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青木 健太, フォン ヤオカイ, 内田 誠一, 荒関 雅彦, 齋藤 有紀, 鈴木 利治
セッションID: 08-1P-15
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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顕微鏡の発達により、細胞内の粒状物質を見ることができるようになった。その動きからアルツハイマーなどの原因が解明できると期待されている。現在、動きの定量化作業は肉眼で行われているため、研究者は大変な労力が必要となる。そこで、本研究室では、細胞の粒状物質の移動解析の自動化を提案する。 具体的には、顕微鏡からの動画像データをコンピュータに取り込み、学習によって粒状物質の移動解析を行う。
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松尾 洋孝, 林 健司
セッションID: 08-1P-16
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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匂いガス検出は,環境測定,爆発物検知あるいはより快適な暮らしのために必要とされている.本研究では,匂い物質が蛍光物質と互いに相互作用することを利用し蛍光測定により匂いの検出を行っている.これまでに,溶液系の実験により蛍光物質を用いて匂い物質の検出に成功した.しかし,蛍光測定では匂いガスを測定することは困難である.そこで,シート状に配置した蛍光物質を用い,CCDカメラによる画像撮影を行うことで匂いガスの検出を試みた.この手法により,匂いの空間的な広がりを検知することができ,匂いの可視化することができると考えられる.
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今西 将, 松尾 洋孝, 林 健司, 内田 誠一
セッションID: 08-1P-17
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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人は匂いを鼻で確認するものであり、目で見て確認することはできない。もし匂いの可視化が実現すれば、快適な匂い空間の実現、有害化学物質の漏洩防止につながる。今回はその前段階として、匂い可視化フィルムに匂いを吹き付けた画像における匂いの検出の検討を行う。
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小野 智司, 森重 綾太, 中山 茂
セッションID: 09-1P-01
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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本論文では,多目的最適化問題の一つであり,免疫アルゴリズムの有効性が確認されていない多目的0-1 ナップザック問題に着目し,多目的最適化を行うNon-dominated Prioritized multi-objective Immune Algorithm (NPIA)を提案する.提案するNPIAは,劣抗体の分化の抑制により集団中の非劣抗体の生存率を高めることで,良質で多様な非劣解集合を発見することが可能である.
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美馬 直生, 松前 進
セッションID: 09-1P-02
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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本研究では、遺伝的ネットワークプログラミングを相関ルール抽出に用いた際,どの程度の抽出精度を発揮できるのかを既存手法と比較し考察を行う.現在,データマイニング手法の一つである相関ルール抽出を行うためのアルゴリズムがいくつか提案されている.代表的なアルゴリズムとしてAprioriなどが上げられるがこれらはデータ属性数,データベースのデータ数が多くなるにつれ膨大な計算コストが必要となる.そこで,ヒューリステックの適用が検討され,進化論的手法がいくつか提案されている.その中の一つであるGNPを用いた相関ルール抽出について,その有効性を考察する.
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今村 佑介, 福本 誠
セッションID: 09-1P-03
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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香りは現在,香水を始め,ストレスの軽減を目指したアロマテラピーなど,様々な分野で注目され,暮らしの中でも多く利用されるようになってきている.しかし,これらは製造者側から提供されたものを利用するのが一般的である.本研究では,嗅覚に関するメディア,すなわち香りを対話型進化計算で扱う.進化計算手法としては対話型遺伝的アルゴリズムを,香りの生成装置としてはアロマジュールを用いる.香料は全て柑橘系を用い,その香りの強さを遺伝子とし,生成された香りの評価をユーザが行うことで,好みや目的に合うような香りを生成する.また,ランダム選択を用いた比較実験を通じて,実験手法の評価を行う.
