大阪府警は2018年より「横断歩道ハンドサイン運動」を展開している.この運動は運転者に「横断歩道における歩行者の優先」を徹底するとともに,ハンドサインによって,歩行者は横断意図を運転者に示し,運転者は停止して「どうぞ」の意志を示すという双方向コミュニケーションを普及させることで,横断歩道における歩行者の安全確保を図ることを目的としている.本報告では,3E(Education, Enforcement, Engineering)の原則にもとづくハンドサイン運動の展開やその内容について紹介した.
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