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クエリ検索: "酢酸エチル"
15,286件中 1-20の結果を表示しています
  • 荻島 太一
    食品と微生物
    1986年 3 巻 2 号 115-121
    発行日: 1986/09/20
    公開日: 2010/07/12
    ジャーナル フリー
  • 野村 正人, 藤原 義入
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1987年 1987 巻 5 号 883-887
    発行日: 1987/05/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    石油化学工業などで広く利用されている合成ゼオライトには,分子ふるい効果あるいは選択的吸着性などの異なる特性がある。その合成ゼオライトを触媒とし生成物の選択性を目的に,今回,モノテルペンオキシド類であるリモネン=1,2-オキシド〔1〕,2-ピネンオキシド,〔2〕および2(10)-ピネンオキシド〔3〕のギ酸による分解反応について検討した。その結果,〔1〕の場合にはいずれのゼオライトを触媒としてもギ酸との反応では,C2位側のエーテル結合の切断が優先的に起こって得られるジヒドロカルボン〔4〕が生成物中85~87%の生成割合を占めた。〔2〕の場合にはピナン骨格の開裂と同時にエーテル結合の切断が起こって得られるα-カンホレンアルデヒド〔9〕が13Xゼオライトを触媒としたときに,最高96%の生成比で得られることがわかった。つぎに,〔3〕からは用いたゼオライトの種類によりミルテノール〔11〕とペリリルアルコール〔12〕の生成割合に変化が認められ,とくに13Xゼオライトでは〔12〕を84%の生成比で得ることができこのようにギ酸と合成ゼオライトとの組み合わせを考慮することにより有用なテルペノイドが得られた。ることがわかった。
  • 中島 剛, 行田 尚史, 三島 彰司, 松崎 五三男
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1994年 1994 巻 2 号 121-125
    発行日: 1994/02/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    ZnO-CaO(モル比9:1)触媒上,水蒸気存在下のエタノールのアセトンへの転化について,その反応経路を決定する目的で,定常状態にある反応系にエタノール,アセトアルデヒド,
    酢酸エチル
    ,酢酸またはアセトンの少量を注入し,それにともなう各化合物の分圧の過渡的な変化を観察した.その結果,アセトアルデヒドとエタノールおよび酢酸とアセトンとはそれぞれ比較的速やかに相互転化すること,およびアセトアルデヒドは
    酢酸エチル
    を経由しないで直接酢酸へ転化し,その速度は比較的遅いことが判明した.さらに,
    酢酸エチル
    は反応の中間生成物ではなく,エタノールと酢酸とのエステル化により生成すると結論した.
  • N-クロルアセチル-アニリンを使用する2-ヒドラゾノ (又はイミノ)-4-チアゾリドン誘導体の合成
    谷山 兵三, 遊佐 武彦
    YAKUGAKU ZASSHI
    1955年 75 巻 1 号 11-13
    発行日: 1955/01/25
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
    Condensation of N-chloroacetylaniline with various monosubstituted derivatives of thiourea and thiosemicarbazide results in the formation of 2-substituted hydrazono (or imino)-4-thiazolidone derivatives with liberation of aniline. The same reaction with thiosemicarbazide substituted in the 1- and 4-positions yields 2-substituted hydrazono-3-substituted 4-thiazolidones. The similar reaction with thiosemicarbazones or arylthiosemicarbazones of acetone and aldehydes yields 2-alkylidene (or arylidene) hydrazono-4-thiazolidones or 2-alkylidene (or arylidene) hydrazono-3-aryl-4-thiazolidones. The use of such aniline derivatives is a novel and characteristic method for the preparation of 2-hydrazono (or imino)-4-thiazolidone derivatives and is especially an improved method for the preparation of 3-substituted derivatives.
