太成学院大学紀要
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10 巻
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
  • 井手 裕美
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 1-18
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    膨大な人口を持つ団塊の世代の受けた英語教育と、少子化の進む中でのゆとり教育における英語教育では、公立中学校使用のテキスト内容で大きな違いがある。その違いをそれぞれの教育背景、学生数、授業時間数、1〜3年提出単語数(見出し語)、提出文法項目、提出方法において比較・検討した。またこの間40年余の文部省(文部科学省)による対策を列挙し、二つの全く異なる世代の受けた英語教育の推移を考察しながら、現在の英語教育を見る。
  • 尾上 孝利, 西口 尚志, 足立 裕亮
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 19-29
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    近年、わが国の住宅はクーラーや暖房の効率化を求めて高気密化が進められ、結露によるカビ発育での建築材の汚染や劣化、カビが形成した胞子や産生物質によるアレルギーやシックハウス症候群が問題となっている。一般家庭の浴室は湿気対策が不十分でカビが頻繁に発生している。本研究では換気と拭取り法で浴室の湿気管理法を検討した。晴天時機械換気(浴室の入口と窓を閉めきり、換気扇のみ)、晴天時自然換気(浴室と脱衣所の入口と窓を開けて換気)および雨天時自然換気の3方法で7時間換気後に水滴が残った部位は、床面、浴槽のふち、鏡の接合部分、鏡台の上、鏡台下の壁面、窓サッシおよび浴室入口の右側などであった。残水部位の多くでカビが発育しており、カビ発育部位と残水部位はよく一致していた。換気7時間後に水滴が残り易い窓のアルミサッシを対象に晴天時機械換気と晴天時自然換気法で1時間換気後に窓サッシに付着した水滴を拭取り、換気を続けた結果、換気7時間後に窓サッシで水滴は見られなかった。以上のことから、個々の浴室で残水のでき易い場所をみつけ、換気1時間後に水滴を拭取り、各壁が乾燥するまで換気すれば、湿気管理ができると考えられる。
  • 心理的離乳過程のモデルの提案
    小高 恵
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 31-48
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本研究の目的は、青年の親への態度の発達的変化を検討することである。小高(1998)は心理的離乳の過程を捉える一つの枠組みを提案しているが、これについての検討を試みた。中学1年生〜大学4年生の1740名を対象に親への態度(1親からのポジティブな影響尺度2親との対立尺度3親への服従尺度4親との情愛的絆尺度5一人の人間として親を認知する尺度)についての調査を行った。その結果、青年は父親に比べ、母親からより多くポジティブな影響を受け、情愛的な絆も強く、一人の人間として認知していた。その一方で母親との対立は強かった。また、青年の親への態度から2つの成分(親和と従属)を抽出し、密着した関係から矛盾・葛藤的な関係、離反的な関係を経て対等々関係へと移行する心理的離乳過程モデルと、密着した関係から矛盾・葛藤的な関係、離反的な関係をから、再び密着した関係に回帰した後、対等な関係へ移行する心理的離乳過程モデルの2つを提案した。
  • 金杉 高雄
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 49-62
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    ブラウンとレビンソン(Brown and Levinson)が提案するポライトネス・ストラテジーは言語学の談話分析に新しい光をあてることとなった。従来の談話研究に代表される語用論のいわば、狭いリサーチ範囲を積極的に開拓した研究といえる。このポライトネス・ストラテジーはゴフマン(Goffman)の対人コミュニケーション論について、哲学的な知見からの考察を基にしたコミュニケーションの円滑的な向上を目指すための一つの原理である。日常会話に潜む何気ない相手への配慮はただ単に、談話を分析する以上に大切な役割を果たしている。このような認知的なコミュニケーションにおけるメタ・コミュニケーションの要素をここで、具体例を参考にしながら問いなおして、ポライトネス・ストラテジーの原理が我々の気が付かないところでいかに大切な認知的ストラテジーになっているかを考える。そのポライトネス・ストラテジーはポジティブ・ポライトネスとネガティブ・ポライトネスに分けられる。積極的で、円滑な対人コミュニケーションを構築するためには話し手と聞き手がポライトネス・ストラテジーに気を配ることが基本とされている。特に、注意が向けられなければならないのはネガティブ・ポライトネスである。この要素が欠落し、背景化されると、場合によっては話し手と聞き手が同等の立場にありながら自然とその対人的な立場に差異が生じ、コミュニケーション・ブレクダウンを惹き起こす要因となる。談話中のとのような感情の変化、起伏は分析の対象から除外されるべき要素ではあってはならず、人間の基本的な面子と欲求を維持するための認知的なストラテジーであることがこの新しい談話分析では提案されているのである。
  • 黒川 正剛
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 63-77
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    The studies that regard the witch-hunt as sacrifice are many. R Girard's theory which regards the witch as scapegoat is the most famous among them. But it is difficult to say that the problems of sacrifice and scapegoat in the witch-hunt have been researched in detail. The purpose of this paper is to examine the problems of the witch-hunt as sacrifice again, and to show, if the witch-hunt is sacrifice, what the characteristic of this sacrifice is. After morphological analysis on the Pappenheimer's witch-hunt in Bavaria (1600), we examine the use of the word "sacrifice" in Jean Bodin's De la demonomanie des sorciers (1580). We arrive at the conclusion that the witch-hunt is the sacrifice certainly, that is "the inner sacrifice", and this sacrifice has the element of "eros".
