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クエリ検索: "升秀夫"
21件中 1-20の結果を表示しています
  • 湊谷 美登里, 丹治 知明, 神永 裕史, 樽 比奈子, 鈴木 裕淳, 吉田 仁夫, 野田 亮二
    日本獣医師会雑誌
    1987年 40 巻 5 号 356-359
    発行日: 1987/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    Flubendazole 50%散による, 馬円虫の効果的な駆虫方法を107頭の成馬を用いて検討した.
    一投薬量は1頭当たり1回に209, 109または59の各1日2回または1日1回2日連用, あるいは1回1910日連用を各1クールとした7通りとして, 1年間に約3ヵ月ごとに4クールを, 虫卵の有無に関係なく厩舎の全頭に投与した.7通りの投薬法による駆虫効果に大差は認められなかった.最終投薬以後, 約1年間にわたってEPGを追跡した結果, 1年間4クールの投薬によって, およそ8ヵ月後まで, 馬円虫の寄生を抑制することができた.
    1回10gを1日2回投与した2頭の馬から, 15種の円虫が排泄された.同定の結果, これらはいずれもわが国に常在しているものであった.
    本実験の結果, 薬用量1回109の1日2回または1日1回2日連用で, 厩舎の全馬に対して円虫卵の有無にかかわらず1年間4クールの投薬を実施して, 全馬が虫卵陰性になれぼ, その後は3ヵ月ごとに虫卵陽性馬のみを駆虫することによって, 厩舎単位で円虫寄生を陰性に維持することができるものと思われた.
  • 野田 周作, 堀江 牧夫
    日本獣医師会雑誌
    1982年 35 巻 8 号 443-449
    発行日: 1982/08/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    Flubendazoleによる犬消化管内寄生虫の駆除試験を行った. 本試験にはすべて自然感染犬を用いた. 臨床例延べ86例, 剖検例延べ23例で, 投薬量は20~30mg/kgとし5%, 31%, 50%散と100mg含有の錠剤を用い, 混飼または強制投与を行った. 犬回虫, 犬条虫には1~3回, 犬鉤虫, 犬鞭虫には連日3回投薬し, 臨床例では4~54日後飽和食塩水浮遊法により, 剖検例では10~30日後殺処分し効果判定を行った.
    臨床, 剖検例合せて犬回虫では35/37 (94.6%), そのうち1回投与は23/25 (92.0%), 犬鉤虫では39/39 (100%), 犬鞭虫では25/29 (86.2%) の駆虫率が得られたが, 犬条虫では0/4 (0%) と無効であった.
    今回の投薬量では全例に食欲不振・元気消沈など認むべき副作用はみられなかった.
  • 升 秀夫, 熊坂 隆行
    日本獣医師会雑誌
    2001年 54 巻 6 号 485-488
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    老人ホーム72施設を対象に, 動物の飼育状況についてアンケート調査を行った.動物を飼育する老人ホームでは, 利用者のquality of lifeの向上を目的とする施設が多かった.動物の飼育を行わない老人ホームでは, 飼育の負担, 設備の未整備, 人獣共通感染症に留意している施設が多かった.動物介在活動ボランティアの受け入れを希望する老人ホームは, 調査した72施設のうち30施設であった.
  • 熊坂 隆行, 升 秀夫, 纐纈 富久, 小窪 和博
    日本看護研究学会雑誌
    2006年 29 巻 3 号 3_313
    発行日: 2006/07/24
    公開日: 2020/02/15
    ジャーナル フリー
  • 林 道明, 内藤 洋三, 池端 昭男, 仁科 徳啓, 伊久美 昭, 田中 和夫
    日本獣医師会雑誌
    1982年 35 巻 8 号 449-453
    発行日: 1982/08/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1980年11月から1981年10月までの1年間にと畜検査した豚146, 862頭について, 腸腺腫症候群 (IAC) の発生状況を調査し, あわせて病理学的検査を行い, 次の結果を得た.
    1) 対象豚のうち30頭 (0.02%) の小腸に病変がみられた. このうち豚の腸腺腫症 (PIA) 14例 (4a7%), 回腸末端炎 (RI>6例 (20.0%), 壊死性腸炎 (NE) 5例 (16.7%), 増殖性出血性腸炎 (PHE) 1例 (3.3%), RIIPIA 1例 (3.3%) および不明3例であった.
