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クエリ検索: "ドクツルタケ"
47件中 1-20の結果を表示しています
  • 岡田 光貴, 松尾 佳乃, 福田 篤久, 竹下 仁
    医学検査
    2023年 72 巻 2 号 173-181
    発行日: 2023/04/25
    公開日: 2023/04/25
    ジャーナル フリー HTML

    α-アマニチン(AMA)は主として

    ドクツルタケ
    (AV)等の毒キノコが有する自然毒成分である。我々はAMAの定性法であるMeixner試験の性能を検証した。過去の文献を参照したが,Meixner試験の詳細な手法に関する情報が乏しかった。そこで,我々は本試験の手順書を改めて独自に作製し,これを改良Meixner試験と名付けた。本研究の検体には,AMAを蒸留水(DW),ヒト尿,およびヒト血清にて調製した試料と,キノコの成分抽出試料を用いた。我々の手順書通りに改良Meixner試験を行った結果,DWで調製した200 μg/mLのAMA試料を検体として陽性反応を得ることができた。一方,本試験に使用する塩酸の濃度を下げると検出感度が低下した。DWに加え,尿および血清で調製した200 μg/mL AMA試料を検体としても,同様に陽性反応が得られた。なお,いずれの溶媒でも100 μg/mL未満のAMA濃度では陰性となった。各検体を加熱(100℃,30分)しても,試験結果に影響はなかった。ヘモグロビン成分を添加した血清および尿試料では感度が低下し,200 μg/mL未満のAMAで陰性となった。AVの成分抽出試料5検体のうち,陽性反応が得られたのは3検体であった。本研究において性能を検証した改良Meixner試験は,溶血試料や血尿試料を除き,≥ 100 μg/mL程度のAMA検出感度を発揮することが示された。

  • 吉田 省造, 岡田 英志, 土井 智章, 中島 靖浩, 鈴木 浩大, 田中 卓, 福田 哲也, 北川 雄一郎, 安田 立, 水野 洋佑, 宮﨑 渚, 森下 健太郎, 牛越 博昭, 竹村 元三, 白井 邦博, 豊田 泉, 小倉 真治
    日本透析医学会雑誌
    2015年 48 巻 2 号 129-135
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/02/28
    ジャーナル フリー
    症例は50歳代の男性, キノコ狩りに行きキノコを焼いて食べた翌日に下痢・嘔吐などの消化器症状を自覚し近医を受診. 血液検査にて肝逸脱酵素上昇を認め入院となった. 翌日の採血で肝逸脱酵素の著明な上昇 (AST 5,000台, ALT 5,000台) を認め, 当院に搬送となった. 問診により
    ドクツルタケ
    摂取による肝障害を疑った. 入院当日より肝性脳症を認め, 昏睡型急性肝不全と診断. 挿管・人工呼吸管理として, 肝不全治療と同時に毒素除去, 高分子除去を目的として急性血液浄化療法を行った. 入院5日後に肝性脳症は改善し呼吸状態は良好で抜管, 経過良好にて入院9日後に転院となった.
    ドクツルタケ
    中毒における血液浄化療法は否定的な意見が多いが, 今回は肝不全を呈した
    ドクツルタケ
    中毒に対し, 血液浄化療法を行い救命し得た.
    ドクツルタケ
    の中毒を疑った場合には, 早急な血液浄化療法が有効である可能性が高いと考えられた.
  • 村上 行雄
    食品衛生学雑誌
    1994年 35 巻 5 号 568
    発行日: 1994/10/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
  • 石川 武臣
    食品衛生学雑誌
    1992年 33 巻 5 号 492-493
    発行日: 1992/10/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
  • 後藤 判友
    食品衛生学雑誌
    1989年 30 巻 5 号 468-470
    発行日: 1989/10/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
  • 大木 正行
    日本獣医師会雑誌
    1994年 47 巻 12 号 955-957
    発行日: 1994/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    人のアマニタきのこ中毒のモデルとして
    ドクツルタケ
    を経口的に投与したビーグル犬について病理学的所見を検索した.投与後48時において回腸終末部に限局した出血性腸炎がみられ, 肝臓および腎臓の細胞には重篤な変性壊死などの病変が認められた.
  • 福内 史子, 飛田 美穂, 佐藤 威, 猪口 貞樹, 澤田 裕介
    日本透析医学会雑誌
    1995年 28 巻 11 号 1455-1460
    発行日: 1995/11/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    毒キノコ (
    ドクツルタケ
    ) を誤って食し, 急性腎不全, 肝機能障害, 血液凝固異常をきたした症例を経験したので報告する.
