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クエリ検索: "スピーゲル"
300件中 1-20の結果を表示しています
  • 森岡 広嗣, 三木 明寛, 福山 啓太, 石川 順英
    日本腹部救急医学会雑誌
    2012年 32 巻 7 号 1217-1219
    発行日: 2012/11/30
    公開日: 2013/03/08
    ジャーナル フリー
    スピーゲル
    ヘルニアは,腹壁ヘルニアの0.12~2.0%にみられる比較的まれな疾患である。症例は75歳,男性。突然の左下腹部痛で近医を受診し,CT検査で腹壁ヘルニア嵌頓と診断され当院に紹介された。非観血的に還納できず,
    スピーゲル
    ヘルニア嵌頓の診断で緊急手術を施行した。ヘルニアは,
    スピーゲル
    腱膜から内腹斜筋にかけて形成された,ヘルニア門に嵌頓していた。還納後,ウルトラプロヘルニアシステム(UHS)を用いたヘルニア修復術を行った。Underlay patchを腹横筋と
    スピーゲル
    腱膜および腹直筋の背側面に展開し,onlay patchを内腹斜筋と
    スピーゲル
    腱膜,および腹直筋上に固定した。術後疼痛は軽微であり,light-weight large pore meshであるUHSは,形状および材質面で,
    スピーゲル
    ヘルニアの修復に有用であると考えられた。
  • 吉澤 一貴, 好沢 克, 高見澤 滋, 畑田 智子, 澁谷 聡一
    日本小児外科学会雑誌
    2015年 51 巻 4 号 828-831
    発行日: 2015/06/20
    公開日: 2015/06/20
    ジャーナル フリー
    症例は8 か月の女児.出生時に左側腹部の膨隆に気づかれ,精査加療目的で当院へ救急搬送となった.左側腹部に5 cm 大の腹壁の膨隆を認めたが,用手的圧迫で容易に還納された.腹部超音波検査で筋層の欠損と腸管の脱出を認め,脱出部位よりSpigel ヘルニアと診断した.消化管の通過障害を認めなかったため,体重増加を待って生後8 か月で手術を行った.腹直筋外縁のSpigel 腱膜より脱出するヘルニア囊を認め,ヘルニア門は5×3.5 cm で,ヘルニア内容は主に横行結腸であった.ヘルニア囊を切除し,メッシュを使用することなく腹直筋外縁と腹横筋・内腹斜筋・外腹斜筋とを2-0 Vicryl® を用いて結節縫合してヘルニア門を閉鎖した.術後経過は良好で,手術から1 年経った現在も再発を認めていない.腹壁が脆弱な新生児期での手術を避け体重増加を待つことは,手術時期を検討する上で1 つの選択肢になり得ると思われた.
  • 藤野 恒三郎, 赤木 正志, 荻野 開作
    皮膚
    1959年 1 巻 4 号 431-435
    発行日: 1959年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 菅 淳, 瀬山 厚司, 松野 祐太朗, 末廣 祐樹, 井口 智浩, 井上 隆
    日本外科系連合学会誌
    2017年 41 巻 6 号 1017-1021
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/12/30
    ジャーナル フリー

    スピーゲル
    ヘルニアは,腹直筋外縁より発生する腹壁ヘルニアで,全腹壁ヘルニアの0.1~2%と稀な疾患である1).今回われわれは,
    スピーゲル
    ヘルニアに対して,腹腔内オンレイメッシュ法による腹腔鏡下ヘルニア修復術を2ポートで施行したので報告する.症例は84歳,男性.右下腹部痛・嘔吐を主訴に来院.腹部CT上,右腹直筋外縁より小腸の脱出とイレウスの所見を認めた.右側
    スピーゲル
    ヘルニア嵌頓と診断し,用手的に還納後,待機的に腹腔鏡下修復術を施行した.手術は2ポートで施行され,右腹直筋外縁のヘルニア門を中心に半吸収性デュアルフェイスメッシュを展開し,吸収性タッカーで全周性に固定した.手術時間は59分.術後経過良好で,現在のところ再発は認められない.

