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クエリ検索: "エゾマツ"
3,195件中 1-20の結果を表示しています
  • *土居 拓務
    木材利用システム研究
    2024年 10 巻
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/09/28
    会議録・要旨集 フリー
  • 後藤 晋
    森林遺伝育種
    2014年 3 巻 3 号 133-135
    発行日: 2014/07/25
    公開日: 2020/07/13
    ジャーナル フリー
  • *杉田 久志, 金指 達郎, 高橋 誠
    日本生態学会大会講演要旨集
    2004年 ESJ51 巻 O2-W11
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/07/30
    会議録・要旨集 フリー
     早池峰山には南限のアカ
    エゾマツ
    集団があり、最終氷期以降の植生変遷の過程で衰退してわずかに残った遺存林として学術的に貴重であることから天然記念物、自然環境保全地域として保護されている。しかし、1948年の土石流被害を免れた中州状の成熟林分ではアカ
    エゾマツ
    はキタゴヨウ、コメツガ、ヒバと混交し、アカ
    エゾマツ
    の稚樹がほとんどみられないことが報告されている。一方、土石流跡地ではそれらの樹種と混交してアカ
    エゾマツ
    の更新樹が多数みられる。アカ
    エゾマツ
    の存続を考える上で重要なそれらの樹種との競合関係を明らかにするため、中州地の成熟林分に40m四方の、土石流跡地の更新林分に10m×50mのプロットを設置し、林分構造を解析した。

     土石流被害を免れた成熟林分では、林冠層で最も優占しているのはキタゴヨウであり、アカ
    エゾマツ
    がそれに次いだ。亜高木層ではコメツガが圧倒的に優占し、低木層ではヒバが優占した。アカ
    エゾマツ
    の稚樹は閉鎖林冠下、ギャップともに少なく、アカ
    エゾマツ
    の更新はあまり期待できない。次世代の森林は、コメツガの、さらにはヒバの優勢なものへと移行していくと推察される。一方、土石流跡地の更新林分ではキタゴヨウとアカマツが最も成長が良く、それに次いでダケカンバ、ウダイカンバ、ナナカマド、アカ
    エゾマツ
    などが林冠層を形成していた。アカ
    エゾマツ
    はこれらの樹種と競合しながら林冠構成樹種として存続していくと考えられる。

    土石流は、コメツガやヒバへの植生遷移のトレンドをリセットするとともに、鉱質土層の露出した更地を形成し、落葉・腐植に覆われた地表では稚樹の定着が困難なアカ
    エゾマツ
    に更新場所を提供する。一定の期間を置いて繰り返し発生した土石流による破壊とその後の再生のなかでこのアカ
    エゾマツ
    集団が維持されてきたと考えられる。
  • 逢沢 峰昭
    森林遺伝育種
    2013年 2 巻 3 号 104-108
    発行日: 2013/07/25
    公開日: 2020/07/13
    ジャーナル フリー
  • 田邊 純
    森林遺伝育種
    2021年 10 巻 2 号 90-94
    発行日: 2021/04/25
    公開日: 2021/05/01
    ジャーナル フリー
  • 田村 明
    森林遺伝育種
    2013年 2 巻 2 号 67-68
    発行日: 2013/04/25
    公開日: 2020/07/13
    ジャーナル フリー
  • 後藤 晋
    森林遺伝育種
    2019年 8 巻 4 号 164-166
    発行日: 2019/10/25
    公開日: 2019/10/26
    ジャーナル フリー
  • *野村 敏江, 河野 樹一郎, 佐々木 尚子, 高原 光, 柴田 英昭, 植村 滋, 北川 浩之, 吉岡 崇仁
    日本生態学会大会講演要旨集
    2005年 ESJ52 巻 P2-053
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/03/17
    会議録・要旨集 フリー
    北大雨龍研究林内に広がる泥川湿原は,針広混交林が成立する山地に囲まれ,湿原内にはササを伴うアカ
    エゾマツ
    林とヤチダモを主とする落葉広葉樹林がモザイク状に分布している.本研究では,アカ
    エゾマツ
    林の分布拡大の過程を検討するため,表層堆積物21点と堆積物コア4点を採取し,花粉及び植物珪酸体分析を行った.