    症例は51歳, 男性. 主訴は嘔気, 嘔吐. 1993年7月22日夕食時に登山の際に自分で採取してきたキノコ (真っ白で高さ10cm) を油炒めにして3本食べた. 翌朝より激しい嘔吐が出現し, 同日夜, 当院救命救急センターを受診した. 来院時, 意識清明, 血圧110/70mmHg, 脈拍64/分, 肝, 腎, 脾を触知せず, 胸腹部に理学的異常所見を認めなかった. 入院時血液検査成績では, クレアチニン (sCr) 4.4mg/dl, 尿素窒素 (BUN) 29mg/dl, GOT 238U/l, GPT 614U/lと腎機能, 肝機能の障害を認めた. 来院時すでに無尿状態であった. 入院後, ただちにHDF (血液濾過透析) を施行. 絶食とし, 中心静脈栄養管理下におき, 経口腸管洗浄液, 解毒剤 (glutathione), ビタミンK2, ビタミンC, ビタミンEを投与, さらに血中FDPの上昇を認めたため, メシル酸ガベキサートの投与を行った. 入院後約5日でGOT, GPTは正常化したが, 入院後10日間は無尿であり, 血液透析を必要とした. 入院11日目より利尿がつきはじめ, 入院17日目には利尿期となった. 以後, 順調に経過し, 入院50日目にsCr 1.1mg/dl, BUN 13mg/dl, GOT 31U/l, GPT 36U/lにて退院した.
  • *糟谷 大河, 横瀬 萌絵, 保坂 健太郎
    日本菌学会大会講演要旨集
    2020年 64 巻 A-3
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/10/03
    会議録・要旨集 フリー
  • *北林 慶子, 都野 展子
    日本菌学会大会講演要旨集
    2017年 61 巻 O-029
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 山浦 由郎, 前沢 久, 高畠 英伍, 橋本 隆
    食品衛生学雑誌
    1982年 23 巻 4 号 314-318_1
    発行日: 1982/08/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    ヒトにコレラ様症状の中毒を起こす毒キノコをマウスに対する生化学的な作用に従って分類する試みとして, シロタマゴテングタケ,
    ドクツルタケ
    , コタマゴテングタケ, コテングタケモドキ, タマシロオニタケ, コレラタケの6種類の粗抽出液をマウスに腹腔内投与し, その生化学的影響について比較検討した. 肝グリコーゲンは6種類すべてにより, 血糖はコテングタケモドキを除く5種類でそれぞれ有意に減少し, 血清GPTは6種類すべてで有意に増加した. 6種類のキノコの中ではタマシロオニタケの作用が最も強く現われた. 又臨床血液生化学検査でもこのキノコは他に比し, 顕著な影響が認められた.
  • 山浦 由郎, 前沢 久, 高畠 英伍, 橋本 隆
    食品衛生学雑誌
    1981年 22 巻 3 号 203-208_1
    発行日: 1981/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    毒キノコを生化学的作用によって分類し, 食中毒発生時の原因キノコの判定および中毒治療の参考となる基礎資料をつくることを目的として, まず致死性の強い
    ドクツルタケ
    について検討した. キノコの熱水抽出物をマウスに腹腔内投与した時の生化学的影響は投与6時間後最も顕著に現れ, 肝グリコーゲン, 血糖値がそれぞれ対象の約1/10, 1/2に減少, 血清GOT, GPTは逆に上昇し24時間経過後も低下しなかった. 肝重量は有意に増加し, ミクロゾームタンパク, トリグリセライドは変化しなかったが, グルタチオンは有意に減少した. また脂肪酸-β酸化酵素活性は対照の約1/10に低下した.
  • *菊池 研介, 佐藤 修正, 田畑 哲之, 福田 健二
    日本森林学会大会発表データベース
    2008年 119 巻 J28
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/03/14
    会議録・要旨集 フリー
  • *遠藤 直樹, 菅原 遼, 松下 範久, 早乙女 梢, 前川 二太郎, 中桐 昭
    日本菌学会大会講演要旨集
    2017年 61 巻 O-082
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 松村 謙一郎, 田島 平一郎, 南野 毅, 古賀 満明, 前田 滋, 矢野 右人
    肝臓
    1987年 28 巻 8 号 1123-1127
    発行日: 1987/08/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    アマニタトキシン(キノコ毒)中毒による劇症肝炎の症例を報告する.45歳,男性,増強する黄疸を主訴として来院.入院時の血液生化学検査でGOT3,410IU/l, GPT 3,762IU/l,プロトロンビン時間150秒以上と著明な肝機能障害を認めた.経過中,肝性脳症II度発症したため,劇症肝炎の診断の下に治療を開始する.病歴,検査結果より典型的アマニタトキシンによる劇症肝炎と診断.血漿交換等を含む積極的治療をおこなった結果臨床症状は回復に向い,救命しえた.本邦においてアマニタトキシン中毒による劇症肝炎の報告はいまだなく,稀有な症例と考え報告する.