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小川 信太朗, 福本 誠
セッションID: 09-1P-04
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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携帯電話の着信音などメッセージ伝達を行うサイン音は日常生活で多く使われている。しかし、サイン音はユーザの聴き心地の良さや好みなどはあまり考慮されていない。そこで本研究では、一つのシステムから異なる印象を与えるサイン音を生成する対話型進化計算手法の提案を行う。進化計算には遺伝的アルゴリズムを使用した。従来の研究では印象毎のサイン音生成時に音の高さやテンポなどの特徴でルール付けをすることにより、音の範囲を印象毎に変えていたが、本研究ではルール付けをせずに「明るい」と「警告」のサイン音生成を行った。実験を行った結果、それぞれのサイン音生成において評価値は上昇する傾向が見られた。
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中島 嵩太, 福本 誠
セッションID: 09-1P-05
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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音楽を構成する要素の一つとして、コード進行がある。コード進行はユーザが自由に作成することができる反面、組み合わせは無数にあり選択に困る問題がある。解決する方法として、コード進行理論や定番のパターンを用いれば容易に作成できる。しかし、それでは本当にユーザに合うコード進行が作成されたとはいえないであろう。実際にユーザの好みに合うコード進行を作成する際には、ユーザ自身の知識と経験が必要となる。 そこで本研究では、この問題を解決するため対話型進化計算を用いる。具体的には、進化計算における評価を人が行うことにより最適化を行っていく手法である。本論文では,提案手法の実験と評価を行う.
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飯村 伊智郎, 中山 茂
セッションID: 09-1P-06
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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D.Karabogaらは,関数最適化に関する計算機実験を行い,Artificial Bee Colony(ABC)は,GAやDE,PSOと同等以上の探索性能を有することを,2009年に報告している.さらに,次元数が高くなるほど,ABCの有効性が顕著になると述べている.しかしながら,その次元数は高々30次元までであり,ABCの次元数に対するロバスト性をより明らかにするためには,さらに高次元での評価を行う必要があると考えられる.本研究では,100次元までの関数を対象とした計算機実験を行い,ABCの次元数に対するロバスト性を,ABCと同じく群知能の一種であるPSOを比較対象として評価した.
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杉村 康介, 田邉 勇二, 馬場 孝明
セッションID: 09-1P-08
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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複数の原信号が未知の係数により線形混合されている場合に、それらの信号の統計的独立性のみを用いて原信号を分離できる独立成分分析(Independent Component Analysis : ICA)手法が提案されている。近年、独立成分分析は、信号処理や脳科学の分野において注目され、研究が行われている。本研究では、幾つかの条件を設定し、混合した信号に対して独立成分分析を用いるとともに、その有効性を確認する。具体的には、未知である成分を既知と仮定することで、原信号に復元(分離)できる要素の解明に関する一検討をMATLAB上で行った。その結果、独立成分分析の信号処理における適応条件を検証することができた。
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増原 士, 折居 英章, 河野 英昭, 前田 博
セッションID: 09-1P-09
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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文字認識に関する研究は,数多く行われており,紙面を対象とした認識課題においては実用化レベルにまで至っている.文字認識の従来手法の一つとして,手書き文字認識等に応用される弾性マッチングがある.弾性マッチングとは,一方の画像をゴム膜的に変化させてもう一方の画像との最大一致を図る方法である.しかし,弾性マッチングによる認識ではアルゴリズムの複雑さや計算量の多さが指摘される.そこで本稿ではSOMを用いた新たな文字認識手法を提案する.SOMは文字を大局的に捉えることができるため,ひずみ等の変化に柔軟に対応することができ,弾性マッチングと同等のことをより簡単に実現できると考えられる.実験によりその有効性を示す.
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松尾 崇弘, 折居 英章, 河野 英昭, 前田 博
セッションID: 09-1P-10
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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近年,画像認識技術は顔認識など広く利用されている.認識は画像中のパターンを読み取り対象の判別を行うが,撮影される環境によってそのパターンは変化する.本研究では画像の見た目の違いに対して,不変的な判断を行う識別器の開発を目的とする.提案手法では識別器を自己組織化マップのユニットに格納することで,識別器のクラスタリングを行う.これにより自己組織化マップの特性を持った複数の識別器を作成できる.これらの個々の識別器はそれぞれの性質を反映した識別を行う.これらの識別器から得られた結果を総合的に判断することで,不変的な識別を行う.