  • 菊池 良巳, 塩谷 浩一, 脇若 弘之, 山田 一
    日本応用磁気学会誌
    1998年 22 巻 4_2 号 689-692
    発行日: 1998年
    公開日: 2007/06/29
    ジャーナル オープンアクセス
    In recent years, sensors have come to require high resolution and accuracy because of the progress of control technology. Magnetic encoders are widely used in servo motors in factory automation, because of their suitability for use in difficult environments. Research on efficiency tends to favor the use of a magnetic simulation method. However, this requires complex calculations and much time. Therefore, a simplified simulation method has been developed and used. In this paper, to obtain an ideal index phase signal, a new magnetization pattern is proposed and calculated by using the developed simulation method, named the superposed magnetizing method. The experimental results showed that by expanding the detection gap it is possible to obtain a highly accurate index phase signal.
  • 杉山 史剛, 川瀬 義久, 大河内 治, 松下 英信, 澤木 康一, 荘加 道太
    日本臨床外科学会雑誌
    2017年 78 巻 12 号 2777-2781
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/06/30
    ジャーナル フリー
    症例1は47歳,女性.主訴は右下腹部膨隆.腹部CTにて右腹直筋外縁に腹壁の欠損と脂肪組織の脱出を認めSpigelianヘルニアと診断し,TAPP法による腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した.症例2は71歳,女性.主訴は右下腹部膨隆.腹部CTにて右腹直筋の外側に腹壁の欠損と腸管の脱出を認めた.Spigelianヘルニアと診断しTAPP法による腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した.症例3は64歳,女性.主訴は右下腹部膨隆.腹部CTにて右腹直筋外側に腹壁の欠損と腸管の脱出を認めSpigelianヘルニアと診断し,TAPP法による腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した.いずれの症例も術後合併症は生じず,観察期間中の再発は認めていない.Spigelianヘルニアの腹腔鏡下手術の報告例は少なく,若干の文献的考察を加え報告する.
  • 中島 紳太郎, 諏訪 勝仁, 北川 和男, 山形 哲也, 岡本 友好, 矢永 勝彦
    日本消化器外科学会雑誌
    2010年 43 巻 4 号 454-459
    発行日: 2010/04/01
    公開日: 2011/12/27
    ジャーナル フリー
     症例は54歳の女性で,2001年9月に当院で右側
    スピーゲル
    ヘルニアに対して修復術を施行した.2007年9月に左中腹部膨隆を主訴に当科を受診した.身体所見上,左中腹部に腹圧にて出現する膨隆を触知し圧痛は認めなかった.還納は容易であり,直径2 cm大のヘルニア門を触診した.前回手術痕は右側対称に認められた.CTでは左腹直筋外縁に腹腔内から皮下に脱出するヘルニア嚢を認めた.以上より,左側
    スピーゲル
    ヘルニア異時性発症と診断し,待機的に全身麻酔下で手術を施行した.ヘルニア門は直径1.5×1.5cm大で,腹直筋と内外腹斜筋および腹横筋間の癒合が完全欠損したタイプであった.Composix® Kugel® patchを用いて修復を行った.術後経過は良好で,第8病日に退院した.術後15か月が経過し,再発は認めていない.今回,我々は非嵌頓異時性両側
    スピーゲル
    ヘルニアの1例を経験したので,文献的考察を含め報告した.
  • 谷山
    鐵と鋼
    1920年 6 巻 4 号 387-393
    発行日: 1920/04/25
    公開日: 2009/05/26
    ジャーナル フリー
  • 竹内 義夫, 鈴木 淳子, 米田 敏
    AUDIOLOGY JAPAN
    1994年 37 巻 4 号 295-299
    発行日: 1994/08/31
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    正常聴力者60名について測定した気骨導差を調査した結果以下の結論を得た。 正常聴力者の気骨導差が±5dBの範囲に入る率は前額骨導で約60%, ±10dBで約85%である。 乳突部骨導は前額より約5%小さい。 したがって伝音障害判定基準は従来の常識的な気骨導差の値より大きくする必要がある。 聴力正常者の気導と骨導閾値の相関係数について検討した結果, 伝音系正常者の気骨導差は個人個人についても0dBであるという俗説は成立しないことを確認した。
  • 中島 啓吾, 安田 淳吾, 丸口 塁, 古川 賢英, 柴 浩明, 矢永 勝彦
    日本外科系連合学会誌
    2019年 44 巻 5 号 1010-1013
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/10/31
    ジャーナル フリー

