ホソカワ粉体工学振興財団年報
本年報は、粉体工学の啓蒙、発展を目的として平成3年12月に設立されました公益財団法人ホソカワ粉体工学振興財団の年報です。それぞれの年度の事業内容と実施状況の概要、役員等の名簿と共に、その助成・褒章事業の対象となった研究従事者から提出された報告書をまとめて公開しています。財団活動の詳細につきましてはそのホームページ(http://www.kona.or.jp/jp/)に掲載されています。
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収録数 565本
(更新日 2021/10/20)
Online ISSN : 2189-4663
ISSN-L : 2189-4663
研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
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28 巻 (2020) p. 109-117
粒子添加による付着力分布が流動性の向上に及ぼす影響 もっと読む
編集者のコメント

粒子径が小さい粒子の流動性向上方法の1つに微小粒子添加法がある。本方法では,微小粒子被覆による主粒子間付着力の低下が主な原因だと考えられているが,被覆主粒子接点で力が不均一となることも原因の1つである可能性が考えられる。この記事では,DEMシミュレーションにおいて,異なる表面付着力分布モデルでのオリフィスからの粒子流出速度を求めた結果,表面付着力分布は流動性向上に寄与することを報告している。

28 巻 (2020) p. 88-92
PLGAナノ粒子の精密制御とDDSへの応用 もっと読む
編集者のコメント

薬物や核酸を目的の臓器や細胞に送達するためのナノ粒子製剤が世界中で注目されています。ナノ粒子の粒径は、生体内分布や薬効に影響を与えることが報告されており、ナノ粒子製剤の粒径の精密制御技術が強く求められています。この記事では、マイクロ流体デバイスを用いて、生分解性ポリマーの1つである、Poly lactic-co-glycolicacid(PLGA)ナノ粒子の粒径を精密に制御する技術と抗がん剤を搭載した粒子作製への応用について報告しています。

28 巻 (2020) p. 18-25
有機溶媒中の表面間力と表面―溶媒親和性の相関の解析 もっと読む
編集者のコメント

有機溶媒を用いた微粒子分散系は多くの工業プロセスで用いられていますが,その分散挙動の理解は水系のそれよりもはるかに遅れています。この研究では、分散・凝集の支配要因である有機溶媒中の固体表面間力を、原子間力顕微鏡を用いて直接測定し、表面官能基と溶媒分子の親和性という観点から表面間力の作用メカニズムを解明しています。この結果は、有機溶媒中での分散評価の体系化に大きく資することが期待されます。

28 巻 (2020) p. 124-128
粉体の結晶構造制御が可能とする可視光応答型光触媒の水熱合成 もっと読む
編集者のコメント

世界が掲げるカーボンニュートラルや脱炭素社会を実現するために、化石燃料に代わるクリーンなエネルギー源の開発が重要な課題となっている.現在、半導体光触媒を用いて太陽光下で水を分解する技術が解決策の一つとして期待されている.本研究では,半導体のpn接合という概念を用いて,可視光下でも効率の高い光触媒をの有効性を提案した。具体的には、n型のBiVO4とp型のBiOX半導体をナノレベルで組み合わせることによってそれぞれの半導体単体よりも光触媒効率を大幅に改善することを明らかにした。

28 巻 (2020) p. 44-48
磁性ポリマーネットワークを用いる着色磁性粉体の作製 もっと読む
編集者のコメント

酸化鉄磁性粒子は優れた磁性を示す一方で、黒褐色の材料です。このため、酸化鉄磁性粒子を基盤としたカラー磁性粒子の作製は困難でした。この記事では、ランタノイド元素の中で最も磁気モーメントの高いホルミウムを複合した高分子を利用することで作製された、無着色ならびに任意の色で鮮やかに着色されたカラー磁性粒子の特徴について説明しています。

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