  • 山浦 由郎, 和田 正道, 込山 茂久, 福原 守雄, 高畠 英伍, 橋本 隆
    日本衛生学雑誌
    1984年 39 巻 5 号 855-861
    発行日: 1984/12/30
    公開日: 2009/02/17
    ジャーナル フリー
    タマシロオニタケの熱水抽出物のマウスに及ぼす生化学的影響並びに培養細胞毒性を検討し次の結果が得られた。
    1.マウス(28∼32g)腹腔内投与48時間におけるLD50はキノコ湿重量にして4.5kg/kgであった。(Behrens-Kärber法)
    2.生化学的変化は血糖が投与6時間後から有意に減少し,GOT及びBUNは投与3時間後から有意に増加し,GOTが投与12時間後,BUNは15時間後において各々著しく上昇し,24時間経過後も低下しなかった。
    3.肝臓重量は有意に増加し,肝グリコーゲンは対照の約1/10に減少,またG-6-Pase,G-6-P DHも有意に減少した。
    4.血液及び尿中窒素化合物検査値の異常が観察され,血中のアンモニア,尿酸,クレアチニンは有意に増加し,尿中の尿酸,クレアチン,クレアチニンも増加傾向を示した。
    5.臨床血液生化学検査においても測定した全ての項目で異常が認められた。
    6.KB培養細胞に対してはコロニー形成が全く認められなかった。
    タマシロオニタケは糖代謝に影響を及ぼし,肝機能及び腎排泄機能障害を起こすことが推定された。
  • 浮島 美之, 秋元 宣子, 成田 弘子, 石川 雅章, 藤井 貴野, 木野 正彦, 山脇 正樹, 岡田 昌二
    衛生化学
    1989年 35 巻 5 号 339-346
    発行日: 1989/10/31
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    To identify the species of mushrooms mainly for the distinction of poisonous mushrooms from edible ones, thin layer isoelectric focusing analysis was applied on their water-soluble proteins. 1. The electrophoretic profiles were species-specific. The proteins extracted from the cap and stem in a species gave essentially identical profiles. 2. The profiles of cap proteins of 10 individuals of Akamomitake (Lactarius deliciosus) were indifferent, indicating that the intra-species variation of water-soluble proteins was little. 3. The heat treatment at higher than 60°C, for 10 min, of the water-soluble proteins of Dokutsurutake (Amanita virosa) caused temperature-dependent disappearance of protein bands, while not significant change up to 60°C. 4. The values of pI and relative peak height of isoelectro-focused water-soluble protein bands were numerically expressed. These numerical values were species-specific, indicating that mushroom species might be identified by analyzing the water-soluble proteins with a verification of the tables of these numerical values. 5. The present method was applied for the identification of poisonous Kusaurabenitake (Rhodophyllus rhodopolius) mixed in Urabenihoteishimeji (Rhodophyllus crassipes) which caused a food poisoning incident. The former mushroom was satisfactorily identified by this method.
  • 水草 貴久, 細川 嘉彦, 中川 宗大, 大野 泰良, 川崎 浩伸, 高橋 日出美, 右納 隆, 塚本 達夫, 日江井 邦彦
    日本農村医学会雑誌
    2001年 50 巻 4 号 621-624
    発行日: 2001/11/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    中国人労働者によるオオシロカラカサタケの集団毒キノコ中毒の症例をもとに, 猛毒といわれるアマニタトキシン群の毒キノコとの相違や, 今後いかにして毒キノコ中毒の発生を減少させるかなどについて検討した。本症例のオオシロカラカサタケは急性胃腸炎様の消化器症状を呈するのみで致死例は報告されていないが, 摂食したキノコを直ちに特定することは一般的に非常に困難である。従って致死率の高い, いわゆる猛毒キノコを摂取した可能性を考慮し, 医療機関は対応に難渋させられることが多い。オオシロカラカサタケは外見上, 最も毒性が高いといわれているアマニタトキシン群のキノコ (シロタマゴテングダケや
    ドクツルタケ
    ) と似ているが, 発症までの潜伏期間が根本的に異なる。また, 毒キノコ中毒による被害者の数が減少しない原因として, 一つには毒キノコの判別法として古くからの「言い伝え」的鑑別方法が未だに存在しており, 明確で判りやすい鑑別方法が社会的に確立されていないことがあげられる。
  • 登田 美桜, 畝山 智香子, 豊福 肇, 森川 馨
    食品衛生学雑誌
    2012年 53 巻 2 号 105-120
    発行日: 2012/04/25
    公開日: 2012/05/19
    ジャーナル フリー
    自然毒による食中毒発生リスクを効率的に低減させるためには,過去の発生状況およびリスク因子等に基づく重点的なリスク管理が必要である.本研究では,厚生労働省監修の全国食中毒事件録(平成元年~22年版)の自然毒食中毒事例を基に,わが国における中毒発生の傾向を検討した.平成元年以降の22年間を通じて自然毒食中毒の発生件数に経年的な減少傾向は見られず,発生を低減するために予防のための継続的な取り組みが必要であると考えられた.動物性および植物性いずれの自然毒においても主な原因施設は「家庭」であり,食中毒の発生状況および予防策,対応等について消費者向けの広い啓蒙・広報が重要である.また,食品の国際的な流通拡大や地球温暖化による海水温の上昇に伴い,これまで国内で食中毒が発生していない自然毒への対策も重要である.