  • 竹原 明伸, 村田 史之
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 79-84
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    近年、半導体技術の向上によるコンピュータや通信装置の軽量高機能化の発展には顕著なものがある。また、これら関連技術の融合には目覚しいものがあり、安価で比較的容易に利用できるようになった。さらにLAN(Local Area Network)の普及は単なる通信と言うだけではなく、システムとしての各機能装置の結合と言うことに極めて大きな働きを持つようになった。このような状況の中、従来は費用や製作技術の問題で、容易に試すことができなかったことが可能になってきた。本研究においては、一般の民製品を主に用いて気象衛星の雲画像を受信し、環境観測を行えるシステムを構築している。気象分析においても、従来と違った効果を気象観測の上であげられるものと思われる。特に環境の変化等が問題化している現状において、より迅速な対応を要求される事態を視野に入れた解析を試みるものである。
  • 高井 範子
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 85-95
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本研究では、大学生男女を対象とし、人間関係の悩みに関する自由記述をとおして検討を行った。その結果、悩みが生じる人間関係の種類としては、友人関係や恋愛関係、家族関係、先輩後輩関係やアルバイト先の人間関係などが挙げられていた。また、具体的な悩みの内容としては、「性格領域」に分類されるものが最も多く、次いで、「対人スキル不足・コミュニケーションスキル不足」や「心を許せる友人がいない・希薄な人間関係」、さらに「合わない相手との関係」、「考え方の異なる他者との共存」などに分類されるものが挙げられていた。男女の差異としては、「ありのままの自分が出せない」や「人との距離のとり方」についての悩みは女子のみにみられた。特に、前者は女子の中でも比較的上位に挙がっていた。また、悩みがないと回答した人の場合、その理由として、「現在良好な人間関係を築くことが出来ているから」とする回答が最も多かった。2番目に「人間関係観」に分類されるものが挙がっており、人間関係における葛藤を乗り越え、自分なりの人間関係観をもつことによって悩みを多少なりとも軽減するに至った様子が窺えた。また、悩まずに済むように「良好な人間関係を築く努力をしている」とする回答もみられた。
  • ルソー的徳の美学的方法(III)
    田中 秀生
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 97-105
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    ジャン=ジャック・ルソーの自伝的記述の中に、霊感によって真理を受け取ることを主題とした挿話があるが、ルソーの社会理論の内容に鑑みるとき、この挿話で語られた内容がその社会理論の基礎に接続していることはほぼ明白である。その際まず検討すべきは、霊感による真理というものの特質であり、また、それに基づいた、真理と体験者ジャン=ジャックの関係と思想家ルソーの展開する社会理論の内容との類比関係である。本論では主題を取り上げ、徳の内面化によって成立する美学的な真の社会体の核心に信憑という問題がいかに関係しているかを考察した。
  • 中村 明徳
    原稿種別: Article
    2008 年 10 巻 p. 107-112
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    In general, the magnetic card, IC card, and the password, etc. are used as a method of specifying the individual. However, the biometric attestation technology that is specific and identifies the individual by the concern's for the information security rising, and using person in question's biological characteristic is paid to attention under the network environment. The feature of the biometric attestation technology is clarified, and it reports on the result of making comparative study of the utility about a typical certification technology in this article.