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椎葉 富之, 宮島 廣美, 重井 徳貴
セッションID: 09-1P-11
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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クラスタリングは対象とするデータ集合をクラスタと呼ばれるグループに自動分割する手法であり、情報圧縮やデータマイニングといった分野で利用されている。Kernel K-means やKernel Neural Gas といったカーネル法を用いたクラスタリング手法は、容易に非線形なクラスタ境界を実現できる手法として知られているが、その精度は必ずしも十分なものではない。そこで本稿では非線形なクラスタ境界を実現しつつ精度の向上を図ることを目的とし、対象データにカーネル法を用いた次元圧縮を施してクラスタリングを行う手法を提案し、従来の手法との比較を通してその有効性について述べる.
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陸門 将也, 和久屋 寛, 伊藤 秀昭, 福本 尚生, 古川 達也
セッションID: 09-1P-12
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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カクテルパーティー効果を模倣した信号分離技術として、独立成分分析(ICA)が知られている。本研究では、階層型ニューラルネットワークの入出力層間で恒等変換を行い、不要なニューロンを削除する構造刈り込み学習を併用することで、ICAと同等の効果が期待できる手法を採用する。具体的には、複数話者の音声が混合した信号を入力層に与えて学習すると、隠れ層において個々の源信号と同数になるまでニューロンが削減されて、自動的に元の音声信号が求まるというものである。この手法を計算機シミュレーションによって検討したところ、その信号分離に成功し、有効性を確認することができた。
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篠原 悠, 小野 智司, 中山 茂
セッションID: 09-1P-13
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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群知能の1つである粒子群最適化 (Particle Swarm Optimization : PSO) において, 粒子が量子的振る舞いを持つ PSO (Quantum-behaved PSO : QPSO) が考案されている. QPSO は, 波動関数の変形により量子的振る舞いを PSO に取り入れたアルゴリズムであり, PSO よりも精度の高い解を発見できる. 本研究では, 多峰性関数において複数の解を発見する問題に対し QPSO が有効であるかを検討する.
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福井 洸太郎, 田邉 勇二, 馬場 孝明
セッションID: 09-1P-14
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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現在、組込みシステムは家電や自動車などに使われ、開発コストの制限や高機能化に伴い、その重要性を増している。例えば効率的なエンジン制御には、複雑な最適化問題を高速に解くことが不可欠である。最適化問題を解く方法の一つとして、PSO(Particle Swarm Optimization)アルゴリズムが提案されている。 本研究ではPSOを用いて、複雑な制御を目的とした最適化問題を高速に解くシステムの提案を行う。本提案では、複数のパラメータから最適化問題を解くために、PSO処理システムの構築を検討した。具体的には、PSOアルゴリズムの一部をFPGAにより実現することで、 処理速度を向上させることができた。
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大野 真吾, 岩崎 瑶平, 篠原 武
セッションID: 09-1P-15
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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蓄積されたデータ中から,質問点と近似するオブジェクトを探索することを近似検索という。近年、マルチメディアデータの高速な近似検索を必要とする機会が増えている.近似検索を実現する手法のひとつとして、Sketchを用いるものがある.Sketchは実空間での類似性をある程度保持するようにオブジェクトをバイナリ文字列で表現したものでありSketchを用いた検索では.高速でかつ一定速度で検索が行うことが可能である.本研究では、このsketchを用いた検索に履歴参照質問を適用し、この効果の検証を行う。履歴参照質問とは前回の検索結果に基づいて、次回の検索結果の条件設定を行う質問方法である
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岩崎 瑶平, 篠原 武
セッションID: 09-1P-16
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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近年,新たな近似検索の手法としてSketchを用いた検索法が提案された.Sketchは基礎分割関数を用いてオブジェクト間の類似性を保持するようにビット文字列で表現したものであるが,完全に類似性を保持できないという問題点がある.そのため,高い検索精度を得るためには多くの実距離計算が必要となる.本論文で提案する手法では,基礎分割関数としてGHPを用いた場合に注目し,GHPと次元縮小射影の関連性を用いることで,距離の縮みを利用してSketchのビットの値を特定マスクを作成し,マスクを用いたフィルタリングを行うことによって高速化を行う.本論文で提案した手法を用いることで,約30%の高速化を実現した.
