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クエリ検索: "角屋重樹"
288件中 1-20の結果を表示しています
  • ― 平成10年小学校学習指導要領改訂後の中学生の調査結果から ―
    石井 雅幸, 角屋 重樹
    日本教科教育学会誌
    2017年 39 巻 4 号 13-20
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/01/26
    ジャーナル フリー
    本研究は,科学の創造性を基底とする科学観を小学校理科で導入した平成10年の学習指導要領以後の中学生の科学の暫定性に関する「理解」と「未理解」の実態を学年毎に明らかにしようとした。科学の暫定性の理解の実態は,中学1年158名,中学2年158名,中学3年124名を対象に調査した。調査問題は,中学生版変形NSKSテストを用いた。なお,変形NSKS テストは,科学の創造性,発展性,テスト可能性,簡潔性の4尺度から構成され,各4尺度はそれぞれ3つの下位尺度から成っている。その結果,すべての学年において,テスト可能性のすべての下位尺度,発展性の下位尺度「科学理論の暫定性」「科学理論の可変性」,並びに簡潔性の下位尺度「結果の簡単性」は,理解であった。簡潔性の下位尺度「科学理論の数の最少性」は,すべての学年において未理解であった。小学校の理科で導入した科学の創造性に大きく影響することが想定される科学の創造性では,下位尺度のうち「内容の創出」のみが中学1年だけ理解であった。この結果から, 小学生時代に平成10年告示の小学校学習指導要領理科で学習した中学生の科学の暫定性理解の実態はテスト可能性,発展性では「理解」,創造性や簡潔性は「未理解」 であった。
  • 葉倉 朋子, 角屋 重樹
    日本教科教育学会誌
    2020年 42 巻 4 号 63-69
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/07/11
    ジャーナル フリー
    今まで,授業研究は漠然としたテーマのもとで行われてきた。それに伴い,学校経営も具体的な授業改善に基づかないことが多かった。このような現状に対して,川崎市立東菅小学校は授業研究を思考力の育成と焦点化し,それを学校経営の基盤したことが特徴である。
  • 郡司 晴元
    霊長類研究
    2009年 24 巻 3 号 421-427
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2010/06/17
    ジャーナル フリー
  • 科学教育課程検討委員会
    科学教育研究
    2001年 25 巻 5 号 329-
    発行日: 2001/12/10
    公開日: 2017/06/30
    ジャーナル フリー
  • 久坂 哲也
    理科教育学研究
    2016年 56 巻 4 号 397-408
    発行日: 2016/03/19
    公開日: 2016/04/23
    ジャーナル フリー
    メタ認知は学力や動機づけ, 学習方略などと密接な関係にあるため, 我が国の理科教育学研究においてもメタ認知を対象とした研究が数多く見受けられるようになった。しかし, メタ認知の重要性は多くの研究者が認めるところであるが, メタ認知は高次な認知機能であると同時に抽象的な概念であることから研究の遂行が困難な側面も併せもっている。
    そこで, 我が国の理科教育学研究におけるメタ認知研究の動向と課題を明らかにするため, 代表的な学術誌から文献を収集して分析を行った。その結果, 観察や実験活動を中心とした理科学習場面における児童生徒のメタ認知的モニタリングやメタ認知的コントロールといったメタ認知的活動を発問や教材教具の工夫によって直接的に促す授業設計や学習方略に関する研究が盛んに行なわれており, 実践的な知見が蓄積されていることが示された。しかし一方, 科学的思考や科学的探究といった科学的な問題解決能力を育成する際に必要なメタ認知的知識の種類やそれらを獲得させるための教授方略に関する研究といったメタ認知の知識的側面に着目した研究が少ないことが明らかになった。また, メタ認知を変数として扱った場合の測定方法に関しても課題が残されており, 今後の研究が待たれるところである。
  • 後藤 顕一
    理科教育学研究
    2013年 54 巻 1 号 13-26
    発行日: 2013/07/17
    公開日: 2013/08/09
    ジャーナル フリー