    患者は77歳,女性.右下腹部膨隆を主訴に当院を受診した.腹部CTで二カ所のヘルニア門を認め,右Spigelヘルニア,右鼠径ヘルニア合併の診断で手術を施行した.両ヘルニア門は近接しており,1枚のダイレクトクーゲルパッチで同一創から修復した.現在術後1カ月であるが,再発は認めていない.今後,高齢化とともにSpigelヘルニアは増加し,鼠径ヘルニアとの合併例も増加していくことが予想され,術前の正確な診断や治療が重要である.本法は1枚のメッシュで修復でき,簡便で有用な方法であると考えられた.

  • 塩井 義裕, 川村 秀司, 菅野 公徳
    日本消化器外科学会雑誌
    2011年 44 巻 10 号 1340-1345
    発行日: 2011/10/01
    公開日: 2011/10/25
    ジャーナル フリー
     今回,我々は
    スピーゲル
    ヘルニア(Spigelian hernia;以下,SHと略記)の症例に対し,Composite meshを用いた腹腔鏡下ヘルニア修復術を行った症例を経験したので報告する.症例は88歳の女性で,右下腹部の膨隆と痛みを主訴に受診した.腹部CTと腹部エコー検査で右腹直筋外縁に脱出する腸管を認め,ヘルニア門は約2cmであった.SHと術前診断し,腹腔鏡下ヘルニア修復術を行った.右腹直筋外側の
    スピーゲル
    腱膜部にヘルニア嚢を認め,直視下にSHと診断した.ヘルニア門を覆うようにComposite meshをあて,22個のタックでmeshの辺縁を腹壁に固定した.Composite meshを用いた腹腔鏡下ヘルニア修復術は,術中確定診断が可能で,低侵襲でありmesh関連の合併症が少ないことから,高齢者に多くみられるSHに対する良い適応である.
  • 多賀 亮, 豊田 英治
    日本外科系連合学会誌
    2020年 45 巻 2 号 168-174
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/24
    ジャーナル フリー

    症例1は70歳女性.主訴は左下腹部と右鼠径部膨隆.CT検査で,左腹直筋外縁の腹壁欠損と脂肪織脱出,右鼠径部から脂肪織脱出を認めた.左Spigelianヘルニア,右鼠径ヘルニアと診断し,腹腔鏡下でメッシュによる修復を行った.症例2は91歳女性.左下腹部痛を主訴に受診.腹部エコー検査,CT検査で,左腹直筋外縁に腹壁欠損と腸管脱出を認めた.左Spigelianヘルニアと診断し,腹腔鏡下でメッシュによる修復を行った.症例3は68歳男性.主訴は右下腹部膨隆.CT検査で,右腹直筋外縁に腹壁の菲薄化を認めた.Spigelianヘルニアと診断し,前方アプローチでメッシュによる修復を行った.いずれも手術関連合併症なく,観察期間中の再発はない.Spigelianヘルニアは稀な疾患であり,治療法が確立していない.最近ではメッシュによる修復が標準であり,さらに診断・治療の面から,腹腔鏡を用いた術式が有用と考える.

