レベル3自動運転システムにおける運転交代要請（take-over request: TOR）に関し，利用者の個人差に合わせた提示方法の必要性を検討した．他者受容性の高い人とそうでない人では，TOR提示方法によって，運転交代の反応が異なるか実験した．結果，個人差に関わらず，素早く安全な運転交代には，警告音とテキスト提示が有効であることがわかった．一方，他者受容性が高い人のみ，合成音声提示で反応が遅くなり，今後，利用者の個人差を考慮して自動運転システムを検討していくことの意義が残された．

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道路交通事故の発生件数は減少傾向ではあるが，なお多くの事故が発生し，交通安全対策が必要である．本研究では，交通安全対策の立案に有用な基礎データを得ることを目的として，無人航空機の観測データを基に道路交通流解析を行う方法を示す．具体的には，特定交差点を対象として走行速度・車間距離・走行軌跡などを算定し，危険性の評価を行った．この結果，走行速度は全体的に高くないが，走行速度に応じた適切な車間距離を確保できていない車両が多くみられること，右折軌跡に幅があることなどが明らかとなった．

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