値が低くなる可能性があることなどを考慮する必要があると考えられた。
  • 茜 明子, 小松 悦子, 下村 弘治, 前畑 英介, 石坂 裕子, 山門 實
    2004 年 19 巻 1 号 p. 51-54
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    尿蛋白/尿クレアチニン(P/C)比が測定できる全自動尿分析装置クリニテック®アトラスXLによるP/C比(試験紙法)と尿アルブミン排泄指数(albumin excretion index,AEI)とのレベルを比較し,その解離例の病態に注目し検討した。P/C比のクリニテック®アトラスXLによる定性法と定量法の一致率は86.2%と良好な結果が得られた。P/C比とAEIの解離例の病態は高血圧,高脂血症,低アルブミン血症などであり,いずれも脳梗塞や心疾患の合併がみられ,その基本病態に動脈硬化の関与が示唆された。また,P/C比のレベルはAEIに比べ高値で,グロブリン等の蛋白が多量に排泄されている病態を示唆した。
    このようにP/C比はAEIでは補足できない病態把握が可能であり,P/C比とAEIを併用して測定することがより効果的と考えられた。
  • 中村 節子, 川代 昭子, 小林 毅, 葛西 文彦, 野村 俊晴, 斎藤 衣美, 澁谷 直, 山下 靖代, 折戸 比佐子
    2004 年 19 巻 1 号 p. 55-60
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    生活習慣病の危険境界領域にある人を対象に生活習慣改善総合健康管理支援システム“トライ13” を企画し,実施している。13週間の生活改善プログラムに挑戦して,生活習慣病を予防するきっかけを掴んでもらう取り組みである。循環器専門医,保健師,管理栄養士,検査技師,運動療法士によるチームを構成し,医学的検査(要改善項目を個人毎に設定)と負荷心電図,体力測定,及び132項目の生活習慣の質問表を分析し,運動目標及び食生活の改善目標を個人毎に設定して13週間実践する。医学的検査値と生活習慣についてトライ開始前後の変化を確認した。参加者137名の結果,肥満は男67%,女52%が改善,脂質はコレステロールが男77%,女61%,空腹時血糖は男60%,女77%の改善で改善率に男女差がみられた。一方,男女同様の改善率を示した項目が中性脂肪71%,肝機能は概ねGOTが80%,GPTは85%,高γ-GTPは70%前後の改善であった。日常生活の中でのひずみが生活習慣病と直接的に関連し,その危険因子となっていることを知り,その改善に結びつける努力とその継続の意義を自覚することの必要性が13週間の体験により理解されたと思われた。「毎日の暮らしを改善することで生活習慣病予防のきっかけをつかんでもらう」取り組みは,一定の改善効果と手ごたえを得たが今後さらにその効果を蓄積し,検証したい。
  • 吉田 秀夫, 藤井 勝実, 中村 和弘, 深澤 順子, 新海 佳苗, 新井 祥子, 園部 洋巳, 田村 由美子, 花岡 和明
    2004 年 19 巻 1 号 p. 61-65
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    長時間労働を行っている勤労者に対して,人間ドック受診時に記入される問診票を分析することによって,問診票の持つ意義とその活用について検討した。平成14年度に当健康管理センターを受診した男性勤労者4,275名(平均年齢48.5±9.0歳)を対象とした。残業を含めた一日の労働時間から,対象者を12時間以上,8~12時間,8時間以内の3群に分類した。問診票のなかから労働態様,生活形態,嗜好習慣,身体的及び精神的愁訴について18項目を選び,長時間労働者の特徴を解析した。一日12時間以上の勤労者は500名あり,他の2群に比べて,年齢が若く,対人業務が多く,最近の仕事内容の変化でつらくなったと感じている者が多く,一ヶ月あたりの休日数は少なかった(P<0.001)。生活形態では睡眠時間が少なく,定期的運動習慣が少なく,3度の食事がきちんと取れない,寝る前に食事をとる,今も喫煙しているなどの特徴が見られた(p<0.001)。また,自覚的愁訴では体全体がだるい,朝の出勤がつらい,職場での対人関係が悪い,困った時の相談相手がいない,日常生活が楽しく過ごせていないなどの問題を抱える者が多かった(p<0.007)。長時間勤労は脳・心血管疾患の危険因子であることが示されているが,長時間労働者では多くの問題点を抱えており,労働状態や日常生活の把握に,問診表がもつ意義の重要性が改めて示された。
