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教育実践学研究
Online ISSN : 2435-9521
Print ISSN : 1344-946X
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巻号一覧
25 巻 (2023)
1 号 p. 1-
24 巻 (2022 - 2023)
2 号 p. 1-
1 号 p. 1-
23 巻 (2021 - 2022)
2 号 p. 1-
1 号 p. 1-
22 巻 (2020 - 2021)
2 号 p. 1-
1 号 p. 1-
21 巻 (2019)
1 号 p. 1-
20 巻 (2018 - 2019)
2 号 p. 1-
1 号 p. 1-
19 巻 (2017 - 2018)
2 号 p. 1-
1 号 p. 1-
18 巻 (2016 - 2017)
2 号 p. 1-
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24 巻, 2 号
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原著
新造形主義抽象画における専門的学習者と非専門的学習者の視線の違い
渡邉 雄介, 松村 京子
2023 年 24 巻 2 号 p. 1-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/23
DOI
https://doi.org/10.34587/jsep.24.2_1
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美術の知識や経験が豊富な学習者と初心者は,鑑賞時に異なる認知的な処理が行われ,作品の種類によっても差が見られる.特に抽象画の鑑賞は,具象画とは異なる認知的反応が見られることが予想される.本研究では新造形主義の抽象画を題材とし,美術教育を専門的に受けている学生(専門的学習者),美術教育を専門的に受けていない学生(非専門的学習者)の鑑賞時の視線の分析と比較を行った.その結果,専門的学習者の総鑑賞時間は,非専門的学習者と比べ長い時間鑑賞することが明らかになった.非専門的学習者は,専門的学習者と比べ,特徴のあるカラフルな四角形,白い四角形の部分への視線停留回数が多く,これらへの興味や関心が高いことが明らかになった.一方,作品の特徴的な部分における専門的学習者と非専門的学習者の 1 回当たりの視線停留時間に差は見られなかった.これらの部分からは情報を得る必要性は低いことが考えられる.
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(2012K)
道徳授業における話し合いについての一考察
ローティ, R. の会話概念を手がかりとして
竹本 晋也
2023 年 24 巻 2 号 p. 13-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/23
DOI
https://doi.org/10.34587/jsep.24.2_13
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本研究では,ローティの会話概念を手がかりとして,道徳授業における話し合いのあり方を考察することを目的としている.その考察の手順は以下の通りである. 第一に,言語と自己の偶然性,リベラリストの想像力,アイロニストの二つの語彙という三つの観点から,ローティの理想とするリベラル・アイロニストの思想を概観した.第二に,その彼の思想を象徴する会話概念を,それ自体が目的である,想像力で営まれる,非方法的である,という三つの側面で整理した.第三に,その会話の三側面に照らして,道徳授業における話し合いを再記述することを試みた.その再記述を通して,工夫と拘束の狭間,公と私の狭間,一致と不一致の狭間,という三つの狭間に教師が身を置くことの重要性を明らかにした.最後に,改めて道徳授業における話し合い,ひいては授業実践についての語り方を指摘した上で,子どもと教育としての会話を営む教師のあり方について論じた.
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(1332K)
実践研究報告
生活や社会の中で「活用されている音楽」の 役割を理解するための教材選択と授業構成
フィギュアスケートを取り上げた高等学校・芸術科(音楽)の授業を例に
鶴岡 翔太
2023 年 24 巻 2 号 p. 27-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/23
DOI
https://doi.org/10.34587/jsep.24.2_27
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本稿では,生活や社会の中で「活用されている音楽」の役割を理解するために必要な教材選択と授業構成の視点を整理した.具体的には,教材選択の視点として〈音楽が効果的に活用されている場面・事象〉〈生徒にとっての生活や社会の中にある場面・事象〉〈生徒が意識を向けやすい時期にある場面・事象〉の3点,授業構成の視点として〈音楽そのものの特徴を捉える学習場面〉〈音楽の役割について考える学習場面〉〈視点を変えて音楽の役割について考える学習場面〉〈学んだことを活用する学習場面〉の4点を示した.さらに,これらの視点に基づいてフィギュアスケートを教材とした実践を開発し,実践の成果と課題を検証した.視点を指標に教材を選択し,授業構成を考えることによって,学習課題が緊密に関連した.その結果,生徒は音楽の特徴を土台にしつつ,2つの視点(観客,選手)をもち合わせながら音楽の役割について探究していったことが明らかになった.
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(2586K)
資料
国際バカロレアPYP 認定校の音楽の授業における指導方法
「GarageBand を用いた音楽づくり」に関する事例の分析を通して
稲生 涼子
2023 年 24 巻 2 号 p. 41-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/23
DOI
https://doi.org/10.34587/jsep.24.2_41
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国際バカロレア(IB)のプライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)は,国際的な視野をもつ人を育てるために,「5つの基本要素」(「知識」,「概念」,「スキル」,「姿勢」,「行動」)の習得を目指すものである.本研究では,このような要素の習得を目指すPYP の音楽の授業とはどのようなものかについて明らかにするために,PYP の認定を受けているA インターナショナルスクールのGarageBand を用いた音楽の授業を参与観察するとともに,この授業の指導意図と課題について教師へのインタビューを行った.本事例は5つの基本要素のうち「概念」に重点が置かれた授業であることを踏まえて,教師の指導言を分析した結果,「概念」理解へ導く手法として「実演を交えた説明」や「教師の指導意図の達成度合いの評価」が一定程度,有効に機能していたことが見えてきた.
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(2445K)
スクールカウンセラーが高校生を対象として 実施した講演会の効果に関する実証的検討
交差遅延効果モデルと同時効果モデルを用いて
黒木 幸敏
2023 年 24 巻 2 号 p. 53-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/23
DOI
https://doi.org/10.34587/jsep.24.2_53
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本研究ではコロナ禍の中,オンラインでスクールカウンセラー( 以下:SC) が高校生の自尊感情向上をねらい講演会を実施し,統計的手法から効果検証を試みた.具体的には本講演会実施前後に自尊感情尺度であるSE-1 型式尺度( 以下:SE-1) と自己表現に関するアンケートを実施し,自己表現に関するアンケートから高校生アサーション尺度( 以下:高校AS) を作成した.そしてSE-1 と高校AS を用い効果を検証した.効果検証は対応のあるt検定で効果を検証し,さらに交差遅延効果モデルと同時効果モデルを用いて因果関係の検証を行った.時期,性差,学年差については3要因混合計画分散分析での検証を行った.結果は,事前・事後間での高校AS に有意差はみられずSE-1 は事前・事後で有意差がみられた.因果関係検証においても高校AS よりもSE-1 の影響がみられた.SE-1 において学年差はみられなかったが,性差がみられ,男子平均点が女子平均点より有意に高かった.結果,自尊感情に関するスクールカウンセラーが行った講演会は高校生の自尊感情に影響を与えたことが示唆された.
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(2507K)
特集 第25回研究大会特別講演
フィンランドの教育と教師養成の秘密
Marja-Kristiina Lerkkanen, 松村 京子
2023 年 24 巻 2 号 p. 69-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/23
DOI
https://doi.org/10.34587/jsep.24.2_69
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(1295K)
特集 第25回研究大会シンポジウム
フィンランドの教育実践
日本との比較から
松村 京子, 青砥 弘幸, 二澤 善紀, 高見 仁志, 赤沢 真世, 臼井 奈緒
2023 年 24 巻 2 号 p. 73-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/23
DOI
https://doi.org/10.34587/jsep.24.2_73
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