  • 藤田 和代, 荒瀬 栄, 本田 雄一, 野津 幹雄
    日本植物病理学会報
    1995年 61 巻 3 号 185-188
    発行日: 1995/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Pyricularia oryzaeおよびP. griseaの発芽液
    酢酸エチル
    可溶部の感染誘導活性を比較した。P. griseaよりP. oryzaeのものが有意に強い活性を示した。P. oryzae
    酢酸エチル
    可溶部では親和性の組合せでも非親和性の組合せでも活性に差は認められなかった。これらの結果から,P. oryzaeの発芽液中の
    酢酸エチル
    可溶部にはイネいもち病の種レベルの特異性決定に関与する感染誘導因子が含まれていることが示された。
  • Chromomycin群のPaper Chromatography
    水野 公明
    The Journal of Antibiotics, Series B
    1960年 13 巻 6 号 329-331
    発行日: 1960/12/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    グリセリン保持の濾紙上, ベンゼン・
    酢酸エチル
    , エーテル・
    酢酸エチル
    , 酢酸イソアミル・n-ブタノール, 酢酸イソアミル・アセトンの溶剤系で展開してChromomycin complexをA, B, Cの群とA1, A2, A3, A4, A5の成分に分離した。また, 同じPaper chromatographyで定量する方法についても述べた。
  • IV. 感染葉の細菌抑制物質の抽出と部分的精製
    中西 清人, 渡辺 実
    日本植物病理学会報
    1977年 43 巻 4 号 449-454
    発行日: 1977/11/28
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    イネ白葉枯病感染葉,とくに不親和性感染葉に生成される細菌抑制物質の有機溶媒による抽出と部分的精製を行なった。
    1. 細菌抑制物質は主として
    酢酸エチル
    可溶酸性粗抽出物中に抽出され,250ppm濃度で感染葉抽出物に抗菌活性が明らかにみられたが,健全葉抽出物では同濃度で全く活性が認められなかった。また,
    酢酸エチル
    可溶塩基性粗抽出物中にも細菌抑制物質が存在したが,その生成量は少なく,感染によって抗菌活性が著しく減少した。
    2.
    酢酸エチル
    可溶酸性粗抽出物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで部分的に精製した結果,細菌抑制物質は主として30%
    酢酸エチル
    ・ヘキサン溶出画分に溶出した。健全葉では同画分の50ppm濃度で全く抗菌活性が認められなかったのに対し,感染葉では約88%の高いコロニー形成阻害率を示すほど抗菌活性が著しかった。
    3. 感染葉の30%および50%
    酢酸エチル
    ・ヘキサン溶出画分をシリカゲルTLCで精製した結果,それぞれ1個と2個の抗菌活性スポットを検出した。
    4. 感染葉の30%
    酢酸エチル
    ・ヘキサン溶出画分に含まれる細菌抑制物質は,TLCのRf値,紫外線下の蛍光,呈色反応などから,フェノール性物質のクロロゲン酸,コーヒー酸,フェルラ酸,バニリン酸,サリチル酸,クマリン化合物のp-クマル酸あるいはウンベリフェロンと異なることが推定された。
  • Chromomycin群の分離とA3の単離
    立岡 末雄, 三宅 彰, 水野 公明
    The Journal of Antibiotics, Series B
    1960年 13 巻 6 号 332-334
    発行日: 1960/12/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    珪酸マグネシウムならびに珪酸ゲルの吸着塔クロマトグラフィーでChromomycin complexをA, B, Cの各群に分離し, その生物学的活性度から, A群がB(F)群より有効なことを知つた。そこで,
    酢酸エチル
    溶液にシクロヘキサンまたはエーテルを階段的に加えてA群を分別沈澱させるとともに,
    酢酸エチル
    ・ベンゼン・石油エーテル層とグリセリン・エタノール水の層の間で分配する方法を併用して, 主成分A3の純度をたかめ, 最後にグリセリン保持の澱粉塔を用い, 傾斜法でエーテル・
    酢酸エチル
    を流して純A3を得た。
  • 山本 祥子, 島田 秀昭
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2016年 31 巻 2 号 9-12
    発行日: 2016年
    公開日: 2018/04/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    高等学校化学では,有機化合物の性質と利用について学習する。本単元の中で扱うエステルの合成実験は,主に
    酢酸エチル