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ケティ ティ, 井野 慎介, 渕田 孝康
セッションID: 09-1P-17
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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If S is a set of points in the plane, and each point of the plane is associated with the nearest point of S, then the plane is divided into convex polygons, or cells. Such a partition is called Voronoi tessellation. We try to use this Voronoi tessellation for dividing the state space of Q-learning. In this paper, we compared several alignments of Q-values, one is the lattice form known as the Q-table, and others are various Voronoi tessellations. From the computer simulations, we show that the ability of learning is different by the alignment of Q-values.
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井野 慎介, Kathy Thi Aung, 渕田 孝康
セッションID: 09-1P-18
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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強化学習の代表的な手法であるQ学習は,連続的な状態を扱う場合,状態空間を離散化する必要がある.従来の格子状の状態空間分割は,状態の次元の増加とともにQテーブルが爆発的に増加するため,学習に要する時間や必要となるメモリ量が増大する.そこで,状態空間をブロック分割するQブロックを提案する.これは,すべての状態のQ値をあらかじめ準備しておくのではなく,必要に応じて適応的に状態空間にQ値を追加する手法である.本研究では,Qブロックを用いた手法と従来手法であるQテーブルを用いた手法の比較実験を行ない,本手法において学習時間の短縮と効率のよい学習が可能になることを計算機シミュレーションにより検証する.
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田中 寿, 淡野 公一, 田村 宏樹, 外山 貴子
セッションID: 10-1P-01
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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本報告では,低消費電力CMOS OTAを提案する.OTAはアナログ回路において,重要な回路ブロックの一つであり,フィルタやニューラルネットワークなど多岐にわたり応用されている.本提案回路は,低消費電力動作を実現するために,弱反転領域で動作するMOSFETを用いて構成している.微細加工プロセスにおいては,耐圧低下の問題が生じるため,本提案回路は電源電圧1V,消費電力0.5μW以下での動作を目標仕様として設計を行う.本提案回路は,0.18μmポリ1層メタル5層CMOSプロセスデバイスパラメータを用いたHSPICEシミュレーションにより動作検証を行う.
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林田 和哉, 吉田 正廣, 水野 孝彦
セッションID: 10-1P-02
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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本文では、低消費電力で動作し、電圧昇圧機能をもつLTPS-TFTを用いた新しいレベルシフタを提案する。この提案するレベルシフタは約0.3mWの消費電力で0~5Vの電圧振幅をもつ矩形波信号を0~12.7V以上の電圧振幅をもつ矩形波信号へ変換することができる。提案回路の消費電力をHSPICEを用いて解析した結果、電源電圧5V, 負荷容量2.5pF, 動作周波数250kHzの条件のもとで提案レベルシフタの消費電力は従来のものより約50%低減することが明らかになった。この提案するレベルシフタは高電圧発生器、ゲートドライバ等に適用できる。
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王 楠, 張 藝蒙, 吉原 務
セッションID: 10-1P-03
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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In this paper, a new boost logic structure utilizing charge recovery method is proposed. Compared with the traditional Boost Logic (BL), and Enhanced Boost Logic(EBL), the newly proposed Asymmetric Boost Logic (ABL) reduces the complexity of the circuit to a very large extent by a Pseduo-nMOS approach. Without sacrificing the energy efficiency of the charge recovery circuit, we successfully simplified the circuit by using only about 25% of the original transistor number, and in this way, we make the Boost Logic structure even more easy to use.
