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クエリ検索: "ミールワーム"
83件中 1-20の結果を表示しています
  • 山中 麻帆, 眞田 歩佳, 藏屋 英介, 中川 敏法, 平山 琢二
    日本畜産学会報
    2023年 94 巻 1 号 55-60
    発行日: 2023/02/25
    公開日: 2023/03/29
    ジャーナル フリー

    本研究では,市販

    ミールワーム
    Tenebrio molitor)を冷蔵環境下で保存した場合の生存率,体重および脂肪酸組成等の経時的変化について検討した.試験には,市販されている
    ミールワーム
    を用いた.冷蔵日数を0(冷蔵前),10,20,30および45日とし,冷蔵日数ごとに1群あたり200個体の
    ミールワーム
    群を3群ずつ配置した.測定項目は,保存時の温湿度,各冷蔵日数における
    ミールワーム
    の生存率,体重および脂肪酸組成とした.冷蔵日数の経過に伴い生存率および体重の低下がみられた.また,
    ミールワーム
    の冷蔵日数の経過に伴い総不飽和脂肪酸および多価不飽和脂肪酸の割合が増加することが示唆された.これらのことから,
    ミールワーム
    を冷蔵保存し生餌として給与する場合,冷蔵日数の経過に伴い生存率,体重および脂肪酸組成が変化することを考慮する必要があると考えられた.

  • 成 泰敬, 馮 仕杰, 壁谷 尚樹, 芳賀 穣, 佐藤 秀一
    水産増殖
    2022年 70 巻 4 号 369-380
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/12/20
    ジャーナル フリー

    ミールワーム
    Tenebrio molitor は,最もよく研究に用いられる昆虫ミールの一つで,多くの魚種で利用が検討されているがマダイにおける報告は少ない。魚粉主体飼料と植物性原料を主体とした無魚粉飼料(PP)の2種類の飼料を対照飼料とし,PP 飼料の植物性原料を
    ミールワーム
    ミールにより代替した等タンパク質(45%)等脂質含量(15%)飼料を作製し,PP 飼料だけに摂餌誘因物質として1%のカツオペプチドを添加した。体重18.3 g のマダイにこれらの飼料を60日間飽食給餌したところ,成長成績,魚体の一般組成,飼料の消化吸収率に有意な差は見られなかった。
    ミールワーム
    ミールの配合によりカツオペプチド添加 PP 飼料と同等の日間摂取餌率が観察された。以上から,マダイ用無魚粉飼料に15%の
    ミールワーム
    ミールを配合できることがわかった。

  • *東江 一正, 河野 俊夫
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2022年 33 巻 P-102
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/02
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】新しいタンパク質としての食用昆虫は長期保存のために乾燥処理が必須となる。乾燥という現象は加熱エネルギーを投入して、対象物から水分を蒸発させることである。乾燥に必要なエネルギーを効率よく乾燥に利用するには、対象物の乾燥特性をモデル化し、どのような昇温にするべきか、最適な方法を検討する必要がある。そこで今回の研究では、食用昆虫の常圧での乾燥特性を測定し、その乾燥モデルを明らかにすることにした。

    【方法】供試昆虫にはイナゴ、コオロギ、カイコ、

    ミールワーム
    を用いた。常圧乾燥試験では自動水分計を利用した。乾燥温度は60,80,100,120℃とし、それぞれ12時間乾燥を行い、10分ごとの質量を計測した。質量計測の結果を含水率に変換するためには乾物質量を決定しなければならないが、食用昆虫に対する乾物質量の同定方法は決まってないことから、本研究では、食用昆虫に脂質があることを考慮して、対象物を130℃、2時間乾燥させる方法で乾物質量を定義した。数値計算ソフトMATLABを用いて乾燥特性を分析し、その特性曲線を表現するモデルを仮定してパラメータとなる乾燥定数を求めた。