  • 臼木 恒雄, 寺野 隆雄, 中村 秀治, 栗原 千鶴子
    土木学会論文集
    1990年 1990 巻 416 号 295-302
    発行日: 1990/04/20
    公開日: 2010/08/24
    ジャーナル フリー
    Characteristic equations, such as stability equation and frequency equation in structural mechanics, are often reduced to transcendental equations, and the practically usable solver of the equations is anticipated.
    Although the DKA (Durand-Kerner-Aberth)-scheme is already established as a solution method of high order algebraic equations and appraised high in the field of numerical analyses, the scheme has been considered not to be applicable to transcendental equations. However, further improving a solver which one of the authors discussed and expanded the DKA-scheme earlier, the authors succeeded to obtain good solutions of transcendental equations in specified domain with sufficient accuracy.
    In this paper, the authors wish to describe the algorithm and the numerical examples of the proposed transcendental equation solver.
  • 平出 貴乗, 武田 真, 東 幸宏, 小路 毅, 丸尾 啓敏, 米川 甫
    日本臨床外科学会雑誌
    2011年 72 巻 9 号 2442-2447
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/03/25
    ジャーナル フリー
    腹壁ヘルニアの中でも稀な疾患であるSpigelヘルニアに外鼠径ヘルニアを合併した症例に対してクーゲルパッチ(Bard社)を腹膜前腔に用いることで両ヘルニアを補修した.症例は66歳女性.左下腹部痛を主訴に当院受診.腹部CT検査にて腹直筋外側より突出する脂肪織の脱出を認め,Spigelヘルニアと診断し手術を行った.外腹斜筋腱膜を開くと腹膜前脂肪に覆われたヘルニア嚢を確認した.腹膜前腔の剥離時に外鼠径ヘルニアを偶然発見したため,同一創にて両ヘルニア嚢を高位結紮後クーゲルパッチにて一括に補修した.現在術後6カ月であるが再発なく外来通院中である.Spigelヘルニアの後天的要因として妊娠,腹圧上昇などが考えられており,鼠径ヘルニアの原因にもあてはまる.高齢化に伴い合併症例の増加も考えられ,術前・術中の詳細な検索が必要と考えられた.
  • 中村 威, 島田 理子, 千葉 斉一, 有澤 淑人, 橋本 光正
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2013年 55 巻 4 号 1484-1487
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/05/21
    ジャーナル フリー
    Spigelヘルニアは比較的まれな腹壁ヘルニアである.今回,われわれは腹腔鏡で修復し得たSpigelヘルニアの1例を経験したので報告する.症例は82歳の女性.嘔気,嘔吐を主訴に当院受診した.イレウス像を呈し,CTでSpigelヘルニア嵌頓と診断した.イレウスチューブを挿入した上で手術を施行した.腹腔鏡下手術でヘルニア門を単純閉鎖して修復し得た.術後経過は良好で術後5日目に退院した.
  • 坂本 はと恵, 池田 公史, 尾阪 将人, 上野 誠, 岸和田 昌之, 井岡 達也, 花田 敬士, 古川 正幸, 藤本 佳史, 奥坂 拓志
    膵臓
    2020年 35 巻 2 号 107-114
    発行日: 2020/04/30
    公開日: 2020/07/09
    ジャーナル フリー

    【目的】2018年11月に開催した「第8回膵がん教室ワークショップin柏の葉」において,膵がん教室のあり方検討を行うにあたり,その基礎資料としてアンケート調査を行ったので報告する.【方法】膵がん教室を開催する主要9施設を対象とし,自記式質問用紙を用いて調査を実施した.【結果】膵がん教室開催の意義として,①患者・家族と医療従事者の関係向上や治療への意欲の向上,②開催形式や開催頻度に関わらず,教室に関わる多職種の相互理解ならびに教育の一助となっていることが確認された.また教室開催の課題として,①疾患や病期による対象患者の選定,②教室全体の開催時間や時間配分,③医療従事者の運営スキルや協力体制の拡大・維持が確認された.【結論】各施設がボランティアで実施している膵がん教室を長期に継続していくためには,教室参加者を対象とした前向きな研究を行い,有用性を明らかにすることが必要である.