    が取り上げられている。教科書や参考書の記述に従って
    酢酸エチル
    の合成実験を行う場合,反応温度や反応時間、触媒である濃硫酸の使用量などの実験条件が明記されておらず,また実験に冷却器などを使用するので装置が大きくなり実験準備にも手間がかかる。そこで本研究では,
    酢酸エチル
    の合成実験について,より安全で簡単に行うことができ,実験試薬も少なくすることができるような実験条件の検討を試みた。
  • 真性火落菌の好アルコール性について
    百瀬 洋夫, 秋山 裕一, 野白 喜久雄
    日本釀造協會雜誌
    1971年 66 巻 8 号 799-804
    発行日: 1971/08/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    真性火落菌はアセトン, 1.2-ジメトキシエタン,
    酢酸エチル
    等によっても生育が促進され・その機構はアルコール類の生育促進作用と同一であると推定できる。
    洗灘菌体のブドウ糖の取り込みは, エタノール, アセトン,
    酢酸エチル
    により・真性火落菌では大きくなり, 火落性乳酸菌では小さくなる。菌体をEDTA処理した場合, 真性火落菌のブドウ糖の取り込みは大きくなる。
    洗灘菌体のLDH活性は, エタノール, アセトン,
    酢酸エチル
    の存在により・真性火落菌では大きくなり, 火落性乳酸菌では小さくなる。菌体破砕液のLDH活性はエタノール・アセトン・
    酢酸エチル
    の存在によりすべての菌で小さくなる。菌体をEDTA処理した場合, 真性火落菌のLDH活性は大きくなる。
    以上の結果から, 真性火落菌の好アルコール性は, アルコール類の存在により・栄養物質が菌体内へ取り込まれ易くなることによるものと考えた。
  • 犬飼 吉彦
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1979年 1979 巻 12 号 1774-1776
    発行日: 1979/12/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    To prepare pyrazolone-series monomeric azo dyes containing polymerizable group in the coupling com. ponent, 3-methyl-l-[p-(methacrylamido)phenyl]-2-pyrazolin-5-one C as the coupling agent has been synthesized. Then 4-arylazo derivatives [5] were prepared by the coupling reaction of [1] with aromatic diazonium salts in which the aromatic moieties are C6115, p-CH3C6H4, m-CH3C6H4, p-CH3OC6H4, m-CF-130C6H4, p-ClC8H4, m-ClC8H4, P-NO2C6114, m-NO2C61-14 and P-(CH3)2NC6H4. Tautomerism in [1] and [5] was investigated by IR and NMR spectra.
  • 奥山 修司, 三井 利幸, 野村 俊明, 藤村 義和
    分析化学
    1993年 42 巻 2 号 61-65
    発行日: 1993/02/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    クロマトグラムでピークの重なった個々の成分を定量する方法を多変量解析法で検討した.方法は 以下のとおりである.クロマトグラムの重なった各ピーク高さを,ピークの頂点を中心として, 2.5mm(0.625秒)間隔で測定した.測定値を内標準のピーク高さで割り多変量解析のためのデータとした.例として,クロマトグラムのピークが重なるように測定した,メタノールと
    酢酸エチル
    の混合物について定量した.メタノールと
    酢酸エチル
    の混合比50:50を用いてのRSD(n=10)はメタノールが0.63%,
    酢酸エチル
    が0.57%であった.同一クロマトグラムを用いたピーク面積からのRSDはメタノールが3.92%,
    酢酸エチル
    が0.88%であった.GCなどで分離の悪いピークから定量分析を行う場合,ピークの重なりの程度が増加するにつれて,定量誤差が大きくなる.そこで定量誤差が大きくなるような重なりをもったピークから,正確に定量できる方法として,ピークの高さを一定の時間間隔ごとに測定し,その測定値を用いて多変量解析法で定量分析を行った.その結果,メタノールと
    酢酸エチル
    の混合試料(メタノール:
    酢酸エチル
    =50.00:50.00)を用いての再現性は,メタノールについて言えば,従来から行われているピーク面積による定量法のRSD(n=10)は3.92%であったが,本方法の RSD(n=10)は0.63%と従来法と比較して再現性のよい結果が得られた.
