本研究は,教員養成課程の大学生が参加する高等学校における
ティーチングアシスタント
の事例に着目し,そこでの経験がもたらす教師の授業力量形成への影響とその要因を考察する.
ティーチングアシスタント
経験のある教科「情報」の教師を対象に,新任時代の授業と
ティーチングアシスタント
時代の学びの関係性を「教師の授業力量」と「他者との関わり」の視点から分析した結果,授業についての「信念」の形成と「教材内容・教授方法の知識」の習得が確認できた.また,その要因として,「指導教師-学生のインフォーマルな関係」,「チームとしての一体感」や,「TA活動の仕組み」が明らかになった.
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