    2) 年齢はいずれも6ヵ月齢 (肉豚) で, 発生に性別による差はなく, 季節による差もなかった.
    3) 病理学的検査では, いずれのタイプでも肉眼的に腸管の拡張あるいは粘膜の肥厚が認められ, さらにRIでは筋層の肥厚, NEでは偽膜形成, PHEでは出血がみられた. 組織学的には, 粘膜上皮細胞の腺腫様増生が共通して認められ, さらにRIでは粘膜の線維化と筋層の肥厚, NEでは偽膜形成, PHEでは粘膜の充・出血および高度の炎症反応が認められた. またいずれのタイプでも増生した上皮細胞の細胞質内に, Warthin-Starry染色で彎曲したCampylobacter sputorum subsp. mucosalis様の細菌が認められた. これらの細菌は電子顕微鏡的にも確認された.
  • 特にin vitro実験での微細形態学的検討安治, 敏樹
    安治 敏樹, 頓宮 廉正, 板野 一男, 稲臣 成一, 原田 正和, 村主 節雄
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 3 号 585-593
    発行日: 1983/03/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    近年, 寄生虫学の分野においても, 次々と新しい駆虫剤が開発されてきている。硫酸Paromomycin (Aminosidine) は広範囲の抗菌スペクトラムを持つと共に, 抗原虫, 抗条虫作用をも有する極めてユニークなAminoglycoside系抗生物質である。本剤による条虫症の駆虫成績についての報告は数多くあり1~4), 好成績を得ている。条虫に対する作用は, 虫体頸部に特異的作用点を持つており5, 6), その結果, 駆出虫体はしばしば頸部で切断され頭節を有しないことがあると言われている。しかし, その損傷過程は推定の域を出ておらず, 不明の事が多い。そこで, 今回, 硫酸Paromomycinのマンソン裂頭条虫, 小形条虫に与える損傷の過程を明らかにするため, in vitroで実験を行い, 電顕的にその検討を行つた。
  • 矢崎 誠一, 竹内 俊介, 前島 条士, 福本 宗嗣, 加茂 甫, 坂口 祐二
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 3 号 638-643
    発行日: 1983/03/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    条虫の多くは人の食生活に欠かせない牛・豚肉あるいは魚肉の摂取によつて感染する寄生虫である。日本においては特に魚肉の生食を好む食生活上の特徴から広節裂頭条虫を主とした裂頭条虫類の寄生が古くから知られている。日本の広節裂頭条虫については, 木曾川流域の疫学, 生物学調査について江口1)の詳細な調査研究が行われている。本条虫はその後減少傾向にあることが指摘されていた2)が1960年以降, 他属裂頭条虫も含めて, 再び増加傾向にあることが各地区の疫学調査の結果明らかにされている3~6)。その増加の背景はサケマス類(特にサクラマス)の一般家庭への普及6) にあると考えられている。
    広節裂頭条虫症は魚肉に寄生するプレロセルコイド(感染幼虫)が経口的に摂取されることで感染し, 3週間前後で成熟, 糞便内に虫卵が認められるようになる。患者の多くは自然排出された成熟体節末端を見つけて驚き, 医療機関を訪れる。放置しても虫によつては自然排出してしまう場合もあるが, そのほとんどは体節の一部の自然排出を繰り返しながら頭節は絶えず腸管内に残し, 再び成熟虫体となり, 宿主に対しては通常腹痛, 下痢など軽い消化器症状を呈するが, 場合によつては腸閉塞などをきたす可能性もある。
    条虫の駆虫剤としては古くから綿馬エキス, 石榴根皮, カマラ, コソ花, クマリン, 雷丸など使用されてきたが, これら生薬は駆虫効果も完全とはいえず, 毒性も強いものが多い。戦後になつてNiclosamide (Yomesan), Paromomycin (Humatin) などが用いられ駆虫効果も報告されているが, 国内においては一般には古くからのKamala と共に吸虫剤として開発されたBithionol(Bitin)が広く使用されてきた。この他駆虫の方法としては駆虫薬を使用せず十二指腸ゾンデによるDAMASODERIVAS変法7) なども試みられている。しかしこの方法も専門的技術を要し, 一般的ではない。従つて条虫治療においては寄生虫駆虫一般に言えることであるが, 駆虫効果が優れており, 副作用の少ないものが求められる。そんな中でアミノ配糖体系抗生物質の硫酸Paromomycinは本来細菌, アメーバ赤痢に効果の知られたものであるが, 経口的に投与した場合, 宿主腸管からの吸収が少なく条虫にも特異的に作用することが明らかにされた8) 抗条虫剤である。これまで使用された硫酸ParomomyCin (Humatin)が薬効再評価の影響で製造が中止された。
