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クエリ検索: "野沢祐一"
11件中 1-11の結果を表示しています
  • 和田 豊人 他
    青森市民病院医誌
    2020年 23 巻 17-
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/05/02
    ジャーナル フリー
    症例は、60代男性。胆嚢炎の術前検査で上部内視鏡を施行。胃体中部後壁に5mm程度の隆起性病変あり。組織は神経内分泌腫瘍。その後、同病変に対し、内視鏡的粘膜下層剥離術を施行。その結果、脈管侵襲があった。悪性度の低い、微小病変に対し、追加切除が本当に必要か?文献に当たったところ、やはり手術がされていた。本症例も追加切除を施行している。
  • 金子 桂士, 中河原 浩史, 山田 康嗣, 菊田 大一郎, 堤 菜津子, 藤川 博敏, 桂 義久
    Progress of Digestive Endoscopy
    2020年 97 巻 1 号 106-107
    発行日: 2020/12/18
    公開日: 2021/01/08
    ジャーナル フリー

    A woman in her 80s underwent surgery for ascending colon cancer about four years ago; she had a positive surgical margin. However, chemotherapy was not given according to the patient's wish. Abdominal computed tomography three years after surgery revealed a mass lesion in the descending part of the duodenum. A submucosal (mesenchymal) tumor was suspected on endoscopic ultrasonography. However, endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration (EUS-FNA) cytology revealed adenocarcinoma, with findings similar to pathological findings at the time of surgery four years earlier. The patient was therefore diagnosed with a duodenal recurrence of her prior ascending colon cancer. EUS-FNA is minimally invasive and is useful for the diagnosis of tumor-like lesions in the submucosa.

  • 芹沢 ありさ, 井口 靖弘, 山田 博昭, 工藤 香菜, 井上 俊太郎, 西村 賢, 中山 昇典, 本橋 修, 亀田 陽一
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2016年 58 巻 12 号 2418-2423
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/20
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    症例1は61歳,女性.右下腹部痛が出現し,CF上,上行結腸に浮腫状に肥厚した粘膜を区域性に認め,送気によっても拡張不良であった.生検にてMALTリンパ腫と診断し,R-CHOP療法を施行し完全奏効となった.

    症例2は66歳,女性.腹痛,下痢が出現し,上行結腸とS状結腸の2カ所に症例1と同様の内視鏡所見,病理結果を示し,R-CHOP療法を施行し部分奏効となった.

    びまん浸潤様大腸原発悪性リンパ腫の内視鏡像は①区域性拡張不良と②びらんを伴う浮腫状粘膜であり,十分な送気と鎮痙剤の使用が病変の拾い上げに有用と考える.

  • 石川 卓哉, 川嶋 啓揮, 大野 栄三郎, 飯田 忠, 西尾 亮, 鈴木 博貴, 植月 康太, 八鹿 潤, 山田 健太, 芳川 昌功, 宜保 憲明, 藤城 光弘
    胆道
    2020年 34 巻 2 号 145-152
    発行日: 2020/05/31
    公開日: 2020/05/31
    ジャーナル フリー

    経腹壁超音波検査は簡便であり胆嚢病変の検査における第一選択となる.近年,腹部領域での3Dエコー技術が進歩し注目されている.当院で5mm以上の胆嚢隆起性病変に対して経腹壁3Dエコーを行った21例を対象として,通常観察所見に加えて3D画像を評価し,診断に寄与する所見を検討した.最終診断は胆嚢癌2例,良性ポリープ19例であった.通常観察所見では胆嚢癌は有意に大きく(21.5mm vs. 8mm,P = 0.019),表面構造と内部点状高エコーの有無において癌と良性ポリープで有意差を認めた(P = 0.001,P = 0.029).3Dエコーではいずれの病変も明瞭に描出可能であり,特に最大径の計測および基部,表面構造,多発病変の有無についての認識が容易となった.胆嚢隆起性病に対する経腹壁3Dエコーは病変の形態認識を容易にし,超音波診断において補助的役割を果たす.

  • 魚森 俊喬, 徳田 恵美, 堀本 義哉, 齊藤 光江
    日本外科系連合学会誌
    2019年 44 巻 6 号 1031-1035
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/12/31
    ジャーナル フリー

    今回われわれは食道狭窄による通過障害を契機に診断した高齢者転移性乳癌に対し,筋肉内注射剤の内分泌療法と放射線療法による集学的治療により早期からQOLを改善できた症例を経験したので報告する.症例は79歳女性,摂食時つかえ感を主訴に受診.左乳房に皮膚潰瘍を伴う腫瘤を認めた.精査により肺転移,胸腹部大動脈周囲リンパ節転移,肩甲骨転移を伴うStage Ⅳ乳癌と診断,食道狭窄の原因は大動脈周囲転移リンパ節による圧排と判断.病変により経口摂取困難であったことや年齢を考慮し,全身治療として筋肉内注射剤であるフルベストラントを選択,また大動脈周囲転移リンパ節に対し放射線治療を行った.治療開始1カ月で通過障害は改善し経口摂取可能となった.治療開始後4年経過した現在もQOLを維持し治療を継続している.本症例は経口摂取が困難であったが,筋肉内注射剤の特性を生かした集学的治療により早期からQOLを改善することができた.