  • パイブーンスィルパ ナッタノン, 河本 晴雄, 南 英治, 増田 昇三, 若木 良大, 砂山 昂之, 坂 志朗
    Journal of the Japan Petroleum Institute
    2020年 63 巻 4 号 196-203
    発行日: 2020/07/01
    公開日: 2020/07/01
    ジャーナル フリー

    酢酸発酵を経由したリグノセルロースからの高効率バイオエタノール生産のため,エステル化と接触水素化分解の二段階反応による酢酸からのエタノール生産を検討した。酢酸のエステル化反応には無触媒の超臨界エタノール処理を採用し,270 ℃/20 MPaで良好に

    酢酸エチル
    が生成することを示した。また,酢酸の自触媒効果によりエタノールが少ないほど反応速度が向上するが,逆反応のため
    酢酸エチル
    収率は減少した。そのため,反応で生成した水を除去する方策を採り,少量のエタノールで高い
    酢酸エチル
    収率を実現することが望ましい。一方,
    酢酸エチル
    の水素化分解のため,Cu系触媒を流通式反応器で評価した。Cu–Zn触媒は210~270 ℃の範囲で他のCu–Cr系触媒よりも触媒活性が高く,副産物であるメタンおよびエタンは計0.89 wt%(270 ℃,供給
    酢酸エチル
    ベース)とわずかであった。以上の成果は,提案した二段階反応による酢酸からの効率的なバイオエタノール生産プロセスの設計に資する知見である。

  • 岩瀬 利徳, 森川 貴子, 福田 秀雄, 佐々木 清祐, 吉武 正文
    日本醸造協会誌
    1995年 90 巻 4 号 307-312
    発行日: 1995/04/15
    公開日: 2011/09/20
    ジャーナル フリー
    (1) W.beijerinekii IFO 0941は, 酢酸イソアミルをYPD培地, イソアミルアルコールを添加した同培地, ロイシンを添加した同培地で各々100ppm, 152ppm, 153ppm生成した。
    (2) 酢酸の添加試験とWickerharn合成培地での結果から本菌株は, 主に
    酢酸エチル
    を生成する機構と酢酸エステル類を生成する機構の二つの機構が存在することが推察された。
    (3) 本菌株は, S.cerevisiae K 701, P.anomalaNCYC435とC.cladosporioides No.9と同様にアルコール類から酢酸エステル類を生成した。また, アルコール類はEhrlich経路でアミノ酸から生成し, 酢酸からは
    酢酸エチル
    以外の酢酸エステル類の生成は認められなかった。
    (4) 本菌株は, C.cladosporioides No.9とは,
    酢酸エチル
    の生成量とWickerham合成培地での酢酸エステル類の生成量で違いを見せた。また, S.cerevissae K 701とは基本的な酢酸エステル類の生成量に大きな差があること, 好気的条件でより酢酸エステル類を生成すること, 不飽和脂肪酸により阻害されないことなどに関して違いが認められた。さらに, P.anomala NCYC 435とは,
    酢酸エチル
    の生成では共通点があるものの酢酸イソアミルの生成量には大きな差があった。
  • 郡山 一明, 保利 一, 山田 紀子, 井上 尚英, 河野 慶三
    Journal of UOEH
    1991年 13 巻 1 号 25-28
    発行日: 1991/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    メタノール - トルエン系と
    酢酸エチル
    -トルエン系の混合有機溶剤の気液平衡関係について, それぞれの溶剤の気相濃度の実測値と, 溶液を理想溶液と仮定した場合の理論値とを比較検討した.
    酢酸エチル
    -トルエン系の混合溶剤では,
    酢酸エチル
    の気相濃度は実測値と理論値が, 比較的良く一致していた. メタノール-トルエン系の混合溶液では, メタノールの気相濃度は, 特にメタノールの含有率が5%以下の領域において, 理論値よりも著しく高濃度になることが分かった. 混合有機溶剤曝露の健康影響評価については, 液相成分の組成のみならず, 気相濃度の測定が重要であると考えられた.
  • 菊池 眞仁, 小野沢 孝
    有機合成化学協会誌
    1999年 57 巻 4 号 351-352
    発行日: 1999/04/01
    公開日: 2010/01/28
    ジャーナル フリー
    標題化合物ジアリールホスホノ
    酢酸エチル
    は, (ジアリールオキシホスホリル)
    酢酸エチル
    , (ジアリールオキシホスフィニル)
    酢酸エチル
    とも呼ばれている。Chem.Abstr.は (ジアリールオキシホスフィニル)
    酢酸エチル
    を採用している。ジアリールホスホノ
    酢酸エチル
    は安藤により見いだされた試薬で, アルデヒドとのHorner-Emmons反応によりZ-選択的にα, β-不飽和エステルを生成する.