    学習ツールである「相互評価表」とこれを用いる学習活動を開発した。「相互評価表」を活用する学習活動とは,評価規準が示された「相互評価表」を用いながら自己評価・他者評価を行い,この行った評価について自由記述によるコメントを残していく方法である。本論文の目的は「相互評価表」を活用する学習活動のうち自己評価活動に注目し,学習課題に対して設定した評価規準と科学的リテラシーの「能力」との関係を明らかにし,自己評価活動が科学的リテラシーの育成にどのように寄与するのかを明らかにすることとする。検討にあたっては,実践についての生徒の評価アンケート,考察記述を提出した際に行う自己評価ポイントとコメント,その後,考察記述を書き直し,再提出をした際に再度自己評価を行うときの自己評価ポイントとコメント,さらに提出時の記述と再提出時の記述を比較するコメントの記述について,ポイントの変化やコメントの質的な変化を分析することより考察した。その結果,評価ポイントでは,取組に基づいた学習により向上が見られ,生徒の科学的リテラシーの「能力」の全ての観点で,学習の前後で有意な効果が認められた。学習前後の比較コメントを分析したところ,科学的リテラシーの「能力」のうち,①科学的な疑問を認識すること,②現象を科学的に説明すること,について意識をした記述ができるようになることがわかった。また,自分の学習の進展について「楽しかった」等といった単なる感想調の記述ではなく,どのような力が身に付いたのか具体的に記述できるようになることがわかった。自己の学習を振り返ることでその意義を自覚し,実感を持って自己の伸張を感じつつ,主体的な学びを醸成することが期待できると示唆された。
  • ― 粒子領域固有の認識方法の獲得と人間性の育成に着目して ―
    川崎 弘作, 中山 貴司, 雲財 寛
    日本教科教育学会誌
    2017年 40 巻 3 号 47-58
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/01/26
    ジャーナル フリー
    本研究では,粒子領域の学習内容において,「理論」の構築過程に基づく学習指導が,科学固有の認識方法の獲得や人間性の育成に有効か否かを検証することを目的とした。科学理論とは,観察できる個々の現象を統一的に説明することのできる考えと捉えることができる。そして,科学理論は直接的に実証することが困難であることから,その考えが個々の事象を一貫して説明しやすく,後に実験により検証される新たな予測を生み出すこと,仮説演繹的な実験により反証されないこと等を通して確立されていくという構築過程を持つ。このような考え方に基づく学習指導を小学校第5学年の児童を対象に「もののとけ方」を通して実践を行ったところ,本研究の目的を達成したと判断できる結果を得ることができた。
  • 角屋 重樹
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2000年 14 巻 4 号 77-80
    発行日: 2000/01/22
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    総合的学習のあり方を明らかにするため、まず、これからの学習教育、次に、これからの学校教育と「知の創造」、そして、「知の創造」の具体的な学習指導の場面、知の総合化としての総合的学習、最後に、総合的学習のねらいと育てるべき力について考える。そして、これらの考察から総合的な学習のあり方を追求する。
  • 内山 隆
    教材学研究
    2017年 28 巻 25-34
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/03/06
    ジャーナル オープンアクセス

    The purpose of this study is to suggest a framework for developing educational materials for “Building Sustainable Communities”. As a starting point for educational material development, this study created a table that arranges concepts including “natural environment, ecosystem, material cycle”, “industry, technology, economy”, “politics, administration”, “living, information, education, culture, art, his-tory”, and “leadership, intermediate groups, participation, and collaboration” in the rows, and “growth” and “improvement” in the columns. Using this table, two cases were analyzed and the following three conclusions were reached: it was possible to analyze and compare the cases within a common framework; this makes it a multi-purpose educational tool as the two cases analyzed here displayed synergy effects like “creating a two dimensional space encompassed by lines connecting the points identified”; and these cases are part of the education in social studies of elementary and junior-high schools.

