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クエリ検索: "単純ヘルペスウイルス"
2,069件中 1-20の結果を表示しています
  • 横井 久, 小出 純一, 亀島 茂, 川出 和彦, 柳田 則之, 倉田 毅
    Ear Research Japan
    1984年 15 巻 1 号 251-253
    発行日: 1984年
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    Herpes simplex virus was inoculated into the cisterna magna of the guinea pigs, and morphological changes of the meninges, the cochlear aqueduct and the organ of Corti were observed by means of a scanning electron microscope and a light microscope with HE staining and immunofluorescent antibody staining. The viral antigen were seen in the meninges by immunofluorecent antibody staining. Light microscopic studies revealed the infiltration of the inflammatory cells to the meninges and the cochlear aqueduct. The same finding of the cochlear aqueduct was observed by means of a scanning electron microscope. However, there were no morphological changes in the organ of Corti in spite of these changes in meninges and the cochlear aqueduct.
  • 生田 剛史, 中村 均
    小児歯科学雑誌
    2004年 42 巻 5 号 615-622
    発行日: 2004/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    HSV-1は,新生児ヘルペス,ヘルペス性角膜炎,ヘルペス性脳炎,口唇ヘルペスなどを引き起こす病原微生物として知られている。小児歯科外来においても,しばしば,顕性なHSV-1の初発感染症状として疱疹性歯肉口内炎に遭遇する。一方,回帰発症の症状として青年期以降においては口唇ヘルペスなどが観察される。過去の報告にHSV-1症状消失後も唾液中へHSV-1が無症候性排泄されているというものがあり,唾液中に微量であったとしてもHSV-1が検出されることは,常に唾液に触れながら多くの小児の口腔内を触れる小児歯科医にとって感染を起こす危険性を含んでいる。そこで最近の小児期におけるHSV-1の潜伏の有無の状態を知り,HSV-1感染者が減少傾向にあるか否かを知ることは,時に重症化する疱疹性歯肉口内炎への診断,治療,予後を含めた対応を行う小児歯科医にとって極めて重要である。しかしながら,唾液中のHSV-1の検出率を向上させた検査法を用いて小児期における年齢別の潜伏感染状況を検討した報告は認められない。そこで,著者らは今回の研究を行った。
    微量なHSV-1DNAの検出率を向上させるNested PCR-リアルタイムPCR法を用いて3歳6か月から12歳5か月の健康小児における唾液中HSV-1の検出率を検討した。各年齢群のHSV-1の検出結果は,3歳6か月-4歳5か月児においては4.2%,4歳6か月児-5歳5か月児においては21.2%,5歳6か月-6歳5か月児においては35.1%,6歳6か月児-7歳5か月児においては26.7%,7歳6か月児-8歳5か月児においては73.1%,10歳6か月児-11歳5か月児においては76.7%,11歳6か月児-12歳5か月児においては84.4%であった。各年齢群におけるHSV-1検出状況が一定かどうかX2検定を用いたところ危険率0.1%において有意に一定ではなかったことから,各年齢群においてHSV-1検出率に違いが有ることが明らかとなった。なお,男女別の検出結果は,男女比は0.9:1.0であり,有意差は認められなかった。従来2歳未満の低年齢児においてHSV-1に初発感染し,稀ではあるが疱疹性歯肉口内炎が発症すること。さらに低年齢児での発症は重症であることがいわれていた。しかし,本研究結果から低年齢児の検出率は少なく,学校生活が始まる7歳ごろから急激に検出率が増加していることから重症な疱疹性歯肉口内炎は減少するが,低年齢児での非感染者が多いことが示唆されており,疱疹性歯肉口内炎に罹患した患児が来院した際に感染させない配慮が必要であることが明らかとなった。
  • 鈴木 聡崇, 垣野内 景, 室野 重之
    口腔・咽頭科
    2024年 37 巻 1 号 76-80
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル フリー
    単純ヘルペスウイルス
    (以下herpes simplex virus,HSV)は不顕性感染を含めれば成人の50%が感染している.HSVは再活性化により顔面神経麻痺や口唇・口腔のアフタの原因となる.他方,初感染は不顕性感染の場合が多いが発熱,口腔・咽頭のアフタと歯肉腫脹を伴って発症する歯肉口内炎型と,咽喉頭の広い範囲にアフタ,粘膜疹,潰瘍が多発し,激しい咽頭痛を伴い全身状態不良となることが多い咽頭扁桃型がある.HSVの初感染の診断においては血清抗HSV-IgG抗体と血清抗HSV-IgM抗体(以下抗HSV-IgM抗体)の血清抗体価の測定が有効であるが,比較的早期に陽性化する抗HSV-IgM抗体であっても発症後7日未満では陽性化しない場合があることが知られている.今回我々はHSV初感染による急性咽頭炎で抗HSV-IgM抗体が発症5日目の初感染採血で陽性となった症例と,発症6日目初診時に陰性だった抗HSV-IgM抗体が11日目に陽性化した症例を経験したので,2症例を比較し文献的考察を交えて報告する.