    表層堆積物から検出されたコナラ属(Quercus),トウヒ属(Picea)及びトネリコ属(Fraxinus)花粉は,それぞれ湿原外の周辺山地に生育するミズナラ,湿原内に多いアカ
    エゾマツ
    及びヤチダモに由来すると考えられる.そこでコナラ属に対するトウヒ属とトネリコ属花粉の計数比(P/Q,F/Q)を求めた.その結果,アカ
    エゾマツ
    林内ではP/Q=0.4以上,F/Q=0.1-0.2,アカ
    エゾマツ
    林と落葉広葉樹林の移行帯ではP/Q=0.2-0.4,F/Q=0.2-0.3,落葉広葉樹林内ではP/Q=0.1-0.2,F/Q=0.3以上となった.
    コア試料の分析結果では,全地点に共通して,ササ型珪酸体の出現後,マツ科型珪酸体とトウヒ属花粉が出現する傾向が見られた.次に,植生を判別する指標として,各深度におけるP/Q及びF/Qを求めたところ,アカ
    エゾマツ
    林内の堆積物では,深度約20cm以深でP/Q=0.1以下,F/Q=0.1-0.2を示し,以浅でP/Q=0.7-1.1,F/Q=0.05-0.1を示した.移行帯の堆積物では,30cm以深でP/Q=0.01-0.1,F/Q=0.9-4.1を示し,以浅でP/Q=0.2-0.5,F/Q=0.3-0.6を示した.以上の結果から,当調査地ではアカ
    エゾマツ
    の侵入以前からササが存在し,特に移行帯ではヤチダモが優勢な落葉広葉樹林へアカ
    エゾマツ
    が侵入していったと推察された.
  • 逢沢 峰昭
    森林遺伝育種
    2017年 6 巻 4 号 160-165
    発行日: 2017/10/25
    公開日: 2020/04/22
    ジャーナル フリー
  • 沖津 進
    植生史研究
    1999年 7 巻 1 号 3-10
    発行日: 1999年
    公開日: 2021/06/16
    ジャーナル オープンアクセス
    サハリン最北端のシュミット半島で,
    エゾマツ
    林,グイマツ林の森林構造や両種の樹種の樹形,成長を調査し,シュミット半島での2種の共存条件を考察した。さらに,最終氷期の北海道で両樹種がどのように共存していたかを推定し,後氷期におけるグイマツの消滅要因について展望した。シュミット半島の
    エゾマツ
    の成長速度は最小限近くにまで落ち込んでいた。
    エゾマツ
    とグイマツの共存条件は,
    エゾマツの成長が最小限近くにまで落ち込んでいてエゾマツ
    林成立可能適地が狭まっていること,および,山火事などの攪乱が頻繁に起こり,開放地が出現することであった。最終氷期の北海道北部では,極相期および晩氷期最末期を中心に,
    エゾマツ
    と共にグイマツが量的に多く分布していたが,両種の共存条件は二つの時代で異なっていた。極相期にはグイマツ林も
    エゾマツ
    林も共にある程度まとまって分布し,樹冠面積合計は少なくとも0.5 ha/ha程度には達してかなり発達した森林であったと推察された。グイマツ林が
    エゾマツ
    林と共に発達した原因として,現在よりも乾燥条件が著しかったことが挙げられた。晩氷期最末期は,
    エゾマツ
    林からグイマツ林,ミズナラ林へと移り変わった。この変化には,最終氷期から後氷期にかけての温暖化と攪乱環境の増大が関与していると考えられた。後氷期にグイマツが北海道から消滅した原因は,温暖化と攪乱環境の増大に伴い,ミズナラなどの落葉広葉樹が著しく増加したことにあると推察された。
  • 大友 玲子, 原田 洸
    日本林學會北海道支部講演集
    1971年 19 巻 113-115
    発行日: 1971/03/02
    公開日: 2018/04/04
    ジャーナル フリー
    (1)トドマツでは当年葉のN, K_2O濃度と樹高および当年伸長量の間で正の相関関係の傾向が認められたが,P_2O_5濃度と生長の関係はみられなかった。
    エゾマツ
    では当年葉のN濃度と樹高および当年伸長量の間で正の相関関係が認められたが,K_2O, P_2O_5濃度と生長の関係はみられなかった。アカ
    エゾマツ
    ではいずれの養分濃度も生長との間に関係がみられなかった。(2)当年葉の養分濃度を樹種別にみると,Nはトドマツ,
    エゾマツ
    >アカ
    エゾマツ
