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クエリ検索: "つわり"
2,386件中 1-20の結果を表示しています
  • 野田 哲哉
    耳鼻と臨床
    1997年 43 巻 4 号 478-481
    発行日: 1997/07/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    動揺病やめまいでみられる悪心や嘔吐に着目した.
    つわり
    でも悪心や嘔吐が現れるので, これと動揺病やめまいに関連があるかどうか検討した. 妊娠3カ月から4カ月の者, 45名を対象として,
    つわり
    の有無, 随伴症状, 乗り物酔いやめまいの有無, 妊娠後の増悪などについて, アンケート調査を行つた.
    つわり
    に顔面蒼白, 動悸, 冷汗, 頭痛, めまいなどを伴つており,
    つわり
    と動揺病は似ていると思われた. 興味深いことに,
    つわり
    の随伴症状として最も頻度が高かつたのはめまいであつた. 妊娠後に乗り物酔いやめまいが悪化する者が少なくなかつた.
  • 阿部 惠理, 小林 実夏
    人間生活文化研究
    2020年 2020 巻 30 号 380-384
    発行日: 2020/01/01
    公開日: 2020/05/12
    ジャーナル フリー

     妊娠期は母子の健康のために適切な食生活を営み体重増加量を管理しなければならない.

    つわり
    は妊娠期の食生活に影響を与える要因のひとつである.母子の健康の観点からは食事摂取量の減少や
    つわり
    の悪化した妊娠悪阻に注意が払われる.しかし,吐き気を緩和させるために食事を頻回摂取するいわゆる食べ
    つわり
    の症状に着目した報告は少ない.本研究では食べ
    つわりも含めたつわり
    の症状と栄養摂取および妊娠中体重増加量との関連を明らかにすることを目的とした.

     対象の日本人妊産婦154名(35.2±3.7歳,妊娠前BMIは20.1±2.3)を

    つわりの症状別に食べつわり
    群,変化なし群,吐き
    つわり
    群の3群に分類した.各群の妊娠初期・中期の栄養摂取状況,および妊娠中体重増加量を比較した.その結果食べ
    つわり
    群は他の2群と比較し,妊娠中体重増加量が有意に多かった.妊娠初期における3群のエネルギー摂取量は吐き
    つわり
    群が少なく有意差があった.妊娠中期には吐き
    つわり
    群のエネルギー摂取量は初期と比較し有意に増加し,3群間の有意な差はなかった.

     

    つわり
    は生理的な現象であり悪阻以外は臨床的に重要視されにくいが,
    つわり
    の影響で妊娠初期の段階で食事摂取量が増した者はその後の体重管理に注意を払う必要性があると示唆された.

  • 久納 智子, 多田 恒子, 廣田 登志子, 塚本 志保, 内藤 千都香
    日本看護科学会誌
    1993年 13 巻 3 号 188-189
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 中山 毅, 西原 富次郎, 深田 せり乃
    日本東洋医学雑誌
    2017年 68 巻 2 号 105-110
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/10/20
    ジャーナル フリー

    食欲不振や嘔吐の症状を伴った妊娠悪阻の患者を対象とし,六君子湯による悪阻への治療の可能性についての後方視的検討を行った。方法は,北川らの提唱するEmesis index(EI)を用い,小半夏加茯苓湯内服,メトクロプラミドを投与した群を比較対照とした。すべての群において,内服後のEI 合計値の低下を認めたが,特に六君子湯群7日後のEI 合計値が,他群より有意に低下していた。また項目別の検討では,六君子湯群における悪心,嘔吐,食欲低下のスコア値が,小半夏加茯苓湯,メトクロプラミド投与群と比較し有意に低値であった。六君子湯が妊娠悪阻に対して,小半夏加茯苓湯やメトクロプラミド投与と同等に効果があり,特に悪心嘔吐や食欲低下といった症状の強い妊娠悪阻を軽快させる可能性が示唆された。また奏功しない症例の多くは気滞スコアが高い傾向にあり,随証療法の必要性,ならびに理気剤への変方を考慮することが必要であろう。

  • *石田 房子, 滝川 雅之, 佐々木 祥子, 佐々木 知津, 芝野 恭子, 塩見 信行, 大森 一弘, 高世 尚子
    会議録・要旨集 フリー
  • 菊川 佳世, 古山 美穂, 渡邊 香織
    日本助産学会誌
    2023年 37 巻 2 号 194-205
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/08/31
    [早期公開] 公開日: 2023/07/27
    ジャーナル フリー

    目 的

    つわり
    に対する情報提供を主とした看護支援の効果を明らかにする。

    方 法

    5つのデータベースを網羅的に検索し,抄録からPICOを満たす実験研究または準実験研究を抽出した。本文を精査し,最終的に文献を採択した。論文の質はCochraneのRisk of Bias ver.2にて著者らが個別に査定し,異なる見解となった項目は討議し評価を統一した。

    結 果

    計6件の論文を採択した。

    つわり
    の自覚症状は,Index of Nausea, Vomiting, and Retching,The Motherisk Pregnancy-Unique Quantification of Emesis and Nausea,Visual Analogue Scaleで計測され,妊婦のQuality of LifeはHealth-Related Quality of Life for Nausea and Vomiting during Pregnancyで計測された。加えて
    つわり
    の持続日数を追跡した論文があった。介入方法は,電話訪問,面談と電話訪問の組み合わせ,集団への講義,講義と意見交換の組み合わせがあった。ベースライン調査の後,介入2週後や4週後での調査や,毎週の追跡が行われた。
    つわり
    に対する情報提供を主とした看護支援は,
    つわり
    の苦痛軽減に一定の効果が期待できる可能性があるが,質評価は“High risk of bias”もしくは“Some concerns”という結果であった。

