詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "結腸切除術"
7,571件中 1-20の結果を表示しています
  • 桑原 悠一, 平田 真太郎, 桑原 明菜, 木村 都旭, 細井 則人, 首藤 介伸, 天野 正弘
    月刊地域医学
    2019年 33 巻 3 号 34-
    発行日: 2019/03/10
    公開日: 2024/08/08
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 松田 明久, 笹島 耕二, 丸山 弘, 柏原 元, 鈴木 英之, 古川 清憲, 田尻 孝
    日本医科大学医学会雑誌
    2007年 3 巻 3 号 136-140
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/07/12
    ジャーナル フリー
    Right hemicolectomy has been recognized as a basic surgical procedure in gastrointestinal surgery. Guidelines for the treatment of colorectal cancer were first published in 2005 and defined D3 as a standard lymph node dissection in patients with advanced colorectal cancer. However, strict D3 dissection is not an easy procedure and has technical differences between institutions and instructors. In this article we introduce detailed procedures for right hemicolectomy with antegrade D3 dissection by means of the inside approach which is routinely performed at our institution. We hope this article will be helpful for surgeons who perform operations for right-sided colon cancer.
  • 豊田 悟, 太田 博俊, 上野 雅資, 関 誠, 木下 雅雄, 西 満正, 柳沢 昭夫, 加藤 洋
    日本臨床外科医学会雑誌
    1993年 54 巻 3 号 613-621
    発行日: 1993/03/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    1946年より1989年まで癌研外科で手術された右側結腸癌286例のリンパ節郭清について検討した.その結果,右側結腸癌に対しては現行の標準郭清術式で概ね満足な結果が得られる事が再確認されたが,これに幽門下リンパ節等の右胃大網動静脈に沿った郭清を加える事により長期予後が得られる症例があり,これらを,主リンパ節特に上腸間膜静脈本幹に沿ったいわゆるsurgical trunkのリンパ節と同等の慎重さで郭清すべき事,また肝曲部付近にある癌に対しては必ずしも回盲部を含める半切除が必要ではない事,さらに4群以上のリンパ節転移に対してはリンパ節郭清範囲を拡大するだけでは長期の予後に影響しない事などが考察された.
  • 藤岡 審, 平川 克哉, 松坂 朋子, 松野 雄一, 吉田 雄一朗, 平田 敬, 川本 徹, 工藤 哲司, 中島 豊, 江崎 幹宏
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2016年 58 巻 4 号 976-982
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/20
    ジャーナル フリー
    Diverticular colitis(DC)に対してS状
    結腸切除術
    を施行された後に潰瘍性大腸炎へと進展した2例を経験した.手術前に施行された内視鏡像を検討すると,症例1では経過とともに半月襞上の強発赤,ポリープ状隆起,狭窄へと病変が進行していた.一方,症例2ではS状結腸に潰瘍性大腸炎に類似したびまん性発赤顆粒状粘膜を認めた.それぞれ再発性,慢性憩室炎と診断され手術が施行されたが,症例1は術後28カ月目に,症例2は術後13カ月目に下痢,血便が出現し典型的な潰瘍性大腸炎への進展が確認された.DCは潰瘍性大腸炎との鑑別が時として問題となるが,経過中に典型的な潰瘍性大腸炎へと進展する場合もあり,臨床経過を注意深く観察する必要があると思われた.
  • 入口 陽介, 細井 董三, 中井 呈子, 中村 尚志, 山村 彰彦, 大浦 通久, 小田 丈二, 水谷 勝, 益満 博, 山田 耕三, 岡田 利邦, 中橋 栄太
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2002年 44 巻 12 号 2106-2111
    発行日: 2002/12/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
    患者は82歳の男性.4年前にS状結腸のl+lla型早期癌のため外科的.切除術を受けている.その経過観察目的で2年前に行なった内視鏡検査で,横行結腸に約1/3周を占める表面平滑な発赤調の平盤状隆起性病変,いわゆる側方発育型大腸腫瘍(非顆粒型)を認めた.病変中央部の生検では高~中分化腺癌が検出され,深達度Sm1-2と診断し,手術を勧めたが,本人および家族が治療を強く拒否したため経過観察となった.今回,この非顆粒型は2型進行癌に発育進展しており,右半
    結腸切除術
    が施行された.切除標本の病理組織検査で,病変は31×22mmの深達度ssの2型進行癌であった.非顆粒型は腫瘍径が20mm以上になるとsm浸潤率が高率となるが,さらにsm癌から約2年の経過で進行猛呼へ発育進展した症例の存在が証明された.
  • 加藤 滋, 荒木 吉朗, 清水 謙司, 山本 秀和, 小西 靖彦, 武田 惇
    日本臨床外科学会雑誌
    2006年 67 巻 6 号 1329-1332
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    腹腔鏡補助下結腸手術において腸管切除によって生じる腸間膜欠損部については,閉鎖しないことが多く当院でも腸間膜の閉鎖は行っていない.今回われわれは腹腔鏡補助下
    結腸切除術
    後,腸間膜欠損部に腸管が嵌頓して絞扼性イレウスをきたした2例を経験したので報告する.症例1は71歳,男性で腹腔鏡補助下S状
    結腸切除術
    後,イレウスの診断で第31病日に緊急手術を行った.腸管近傍の腸間膜欠損部に小腸が嵌頓し絞扼されていたが,壊死には至っておらず腸管の切除は不要であった.症例2は79歳,女性で腹腔鏡補助下回盲部切除術後,第59病日にイレウスの診断で緊急手術を施行した.腸管近傍の腸間膜欠損部に小腸が嵌頓して絞扼されており,壊死腸管を含め約160cmの小腸切除を必要とした.腹腔鏡補助下
    結腸切除術
    でも腸管が嵌頓して絞扼性イレウスをきたす可能性があるため,腸管近傍の腸間膜欠損部は開腹創から閉鎖するべきである.
  • 井上 秀範, 赤坂 純逸, 岩堀 晃也, 内山 裕智, 本橋 慎也, 進藤 俊哉
    日本血管外科学会雑誌
    2017年 26 巻 3 号 185-188
    発行日: 2017/06/23
    公開日: 2017/06/21
    ジャーナル オープンアクセス