    【結果・考察】乾燥時間は当然のことながら食用昆虫の大きさが影響しており、カイコのように直径が10㎜近いものでは乾燥に時間がかかる。一方、

    ミールワーム
    のように直径が5㎜程度のものはカイコと比較して短時間で乾燥完了となる。乾燥定数を比較すると、
    ミールワーム
    のような小さな試料ではその速度は大きく、必要可能エネルギーは少なくて済むので経済性が良いとも感じられるが、「食用」の観点からは、栄養価はカイコのようにサイズの大きい試料の方が高いと考えられるので、一概に小さいものが良いとは限らない。

  • 岩井 翔, Wastu Ayu Diamahesa, 深田 陽久, 益本 俊郎
    水産増殖
    2021年 69 巻 1 号 79-86
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/03/20
    ジャーナル フリー
    ミールワーム
    飼料への大豆リン脂質の添加効果をコイ幼魚で調べるため,魚粉を20%含む対照飼料(CONT),魚粉を
    ミールワーム
    ミール(MWM)で置き換え大豆リン脂質を添加(SBLD)または無添加(MWMD)した飼料の計3飼料をコイ幼魚に4週間与えた後の,成長成績と体組成を調べるとともに血漿トリグリセリド(TG)濃度を給餌後8時間に測定した。MWMD 区の増重率および飼料効率は CONT に比べて有意に劣っていたが(p < 0.05),SBLD 区は MWMD 区より有意に優れ(p < 0.05),CONT 区と同等となった。脂質蓄積率および血漿 TG 濃度も成長成績と同様 MWMD 区が有意に劣ったのに対し,SBLD 区は CONT 区と大差なかった。以上のことから MWM の添加でコイの成長は劣るが,SBL の添加で成長は改善し結果として無魚粉でコイを成長できることがわかった。
  • 井戸 篤史, 大津 有稀, 西口 陽基, 三浦 智恵美, 三浦 猛
    日本水産学会誌
    2023年 89 巻 5 号 454
    発行日: 2023/09/15
    公開日: 2023/09/23
    ジャーナル フリー
  • 菊地 文一
    哺乳類科学
    2005年 45 巻 1 号 73-76
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/12/27
    ジャーナル フリー
  • 川﨑 淨教
    日本畜産学会報
    2021年 92 巻 3 号 265-278
    発行日: 2021/08/25
    公開日: 2021/10/08
    ジャーナル フリー

    近年,新たな動物性タンパク質源として昆虫の飼料化が世界的に検討されている.本総説では,飼料用昆虫に関する海外や日本国内の動向を紹介し,ニワトリやブタを対象とした先行研究をまとめて検討した.飼料用昆虫の価格は高価であり,法律も未整備な点が多く,その両方が飼料用昆虫の大量使用を阻害する大きな要因となっていることを示した.一方,ニワトリやブタでは飼料用昆虫は魚粉や大豆粕などの従来のタンパク質源と代替可能であり,家畜の腸内環境の改善や免疫を賦活する可能性が示された.今後は飼料用昆虫の給餌が家畜に及ぼす影響の作用メカニズムの解明と飼料用昆虫が社会に受容されるための法整備,安全性の確立が必要になると考えられた.

  • 栗原 祐子, 出川 洋介, 徳増 征二, 原山 重明
    日本菌学会会報
    2008年 49 巻 1 号 論文ID: jjom.H19-04
    発行日: 2008/06/01
    公開日: 2020/07/17
    ジャーナル フリー

     キクセラ目の未記載属や未記載種の発見につながった,キクセラ目菌の分離方法の詳細をまとめて紹介した.これらの方法はCoemansiaを始めとするキクセラ目菌を土壌から分離する方法であり,著者らが開発した方法と既存の分離方法を改変した方法を含む.湿室を使った方法として一般的湿室法,湿室釣菌法と栄養添加法を,寒天平板を使った方法として直接接種法とWarcup土壌平板法を紹介した.