    P_2O_5は
    エゾマツ
    >トドマツ>アカ
    エゾマツ
    K_2Oは,トドマツ,
    エゾマツ
    >アカ
    エゾマツ
    >の傾向がみられる。(3)以上の結果を既往の養分吸収に関する試験結果と比較検討し,これら3樹種の中ではトドマツは養分要求度が高く,アカ
    エゾマツ
    は養分要求度が低く,
    エゾマツ
    はその中間に位するものと考察した。
  • 門松 昌彦, 金子 潔, 有倉 清美, 市川 一, 車 柱榮
    日本林学会誌
    2001年 83 巻 4 号 347-350
    発行日: 2001/11/16
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    林齢11年のアカ
    エゾマツ
    産地系統別植栽地において病虫害と気象害の複合被害と思われる枝枯れ, 針葉黄変が発生した。植栽木の被害程度と樹高を調べ, この被害に対する産地系統変異を検討した。植栽地全体としては, 被害程度が激しい個体ほど樹高が低い傾向にあった。一方, 被害程度は母樹系統によっても異なっていた。その要因が樹高にあるかどうかを検討したところ, 平均樹高と被害程度とに関係がない系統がいくつかみられた。被害原因の特定は今後の課題であるが, 本被害に対する感受性系統が存在する可能性が示唆された。なお, 産地内系統間で被害程度の差異が大きく, 産地と被害との関係は明瞭ではなかった。
  • 沖津 進
    植生史研究
    2002年 11 巻 1 号 3-12
    発行日: 2002年
    公開日: 2021/06/16
    ジャーナル オープンアクセス
    最終氷期の本州に分布していた,チョウセンゴヨウ,
    エゾマツ
    ,バラモミ節樹木の針葉樹と落葉広葉樹との針広混交林の成立にはたすチョウセンゴヨウの生態的役割を考察した。最終氷期の本州では,チョウセンゴヨウやバラモミ節樹木が現在よりも豊富に分布し,チョウセンゴヨウ-落葉広葉樹混交林が低標高域を中心に広く分布していた。最終氷期の針広混交林の成立にはたすチョウセンゴヨウの生態的役割を理解するために,シホテ-アリニ山脈北部アニュイ川流域の現生針広混交林でチョウセンゴヨウと主要混交樹種との種間関係を整理した。そこでは,チョウセンゴヨウが介在することによって落葉広葉樹の分布が抑制され,チョウセンゴヨウ-落葉広葉樹混交林が卓越し,チョウセンゴヨウ-
    エゾマツ
    林が落葉広葉樹林域にまで広がっていた。さらに,バラモミ節樹木の生態的性質を理解するために,北海道阿寒湖畔の現生針葉樹林における本節のアカ
    エゾマツとエゾマツ
    の樹形と樹高成長を比較した。湿潤立地では,
    エゾマツはアカエゾマツ
    を凌駕して優占するが,乾燥立地では,アカ
    エゾマツはエゾマツ
    と混交した場合でも一定の優占度を確保することが明らかとなった。最終氷期には,チョウセンゴヨウは,種間関係を通じて落葉広葉樹の分布を抑制し,
    エゾマツ
    およびバラモミ節樹木の分布量が増加する方向に作用し,最終氷期の針広混交林の成立に対して大きな生態的役割を果たしていたと考えられる。
  • 北の大地の長期試験観測研究
    塩出 晏弓
    森林立地
    2025年 67 巻 1 号 19-23
    発行日: 2025/06/25
    公開日: 2025/07/23
    ジャーナル 認証あり
  • 後藤 晋, 尾張 敏章, 小川 瞳, 木村 徳志, 福岡 哲, 宅間 隆二, 犬飼 慎也, 高橋 功一, 佐々木 尚三
    森林遺伝育種
    2015年 4 巻 1 号 1-6
    発行日: 2015/01/25
    公開日: 2020/07/13
    ジャーナル フリー

    近年、裸苗と比べて植付け効率が良く、活着率も高いとされるコンテナ苗が注目されている。しかし北海道に自生する針葉樹は初期成長が遅く、林床が厚くササ類に覆われているため、コンテナ苗が裸苗と同等以上の生残率や成長を示すかどうかを確認する必要がある。本研究では、

    エゾマツ