  • 教科の成立基盤に関する視点から
    角屋 重樹
    日本教科教育学会誌
    2015年 37 巻 4 号 77-83
    発行日: 2015年
    公開日: 2020/01/26
    ジャーナル フリー
    本稿は,教科の成立基盤に関する視点から,これからの教科教育のあり方を探ることを目的とする。このため,①教科区分や教科の意味・意義,②教科における内容構成,③教科で育成する人間性,④学習指導と評価のあり方,という下位目標を設定し,これらを順に論究した。その結果,次の4点が明らかになった。①既存の学問は固有の対象領域と方法という対象に関する認識が異なることから成立する。このため,既存の学問を負荷する各教科は認識の仕方の違いをもとに存立する。②教科の内容は既存の学問を背景に,それを子どもに適合するように組織する。③すべての教科は教科の本質をもとにした人間性を育成する。④各教科の学習指導と評価は,教科の本質にもとづき,人間形成という教育的価値をもとに学力を育成する。
  • 阪本 秀典, 石井 雅幸, 雲財 寛, 稲田 結美, 角屋 重樹
    日本教科教育学会誌
    2020年 43 巻 1 号 13-19
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/07/11
    ジャーナル フリー
    理科においては,問題解決の能力を問題解決の過程を通して育成することが求められている。そして,問題解決過程の連関性をもたせた指導の保障が子どもの問題解決の能力の育成に不可欠であると指摘されている。そこで,小学校教師を対象に,連関性をもたせた指導が行われているかを明らかにするために,連関性のある指導とない指導の指導頻度を問う質問紙を開発し,実施した。その結果,問題解決の各過程内で完結した連関性のない指導と比較すると,問題解決の各過程を連関させた指導は行われていないことが明らかとなった。教師は連関性のない,ノートを書かせる,観察・実験の技能指導,発表をさせるなどの具体的な子どもの活動に関わる指導を頻繁に行っていることが明らかとなった。
  • 事象提示により課題を捉えた子どもの検証過程の分析
    清水 秀夫, 益田 裕充
    教材学研究
    2011年 22 巻 87-94
    発行日: 2011年
    公開日: 2017/06/30
    ジャーナル オープンアクセス
  • 大江 靖雄
    農村計画学会誌
    2019年 38 巻 2 号 95-98
    発行日: 2019/09/30
    公開日: 2020/09/30
    ジャーナル フリー
  • 草場 実, 木下 博義, 松浦 拓也, 角屋 重樹
    日本教科教育学会誌
    2009年 32 巻 1 号 11-20
    発行日: 2009/06/30
    公開日: 2018/05/08
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,質問紙調査によって,高等学校理科の観察・実験活動における高校生のメタ認知の実態を明らかにし,さらに,メタ認知を活性化するための学習指導法開発への示唆を得ることである。まず,高等学校の生徒(4校,716名)を対象として,高校生のメタ認知の構成概念を確認した(分析1)。次に,学習意欲や学業成績が異なると推測される進学校(A校)と進路多様校(D校)の結果を中学校と比較することを通して,高校生のメタ認知の実態についての詳細な分析を行った(分析2)。その結果,以下のことが明らかとなった。1.観察・実験活動における高校生のメタ認知の構成概念には,「自分自身によるメタ認知」と「他者との関わりによるメタ認知」の2因子が確認された。2.「自分自身によるメタ認知」は,実験前では,進路多様校が中学校よりも働きが低く,実験中では,進学校が進路多様校や中学校よりも働きが高かった。一方,「他者との関わりによるメタ認知」は,実験場面にかかわらず,進路多様校が進学校と中学校よりも働きが低かった。3.「自分自身によるメタ認知」は,中学校では,実験前と実験中が実験後より働きが高いのに対して,進学校と進路多様校では,実験中が実験前と実験後より働きが高かった。一方,「他者との関わりによるメタ認知」は,学校種にかかわらず,実験前が実験中と実験後より働きが高かった。そして,高校生のメタ認知を活性化させるための指導法として,次の2点を導出した。1.進路多様校では,観察・実験活動に対する意欲を高め,観察・実験に関する科学的知識を正しく理解させること。2.進学校,進路多様校ともに,観察・実験活動を科学的知識を活用するための手段として課題解決的に位置づけること。
  • 石井 雅幸, 角屋 重樹
    日本教科教育学会誌
    2015年 37 巻 4 号 1-9
    発行日: 2015年
    公開日: 2020/01/26
    ジャーナル フリー
