日本食品工業学会誌
Print ISSN : 0029-0394
レバン分解酵素の研究
(第2報)放線菌酵素の精製と性質
津村 信蔵牧野 重英
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1974 年 21 巻 2 号 p. 71-75

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抄録
Streptomyces griseusに属する一菌株の培養濾液よりレバン分解酵素を分離・精製した。精製酵素はポリアクリルアミドゲル電気泳動および超遠心分離法により純度を確認した。本酵素は反応温度50℃まで活性は増加し60℃では急激に低下した。50℃,10分間は安定であり,55℃,10分間で著しく失活した。安定pHは6~8であり,至適pHは6.5付近であった。本酵素はB. subtilis生産のレバンには作用するが,シュークロース,ラフィノース,イヌリン,デキストランには作用しなかった。金属イオンなどの影響は銅イオン,PCMBで強く阻害され,ニッケル,マンガン,亜鉛の各イオンにも阻害が認められた。マグネシウムイオンはやや賦活化の傾向が認められた。Km値は0.0073(g/ml)と測定し,分子量は約45,000と推定され,沈降係数S20.wは4.75Sであった。
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