    を対象に、4年生コンテナ苗と2種類の方法で育成した3年生コンテナ苗、7年生裸苗を2010年秋と2011年春に植栽し、植栽後3年間の生残、樹高、地際直径を調査した。2種類の3年生コンテナ苗は、4年生コンテナ苗や裸苗と比較して、調査期間にわたり、生残率が低く、成長量も小さかった。3年後の生残率は、4年生コンテナ苗と裸苗の間に有意差がなかった。樹高成長量と直径成長量については、1生育期目と2生育期目では4年生コンテナ苗と裸苗が同等の値を示したが、3生育期目には裸苗の方が4年生コンテナ苗よりも大きくなった。

  • 高橋 康夫, 後藤 晋, 笠原 久臣, 犬飼 雅子
    日本林学会誌
    2002年 84 巻 3 号 184-187
    発行日: 2002/08/16
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    北海道富良野市の東京大学北海道演習林において, 人工的に凸•平•凹部の三つの微地形を設定した地はぎ処理を1979年8月に行い, 各微地形における
    エゾマツ
    実生の発生定着を22年間にわたり調査した。地はぎ処理を行った翌年の秋までに発生定着した
    エゾマツ
    実生の数は微地形によって有意に異なり, 他の微地形に比べて平部で少なかった。凹部では最初多くの
    エゾマツ
    実生が発生したが, その後急激に減少し, 最終的な調査である22年目に残存していたのはごくわずかであった。この要因は, 暗色雪腐れ病菌が多く存在するリター層が凹部に堆積し,
    エゾマツ
    実生が暗色雪腐れ病に感染したためであると考えられた。本調査地では, 地はぎ処理から22年目の現在でも, 十分な量の
    エゾマツ
    後継樹が確保されており,微地形を設定した地はぎ処理は
    エゾマツ
    天然更新の補助作業として有効であると考えられた。現在の
    エゾマツ
    は, 混交したダケカンバの被陰下にあるため, ダケカンバの密度管理が今後の課題である。
  • *宮本 敏澄, 来田 和人, 星野 保
    日本菌学会大会講演要旨集
    2008年 52 巻 S3-5
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/07/21
    会議録・要旨集 フリー
    暗色雪腐病菌(Racodium therryanum THUEM)は通常,林床の腐食層に生息し低温,多湿の積雪環境下で活発に活動する。本菌はこれまでに有性世代が発見されておらず無胞子菌糸体のみが知られている。北海道においてはトドマツや
    エゾマツ
    などの針葉樹の他に広葉樹の種子,稚苗に感染し枯死に至らしめることから,森林の更新阻害要因として注目されている。道内では広い範囲に分布すると推定されているものの地域的な変異についてその詳細は明らかになっていない。そこで本研究では,本菌の病原性の違いや遺伝的な地域的変異について明らかにすることを目的とした。  北海道内の5地点で,
    エゾマツ種子を冬期間にエゾマツ
    の林床に設置し,春に回収して暗色雪腐病菌を分離・採集した。さらに1地点からは苗畑のアカ
    エゾマツ
    の稚樹葉部から採集した。苗畑産は1系統,その他5産地は2系統ずつの暗色雪腐病菌についてITS1fとITS4でrDNAの5.8Sを含むITS領域のシーケンスを行った結果、各産地内では塩基配列は289bp中で2塩基が異なる99.3%相同から100%一致した。各産地間でも塩基配列に大きな差はなく,最大でも4塩基の違いにより98.6%相同であった。RAPDおよびISSR-PCR解析の結果では産地間で遺伝的に異なる系統が生息しており、少なくとも3つのクラスタに分かれることが明らかになった。病原性の比較は,シャーレ内で予め本菌を蔓延させた上に表面殺菌処理をした
    エゾマツ
    の種子を播種し,0℃で一定期間培養した後に種子活性試験を行うことで評価した。本菌を採集した5産地と同じ地点から採集した各5産地由来の
    エゾマツ
    種子と総当たり組み合わせで感染させた。その結果,全ての産地の
    エゾマツ
    種子に対して,活性喪失をもたらす効果すなわち病原性の強い系統と,逆に弱い系統が認められた。これはDNA解析によるクラスタと一致した。
  • 勝木 俊雄, 井出 雄二, 倉橋 昭夫, 鈴木 和夫
    日本林学会誌
    1993年 75 巻 4 号 367-371
    発行日: 1993/07/01
    公開日: 2008/12/18
    ジャーナル フリー