  • 冨樫 尚彦, 海田 賢一, 本郷 悠, 小川 剛, 石川 幸伸, 武田 克彦, 鎌倉 惠子
    臨床神経学
    2014年 54 巻 9 号 743-746
    発行日: 2014/09/01
    公開日: 2014/10/03
    ジャーナル フリー
    症例は53歳の男性である.発熱,意識障害で発症したヘルペス脳炎である.42日間のアシクロビル投与後に意識障害は改善したが20日後に再増悪し,ビダラビン投与とステロイドパルス療法で改善した.MRI上病巣は左側頭葉と両側島回,両側前頭葉であった.第98病日に超皮質性感覚失語が確認されその後変化はなかったが,第156病日のセボフルランをもちいた全身麻酔下大腿骨頭置換術後に失語はいちじるしく改善した.自然経過の可能性はあるが,セボフルランが炎症性脳障害の回復をうながし結果として高次脳機能障害の改善をうながした可能性もある.
  • 大塚 雄一郎, 根本 俊光, 花澤 豊行
    口腔・咽頭科
    2023年 36 巻 2 号 145-152
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/06/30
    ジャーナル フリー
    単純ヘルペスウイルス
    (HSV)は口腔や咽喉頭以外にも性器,角膜,脳脊髄などに感染する.一般的に血清抗HSV抗体が診断に用いられるが,抗HSV-IgM/IgG抗体は発症7日以前には検出できない点に注意が必要である.我々は発症早期に抗HSV-IgM/IgG抗体が陰性であった症例でも発症7日後以降に再検して24例のHSV初感染症を診断した.男性9例,女性15例,年齢は4歳から41歳で平均23.58歳であった.多くの症例で口腔咽喉頭のアフタや潰瘍と頸部リンパ節腫脹を認め,強い咽頭痛と高熱で経口摂取が困難であった.アシクロビル,バラシクロビル,抗菌薬,ステロイドなどで加療し全例が後遺症を残すことなく完治した.
  • 今田 吏津子, 三橋 善比古, 橋本 功
    皮膚
    1991年 33 巻 3 号 409-413
    発行日: 1991年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    弘前大学皮膚科及びその関連12施設において, 1989年12月より1990年2月までに経験した単純疱疹29例について, ゾビラックス® 錠200の効果を検討した。その結果, 投与後5日以内での有効率は86% (25/29例), 有効性と安全性を考慮して総合的に判定した有用率は97% (28/29例) であった。以上の結果からゾビラックス® 錠200は単純疱疹に対し, 極めて有用な薬剤であることが確認された。
  • 亀山 忠光, 村瀬 宏, 拝形 幸司, 中村 芳明, 二見 正人, 朱雀 直道, 山本 繁
    日本口腔科学会雑誌
    1987年 36 巻 1 号 69-77
    発行日: 1987/01/10
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 喜一, 酒井 博美
    Ear Research Japan
    1986年 17 巻 1 号 248-252
    発行日: 1986年
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    The authors performed experiments to clarify the influences of dengue virus (DV) on the auditory function in mice. Six DDY strained mice received an intracranial injection of mouse-adapted DV (Type 1, Mochizuki strain). Five the same strained mice received the injection of physical saline solution as a control. Besides general observations, the auditory brainstem responce (ABR) was measured for evaluation of auditory function. After sacrificed, the temporal bone was examined by the histological method. The results indicated that, in infected mice, the thresholds of ABR were increased and marked edema of the mucoepithelium in tympanic cavity with effusion were observed. In the control animals, there were no significant findings.
