日本森林学会誌
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日本森林学会誌は,日本森林学会が定期的に刊行する和文の学術誌です。1919 年より, 学会員の投稿による論文,総説などの掲載を通して森林・林業の研究に関わる情報を国内外に発信し続け,当該研究分野及び社会の発展に貢献しています。 

本誌の発行について
最新の学術論文を掲載した学会誌。学会活動の案内・報告、最新情報などの記事を掲載。2,4,6,8,10,12月の年6回刊行。
Editorial Managerに投稿された原稿は、審査事務システムにて、査読(ピアレビュー)を経て、本誌に掲載。
本オンラインジャーナルは、会員配布媒体の発行日より2カ月後に公開。
オンラインで発行される原稿の種別は、論文・短報・総説・その他(書評など)である。

本誌で取り扱われている分野

林政、林業経済、森林経営、森林計画、森林経理モデル、森林GIS、森林リモートセンシング、森林利用、バイオマス発電、林道路網、林業機械、林業労働生理・環境、風致、森林教育、森林公園、都市近郊林、森林の歴史、立地、森林土壌科学、放射能汚染、森林水文、治山、森林砂防、森林気象、森林環境評価・分類、土壌生物、森林物質循環、バイオテクノロジー、森林育種、森林遺伝、樹木生理・生態生理、造林、樹木・森林動物(昆虫・哺乳類・両生類を含む)の生態、森林植生、森林樹木・森林土壌の菌類、樹病など、森林に関するあらゆる研究。

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  日本森林学会 が発行
収録数 646本
(更新日 2017/12/12)
Online ISSN : 1882-398X
Print ISSN : 1349-8509
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過去5年の論文賞受賞論文
95 巻 (2013) 3 号 p. 173-181
戸隠神社奥社社叢林に生育するスギの遺伝的多様性と遺伝的特性 もっと読む
編集者のコメント

2014年度論文賞
本論文では、研究の対象とした維持・管理された社叢林について、施業などの来歴を記録した古文書が比較的多く現存する場合があるが、これらの文献は、林分の成立過程を理解するためのデータとしては情報量と信頼性に限界があることが指摘されている。そこで、著者らがこれまでに天然林の遺伝構造を解明するために用いてきた手法が応用され、社叢林自体が記録している遺伝情報が読み取られ、科学的な根拠をもってこの林分の成立過程が考察されている。このような取り組みは、社叢林や社寺林に代表される人類の歴史的な活動との関わりが深い林分を対象とした、人文・社会科学と森林科学との新たな学際的な研究の発展への貢献が期待される。さらに、文化や歴史的な背景を持ち、保存する価値が認められた樹木の個体および集団レベルでの保護・管理において社会的な波及性が特に評価される。

93 巻 (2011) 5 号 p. 220-225
冷温帯林樹木の個体重に関する共通相対成長式 もっと読む
編集者のコメント

2013年度論文賞
本論文は、近年急速に需要が増している森林の炭素固定能の算出に必要な樹木のバイオマス推定に関して重要な知見を提供するものである。具体的には、岐阜県の落葉広葉樹林で12樹種を伐倒して地上部および地下部重量の測定を行い、他地域での測定例と比較することによって、針葉樹種も含む多樹種に適用可能な個体重推定のための共通相対生長式を作成・提案した。この知見は、本邦における幅広いタイプの林分における樹木バイオマスの推定に寄与すると評価される。

95 巻 (2013) 4 号 p. 214-219
植栽時期の違いがスギコンテナ苗の植栽後1年目の活着と成長に及ぼす影響 もっと読む
編集者のコメント

2015年度論文賞
コンテナ苗の利用は、低コスト造林を実現するためのキーとなる一貫作業システムの実現を担保する技術として最近期待されている。伐採から植栽までの一貫作業システムでは、植栽時期を選ばない苗木が必要となるが、我が国ではコンテナ苗の試行的な利用が始まったばかりであり、植栽時期がコンテナ苗の活着と成長に及ぼす影響は明らかにされていなかった。本論文は、コンテナ苗の活着性が植栽時期を選ばず高いことを明らかにし、また、植栽1年目の成長に関しては、裸苗と比べてコンテナ苗が特に優れているわけではなく、植栽時期の違いによる生育期間の違いを反映していることを定量的・実験的に明らかにした。

97 巻 (2015) 1 号 p. 44-50
福島県内のモウソウチク林における放射性セシウムの分布 もっと読む
編集者のコメント

2016年度論文賞
本論文は、2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射性セシウムによる汚染の実態を、竹林を対象に調査した結果を報告したものである。放射能汚染の実態調査は多くの樹種や森林で行われているが、竹やササを対象にした研究例はいまだに限られており、本研究は貴重な情報を提供している。調査方法はよく検討されており、結果について十分な根拠が得られている。竹林における初期沈着セシウムの地下茎を通した拡散やその後の経根吸収に関する考察は妥当であり、今後検証すべき課題を明示している点で、事故後3年間の成果として十分な内容であるといえる。また、本研究のテーマは特用林産業としてのタケノコ生産者が高い関心を持つものであり、研究成果の社会への波及効果も十分に期待される。

97 巻 (2015) 6 号 p. 290-295
林木育種における地上LiDAR 計測の応用 もっと読む
編集者のコメント

2017年度論文賞
林木育種の分野では、網羅的かつ大量の表現型データが求められる中で、これまでは個々の形質毎に個体計測の効率化を図ってきた。本研究によって多数の個体を対象に複数の形質を同時かつ高精度で計測する技術の開発が可能となり、効率と精度が飛躍的に高められる。特に、経済性への影響が大きい幹曲がり等の形質を高効率、高精度で評価可能にしたことは育種分野の研究の発展に大きく寄与する。  森林計測等の分野で地上LiDARの利用研究が進んでいるが、本研究で得られた成果は森林調査一般の高効率化・高精度化や広範囲の森林蓄積量の高精度な推定にも適用可能で、林業の現場での応用など社会的波及性も高い。

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  • 日本森林学会誌第100巻の写真募集 1. 募集する写真  日本森林学会誌の表紙を飾るにふさわしい森林・林業に関連する写真2枚。印刷サイズ9.2cm×9.2cmのときに解像度が350dpi以上になるもの。合成写真は不可です。 2. 応募資格  日本森林学会員。ただし,会員の撮影による未発表の写真に限ります。3. 応募方法  E-mailに,応募者の氏名,連絡先の住所,電話番号,FAX番号,E-mailアドレス,および写真に関する簡単な説明をご記入の上,写真(JPEGファイル)を添付して,下記の送付先へお送りください。あらかじめ、縦横比が1:1になるようにトリミングしてください。ファイルサイズが大きすぎてメールに添付できない場合には,解像度を下げてサイズを小さくしてお送りください。なお,リバーサルフィルムなどをプリントしたものも受け付けますので,この場合は,下記宛に郵送してください。 4. 応募期限  2017年12月15日(金)(必着) 5. 選定方法  日本森林学会誌編集委員会で選定いたします。 6. その他  選定された写真の著作権は日本森林学会に帰属します。掲載にあたって著作権上の問題がないことをご確認願います。写真が選定された方に,謝金や使用料をお支払いすることはできませんが,写真の説明文とともにお名前を本誌に掲載させていただきます。なお,選定されなかった写真については,編集委員会が責任を持って廃棄いたします。   
    送付先: 日本森林学会誌編集部 E-mail: forest-jp@capj.or.jp
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