1.十勝川下流(河口~札内•十勝合流点)沿いで調査地4か所を設け,1981~1987年の5月中旬~7月上旬に線センサス法で鳥類の調査を行った、
2.全調査地で47種の鳥類が観察され,このうち相対優占度2%以上の主要種は,オオジシギ,ヒバリ,ノゴマ,ノビタキ,シマセンニュウ,マキノセンニュウ,コヨシキリ,ホオアカ,シマアオジ,アオジ,ベニマシコで,すべて灌木•草原性鳥類であった。
3.各調査地における鳥類群集の多様度指数は,それぞれ3.49,3.13,3.94,3.55で,調査地点では大きな差はなかった。
4.川沿いは農耕地に比べ,より多くの灌木•草原性鳥類が生息できる環境である。
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