  • 岩本 信一, 井岸 正, 門脇 徹, 坪内 佑介, 西川 恵美子, 多田 光宏, 木村 雅広, 小林 賀奈子, 池田 敏和
    肺癌
    2021年 61 巻 2 号 125-129
    発行日: 2021/04/20
    公開日: 2021/04/30
    ジャーナル オープンアクセス

    背景.上皮増殖因子受容体チロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)の有害事象として,薬剤性肺障害や皮疹,下痢はよく知られているが,角膜上皮障害や単純疱疹に遭遇することは稀である.症例.69歳女性が胸部異常陰影を指摘され受診した.胸部CTでは右S8に結節を認め,経気管支肺生検で腺癌(EGFR L858R変異陽性)と診断された.脳転移がありcT1bN0M1b stage IVと診断し,エルロチニブを開始した.投与5日目に左下顎部に単純疱疹を発症し,バラシクロビルで治療した.投与11日目に視力が低下し,両角膜上皮炎,両角膜実質炎と診断された.詳細に既往歴を再確認したところ,原因不明の角膜上皮剥離の既往があり,角膜の脆弱性を疑った.エルロチニブを中止したところ,徐々に角膜上皮混濁は改善した.次にゲフィチニブを開始したところ,同日午後から再び視力が低下し,口唇に単純疱疹を発症した.翌日に眼科で角膜上皮混濁の再燃を指摘された.ゲフィチニブを中止した後,角膜上皮混濁は徐々に改善した.結論.角膜上皮障害と単純疱疹は,再投与により再燃したため,EGFR-TKIの有害事象であると考えた.

  • 滝沢 通, 菅生 元康
    日本臨床細胞学会雑誌
    1992年 31 巻 6 号 950-956
    発行日: 1992年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    女性性器単純ヘルペス (herpes simplex virus, HSV) 感染症の診断における細胞診の有用性を知る目的で感染細胞の形態変化の特徴の再検討を行うとともに, 採取条件, 各種診断法との診断率の比較, HSV1型, 2型および水痘帯状痕疹ウイルス (varicella-zoster virus, VZV) 感染細胞での形態差の有無などについて検討を行い以下のような結果を得た.
    1. 感染細胞の特徴はスリガラス状および多核化圧迫状配列など核にあったが, 核内封入体は33%の症例のみに認められた.
    2. 細胞診用の外陰部検体採取は初感染例では症状発現後1週間以内であれば診断可能であった. 採取法はガラスエッジの方が綿棒より良好な検体が得られた.
    3. 培養法と比較し細胞診での診断率は77%であった. 一方モノクローナル蛍光抗体法は特異性は高いものの診断率は細胞診より低かった.
    4. HSV1型, 2型およびVZV感染細胞の細胞形態による鑑別はできなかった.
  • 連鎖球菌菌体によるモノマーIgA抗体の吸収
    橋戸 円, 川名 尚, 井上 栄
    感染症学雑誌
    1992年 66 巻 2 号 225-231
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    単純ヘルペスウイルス
    (HSV) の性器への感染によって起こる性器ヘルペスは, 臨床的に初感染および再発・誘発の二つに大別される. HSV特異的IgA抗体は, 初感染時にはポリマー型 (p-IgA) であるが, 再発・誘発時にはモノマー型 (m-IgA) が主体になるため, 血清学的に臨床型を鑑別する指標となりうる. 我々は, 超遠心分画法を用いないで簡便にp-IgA抗体を検出するべく, Streptococcus pyogenes (S. pyogenes) AW43株のもつm-IgA抗体吸収能とS. pyogenes ARI株のもつIgG抗体吸収能を組合せ, Enzyme-linked immunosorbent assay (ELISA) により測定する系を開発した. 被検血清をS. pyogenesAW43株とAR1株の混合物で吸収処理し, 吸収前のIgA抗体活性 (ELISA吸光度で表示) を全IgA活性, 吸収後に残存するIgA抗体活性をp-IgA活性として, p-IgA/全IgAをp-IgAインデックスと表した. 性器ヘルペス17例から経時的に採取した47本の血清についてP-IgAインデックスを求めたところ. 初感染の発症から2週間以内は0.5以上と高値を示し, その後低下したのに対し, 再発・誘発の場合は発症直後から0.2以下で変動しなかった. 従って, p-IgAインデックスを用いれぽ, 単一血清でもHSVの初感染と再発・誘発が鑑別できる可能性が示された.