    Aminosidineは, 硫酸Paromomycin同様抗条虫作用が明らかにされている。今回著者らは本剤の駆虫効果を追試する目的で1980年~1981年の2年間に教室に紹介のあつた条虫症のうち7例について硫酸Paromomycin (Aminosidine) による駆虫を試みたのでその結果について報告する。
  • 矢崎 康幸, 並木 正義
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 3 号 610-614
    発行日: 1983/03/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    硫酸Paromomycin (Aminosidine) は, 近年大型条虫症治療薬としての有効性が注目されつつあり副作用の少ないことから特に本邦においてその臨床使用例が増加している1, 2)。これらの症例の多くは広節裂頭条虫症であり, 他には大複殖門条虫症3), 無鉤条虫症1), 有線条虫症4) が散見される。しかし, 一体どのような機序で酸Paromomycinがこれらの条虫に対して駆虫効果を示すのかは今だ不明な点が多い。われわれは広節裂頭条虫症患者からDAMASODERIVAS変法5) にて駆虫した広節裂頭条虫を用いてこの虫体に対する硫酸Paromomycinの影響について検討したので報告する。今回は広節裂頭条虫の運動に対する硫酸Paromomycinの影響とそのときの虫体表面構造の変化, 虫体の病理組織学的変化につき検討した。
  • 神奈川県第5例
    田中 朝雄, 橘 裕司, 永倉 貢一, 金田 良雅, 渡辺 浄
    感染症学雑誌
    1988年 62 巻 12 号 1197-1201
    発行日: 1988/12/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    大複殖門条虫病は日本人特有の寄生虫症である.その生活史はいまだ不明だが, 海産哺乳類の寄生虫と考えられている.ヒトへの感染はイワシ, サバ, カツオやハマチなどを生食することによると推定されている.著者らはカツオを生食したことによって感染したと疑われる神奈川県第5例目の大複殖門条虫症を経験したので報告する.患者は58歳の男性で, 1週間下痢が続き, その後排便時に, 紐状虫体を排出し来院した.持参した虫体の片節中に1対の生殖・器官が認められた.この特徴より大複殖門条虫症と診断され, ビチオノールが投与された.治療後, 頭節を含む全長10m65cmの虫体の排出が認められた.その1ヵ月後の検便において虫卵が認められなかったことにより, 治癒したと判定された.
  • 1974~1981年間の感染症例と硫酸Paromomycinによる駆虫成績
    神谷 晴夫, 石田 和人, 谷 重和, 石郷岡 清基, 山下 恵子, 鈴木 俊夫
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 3 号 619-624
    発行日: 1983/03/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    1974~1981年間の私田県下の2~68才の広節裂頭条虫症患者41例に硫酸Paromomycinを投与し, 全例駆虫することが出来た。投与用量は20~50mg/kgで, それによる副作用は認められなかつた。又, 本剤め条虫駆除作用機序に関して若干の考察を試みた。
    なお, 本成績は, 秋田県下の症例に限定したが, その一部は石田ら (1975), 鈴木・大鶴 (1980) に報告された。
    硫酸Paromomycinを供与していただいたパーク, デービス三共株式会社, 協和醸酵工業株式会社に感謝します。また, Avermectinに関する文献をお送りいただいた日本MSD株式会社多田融右氏に感謝します。
  • 鈴木 和夫
    森林科学
    2010年 59 巻 41-44
    発行日: 2010/06/01
    公開日: 2017/07/07
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 吉村 裕之, 赤尾 信明, 近藤 力王至, 大西 義博
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 3 号 625-631
    発行日: 1983/03/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    広節裂頭条虫症の治療には, 古くは綿馬エキス, ザクロ根皮, カマラ, アテブリン(キナクリン)等の駆虫剤が用いられてきたが, 駆虫効果が不安定であつたり, 悪心・嘔吐などの副作用を伴うことが多かつた。近年, Niclosamide, Bithionol, Paromomycinの抗条虫作用を持つ化学合成剤や抗生物質が広節裂頭条虫だけでなく, 各種条虫の駆虫剤として広く用いられるようになつた。しかし, Niclosamideは国内では入手が困難で且つ副作用の点から我が国では現在用いられておらず, もつぼら後2者を用いて治療がなされている。著者らも北陸地方における広節裂頭条虫症の実態を調査, 集計し, 上記薬剤にカマラを加えた4種薬剤の駆虫効果を比較検討し報告した14~16)。