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石原 学, トマル アビシェク, ポカレル ラメシュ, 金谷 晴一, 吉田 啓二
セッションID: 10-1P-04
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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近年の無線通信機器は小型化、低コスト化,低消費電力化が求められており、それに伴いプロセスの微細化が進み、回路の低電圧動作化が進んでいる。このことによりアナログ設計が困難となるため、次世代の無線端末はRF・アナログ回路でDigitally-Assisted RF Circuits の導入が必要とされている。そこで今回、次世代無線端末に向けて0.18μmCMOSプロセスを用いた13-bit LC-DCO(Digitally Controlled Oscillator)の設計を行った。その際フィボナッチ数列を応用した数列を用いて、各ビットのキャパシタンス値を調整し、DCOの重要な指標の一つである周波数分解能の改善を図った。この手法を用いたことによる周波数高分解能化の意義について検討する。
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川原 浩一郎
セッションID: 10-1P-05
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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水晶と容量と低利得増幅器をリング結合して4相の水晶発振器を構成し、検討を続けているが、今回、新たに水晶の一端を接地し、1段当たり+π/2の位相進みを持つ回路構成を試み、良好な結果を得た。前回の-π/2の遅相形に比べ、一端を接地できるので、回路製作においても利点があると考えられる。
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川原 浩一郎
セッションID: 10-1P-06
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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水晶と容量と増幅器を組み合わせて、入出力間に-π/2の位相推移を作り、これを2段重ねて2相(sin.cos)の発振器を作ることができる。 今回、同じ組み合わせで新たに+π/2の位相推移を得る回路構成を考えてみた。 この場合、水晶の一端を接地することができ、回路構成上有利であり、90度の相差角の容量による微調整か可能である。
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坂元 亮太, 淡野 公一, 田村 宏樹, 外山 貴子
セッションID: 10-1P-07
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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本論文では,弱反転領域で動作するCMOS温度センサ回路について述べている.提案する温度センサ回路は低電源電圧動作を可能とし,弱反転領域で動作させているため,超低消費電流である.また,提案回路のセンサ部分は,温度変化を測定したい部分への局所配置が可能であるため,温度変化の大きい部分に配置することが可能である。理論的な出力電圧はスロープファクタを含む素子のパラメータの絶対値に依存せず,物理定数やMOSトランジスタのアスペクト比,MOSトランジスタに流れる電流比で決定される.提案回路を0.6um CMOSプロセスパラメータを用いてHSPICEシミュレーションを行った結果,提案回路の有用性を確認した.
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椿坂 公太, 井上 高宏
セッションID: 10-1P-08
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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本研究室では、心電R波計測機能付きRFIDタグの設計を行っている。その中で、心電信号に含まれるR波が低周波であるためRCフィルタでは素子値が大きくなり、オンチップで実現することが困難であるという課題がある。そこで本論文では、スイッチトキャパシタを用いて高抵抗を実現し、オンチップ可能な低周波帯域通過フィルタの設計を行った。提案するスイッチトキャパシタフィルタは、演算増幅器の多重化により演算増幅器1つでハイパスフィルタ、ローパスフィルタを実現する。また、ハイパスフィルタには容量比低減回路を組み込んでいる。回路の総容量は235.1、最大容量比は77.7である。
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中司 賢一
セッションID: 10-1P-09
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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フリー
これまで化学感覚能センサ用のアナログフロントエンドLSIの開発を行ってきている。化学感覚能センサは、高出力インピーダンス特性であるため、電灯線から漏洩する60Hzの雑音成分を選択的に除去することが求められる。 そこで今回、60HzノッチフィルタとADCのアンチエイリアス用のローパスフィルタとをスイッチトキャパシタ型フィルタとして0.35\mu m CMOSプロセスをターゲットとし設計を行い、試作した。試作した集積回路の特性を測定したので報告する。測定の結果、シミュレーション結果と一致し、クロック周波数が25kHzのとき、ノッチ周波数60Hz、カットオフ周波数は約1kHzであった。
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朱 慧, 黄 孟枢, 岡村 怜王奈, 吉原 務
セッションID: 10-1P-10
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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In order to solve the problem of the threshold voltage drop in Dickson charge pump, the CTS charge pump is proposed. However, a Dickson charge pump is still required for precharge in most CTS charge pump, which consumes chip area and power. In this paper, we propose a new prechage structure with fewer transistors but can get a higher precharge voltage at each boost capacitors. This structure makes use of the Voltage Control transistors with triple-well technology to set the initial voltage of capacitor.