  • 小澤 茂, 吉野 亀三郎, 川名 林治, 沼崎 義夫, 船橋 俊行, 中北 隆, 尾崎 良克, 畑 精一郎, 板垣 朝夫, 小林 俊策, 森 良一, 山本 繁, 江田 浩幸, 原田 志津子, 柳 壹夫
    感染症学雑誌
    1989年 63 巻 8 号 822-826
    発行日: 1989/08/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    単純ヘルペスウイルス
    1型 (HSV-1) の分離株DNAの制限酵素BgI II消化によって我々が見出した3種類の変異株 (A型, B型, C型) のうち, A型変異株は西日本地域に多く偏在していることを既に報告した. 本報ではB型, およびC型変異株の地域的特性について検討した.
    我が国の10地域で得られた553株のHSV-1新鮮分離株のうちB型変異株の占める割合 (相対分離率) は5.4%であり, C型変異株の相対分離率は1.3%であった.
    西日本5地域のB型変異株の平均相対分離率が3.0%に対して, 東日本5地域のB型変異株の平均相対分離率は8.3%であり, B型変異株は東日本地域で多く分離される傾向が認められた. なかでも岩手県におけるB型変異株が20.5%と比較的高率であった.
    C型変異株は東北地方から九州に至る7地域に1株ずつ見出され, ほぼ全国に均一に分散されているものと考えられる.
  • 4)性感染症
    川名 尚
    日本内科学会雑誌
    1999年 88 巻 11 号 2182-2188
    発行日: 1999/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    感染症新法になって性病という言葉は消え性感染症という言葉が用いられるようになった.性感染症の中でも後天性免疫不全症候群と梅毒は,無症候性保菌者を含めて全数を把握することになり全医師が届出をしなければならない.新法で定点報告の対象となったものには,性器クラミジア感染症,性器ヘルペスウイルス感染症,尖形コンジロームのウイルスやクラミジアによるものと淋菌感染症の4つで今後ますます重要になると思われる感染症である.
  • 吉原 俊博, 加我 正行, 小口 春久
    小児歯科学雑誌
    1997年 35 巻 5 号 773-777
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    口腔内に潜伏する
    単純ヘルペスウイルス
    の検出を目的として,本学歯学部附属病院小児歯科外来を受診した,口腔内に疱疹性歯肉口内炎および口唇ヘルペスを発症していない健常児241名(年齢0歳2か月~14歳8か月)の唾液を採取して検体とし,PCR法を用いてHSVの検出を行い,以下の結果を得た。
    1)検体試料採取時,口腔内に疱疹性歯肉口内炎および口唇ヘルペスを発症していない健常児を対象としたにもかかわらず,被験児唾液中から17.0%の割合でHSVが検出された。
    2)年齢別のHSV検出率では,0歳および1歳において0%であり,2歳以降においてほぼ一定の検出率であった。
    3)兄弟姉妹の間の潜伏状況を調べると,兄弟姉妹全員がHSV(+)である群と兄弟姉妹のうち少なくとも1人がHSV(+)である群との間に有意差はなかった。
  • 余田 敬子, 北嶋 整, 上田 範子, 宮野 良隆, 荒牧 元, 笠島 武
    口腔・咽頭科
    1995年 7 巻 2 号 191-198
    発行日: 1995/02/28
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    1990年11月から1994年3月の間に, 急性ウイルス性扁桃炎を疑った19例 (男性9例, 女性10例, 平均年齢24.5歳) に対し, 免疫組織化学によって病原ウイルスの検出を試みた.患者から生検した扁桃組織を用いて病理組織学 (HE染色) 的変化を観察し, 免疫組織化学ABC法 (一次抗体: 抗HSV1および2monoclonal抗体, 6種類の抗EBV抗体) にてウイルス抗原の有無を検討した.病理組織学的変化としてHSV感染症を疑わせる核内封入体を2例に認め, 免疫組織化学ではHSV1は3例, HSV2は1例, EBVは4例が抗原陽性であった.患者のペア血清抗体価と今回の結果を比較し, 急性扁桃炎における免疫組織化学的検索の有用性を考察した.