    症例は67歳男性.65歳時に横行結腸癌および腹部大動脈瘤を指摘され,動脈瘤径が小さいことから横行

    結腸切除術
    を先行した.以後,腹部大動脈瘤に関しては経過観察となっていたが,横行
    結腸切除術
    後1年経過した時点で急速に腹部大動脈瘤が拡大してきたため,手術適応とされた.開腹後であるためステントグラフト内挿術を選択して行ったが,術後1病日目に粘血便が認められたため,緊急内視鏡検査を施行した.虚血性大腸炎と診断し,直ちに,絶食や補液による保存的加療を行い,重篤化することなく軽快退院となった.ステントグラフト内挿術は,開腹による人工血管置換術よりも比較的虚血性腸炎の合併が少ないとされているが,腸管切除術後および広範囲リンパ節廓清後の症例では,術後合併症として発生する可能性があるため考慮して治療する必要があると考えられた.

  • 川口 俊弘, 大田 諭, 板野 晋也, 斉東 京祿, 梶原 彰, 相野 一, 前川 隆一郎, 鳥村 拓司
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2023年 65 巻 3 号 251-256
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/03/20
    ジャーナル フリー HTML

    症例は79歳女性.2年前に受けた大腸内視鏡の経過観察目的で紹介受診した.受診6日後に大腸内視鏡を施行し,偶然下行結腸にpress-through package(PTP)を認め,回収ネットを用いて摘出し得た.検索し得た限りでは,PTPを大腸内で発見し内視鏡的に摘出し得た症例は本症例が5例目であった.PTP誤飲は主に上部消化管内視鏡で発見・摘出され,幽門を超え大腸内で認めるPTPに関しては穿孔例や自然排泄例の頻度が不明で内視鏡的除去法は確立していない.今回,われわれは大腸内視鏡で偶然PTPを認め,摘出し得た稀な1例を経験したので報告する.