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加藤 卓, 佐々木 伸一
セッションID: 10-1P-11
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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近年,情報機器の高機能化・小型化が要求されるようになり,基板の配線は高密度になっている.高密度化が進む中,信号配線間のクロストーク低減が重要な課題となっている.同方向伝送において問題となる遠端クロストークは,発生原因である2つの伝搬モードの立ち上がり・立下り時間を緩やかにすることで低減することができ,信号のスルーレートを小さくすることで低減できる.本研究では,2入力のFG-MOSトランジスタを用いて,片方のゲートにバイアス電圧を印加することによりスルーレートを可変させる出力回路について検討している.今回の報告では,出力回路の妥当性を貫通電流の観点からシミュレーションにより評価を行った.
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秋峯 慎司, 松原 裕之, 森園 哲也
セッションID: 10-1P-12
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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近年LSIの高速化と低電圧化に伴い、LSIの出力ノイズに由来する電圧変動やジッタ等が問題となっている。本発表ではLSIの出力ノイズの生成回路と測定回路からなる出力ノイズ測定基板を試作する。出力ノイズは複数の出力I/Oを同時に駆動して発生させる。出力ノイズは測定回路に設けたマイクロストリップラインの終端で測定する。基板の電源部は電源安定化回路を用いて電圧変動を抑え、基準クロックは低ジッタの水晶発振器を実装し出力ノイズ以外の各種ノイズを抑える。測定したい出力ノイズのみを測定できるようにする。本発表では試作した基板で測定したLSIの出力ノイズを報告する。
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Fujimoto Takafumi, Lizzi Leonardo, Massa Andrea, Takenaka Takashi
セッションID: 11-1P-02
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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Authors have proposed an inverse scattering analytical method for breast cancer detection. In this method, 8 half wavelength dipole antenna elements array is used. In this paper, 24 printed rectangular monopole antenna elements array is proposed. The distances between transmitters and receivers are very short compared with the wavelength. Therefore, -5dB reflection and -30dB transmission characteristics are aimed. Single element is designed by PSO (Particle Swarm Optimization). The simulated scattering parameters of the 24-elemtns array agree well with the measured ones.
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眞辺 信也, 相川 正義, 西山 英輔
セッションID: 11-1P-03
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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In this paper, a novel rectenna using resonant field effectively is proposed for an application in microwave electricity transmission. In order to realize the high efficiency rectenna with simple structure, the antenna elements of the rectenna are integrated with a rectifying circuit and a resonator. The proposed rectenna consists of sixteen micrstrip antenna elements, four microwave resonators to accumulate energy and four RF rectifying circuits. The basic charactoristics of the rectenna are investigated experimentally to conform the high efficiency with simple structure.
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川崎 健吾, 田中 高行, 相川 正義
セッションID: 11-1P-04
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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A novel reflection-type push-push oscillator array is presented. The oscillator array consists of N oscillator and (N-1) coupling circuit. The coupling circuit has two ports to connect neighboring oscillators. Structure of the coupling circuit is unsymmetrical and the scattering parameter (S11) is constant, on the other hand, S22 is variable. Due to the variable S22, a variable phase difference of the output signals can be realized.