  • 文 鐘聲, 三上 洋
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 113-120
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    高齢者における抑うつは、老年症候群のひとつとしてQOLを低下させる大きな要因である。本研究は、都市部在住日本人及び在日コリアン高齢者のADL、QOL、既往歴等を比較し、抑うつに関連する要因の特徴を明らかにすることを目的とした。2004年11月〜2005年1月に大阪市内A地区在住の65歳以上の高齢者494人を対象とした。日本人における抑うつ者の割合は16.6%、在日コリアンでは41.8%であった。両群ともに抑うつ群は、平均年齢が高く、生きがいがないものが多く、閉じこもり傾向があった。また、介護保険利用者も多く、ADLは抑うつ群の方が低く、主観的健康感も低かった。在日コリアンの抑うつ群に特有に見られた特徴として、就学年数が低く、生活習慣病の罹患が高く、独居者が多いという結果が見られた。また、抑うつに影響を及ぼす因子として、日本人高齢者は「生きがい」、「Basic ADL」が、在日コリアン高齢者は「転倒」、「主観的健康感」が挙げられた。従来の抑うつに関する対処に加え、民族的背景の相違をより明らかにし、疾病コントロールを含めた、集団に合わせたヘルスプロモーションの方策が必要であると示唆された。
  • 学生の読後感レポートからの分析
    森 ウメ子, 大橋 千栄子
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 121-131
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    看護学生の病児に対する理解を深める方法として、手記を読んでレポートすることを課題とした。本研究では、同一題名の手記を読んだ学生10名を研究対象とし、読後感レポートの内容分析を行い学生の学びを明らかにすることを目的とした。レポート内容を文脈ごとに抽出し、文脈の記述内容により記録単位を抽出した。さらに分類・整理した結果、23個のカテゴリーに分類できた。さらにこれらを6個のコアカテゴリーに分類した。記録単位の件数で最も多かったのは病児に関すること、学生に関することであった。病児に関する内容分析では21個のサブカテゴリーと5個のカテゴリーに分類できた。5個のカテゴリーは「病児の精神力・人柄」、「病児と発達段階」、「病児が残した印象的な言葉」、「病児とストレス」、「病児の気持ち」とした。学生自身に関する内容分析においては、13個のサブカテゴリーと2個のカテゴリーに分類できた。2個のカテゴリーは「学生の学び」、「学生の気持ち」とした。学生は手記を読むなかで病気と闘いながらも、懸命に生きようとする精神力・人柄に共感、同情、感動、敬意、激励などの気持ちを通わせながら病児の理解を深め、小児看護に対するモチベーションの高揚につながったと考える。手記を通して学生の感性を刺激し、看護者としてどのような関わりが必要か、病児にとって必要な看護ケアは何であるかを考える機会となり、学生自身の今後の学習への動機づけともなり効果的であった。
  • 門川 清秀
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 133-139
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    中小企業の適正化と協業化を、すぐさま直接考察の対象とするのではなく、それを一旦中小企業の組織化問題の中へ包括し、そして、また中小企業の適正化、組織化問題と言うことの内容を確定し、そこから協業化なるものを引き出すことにした。「中小企業基本法」が1999年の全面改正によれば、「中小企業」とは、(製造業(建設業運輸業含む)」で「資本の額又は出資の総額が3億円以下の会社及び固人」と規定されている。全国その数540万総事業所数の99.4%を占めている。また、これらの中小企業にどれだけの従業員が雇用されているのかと見てみると、民間で働く人々総従業員数の74.2%を雇用している。このように中小企業は量的に見るだけでも、経済活動に重要な位置を占めている。そして、これらの中小企業が日本経済に果たす役割についてみると、(1)経済成長や産業基盤を強化していくためには、大企業だけではなく、当然中小企業の役割が大きいこと。(2)多くの中小企業は大企業の補完的役割ではなく、むしろ、大企業になくてはならない存在になっていること。(3)技術革新の担い手として果たす役割は、欠くことのできないものになっていること。(4)地域経済の発展の担い手として、果たす役割も大きいこと。(5)雇用を創出する主体として、中小企業に対する期待が大きいこと。など、重要な役割を果たしている。しかし、ここにおいて、本稿が問いたいとするところは、これらを、適正化しさらに組織化することにある、凡そ、中小企業の組織化は、その内容において、二種類に大別される。すなわち、その一つは、中小企業における業界の調整とか、統制や規定に機能を果たすものであり、その二つ目は共同事業を中心とするものである。たとえば前者は商工組合に、そして、後者は事業協同組合に、それぞれの具体的な形態を見い出すことができるが、しかし、本稿で取上げようとする協業化は、二種類の組織化のうち比較的重要と判断される共同事業を中心とする、組織化に論点を集中させた。
  • 髙橋 紀穂
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 141-151
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    ジャック・デリダの言語論は言語以外のさまざまな文化現象を射程に入れている。「時間」はそのうちの一つである。本稿では彼の言語論における「差延」の理論を軸に「時間」の本質を読み解こうとするものである。議論は以下の手順でなされる。「1 はじめに」と第2節においては「差延」の理論における表象化の側面を検討する。第3節と第4節の前半では、表象化と時間との関係が考察される。第4節の後半から第5、第6節は「差延」理論をバタイユの「一般経済学」の助けを借りて読み解くことを試みる。このような議論の構成により、「差延」という表象化の運動が時間化の運動であり、同時に、それが労働を生起させる運動であることを議論する。そして、「7 おわりに」においては上記の内容についての若干のまとめがなされている。