  • 清水 康仁, 小田 健司, 土岐 朋子, 金 美怜, 山本 恭平, 橘川 嘉夫, 畠山 一樹, 新井 英二, 窪澤 仁
    Progress of Digestive Endoscopy
    2013年 82 巻 1 号 198-199
    発行日: 2013/06/14
    公開日: 2013/07/05
    ジャーナル フリー
    Laparoscopic surgery is regarded as a good option for treatment of benign diseases such as colonic diverticulitis.
    Furthermore, trans-umbilical single-incision laparoscopic surgery is a rapidly advancing technique in laparoscopic surgery because of excellent cosmetic results. We herein report two cases of repeated colonic diverticulitis treated by single-incision laparoscopic colectomy (SILC). Two women suffered from several episodes of recurrent colonic diverticulitis. These patients underwent SILC to improve their quality of life. The procedure was successfully completed without complications. The postoperative course was uneventful and recurrence of the colonic diverticulitis was not seen. SILC is a safe and feasible method for use in cases of repeated colonic diverticulitis, providing a favorable cosmetic result for patients.
  • 田中屋 宏爾, 竹内 仁司, 安井 義政, 武田 晃, 楳田 祐三
    家族性腫瘍
    2004年 4 巻 1 号 29-32
    発行日: 2004年
    公開日: 2018/11/29
    ジャーナル オープンアクセス
    遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)には大腸多発癌が好発する.このため,HNPCC の大腸癌発癌患者に対する治療法としては,一般大腸癌と同様に大腸部分切除を行った後,残存腸管の厳重なサーベイランスを行う方法と,大腸亜全摘術ないし大腸全摘術によって発癌リスクの高い腸管を予防的に切除する方法が行われてきた.HNPCC の診断方法,発癌の有無,大腸癌発生部位,年齢,耐術能,肛門括約筋機能などをもとに,いずれの治療法を選択するかは決定されるが,Amsterdam Criteria 非合致例や高齢者などでは,必ずしもその選択は容易でない.治療法のオプションの一つとして,腸管切除量が大腸部分切除と大腸亜全摘術の中間的な拡大
    結腸切除術
    を加えてもよいかもしれない.
  • 岡田 幸士, 秋谷 雅之, 新井 周華, 加藤 敬二, 芝﨑 秀儒, 中村 純一
    北関東医学
    2022年 72 巻 1 号 35-42
    発行日: 2022/02/01
    公開日: 2022/03/18
    ジャーナル フリー

    【背景・目的】腹腔鏡下

    結腸切除術
    における消化管再建は体腔外で行われることが一般的である.腸管を体外へ誘導するために広範囲の腸管剥離や受動が要求され,腸管切除・吻合の際に腸管牽引による出血も経験する.これらの問題を解決するために体腔内吻合が行われているが,その有用性については明らかではない.本研究は当科で行った腹腔鏡下
    結腸切除術
    における体腔内吻合症例と体腔外吻合症例を比較し,その有用性を検討することを目的とした.

    【対象と方法】当科で行った腹腔鏡下

    結腸切除術
    症例160例を後方視的に検討した.

    【結 果】対象期間内に施行された体腔内吻合症例(IA群)は69例で,体腔外吻合症例(EA群)は91例であった.患者背景はIA群に比較的早期癌症例が多く,リンパ節郭清範囲や郭清個数に差が認められた.手術成績ではIA群の出血量が有意に少なく,両群間の手術時間に差は認められなかった.腹腔内膿瘍をはじめとした術後合併症の発生頻度に差は認められなかった.術後腫瘍再発の再発部位に両群の差は認められなかった.

    【結 語】腹腔鏡下

    結腸切除術
    における体腔内吻合は低侵襲性に優れた手技で有用である可能性が示唆された.