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濱 太一郎, 川崎 健吾, 田中 高行, 相川 正義
セッションID: 11-1P-05
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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In this paper, a positive feedback push-push oscillator array for beam steering antenna is proposed. The oscillator array consists of the positive feedback push-push oscillators and the directional phase shifters. The phase shifter consists of a π/2 hybrid circuit and varactor diodes. The phase shifter gives the phase difference between the adjacent oscillators. It is possible to control the output phase difference of the oscillators by the tuning voltage of varactor diodes.
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田口 光雄
セッションID: 11-1P-06
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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In this paper, the unbalanced fed inverted L antenna on a finite dielectric substrate is proposed for the antenna of the wireless communication. Two types of inverted L antennas composed of the the coplanar waveguide (CPW) or the microstrip line are analyzed numerically and experimentally. Although the distance between parallel antenna element and ground plane is much smaller than the wavelength, the reasonable impedance is obtained by adjusting the length of antenna element. In the numerical analysis, the electromagnetic simulator WIPL-D based on the Method of Moment is used.
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Ghosh Mohendro, Hossain Md, 西山 英輔, 相川 正義
セッションID: 11-1P-07
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
会議録・要旨集
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In this paper, a novel single fed orthogonal linear polarization switchable microstrip patch antenna is proposed. In order to realize the polarization switching function, two switching diodes are loaded on the corners of the square patch. FDTD method is used for the simulation of the antenna. The basic behaviors and characteristics of the antenna are investigated theoretically and experimentally. As a result, the linear polarization switching control of the antenna is successfully achieved. In this paper, orthogonal switchable linear polarization can be observed with very simple structure.
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中尾 周平, ジョセフ ロナルド, 福迫 武
セッションID: 11-1P-08
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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A circularly polarized broadband antenna with an L-shaped feed probe is proposed. A rectangular slot is fashioned in an L-shaped slot antenna in order to enhance the axial ratio and input impedance. This structure achieves a ?10 dB S11 characteristic of 64.8% and a ?3 dB axial ratio of 74.4%. The radiation patterns for different frequencies also reveal good agreement between the simulation and measurement results for the S11 characteristic and the axial ratio.
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松岡 剛志
セッションID: 11-1P-11
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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This paper considers the characteristics of 2D wave propagation analysis by the Type-M CIP (Constrained Interpolation Profile) with amplitude error compensation. The amplitude compensation method based on the diversion relation of 1D-CIP method is applied to the 2D-CIP calculation scheme with directional splitting technique. It is shown that the compensation is efficient for the analysis of EM propagation with the CIP method.
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柳 済群, 鎌田 清一郎
セッションID: 12-1P-02
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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In this paper, we propose a novel gait recognition framework which is spherical space model using human point clouds (SSM-HPC). The framework is applied for frontal view gait recognition.Various researches for gait recognition have been used human silhouette images from moving picture. This research used three dimensional point cloud data from stereo camera. This framework can get good result from gait recognition rate than silhouette image.
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張 兼, 鎌田 清一郎
セッションID: 12-1P-04
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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A common task of tone mapping is to reproduce high dynamic range images (HDR) on low dynamic range (LDR) display devices such as printers and monitors. In this paper, a new tone mapping algorithm is proposed. Compared to the previous algorithms, our approach uses an adaptive surround instead of the traditional pre-defined circular. So the shape of a surround can be changed according to the high-contrast edges, which can effectively avoid halo artifacts but preserve visibility of local details. The experimental results show that this algorithm is effective and easy to use.
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Giannoccaro Nicola Ivan, 坂本 哲三, 西田 健
セッションID: 12-1P-05
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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The multi-rollers high speed web transport system here analyzed is composed by four sections driven each by a controlled servomotor. The main problem for the controller design deals with the validation of a mathematical system model. Some experimental tests were carried out giving reference values to the 4 motors and saving the system outputs. Unknown parameters were estimated to describe the experimental data with a well-tuned model. In this operation it was very important to include digital filters for the experimental data. These results will be used for improving the control performances.