  • 倉橋 淑子
    サイコアナリティカル英文学論叢
    1991年 1991 巻 14 号 1-19
    発行日: 1991年
    公開日: 2011/03/11
    ジャーナル フリー
    The Rose Garden' in T. S. Eliot is his goal which he struggled to form all through his life. He had been in a state of spiritual darkness for a long time, which we can see in his poems such as, `The Love Song of J. Alfred Prufrock', 'Portrait of a Lady' and in many other early poems, In Four Quartets, he attained `the still point', `The Rose Garden', where he could find 'light' and the peace of mind. In the process of psychoanalytical study, Jung drew many `Mandala' and he also recommended his patients to draw 'pictures'which express their state of spiritual depression. In the course of recovery, Jung found their pictures gradually grew more and more like `Mandala'. In this report, I tried to combine the worlds of T. S. Eliot's `The Rose Garden' and C. G. Jung's rose garden, `Mandala'.
  • 藤田 翔平, 二渡 信江, 前原 淳治, 長尾 さやか, 榎本 俊行, 斉田 芳久
    日本外科系連合学会誌
    2020年 45 巻 4 号 392-397
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/09/01
    ジャーナル フリー

    症例は83歳女性.2年前から食事摂取時のつかえ感あり,検診の胸部レントゲン検査で異常影を指摘され紹介受診となった.CT検査で滑脱型の食道裂孔ヘルニアがあり,腹直筋左外縁に筋膜欠損部および皮下に脱出する脂肪組織を認めた.食道裂孔ヘルニア,Spigelianヘルニアの診断で腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア修復術,噴門形成術(Toupet法),腹腔鏡下Spigelianヘルニア修復術を施行した.医学中央雑誌で食道裂孔ヘルニアとSpigelianヘルニアが併存した症例の報告はなく,同時に腹腔鏡下に修復したことからも,稀な症例であると考えた.

  • 松島 学, 松井 邦人, 関 博, 堤 知明
    土木学会論文集
    1995年 1995 巻 520 号 269-272
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2010/08/24
    ジャーナル フリー
    本論文は, 塩分の浸透を一次元拡散方程式で表されると仮定したときに, t年経過したコンクリート構造物で, 現場で採取された試料の分析結果である深さ方向の塩化物イオン量の実測データから近似計算された一次元拡散方程式の係数値, 表面塩化物イオン量C0, 等価拡散係数Dcを同定する手法を提案したものである. 提案した逆解析手法は, Gauss-Newton 法を用いている.
  • 岩崎 健一, 神代 祐至, 角田 龍太, 加藤 昭紀, 中村 浩志, 尾本 和, 三好 孝典, 兼信 正明, 椿  昌裕, 山本 修, 加藤 奨一
    北関東医学
    2020年 70 巻 2 号 105-108
    発行日: 2020/05/01
    公開日: 2020/07/06
    ジャーナル フリー

    患者は60歳代女性.検診を契機に発見された右腹壁ヘルニア(Spiegelヘルニア)に対し腹腔鏡下でメッシュによる修復術を施行した.ヘルニア門は5 cmであり,回盲部が脱出していた.脱出腸管を腹腔内に還納し右結腸の授動を行ったのちにメッシュを留置した.手術時間は2時間2分,出血量は少量であった.術後再発は認めていない.Spiegelヘルニアはまれな腹壁ヘルニアの一種であり,肥満や加齢による腹壁の脆弱化が発症の一因とされる.今回我々は巨大なSpiegelヘルニアの1例を経験したため,文献的考察を加えて報告する.

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