獣医科学と統計利用
Online ISSN : 1884-5606
ISSN-L : 0913-5499
1984 巻, 13 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 笹沼 清孝, 新城 明久
    1984 年 1984 巻 13 号 p. 1-6
    発行日: 1984/12/25
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    九州在来馬5馬種について, 体型に基づく類型化を行うために, 13部位の体尺測定値について, 多変量解析 (主成分分析, クラスター分析) を行った。
    1.大きさ因子である第1主成分において, 御崎馬と他の4馬種とは, 大きく隔たっていた。
    2.形因子である第2主成分において, トカラ馬, 対州馬, 奄美馬及び琉球馬には, 大きな性差があった。
    3.形因子である第3主成分において, 御崎馬には, 大きな性差があった。
    4.クラスター分析により, 御崎馬と他の4馬種とは, 大きく2つのグループに識別された。
  • 菅原 東一, 八重樫 廣太郎
    1984 年 1984 巻 13 号 p. 7-12
    発行日: 1984/12/25
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    生理空胎期にある母牛の状態と次回繁殖成績との関係を明かにするため, 岩手県花巻家畜保健衛生所管内において, 黒毛和種母牛50頭を対象とし, 15アイテムの合計38カテゴリーについて該当の有無を調査した。
    これらの調査結果を数量化理論III類で解析し, 5つのカテゴリ一群に分類した。その結果, いくつかのアイテムのカテゴリーか次回繁殖成績と関係する可能性が認められた。また, 数量化理論II類による解析の結果, 分娩後30日目前後の母牛の状態から, 次回の繁殖成績予測の可能性も認められた。
  • 岡 基, 斎藤 徹, 高橋 和明
    1984 年 1984 巻 13 号 p. 13-19
    発行日: 1984/12/25
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    マウスの生理的な情報を得ることを目的として, 自発運動量を測定し, その周期リズムを時系列解析手法を用いて検討した。
    マウスの自発運動をAnimex (A群) , Wheel (W群) , Photo Cell (P群) の3種の装置を用いて経時的に測定した。その運動量についてコレログラム分析を行うと, 自発運動は, 周期変動の合成型循環変動模型の振動波を形成した。その振動波は, 測定装置に関係なく, 暗期24時に頂点をもつ大きな山と, AおよびP群に見られた明期12時に頂点をもつ小さな山が得られた。これらの山は, 24時間で反復し, 日周期リズムと考えられた。また, AおよびW群では, 明暗, 暗明移行時の前後に24時間間隔で出現すると考えられる小さな山が観察された。
    パワースペクトル分析による周期成分は, AおよびP群では, 4時間付近に最高スペクトルが得られ, 2, 6時間付近にも小さなスペクトルが観察された。W群では, 2時間付近に最高スペクトルが得られ, 6, 8時間に小さなスペクトルが観察された。
    マウスの自発運動は, これらの周期で起こる振動波が合成され, 日周期リズムに統合されたものと考えられた。
    以上から, マウスの自発運動の時系列解析に, コレログラム分析とパワースペクトル分析の併用が有効な一手段と考えられた。
  • (1) 簡単なプログラム
    古川 力
    1984 年 1984 巻 13 号 p. 20-25
    発行日: 1984/12/25
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • (7) 手法25-30
    滝沢 隆安
    1984 年 1984 巻 13 号 p. 26-32
    発行日: 1984/12/25
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 1984 年 1984 巻 13 号 p. 33
    発行日: 1984/12/25
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
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