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リン 佳慶, 西野 浩明, 賀川 経夫, 宇津宮 孝一
セッションID: 12-1P-06
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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Using Wii Remote technology develop uniform interface of gesture system. When user use one hand to make a simple gesture in front of computer monitor, the gesture will be registered by system, at the same time another hand to hold another Wii Remote for auxiliary operations, and then user can edit the corresponding function of each gesture and button of another Wii Remote, such as zooming in and out, changing page, confirm operation etc.
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安部 千代文, 児玉 利忠, 賀川 経夫, 西野 浩明, 宇津宮 孝一
セッションID: 12-1P-07
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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We describe a new visualization system for showing sensor network managers the state changes of sensor nodes in a LSWSN in a scalable way. This system called VSWSN intuitively visualizes the state of the whole network real-time, detecting anomalies from sensor data collected by a LSWSN, and notifying in advance some possibility of anomalies that might occur in the near future using Petri net. This VSWSN will be useful as a management tool for not only monitoring in such as present cloud computing centers and plant factories, but also prevention of disasters and environmental preservation..
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楊 昭, 張 佳?L, ドン 洪亮, 馬場 孝明
セッションID: 12-1P-10
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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The void problem is always around us in algorithms which use the greedy forwarding as their primary data transmitting method in wireless network. The significant research topic is to resolve this puzzle within their own structure.In this presentation, the Virtual Optimized Hop(VOH) approach is proposed.The VOH nodes are generated in the straight linked line from source node to destination node(i.e. the so-called optimal path).Then,it will be utilized to find the next hop which prolongs the tendency of the optimal path for decreasing the total overhead in geographic routings.
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加来 佑一, 田中 和明
セッションID: 02-2A-01
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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本研究では、制約言語とデータベースを組み合わせることにより、簡単な記述で、かつ、複雑な処理を行うことのできるデータベースシステムの実装を目的としている。制約言語の記述を用いることで、処理のアルゴリズムを順次記述することなく、データの特性・条件を制約として宣言的に記述するだけで、データの探索を行うことができる。また、プログラム行数の削減にも繋がるので、人為的ミスによるバグの減少も期待できる。今回は試作として、論理型言語B-Prologに付属されている制約ライブラリCLP(Constraint Logical Programming)を利用してシステムの実装に至った。その後、実装したシステムの検証・考察をすることで、有効性を示した。
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宮本 和典, 大迫 正一
セッションID: 02-2A-02
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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情報機器の普及により文字情報の伝達では、「書く」から「打つ」へと変化してきており、利用される多くの文字が「手書き」文字から「活字」文字へと変化している。このような状況において私たちが「手書き」文字と「活字」文字をどのように使っているかを調査し、「手書き」文字と「活字」文字の特徴を考慮し、情報機器での文字の扱い方について考察できるよう「手書き」と「活字」、それぞれの特徴に考慮した文字配置について研究発表を行う。
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金子 照之
セッションID: 02-2A-03
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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線分を引き伸ばされた質点とみなし、線形フラクタル図形の線的つながり関係を反映した等ポテンシャル曲線の描画法を考案した。
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井上 隆之, 堂園 浩
セッションID: 02-2A-04
発行日: 2010年
公開日: 2012/02/24
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近年、さまざまな家庭電化製品は、ネットワーク接続が可能になり、セキュリティ保護の必要性も増してきた。また、最近のゲーム機や、携帯電話、音楽プレーヤーには、タッチパネル、加速度センサなどの入力を搭載しており、これらのセンサ類により行動的特徴量を用いた生体認証に使用可能であると考えられる。本研究では、タッチパネルを用いた個人認証システムを検討する。認証システムは、図形を移動させる際の並び替えの順序をパスワードとし、移動のパターンを行動的特徴量として取得することで認証を行う。
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