  • 安藤 忠, 三浦 猛
    日本水産学会誌
    2023年 89 巻 5 号 447
    発行日: 2023/09/15
    公開日: 2023/09/23
    ジャーナル フリー
  • 畑瀬 淳
    哺乳類科学
    2005年 45 巻 1 号 69-72
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/12/27
    ジャーナル フリー
  • 川﨑 淨教
    日本水産学会誌
    2023年 89 巻 5 号 455
    発行日: 2023/09/15
    公開日: 2023/09/23
    ジャーナル フリー
  • 戸田 光彦
    爬虫両棲類学会報
    2005年 2005 巻 2 号 121-122
    発行日: 2005/09/30
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 井内 良仁
    オレオサイエンス
    2022年 22 巻 4 号 149-154
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/04/07
    ジャーナル フリー

    昆虫食が話題になっている。食糧危機における代替食,という側面が強調されがちだが,基本的な実力に加えて,実は健康食として更には創薬の可能性を秘めたミラクルフードとしての研究も進んでいる。私たちの健康増進に働く食品機能性から見た昆虫食について紹介したい。

  • 元木 康介, 石川 伸一, 朴 宰佑
    心理学研究
    2021年 92 巻 1 号 52-67
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/25
    [早期公開] 公開日: 2021/01/31
    ジャーナル フリー

    The potential use of insects as a novel food resource has recently attracted a great deal of attention because of their environmental and nutritional benefits. Nevertheless, despite growing interest in the use of insects as food, residents of economically developed countries tend not to accept insect-based foods. This study reviewed earlier reports of the literature of consumer acceptance of insect-based foods. Based on the literatures, this review established a theoretical model of acceptance of insect-based foods. Sensory attributes (e.g., taste, smell, appearance) and cognitive attributes (e.g., nutritional value, environmental benefits), and individual traits (e.g., gender, food neophobia, sensation seeking) might influence the acceptance of insect-based foods via emotional processing (e.g., disgust, anxiety, excitement, curiosity). The practical implications for industries and future prospects are discussed.

  • 落合 優
    オレオサイエンス
    2022年 22 巻 4 号 155-164
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/04/07
    ジャーナル フリー

    食用昆虫は持続可能な食糧資源として推奨されているが,その栄養的および機能学的特徴については十分には解明されていない。食用昆虫は代替タンパク質資源であると考えられる場合が多いが,食用昆虫の中には脂質を多く含むものも存在し,さらに脂質の構造的特徴は昆虫の種や昆虫の飼料および成長段階によって異なると考えられる。加工食品への食用昆虫や昆虫油脂の利用を考えると,食用昆虫原料を質的および量的に評価することが重要である。著者は,食用昆虫を重要な脂質資源であると考え,世界に約2000種類存在する食用昆虫の中でも代表的な食用昆虫であり,国内でも加工粉末が市販されるトノサマバッタ(成虫),カイコ(蛹)および数種類のコオロギ(成虫)の油脂の特徴について検討してきた。本稿では,食用昆虫の油脂の量および質に関する栄養学的な分析知見を示し,著者らの先行研究で得られている食用昆虫の油脂に期待される生理作用について紹介する。食用昆虫油脂の質に関して,我々はトノサマバッタおよびカイコにはn-3系脂質であるα-リノレン酸,コオロギにはn-6系脂質であるリノール酸が結合した中性脂肪およびリン脂質が豊富に含まれることを示した。さらに,リン脂質の中ではホスファチジルコリンが主要なリン脂質種であるが,その他のリン脂質種も含有されていることを示した。昆虫油脂に期待される栄養生理作用について,食用トノサマバッタ粉末をラットに給餌したところ,肝臓における脂質代謝が改善されることを示した。これらの研究より,食用昆虫は機能性に優れる多価不飽和脂肪酸やリン脂質を含む油脂源であることが示唆された。昆虫を食糧油脂源や機能性油脂源として利用することによって,国連が推奨する持続可能な開発目標(SDGs)に対する貢献も大いに期待される。