  • キサントゲン酸カリ法によるアルコール類のペーパークロマトグラフィー
    刈米 達夫, 橋本 庸平, 木村 睦男
    YAKUGAKU ZASSHI
    1953年 73 巻 10 号 1093-1095
    発行日: 1953/10/25
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
    A paper chromatography of alcohols was devised. A solution decanted from a wellshaken mixture of 0.5cc. of an alcohol, 0.1-0.4cc. of ether containing 20% of carbon disulfide, and 1g. of powdered potassium hydroxide, is evaporated to dryness and the residue wetted with a drop of water is spotted on the start line of a filter paper. This is developed with butanol saturated with 2% aqueous solution of potassium hydroxide or sodium carbonate, and the finished papergram is examined under an ultraviolet light or with the Grote's reagent. This method was found to be applicable to the detection of methanol in ethanol and wine.
  • 大倉 与三郎
    分析化学
    1963年 12 巻 3 号 279-283
    発行日: 1963/03/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    硝酸酸性溶液中でチオシアン酸第二鉄を発色させ,これを
    酢酸エチル
    で抽出してから,
    酢酸エチル
    相中の鉄およびチオシアン酸の両成分を定量し,同相中での両成分の見かけのモル比を求め,これより種種の方法で両成分の真のモル比を求めた.また,抽出前後における水溶液および
    酢酸エチル
    両相のpHも測定した.その結果,この錯体は抽出後も水溶液中におけると同様,Fe(SCN)n (nは3およびその前後の整数)という組成をなし,また,必ずしも中性であるとはかぎらないことがわかった.
  • 内藤 隆次, 中野 幹夫
    園芸学会雑誌
    1971年 40 巻 1 号 1-9
    発行日: 1971年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    満開後21日目に採取したブドウ•デラウェアの有核果およびジベレリン (GA) 処理無核果について, 種子あるいは果肉中のGA様物質を抽出分別し, それらの生物学的活性を比較するとともに, 果肉中の主要GA様物質の同定を行なつた。
    ハダカムギはい乳検定の結果, 種子では塩基性
    酢酸エチル
    •フラクションで, 有核および無核果ともに果肉では塩基性および酸性
    酢酸エチル
    •フラクション, とくに後者で強いGA様活性が認められた。なお種子および果肉の塩基性
    酢酸エチル
    •フラクションの活性物質は, ペーパー•クロマトグラフィーにおいてそれぞれまつたく異なるRfを示した。
    GA3に換算した果肉中の総GA様物質の活性は, 有核果より無核果において高かつた。
    有核および無核果の果肉中の酸性
    酢酸エチル
    •フラクションの主要GA様物質は, ハダカムギはい乳, わい性イネ, わい性エンドウ検定で強い活性を示し, キウリ検定では殆んど活性を示さず, GA3およびGA1, とくにGA3と同様の性質であることが認められた。また生物検定あるいは蛍光反応で確認したそれらの物質の薄層クロマトグラム上のRfはGA3ときわめて類似した。したがつてブドウ•デラウェアの幼果中の主要内生GA様物質はGA3と推定される。
  • Sarkomycinの研究その3 S2, S3の単離
    立岡 末雄, 三宅 彰, 井上 道隆, 和田 正三, 岩崎 英介, 緒方 浩一
    The Journal of Antibiotics, Series B
    1956年 9 巻 3 号 110-113
    発行日: 1956/05/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    Sarkomycinを酢酸銅溶液で処理してSarkomycinの銅塩をつくり, その
    酢酸エチル
    に対する溶解性の差を利用して分割をおこない,
    酢酸エチル
    に不溶性の部分から硫化水素による脱銅で前報1) で述べた結晶S1の他に, 新らたに結晶S2 (C14H18O6S) およびS3 (C20H26O9S2) が得られた。これらの結晶の理化学的, 生物学的諸性質を検討したが, いずれも抗菌作用をもち, EHRLICH腹水癌を移植したマウスの体重増加抑制作用および生命延長効果が認められた
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