  • Is it a Device for Producing Double Alliteration or Composing Oral-Formulaic Expressions?
    入学 直哉
    原稿種別: Article
    2008 年 10 巻 p. 153-161
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    In Old English poetry a coordinate conjunction and is used at significant frequency as a constituent of the X and Y-construction. From the results of our examination into the X and Y-construction in The Battle of Maldon and Beowulf, it was revealed that the number of this construction that is placed in the a-verse of a long line is large and in most cases the word placed in the position of X alliterates with that placed in the position of Y, that is to say, double alliteration is provided in the long line. On the other hand, there are few cases where the construction is set in the b-verse or the word in the position of X does not alliterate with that in the position of Y even though the construction occupies the a-verse. We regard these kinds of instances as marked and presume, on the basis of our survey on the construction in The Battle of Maldon and Beowulf, that exceptional examples can be found where both the positions of X and Y of the construction are gotten by proper nouns or can be caused by making oral-formulaic expressions. We therefore conclude that the X and Y-construction in Old English poetry must be a writers' poetic device with which to produce double alliteration.
  • 森山 智浩
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 163-178
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本稿では「視覚」に基づいた外界認識が如何にして言語に反映されているか、という人間の認知メカニズムに光を当てる(1章)。その後、導き出された人間の視覚経験のメカニズムを基にしてcome acrossに代表される諸々の「邂逅」表現の意味のからくりを明らかにし、英語学習者の日常の知覚経験に自然な形で則した新しい語彙学習指導内容の一端を提案する(2章)。
  • 小石 真子
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 179-182
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    階層的重要出こついて1995年度SSM調査のBデータをもとに、重視する内容を分析した。階層的重要性は、「家族から信頼と尊敬を得ること」についてが、もっとも多く、ついで、「高い収入を得ること」。「社会活動で力を発揮すること」であった。重要性の2位以下では、順位で性別による違いがあった重要性の構造では、「社会的地位」と「家族・友人・近隣との関係」を示す因子群が抽出された。
  • 知的障害養護学校からの発信
    辻 弘三
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 183-194
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 李 東彦, 森山 輝夫, 町 惇彦
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 p. 195-203
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本稿は、日本において本格的な経済発展とともに、急速に進展したさまざまな企業に対し、その組織運営・管理に必要な人材を多数提供した商業学校の実態を、その設立の経緯や明治末時点の状況を明らかにするとともに、この商業学校の卒業生を他校に先がけて積極的に受け入れ独自のユニークな教育を施した神戸高等商業学校を事例に、同校がどのような企業経営者を養成したか検討したい。
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