  • 小西 真理世, 吉野 雅則, 小峯 修, 水谷 聡, 野村 聡, 前島 顕太郎, 坊 英樹, 塩谷 猛, 尾形 昌男, 渡辺 昌則, 徳永 昭
    Progress of Digestive Endoscopy
    2008年 72 巻 2 号 38-41
    発行日: 2008/06/15
    公開日: 2013/08/02
    ジャーナル フリー
     S状結腸軸捻転症は腸閉塞の原因となり,緊急的治療の必要となる疾患である一方,発見が遅れがちな寝たきりの高齢者や精神神経疾患症例に多いことより,低侵襲性と根治性を兼ね備えた治療法が必要である。そこで,非観血治療として内視鏡的整復,観血的治療として腹腔鏡下S状
    結腸切除術
    は非常に有効な治療法であると考えられる。
     当科において1989年1月から2007年6月の18年6カ月間に経験した機械的イレウス768例中,S状結腸軸捻転症は21例であった。男性14例,女性7例,32歳から84歳(平均66.7歳)であった。併存疾患としては慢性便秘,精神神経疾患の既往がみられた。初診時腹膜刺激症状を示したものが6例,ショック症状を呈したものが5例であった。緊急大腸内視鏡にて整復を試みた16例中,成功例12例であった。そのうち4例に腹腔鏡下
    結腸切除術
    を施行した。
  • 内海 潤, 宮本 知苗
    Cardiovascular Anesthesia
    2014年 18 巻 1 号 45-49
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/10/21
    ジャーナル フリー
     植え込み型除細動器(ICD)装着患者の緊急手術中に,電気メスの電磁干渉(EMD)によって抗頻拍ペーシング(ATP)が作動し,ショック放電のための充電が開始されていたことが事後に判明した。たとえ局所麻酔下で可能な短時間の小手術であっても,ICD の抗頻拍機能は事前に停止させる,モノポーラ電気メスをなるべく使用しない,末梢動脈の脈波形を常時モニタリングする,術後に ICD の作動プログラムに異常が起きていないかチェックする,など ASA ガイドラインに従い周術期管理を行う必要がある。
  • 板倉 滋, 浅田 備之, 五石 宏和, 井上 和彦, 坂之上 一史, 三重 野寛, 香川 幸司, 板垣 哲朗, 石田 尚志, 三原 修, 枡田 一男, 池田 博, 三浦 弘資
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    1993年 35 巻 12 号 2922-2926_1
    発行日: 1993/12/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     症例79歳,女性.64歳時脳梗塞,78歳時大腸癌にて右半
    結腸切除術
    の既往がある.平成4年4月29日腹痛にて当科入院.5月7日の下部消化管内視鏡検査で,大腸小腸吻合部より口側小腸に全周性のびらん,浮腫状粘膜と管腔狭小化を認めた.5月8日の注腸X線検査では,大腸小腸吻合部より口側小腸の約40cmにわたり管状狭窄,Kerckring皺壁の消失を認めた.5月25日の下部消化管内視鏡検査で全周性の潰瘍を認め,狭窄が強度となっていたので,6月3日手術を施行した.切除標本の肉眼及び組織所見より虚血性小腸炎と診断した.
  • 中尾 健太郎, 清水 喜徳, 角田 明良, 嘉悦 勉, 草野 満夫, 成田 佳子, 石橋 悦子, 馬杉 朗子
    昭和医学会雑誌
    2004年 64 巻 2 号 229-233
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル フリー
    近年, 標準的医療の提供と医療資源の適正な使用のために, クリティカルパス (Critical path, 以下CP) の運用が必須となってきている1, 2) .当科においても, 平成14年度は12のCPが運用され, 使用されたCPを用いた症例数は256症例であり, 全手術症例のうちの60.1%であった.一方, CP運用途中で中止された症例は5例 (2.0%) であり, そのバリアンスを検討したところ, 術中の合併症によるものが2例, 術式の変更によるものが1例, 早期退院のため中止されたものが2例であった.これらのうち, 早期退院の2例についてはCPの逸脱の原因を検討すると, それらはCPを続行できた可能性があると思われた.しかし, 合併症などを起こした3症例に関しては修正困難であり, CPの脱落と考えられた.このことから, 術式の変更や合併症が生じた場合, そのCPの運用において修正の可能性は少なく, 新たなCPへの切り替えが必要であると思われた.
  • 児嶋 哲文, 清水 鉄也, 北城 秀司, 小西 和哉, 加藤 達哉, 山吹 匠, 広瀬 定徳
    道南医学会ジャーナル
    2018年 Supplement 巻 1 号 6-9