  • 吉田 正己, 手塚 正
    皮膚
    1985年 27 巻 6 号 1161-1165
    発行日: 1985年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    モノクローナル抗体 (Cappel社) を用いた
    単純ヘルペスウイルス
    (HSV) の迅速な型別法について検討した。まず, ニワトリ胎児細胞におけるブラック法で既に型別したHSV1型65株, 2型15株を材料とし, この抗体のHSV型特異性を検討したところ, 前記の型別結果と完全に一致し, 交叉反応は認められなかった。次に, 顔面 (17例) と臀部 (3例) のヘルペス病巣から採取した塗抹標本にこの抗体を反応させてHSV型特異抗原を検出したところ, 同時に行ったウイルス分離・中和法による型別結果と完全に一致した。病巣から採取した塗抹標本にHSV型特異抗原を検出する方法は短時間で済むことから, HSVの型別法として非常に有用と考えられる。
  • 亀山 忠光, 中村 芳明, 大楠 道生, 田中 俊一, 朱雀 直道, 谷村 晃
    日本口腔外科学会雑誌
    1989年 35 巻 6 号 1584-1588
    発行日: 1989/06/20
    公開日: 2011/07/25
    ジャーナル フリー
    We experienced an unusual case of primary herpetic gingivostomatitis having deep, beltlike ulcers developed on the upper and lower gingiva in a patient with ulcerative collitis and reported the clinical and laboratory findings of this case.
    Also, by peroxidase antiperoxidase method HSV antigen was obserbed in neurofibrill of submucosa. We may suggest that this finding demonstrated a neural spread of HSV through the intra-axon.
  • 井本 敏弘, 清 佳浩, 武田 行正, 西尾 賢昭, 下居 佳代子, 石崎 宏
    皮膚
    1989年 31 巻 1 号 37-40
    発行日: 1989年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    FITC-標識マウスモノクローナル抗水痘・帯状疱疹ウイルス (VZV) 抗体による螢光抗体直接法で, 水痘および帯状疱疹の水疱底のスメア, 痂皮中のVZV抗原の有無を検討した。VZV抗原は帯状疱疹60例中59例, 水痘16例全例で陽性, 対照の単純性疱疹19例では全例で陰性であった。また帯状疱疹15例について経時的に検討したところ, ほとんどの例において表皮成分を含んだ痂皮が残存する限り抗原は陽性であった。本検査法は帯状疱疹の迅速診断に極めて有用と考えられた。
  • 亀山 忠光, 中村 芳明, 村瀬 宏, 朱雀 直道, 山本 繁, 上西 秀則, 萩原 義郷
    日本口腔科学会雑誌
    1989年 38 巻 3 号 564-570
    発行日: 1989/07/10
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    In order to determine the carrier rate of herpes simplex virus type 1 among students, neutralizing antibody to herpes simplex virus in serum was assayed for 47 3rd -year male dental college students, 56 1st-year in the dental hygienist school, and 54 1st-year in the nursing school.Seventy one male students of a technical professional school and fifty seven females in the women's junior college were subjected in the study as controls.
    1) The positive rate of neutralizing antibody among male students was 27.6 % in the dental students and 21.1% in the technical students.
    2) Among female students the positive rate was 32.1% of 56 dental hygienist students, 40.7% of 54 nurse students and 49.1% of 57 junior college students.
    3) The carrier rate of herpes simplex virus was 23.7% of total male students and 40.7% of female students. Significant sex difference was found.
    4) Through the observation of the distribution of antibody titers, both dental students and junior female college students were found to show a higher titer than another students.
  • ―画像所見と予後との関わりを中心に―
    熊田 恵介, 福田 充宏, 山根 一和, 堀内 郁雄, 奥本 徹, 青木 光広, 小林 良三, 小濱 啓次
    日本臨床救急医学会雑誌
    2000年 3 巻 5 号 482-487
    発行日: 2000/12/31
    公開日: 2025/03/15
    ジャーナル フリー

    1994年5月から2000年6月までに当センターに入院し,集中治療を要した20例の脳炎患者を対象とし,予後に関わる因子について検討した。完全回復12例,後遺症残存8例に分類して検討した結果,後遺症残存例では痙攣の併発が高い傾向にあり,意識障害が遷延化する傾向にあった。画像上,異常所見の出現頻度は両群とも,CTよりMRI,MRIよりSPECTのほうが高かった。SPECTの所見では,急性期での片側性に高集積を呈する症例よりも,全般的な血流低下を示している所見の症例が,後遺症を認める傾向にあった。また,脳血流量の回復不良は,意識障害の遷延化に関係しているものと考えられた。以上,脳炎の予後に関わる因子について検討したが,臨床症状では痙攣の併発,意識障害が5日以内に回復しない患者,画像所見ではSPECTによる全般的な脳血流量の低下を認める症例は,後遺症を認める傾向にあった。

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