  • 植野 広大, 海藤 章郎, 春木 茂男, 谷岡 利朗, 伊東 浩次, 滝口 典聡
    日本臨床外科学会雑誌
    2021年 82 巻 5 号 873-878
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/11/30
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    急性壊死性食道炎 (acute esophageal necrosis: AEN)は食道粘膜の黒色変化を特徴とする稀な疾患である.予後は良好だが,食道狭窄を合併し治療に難渋することがある.患者背景に糖尿病などの基礎疾患を有することが多く,食道狭窄に対する手術治療は周術期合併症を併発するリスクが高いためである.症例は糖尿病と脳梗塞の既往がある72歳の男性.上部消化管内視鏡検査で胸部中下部食道粘膜の黒色変化を認めAENと診断した.その後,食道粘膜の黒色変化は改善したが,著しい瘢痕化を伴う食道狭窄が出現した.内視鏡的バルーン拡張術 (endoscopic balloon dilation:EBD)などの内科的治療による改善は見込めないと判断し,右開胸開腹食道亜全摘術を行った.術後は再建胃管の部分的壊死に伴う縫合不全に対するドレナージ,吻合部狭窄に対する繰り返すEBDを行い,難渋したが治癒した.AENに食道狭窄を合併した場合は,早期からEBDなどの介入を行うことが検討されるべきである.

  • 北川 博之, 横田 啓一郎, 丸井 輝, 小河 真帆, 並川 努, 花﨑 和弘
    日本臨床外科学会雑誌
    2022年 83 巻 1 号 61-67
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/07/31
    ジャーナル フリー

    症例は68歳,女性.29年前に左乳癌に対して左乳房切除術を施行された.3年前から嚥下困難感を自覚,以後近医で食道狭窄に対してバルーン拡張術を繰り返し受けていたが,症状が改善せず経口摂取不可能となった.内視鏡下食道粘膜生検では悪性所見は認めなかったが,CTで胸部食道の全周性壁肥厚と椎体の硬化性変化を指摘され,骨生検で乳癌の骨転移と診断された.乳癌食道転移の可能性を考え,超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診を施行し病理組織検査で骨生検の所見と一致したため,乳癌食道転移と診断した.食道ステント留置術を行い,乳癌に対する薬物治療を開始した.乳癌の既往がある食道狭窄症例では,乳癌食道転移の可能性を考慮して全身の転移検索を行う必要があり,超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診は診断に有用である.

  • 肱岡 範, 清水 泰博, 原 和生, 島田 和明, 奥坂 拓志
    胆道
    2019年 33 巻 2 号 224-233
    発行日: 2019/05/31
    公開日: 2019/06/17
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    超音波内視鏡(EUS)は,他の画像診断に比べ空間分解能が優れており,胆嚢病変の存在診断,胆嚢癌を疑う場合の深逹度診断あるいは進展度診断などにドプラモードや超音波造影剤を使用した精密検査が可能であり,欠かすことのできないモダリティーである.また,胆嚢病変に対するEUS-FNAは黄色肉芽腫性胆嚢炎(XGC)などとの良悪性の鑑別,化学療法前のエビデンス取得に必要であり,その感度,特異度ともに高く診断に有用である.しかし,胆汁漏出という偶発症を防ぐことが最も重要である.次世代シークエンサーの普及により,胆嚢癌を含む胆道癌においてもドライバー遺伝子が報告され,これらを標的とした分子標的治療薬の治験も行われている.次世代シークエンサーを用いた遺伝子パネル検査は,EUS-FNAによる検体でも可能であり今後ますますEUS-FNAの必要性は高まるものと考えられる.

  • 北村 陽子, 福本 晃平, 岸埜 高明, 岡本 直樹, 金政 和之
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2019年 61 巻 12 号 2634-2645
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/20
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    ESDは,大きな病変でも一括で切除することが可能であり,詳細に病理診断をしていただくことが可能である.しかし,標本の取り扱い方を誤ると,一括切除された標本でも正確な病理診断ができない.切除標本は,可能な限り早くかつ適切に取り扱う必要がある.内視鏡医は,標本処理に関わるため,標本の取り扱いの知識が必要である.内視鏡医は,ESDで,病変を切除したら終わりではない.内視鏡画像診断所見と病理診断所見を正確に対比することで,術前診断の妥当性や問題点を検証することができる.そのため,内視鏡と病理の対比を繰り返し行うことが,内視鏡診断能力の向上には必須である.

  • 池田 恵理子, 安藤 梢, 福嶋 敬宜
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2022年 64 巻 11 号 2353-2363
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/21
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    内視鏡診療において,正確な病理診断を行うことは必要不可欠であり,内視鏡医と病理医が協力して診療をしていくことが求められる.内視鏡医は,検体採取や検体処理など,病理診断全体における重要な役割の一端を担っている.“病理”とは,病理診断だけではなく,病理検体の処理から病理診断,病理診断書の解釈までの病理診断に関わるすべてを包括している.“病理”は,内視鏡医が関わる病理検体の処理から既に始まっているのである.そのため,内視鏡医も“病理”についての知識を深めることは,病理診断能の向上に役立つ.今回は,内視鏡医が覚えておくべき病理検体の取り扱い方について概説する.

  • 信州医学雑誌
    2014年 62 巻 5 号 309-378
    発行日: 2014/10/10
    公開日: 2014/11/17
    ジャーナル フリー
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