    本研究は,小学校で受けてきた学習指導要領の理科により,科学の暫定性の理解に違いがあるか否かを明らかにすることを目的とした。このため,科学の暫定性の考え方を導入した平成10年告示の小学校学習指導要領理科が完全実施される以前の2000年と,同学習指導要領完全実施後の2009年とにおける,小学校高学年児童の科学の暫定性の理解を測定できる質問紙法調査を実施した。調査問題は科学の創造性,発展性,テスト可能性,簡潔性の4尺度から構成した。その結果,学習指導要領完全実施前後で簡潔性に関して両者に違いがなかった。これに対して,科学の創造性,科学の発展性,テスト可能性に関する理解に違いが生じた。特に科学の創造性に関しては,平成10年告示の学習指導要領完全実施後の児童では適切な理解をしているという違いが見られた。
  • ― 他教科との協同授業の面白さと難しさについて ―
    平松 敦史, 宮本 浩治
    日本教科教育学会誌
    2014年 36 巻 4 号 115-118
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/01/26
    ジャーナル フリー
    本研究は,広島大学附属高等学校における「ESD の授業づくり」と「ESD の内容開発」の検証を通じて,ESD を視点とした学校カリキュラムの編成の具体と教科教育の役割について検討した。教科の学びを大切にしながら,教科で学んだことを統合し,問題解決の方向性を模索するという教科中心の学びが,広島大学附属高等学校のESD 学習の特色であった。教科の固有性を大切にしつつ,教科がつながることにより,子どもの思考を深めること,「ESD の内容開発」を行う中で,教科の固有性や教科の特色を再発見できたことは成果の一つであった。質的に深い教科学習の継続と,教科と教科の連携の中でこそ,「ESD 学習」はより豊かなものになるという確信を得ることができた。
  • 教科の固有性と教科教育の学的研究に着目して
    川崎 弘作
    日本教科教育学会誌
    2021年 43 巻 4 号 69-76
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/03/09
    ジャーナル フリー
    本稿では,「若手の教科教育研究者は,教科教育とその研究をどのように捉えているか」という本シンポジウムのテーマに対し,「教科教育とは何か」,「教科教育の研究とは何か」という問いに答えること及び,その具体例を示すことを目的とした。その結果,教科教育を「比較により見いだした教科等の固有性に基づき教科の学習指導を行うこと」,教科教育の研究を,「教科等の固有性に基づき,教科教育実践を中心として,教科の目標,内容,方法を一貫して検討し続けること」と捉えることができた。また,これらの捉えに基づき筆者がこれまでに取り組んできた研究事例を紹介することによって,その具体例を示した。
  • 隈 弘夫
    化学と教育
    1998年 46 巻 7 号 432-
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2017/07/11
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 寺本 貴啓, 松浦 拓也, 角屋 重樹, 森 敏昭
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2009年 51 巻 PE047
    発行日: 2009年
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 角屋 重樹, 石井 雅幸
    日本教科教育学会誌
    1998年 21 巻 3 号 63-69
    発行日: 1998/12/31
    公開日: 2018/05/08
    ジャーナル フリー
    本研究は,小学校第6学年児童が科学の暫定性という特質をどのようにとらえているのかを明らかにしようとした。このため,東京都内4校の221名,神奈川県内4校の417名の計638名の第6学年児童を対象とし小学生用に改変した変形NSKSテストを実施した。小学生用に改変した変形NSKSテストとは,創造性,テスト可能性,発展性,簡潔性の4種の尺度から成り,4種の各尺度を構成するそれぞれの項目に関して3段階の尺度値で反応するものであった。第6学年児童の科学の暫定性に関する理解のしかたは,4種の各尺度を構成する項目,及び各尺度の構成項目における尺度値の人数に表れると考えられる。そこで, 4種の各尺度を構成する項目については主成分分析法で検討した。また,各尺度を構成する項目における尺度値の人数に表れる科学の暫定性に関する理解は,各尺度を構成する項目の3段階の尺度値における人数分布から検討した。その結果は,以下のようになった。(1)抽出した主成分は,創造性,発展性,簡潔性とテスト可能性,創造性という尺度に対応するものであった。(2)各構成項目の3段階の尺度値における人数分布に表れた科学の暫定性に関する理解,特に未理解は,4種の尺度のうち,簡潔性の尺度に表出した。それは,小学校第6学年児童は科学的知識や法則,理論に関する表記上の簡潔性を認めていない,というものであった。
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