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/02/27
    ジャーナル フリー
  • 結腸間膜右側アプローチ
    加藤 貴史, 村上 雅彦, 普光江 嘉広, 草野 満夫
    日本臨床外科学会雑誌
    1999年 60 巻 1 号 22-27
    発行日: 1999/01/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    S状結腸癌に対する第3群リンパ節郭清を伴う腹腔鏡補助下S状
    結腸切除術
    を施行し, 1995年1月から1997年12月までに25例を経験した.適応は深達度MP, リンパ節転移N 1以下,腹膜播種および肝転移のない症例とした.手術は四角形の頂点にポートを留置し,従来の開腹術と異なるS状結腸間膜右側からのアプローチで,下腸間膜動脈根部郭清を行った.右側アプローチはリンパ節郭清と後腹膜の解剖の確認において合理的であると思われた.また,同期間に施行した開腹S状
    結腸切除術
    21例と比較したところ,手術時間,摘出リンパ節数に有意差はみられなかったが,出血量の有意の減少がみられ,術後社会復帰までの日数は有意に短縮した (p<0.0001). 腹腔鏡補助下S状
    結腸切除術
    は,開腹術と遜色のないリンパ節郭清が可能な手術であると思われた.
  • 本坊 健三, 吉嶺 巡, 福元 祥浩, 中村 好宏, 田中 紘輝, 平 明, 高崎 隆志
    日本臨床外科医学会雑誌
    1996年 57 巻 4 号 908-912
    発行日: 1996/04/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    原発性虫垂癌は稀な疾患で,術前に診断することは難しい.虫垂炎や回盲部腫瘍として切除後,病理組織学的に虫垂癌と判明する事が多い.
    68歳の女性が右下腹部の手拳大の腫瘤と圧痛を主訴に来院した. 3カ月前の注腸検査では虫垂内腔に一部透亮像を認めるが虫垂は明瞭に描出され回盲部にも異常を認めなかったため急性虫垂炎と診断,開腹した.所見は虫垂周囲膿瘍による腫瘤形成でドレナージにとどめ約1カ月後炎症が鎮静化した後虫垂切除を行った.病理組織学的に原発性虫垂癌と診断され虫垂切除端に癌細胞が陽性であったので更に8日後にリンパ節郭清を含む右半
    結腸切除術
    を追加した.切除虫垂の病理組織学的検査は不可欠で,特に腫瘤を形成した回盲部疾患では虫垂悪性腫瘍を念頭に入れておかねばならない.虫垂癌は稀であるがリンパ節郭清を含む右半
    結腸切除術
    を要するためその診断,治療に充分な配慮が必要である.
  • 岩永 剛
    家族性腫瘍
    2007年 7 巻 2 号 104-105
    発行日: 2007年
    公開日: 2018/12/05
    ジャーナル オープンアクセス
  • 山本 健司, 藤原 健一, 家納 有美子
    日本重症心身障害学会誌
    2016年 41 巻 2 号 247
    発行日: 2016年
    公開日: 2020/08/08
    ジャーナル フリー
    目的 夜間覚醒中に問題行為(啼泣、自傷、大声)のある患者に対し音楽による睡眠の効果を明らかにする 方法 対象:夜間覚醒中に問題行為のある患者5名 方法:小林弘幸著『ぐっすり眠るためのCDブック』付録のCD音楽を、ベッドサイドにて音量31〜35dBで消灯時間21時〜翌朝7時まで流す。 期間:1)音楽なし 平成27年11月24日〜12月7日の14日間 2)音楽あり 平成27年12月25日〜平成28年1月7日の14日間 評価:睡眠時間、中途覚醒の回数、問題行為の回数、眠剤使用の回数 結果 睡眠時間に変化がなかったのは患者aとbであった、患者aは睡眠時間、中途覚醒の回数、問題行為の回数に変化はなかったが、眠剤の使用回数が減少した。患者bは中途覚醒が増加し、問題行為も増加した。患者cとdは中途覚醒は増加したが、再入眠までの問題が短縮され睡眠時間が増加した。患者eは睡眠時間が減少し、中途覚醒と問題行為も顕著に増加した。 考察 患者aは、啼泣の持続により緊張・チアノーゼ出現するため眠剤を使用していたが、音楽導入後、眠剤の使用回数が減少した。また、患者cとdは、再入眠までの時間が短縮され睡眠時間が増加している。これは音楽により副交感神経が優位となりリラックスできたためと考える。患者bとeは、中途覚醒と問題行為が増加しており、音楽が刺激となって睡眠に悪影響が出たと考える。遠城寺式発達検査の言語理解は10カ月ごろから始まる。音楽により何らかの効果が見られた3名は、患者aは1歳〜1歳2カ月、患者cは2歳〜2歳3カ月、dは10〜11カ月で、言語理解が10カ月以上であった。それに対し患者bは5〜6カ月、患者eは4〜5カ月で、音楽が楽しい刺激となり睡眠の妨げられたと考える。 結論 睡眠を促す音楽は、遠城寺式発達検査の言語理解が10カ月以上の重症心身障がい児(者)に効果がある。
feedback
Top