    今回は1980年以降に硫酸Paromomycin(Aminosidine)を用いて駆虫を行つた24症例について, その臨床所見並びに駆虫成績を報告すると共に, in vitroにおける硫酸Paromomycin (Aminosidine) の虫体に対する作用機序, なかんずく薬剤の虫体組織に及ぼす影響の検討も行つたので併せて報告する。
  • 宮本 健司, 久津見 晴彦, 中尾 稔
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 3 号 602-609
    発行日: 1983/03/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    硫酸Paromomycin (Aminosidine) が抗細菌, 抗原虫作用を持つばかりでなく, 条虫駆虫効果を示すことは最近知られてきた。SALEM & EL-ALLAF 1, 2) は無鉤条虫, 小形条虫の駆虫に成功し, のちにBOTERO3), 金沢4, 5), 大鶴ら6), 影井ら7), 吉田ら8), 今井ら9), 石田ら10) の報告があいついだ。これによつて, アミノグリコシド系の抗生物質が小形条虫をはじめ, 無鉤条虫, 広節裂頭条虫, 大複殖門条虫などの大型で駆虫困難であつた条虫に対して, 駆虫作用を示すことが確実となつた。今回は実験感染させたDiphyllobothrium ditremumに対する駆虫効果を検討すると共に, 広節裂頭条虫症例について駆虫効果を確認したので報告する。
  • The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 3 号 644-649
    発行日: 1983/03/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 伊藤 恵美, 熊坂 隆行, 大石 千里
    日本小児看護学会誌
    2009年 18 巻 1 号 45-50
    発行日: 2009/03/20
    公開日: 2017/03/27
    ジャーナル フリー
    入院中の幼児10名を対象に、福祉玩具とのふれあい効果について探った。対象幼児の普段の遊びの後と福祉玩具とふれあった後の効果をフェイス・スケールおよび行動観察によって評価した。結果、フェイス・スケール評価では、普段の遊びの後と福祉玩具とふれあった後、ともに「プラスの効果」が得られ、福祉玩具とふれあった後の方が、普段の遊びの後よりもプラスの効果が得られた。福祉玩具とふれあい中、幼児の行動で最も時間が長かった行動は、福祉玩具を「触る」という行動であり、また、普段の遊びに比べ、福祉玩具とふれあい時の方が笑顔表出回数が多かった。入院中の幼児は、母子分離や治療・処置等により、それまで経験したことのない環境におかれることで大変な苦痛を強いられ、さらに安静や隔離などが要因となり、大きなストレスを抱えることとなる。そのような幼児が福祉玩具とふれあうことで、安心し苦痛やストレスを解消させることができる一手法として活用できるのではないかと考えられた。
  • 新村 宗敏, 横川 宗雄, 畑 英一, 小林 仁, 時田 賢, 蓮沼 洋子
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 3 号 594-601
    発行日: 1983/03/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    最近の食生活の多様化, 複雑な社会環境の変化のためか, 各種の寄生虫感染者の増加が目立つが, なかでも広節裂頭条虫症患者の増加は著しい。条虫症の治療剤としては, 綿馬, 石榴根皮, コソ, Kamala, Niclosamide, Quinacrine及びBithionolなどが知られているが, 著者らはこれまで広節裂頭条虫症及び無鉤条虫症の治療には主としてBithionolを用い極めて良好な駆虫成績をあげてきた(横川ら1, 2))。近年, Aminoglycoside系抗生物質である硫酸Paromomycin (Aminosidine) が条虫症に対しかなりの駆虫効果を示す知見が次々と報告され, 新しい形の抗寄生虫剤として注目をあびてきている(ULIVELLI3), BOTERO4), WITTNERら5), 金沢6, 7), 吉村ら8), 谷ら9), 石田ら10), 大島11), 山口ら12), 吉田ら13), 織間ら14), 影井ら16))。著者らも, 教室に紹介されてきた広節裂頭条虫症患者及び無鉤条虫症患者の硫酸Paromomycinによる治療を試みると共に, in vitroにおける条虫の自動運動と解糖系及び寄生虫のエネルギー生成系として知られているPhosphoenolpyruvate (PEP)-succinate系(SAZ16)) に対する影響などについて検討してみたのでこれらの成績を併せて報告する。