    Trees showing intermediate morphological characteristics between Picea glehnii MAST, and Picea jezoensis CARR. occur in natural forests in Hokkaido, Japan. Their allozyme variations were analyzed by electrophoresis. By the analysis of 14 enzyme systems for artificial hybrids of P. glehnii and P. jezoensis, we detected one locus for glycerate-2-dehydrogenase (G2DH) and one locus for glutamate dehydrogenase (GDH) respectively. P. glehnii and P. jezoensis in a natural forest had different genes at Gdh. The intermediate individuals could be divided into Types A and B by morphological characteristics. Type A individuals had genes from both populations of P. glehnii and P. jezoensis. It suggested that Type A individuals are the F1 hybrids between these two species. Type B individuals had no genes from the population of P. glehnii, but had only genes from the population of P. jezoensis. Therefore Type B individuals were not confirmed as hybrids by this analysis.
  • 石橋 聰, 古家 直行, 鷹尾 元, 髙橋 正義, 佐々木 尚三
    森林総合研究所研究報告
    2022年 21 巻 3 号 239-245
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/05
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

    北海道東部弟子屈はおおむね横ばい傾向を示し、成長量と枯損量がほぼ釣り合っていた。一方、広葉樹を主体に立木本数は増え、直径階本数分布は逆J字型が強まった形状に変化していた。これらのことから、本林分のような老齢林では、長期間林分材積が一定の水準で推移して安定しているようにみえても、その内部では樹種構成や林型といった林分構造に変化が起きていることが示された。

  • 飯塚 和也, 生方 正俊, 坂本 庄生
    日本林学会誌
    2001年 83 巻 1 号 53-57
    発行日: 2001/02/16
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    アカ
    エゾマツ
    の成長および容積密度数について,北海道の各産地間の差および地理的変異を検討するため,樹高,胸高直径および生存率で3カ所,容積密度数で1カ所の産地試験地を調べた。分散分析の結果,樹高と胸高直径で,産地間に有意差が認められたが,生存率では,産地間に有意差が認められなかった。苫小牧試験地の12産地については,産地の標高とそれぞれの次代の樹高との間には,有意な負の相関が示された。3カ所の試験地に共通した5産地の樹高と胸高直径では,標高が最も高い大雪産の成長が最も遅かった。一方,容積密度数には,産地間差が認められた。標高の最も高い丸瀬布産の容積密度数が,最も高い値を示した。また,1検定の結果,脊梁山脈の西部地域の容積密度数が,東部地域に比べて有意に低かった。以上の結果から,アカ
    エゾマツ
    の種苗の配布地域には,母樹の標高および東西地域における特徴を考慮することが重要であると示唆された。
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