  • 河合 めぐみ, 佐藤 恵, 川嶋 修司, 大城 宏之, 臼田 多佳夫, 吉川 裕之, 大篠 浩
    2004 年 19 巻 1 号 p. 66-70
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    聖隷予防検診センターにおけるヘリコバクターピロリ(H.pylori)除菌治療の現状と今後の展望について報告する。
    まず上部消化管内視鏡検査にて潰瘍の診断と,迅速ウレアーゼテストを行った。除菌治療を先行させた後,潰瘍の深さ,大きさに応じて抗潰瘍薬を投与した。そして再度内視鏡検査を施行し潰瘍治癒を確認した後,尿素呼気試験を施行した。
    2000年11月より,2003年10月までに尿素呼気試験を終了した症例は計193例,平均年齢54.0歳,男性158例,女性35例で,症例のうちわけは胃潰瘍73例,十二指腸潰瘍91例,両潰瘍合併29例であった。除菌成功率は85.5%で,副作用は下痢が最も多かったが,いずれも軽度であった。
    アルコールや喫煙の生活習慣と,除菌治療の成功率とは相関を認めなかった。
    除菌成功後の潰瘍再発率は3.2%と非常に低率であったが,除菌失敗後の潰瘍再発率は47.4%と高率であった。
    除菌治療は,成功すると潰瘍再発が少ないため,有効な治療法である。しかし,失敗すると再発率が47.4%と高率であった。潰瘍はストレスやアルコール,喫煙などの因子も関与するが,基本的に主因はH.pyloriであることを再認識した。1日も早い2次除菌治療法が確立され,保険適応になることが望まれる。
  • 服部 外志之, 瀧 智行, 井上 貴夫, 河原崎 富強, 小田 雄一, 中澤 三郎, 芳野 純治, 乾 和郎, 山瀬 裕彦
    2004 年 19 巻 1 号 p. 71-75
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    消化性潰瘍や胃がんと関連の深いヘリコバクターピロリ(H.pylori)感染の有無を知るため非侵襲性の尿素呼気試験を人間ドックや健診への適用を図るために研究した。人間ドックを含めた当病院受診者に検査前に呼気を採取し次いで13C尿素100mg を服用させ20分後に呼気を採取する。得られた呼気を赤外線分光分析装置にで13Cを測定し,前後の変化量を算出して2.5%以上をH.pylori陽性と判定した。男369例,女103例合計472例に尿素呼気試験を実施し,陽性例は男353例,陽性率は95.7%であり,女は93例が陽性で陽性率は90.3%であった。合計446例が陽性で94.5%の陽性率であった。疾患別陽性率は胃潰瘍が男96.2%,女91.8%,十二指腸潰瘍が男94.8%,女94.1%であった。除菌治療による陰性例は383例,85.9%の陰性率であった。疾患別陰性率は胃潰瘍で男が85.2%,女が93.3%であり十二指腸潰瘍では男が84.5%,女が87.5%であった。胃がんについては15例中13例,86.7%の陽性率であった。胃・十二指腸潰瘍とH.pyloriとの関連および胃がんとの関連においても萎縮性胃炎,腸上皮化生を通して明らかとなっている今,人間ドックや健康診断の場においてもH.pyloriの診断はX線造影検査や内視鏡検査とともに上部消化管検査に簡便で必要な検査と考えられる。
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