  • 目崎 喜弘
    ビタミン
    2019年 93 巻 5.6 号 257-258
    発行日: 2019/06/25
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー
  • 相良 直彦
    哺乳類科学
    2009年 49 巻 1 号 45-52
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/07/16
    ジャーナル フリー
    京都府南丹市美山町の標高735 mの山林において1990年以来観察中のミズラモグラ営巣地を2007年5月29日に発掘したところ,巣の中に生後約10日とみえる幼獣が3個体居た.写真撮影のみをおこなって埋め戻した.同年6月17日に再度発掘した時には,離巣が近いけれども未離乳とみえる幼獣が2個体居た.うち1個体を捕獲し,飼育を試みた.はじめの1日近くはほとんど何も摂食しなかったが,その後ミミズと
    ミールワーム
    を短く切断して与えたところ摂食可能とわかり,飼育の継続に成功した.同年6月26日には,巣に残した1個体もそこには居なくなっていた.巣の内外にモグラの死体は見つからなかった.ミズラモグラ未離巣幼獣の観察と,このような発育段階におけるモグラ類幼獣の室内飼育ははじめての報告である.
  • 板橋 正憲, 須永 絵美, 東野 晃典, 小林 順子, 田坂 樹里
    神奈川自然誌資料
    2007年 2007 巻 28 号 51-53
    発行日: 2007年
    公開日: 2022/04/22
    ジャーナル フリー
  • 佐子田 嘉明, 祐森 誠司, 石橋 晃
    ペット栄養学会誌
    2015年 18 巻 1 号 29-39
    発行日: 2015/04/10
    公開日: 2016/04/11
    ジャーナル フリー
  • *五十嵐 智女, 松村 万里, 小川 いづみ, 矢川 千織, 早川 孝彦, 越智 美代子, 齊藤 洋克, 桒形 麻樹子, 北嶋 聡
    日本毒性学会学術年会
    2022年 49.1 巻 P-125
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/25
    会議録・要旨集 フリー

     現在、フードテックを活用した「新規の食品」の研究開発が各国で進められており、既に様々な代替タンパク質や機能性食品等が上市されているが、持続可能な開発目標(SDGs)の潮流が加わり更なる加速化が予想される。本研究では、諸外国における「新規の食品」の安全性確保のための制度比較を行うことを目的に、7つの国・地域についてWeb上の公開情報を調査した。規制の枠組み、定義、適用範囲、上市までのプロセス、5つの食品(遺伝子組換え食品(GM)、ゲノム編集食品、昆虫、培養肉、サプリメント)に着目して比較を行った。

     その結果、調査対象としたすべての国・地域において、食経験のない食品は上市前の承認が必要である。承認プロセスは国ごとに異なり、承認された食品および成分のリストが公開されている。米国にはGRAS制度があり、その他の5か国と欧州連合(EU)には“Novel Food(s)”と呼ばれる枠組みがある。その定義や適用範囲については、国ごとに詳細は異なるが、食品としての安全な使用歴である食経験だけでなく、製造方法等の違いも考慮している点は共通である。前述の5つの食品とNovel Food(s)の枠組みとの関係は国ごとに異なる。このうち、EUのNovel foodは10のカテゴリーから構成される包括的な枠組みであり、GMとゲノム編集食品を除いて、昆虫や培養肉、Food supplementsの一部を対象に含む。昆虫については、EUが2021年から乾燥イエロー

    ミールワーム
    、トノサマバッタ、コオロギの3種を相次いで承認した。培養肉については、シンガポールが2020年にチキンナゲットを速やかに承認しており、このような急速な動きに注意を払う必要があると考える。一方、サプリメントの場合は、特に医薬品との差別化の観点からの調査が不十分であったため、今後この点を考慮した比較検討を行う予定である。

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