  • 森下 啓明, 坂本 英里子, 保浦 晃徳, 石崎 誠二, 月山 克史, 近藤 国和, 玉井 宏史, 山本 昌弘
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2006年 55 巻 1G109
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/06
    会議録・要旨集 フリー
    <症例> 61歳男性、既往歴に脳梗塞がある。アレルギー歴なし。
     平成17年10月29日昼頃、自宅近くの山林で採取した白色のキノコ約20本を調理して摂取した。同日20時頃より腹痛、嘔気、嘔吐、下痢等の消化器症状が出現したが自宅で経過観察していた。10月31日には経口摂取不能となったため、当院救急外来を受診。受診時は意識清明、バイタルサインに大きな異常はなく、神経学的異常所見も認めなかった。しかし、血液検査に於いて肝機能障害、腎機能障害を認めたことからキノコ中毒を疑い緊急入院となった。
     患者の持参したキノコの特徴および、経過(消化器症状に続発する肝機能障害)より
    ドクツルタケ
    (アマニタトキシン)中毒を疑い、日本中毒センターに問い合わせを行った上で治療を開始した。補液、活性炭投与(25g/回、6回/日、2日間)、血液還流療法(2日間)、ペニシリンG大量投与(1800万単位/日、2日間)を施行し、肝機能障害は改善傾向、第26病日には正常化した。また、第7病日より急性膵炎を発症したが、メシル酸ガベキサート投与などを行い第28病日には改善したため、平成17年12月26日退院となった。
     入院時に採取した血液、尿および持参したキノコは日本中毒センターに送付し、分析を依頼している。
    <考察> 
    ドクツルタケ
    、タマゴテングタケなどに含まれるアマニタトキシンは、ヒトにおいては約0.1mg/kgが致死量とされており、日本におけるキノコ中毒の中で最も致死率の高いものである。急性胃腸症状とそれに続発する肝機能障害が典型的な経過であり、肝不全が死因となる。本例は典型的な臨床経過よりアマニタトキシン中毒と診断したが、
    ドクツルタケ
    では1から2本で致死量となることから、今回摂取したキノコは比較的アマニタトキシン含有量の少ない種類であったものと推測された。治療法としては腸肝循環するアマニタトキシンを活性炭により除去すること及び対症療法が中心となり、解毒薬として確立されたものはない。血液還流療法が有効とする報告もあるが、未だに確固たる証拠はない。ペニシリンG大量投与によってアマニタトキシンの肝細胞への取り込みが阻害されることが動物実験によって確認されているが、臨床における有効性は確立されていない。その他、シリマリン、シメチジン、アスコルビン酸、N-アセチルシステイン等が使用されることもあるが、いずれの有効性も未確立である。
     本例では活性炭投与、血液還流療法、ペニシリンG大量投与を行い、肝機能障害を残すことなく生存退院に至った
  • 山浦 由郎
    日本衛生学雑誌
    1988年 43 巻 2 号 669-678
    発行日: 1988/06/05
    公開日: 2009/02/17
    ジャーナル フリー
    過去に中毒事例のあった18種の毒キノコをその中毒症状により3つ(コレラ様症状型7種,神経系症状型7種,消化器系障害型4種)に大別し,それらの熱水抽出液について,その生化学的影響をマウスを用いて検討し,次の結果が得られた。
    1.生化学的変動が顕著に発現する時間は,神経系症状型および消化器系障害型キノコで投与後3時間以内,コレラ様症状型キノコで12時間以後であった。
    2.血糖の減少はコレラ様症状型の7種すべておよび神経系症状型のC. clavipes, C. atramentarius, P. venenataを除く4種(3時間値)で,増加は消化器系障害型の4種すべてで認められた。
    3.BUNはコレラ様症状型のA. citrina, A. pseudoporphyriaを除く5種および神経系症状型のC. clavipes, C. atramentarius, P. venenataを除く4種で増加した。
    4.GOTはコレラ様症状型の7種すべておよび消化器系障害型のN.fasciculareで活性増加した。
    5.カリウムはコレラ様症状型および消化器系障害型のすべてで減少した。
    6.尿タンパクはコレラ様症状型のA. citrina, A. pseudoporphyriaを除く5種および消化器系障害型のN.fasciculareで異常値が認められた。
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