  • 酒井 秀夫, 小林 洋司, 下村 彰男, 岩岡 正博
    森林利用学会誌
    2000年 15 巻 1 号 3-10
    発行日: 2000/04/15
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル オープンアクセス
  • 橋本 智己, 浜田 利満, 赤澤 とし子
    那須大学 論叢
    2003年 4 巻 129-142
    発行日: 2003年
    公開日: 2018/03/30
    ジャーナル フリー
  • 林 滋生, 加茂 甫
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 3 号 552-565
    発行日: 1983/03/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    硫酸Paromomycin (Aminosidine) は1959年, イタリアのMassa Marittimaの土壌から分離された放線菌Streptomyces chrestomyceticusから生産されるアミノ配糖体系抗生物質で, 広域スペクトラムの抗菌作用の他, 赤痢アメーバなど一部の原虫にも有効に作用することが知られ, すでに広く用いられている。一方, Paromomycin (PRM) は, 1959年Parke Davis社において南米コロンビアの土壌から分離された放線菌Streptomyces rimosus forma paromomycinusから, 生産され, 同様の抗菌, 抗原虫作用があり, 又ULIVELLI1, 2) によりテニア症の治療に用いられて以来, WAITZ, MCCLAY & THOMPSON, 3) SALEM & EL-ALLAF 4, 5), Parke Davis Co. 6, 7) BOTERO8) などテニア症に有効であるとの多数の報告があらわれた。又広節裂頭条虫症にも有効なことがTANOWITZ & WITTNER9) により報告された。広節裂頭条虫に対する効果は, 我が国でも金沢裕10), 石田和人ら11), 大鶴正満ら12), により報告されている。頭記のAminosidineはPRMと完全に同一ではないにしても, その化学, 物理及び生物学的活性において本質的には区別できず, 前者は後者に含まれるべきであるとされている13)。
    硫酸Paromomycinの抗条虫効果については, GARINら14-6) の無鉤条虫, 金沢裕17) の広節裂頭条虫, 吉田幸雄ら18) の広節裂頭条虫, 無鉤条虫に対する有効性の報告がある。
    我が国における人の腸管寄生の条虫症として, 古くから無鉤条虫, 広節裂頭条虫が主要なるものを占め, この他に大複殖門条虫, 小形条虫, 縮小条虫, 有鉤条虫, 有線条虫, 瓜実条虫などがあるが, 近年特に広節裂頭条虫が急増の傾向を示している19-22) 実情に鑑み, 有望な抗条虫剤としての硫酸Paromomycinにつき, その効果, 副作用並びに適正な薬量, 投与法の検討を行い, 併せて作用機構を明らかにすることを意図して, 昭和54年に条虫症研究会を結成し, でに3年を経過した。
    構成組織はTable 1に示すとおりであるが, 筆者らはその世話役を務めて来たので, ここに現在まで得られた知見をまとめて概略を報告する。
  • 影井 昇, 林 滋生, 加藤 桂子, 梅木 富士郎
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 3 号 573-584
    発行日: 1983/03/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    近年, アミノ配糖体系抗生物質である硫酸Paromomycin (Humatin あるいは Aminosidine) が条虫類に対して高い駆虫効果を示すことが報告され, 新しい形の抗寄生虫剤として注目をあびてきている。
    この様な今までは抗蠕虫剤として全く顧みられなかつた抗生剤が蠕虫類に対して駆虫効果を示すことは学問的にも極めて興味があり, その作用機序を知ることによつて今後更に多くの, しかも種々の寄生虫に対して著効のある抗生剤の出現をみる可能性をも示唆するものである。
    そこで本実験では本剤の投薬量に対する検討とその作用機序について実験感染を行つた動物条虫症について検討を加え, 更に人体条虫症例についても検討を加えた。
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