粉砕
Online ISSN : 2432-2075
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〈テクニカルノート〉
最新の造粒技術
岩田 敏昭
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 64 巻 p. 42-47

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抄録

近年,タルクやカーボンブラックなどの微粉のハンドリング性向上を目指した減容化や後工程の性能アップの為に,ロール型圧縮造粒機の導入を検討するユーザーが増え,引合が増えている。2013年に,当社ホソカワアルピネコンパクションからロール型圧縮造粒機を導入後,高強度な成形物が得られる「せん断型ブリケットマシン」を開発した。当社のロール型圧縮造粒機の実証テストは,「ホソカワアルピネコンパクション(ドイツ,ラインガルテン)」と「ホソカワミクロン(日本)」の2拠点で実施可能であり,ユーザー用途に最適な造粒条件の見極めと過去実績をベースに,大型機へのスケールアップを行っている。

本報では,当社の乾式造粒のロール型圧縮造粒機の概要,原理,構造ならびにせん断型ブリケットマシンの特徴,用途例をまとめている。

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