    結 論

    つわり
    への看護支援の効果を検証する研究では,ランダム化比較試験の実施や事前のプロトコル公開,
    つわり
    の自覚症状を計測する尺度の統一やアウトカム指標を単一のものに限定すること,
    つわり
    の生理的変化を考慮した介入の時期やフォローアップの間隔を検討し,バイアスのリスクを軽減させ結果の信頼性を高める必要がある。

  • つわりの予期、期間、夫の支援、自尊感情から
    清水 嘉子, 遠藤 俊子
    日本看護科学会誌
    1996年 16 巻 2 号 440-441
    発行日: 1996/10/30
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 岩國 亜紀子
    日本看護科学会誌
    2017年 37 巻 353-363
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/02/09
    ジャーナル オープンアクセス HTML

    目的:効果的な

    つわり
    軽減方法は妊婦により異なる.そこで,妊婦が自らに合った
    つわり
    軽減方法を見出すセルフケア行動の向上を目指した2週間看護援助プログラムを提供し,準実験研究によりセルフケア能力(ESCA35)や
    つわり
    (INVR)への効果を測定した.

    方法:概念枠組みはOremセルフケア不足看護理論を基盤に作成した.介入群には三輪の省察的実践論を基盤としたプログラム(対面式介入3回,電話訪問2回,自己記録)を提供した.

    結果:介入群45名,対照群67名を分析した.ESCA35総得点,下位尺度得点の変化量は介入群の方が有意に大きく,INVR下位尺度「空嘔吐体験,空嘔吐頻度,

    つわり
    全体苦痛」得点は介入群のみ有意に低下していた.両群間では2週間後の得点に有意差はなかった.

    結論:本介入にはセルフケア能力を高め,空嘔吐や

    つわり
    の苦痛を軽減させる効果の可能性が示唆されたが,今後さらなる検討が必要である.

  • *楳村 敦詩
    看護薬理学カンファレンス
    2023年 2023.2 巻 2023.2_ES-2
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/01/04
    会議録・要旨集 オープンアクセス

    嘔吐とは消化管の内容物を、食道・口腔を通じて反射的に排出する現象である。吐き気、すなわち嘔気・悪心は内容物を吐き出したいという切迫した感覚・不快感を指す。その原因は感染性胃腸炎、食中毒や消化性潰瘍、腸閉塞、胆石症などの消化器疾患や腹部の術後以外にも多岐にわたる。

    つわり
    は、妊娠初期に高頻度に生じ自然軽快することが多いが、悪化した場合は妊娠悪阻として治療が必要となる。緑内障やメニエール病、片頭痛といった高頻度の疾患のみならず、脳血管障害や頭蓋内出血・脳腫瘍、髄膜炎・脳炎など重篤な疾患にも見られる症状である。心筋梗塞や大動脈瘤・大動脈解離の患者は、胸痛・冷汗や背部痛などの典型的症状のみならず、嘔気・嘔吐が受診理由となる事がある。ケトアシドーシス、電解質異常など全身性の代謝・内分泌異常も嘔気・嘔吐の原因となる。

    薬剤・中毒による嘔気・嘔吐の誘発にも注意が必要である。特にがん薬物療法による悪心・嘔吐は、非常に頻度が高いため、がん薬物療法誘発性悪心・嘔吐(CINV)として、きめ細かな対応ができるよう分類されている。抗がん薬の催吐性リスクに応じて、セロトニン受容体拮抗薬、ニューロキニン1受容体拮抗薬、ステロイドを主体に予防投与される。オンダンセトロンなど制吐薬の投与は、高頻度に発症する術後悪心・嘔吐(PONV)の対応に重要となる。また、がん疼痛を含めた慢性疼痛の治療では、オピオイド誘発性悪心・嘔吐(OINV)への対応が必要である。

    嘔吐はヒスタミン、ムスカリン、ドパミン、セロトニン、ニューロキニンといった神経伝達物質の受容体を介して、最終的に延髄の嘔吐中枢に刺激が伝わることにより生じる。嘔吐中枢への刺激の入力経路として、第4脳室底に存在する化学受容器引金帯(CTZ)、大脳皮質、自律神経、前庭神経などが知られている。それゆえ、心理的・感情的要因や精神的ストレスにより嘔吐が誘発されたり、めまいを伴うことがある。

    吐き気・嘔吐は、大人から子供まで日常的によく経験する身近な症状である。本講演では、現在考えられているメカニズムを含め、吐き気・嘔吐について概説したい。

  • 加藤 千佳, 太田 昇一
    図学研究
    2007年 41 巻 Supplement1 号 103-108
    発行日: 2007年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    葛飾北斎は, 国際的にも有名な日本を代表する絵師の1人である.彼は狩野派・土佐派・洋風画・漢画など様々な画風を学んだとされ, それらを吸収しながら彼独自の作風を作り上げた.北斎の構図は独創的であり, いくつかの著作の中でその構図の基礎を著している.「三ツワリ法」や「コンパスと定規を用いての作図法」を絵手本で紹介し, また遠近法と陰影を強調する手法を用いて「洋風木版画シリーズ」を描いている.本研究では, 彼の代表作である「冨嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」を対象に, 「神奈川沖浪裏」の芸術性を高めている重要な要因の1つが北斎独特の構図に因ることを, 「おしおくりはとうつうせんのづ」との関連性から検証した.さらに幾何学的観点から構図に潜む比の果たしている役割について考察を行い, 特に構図の要となる不変な黄金矩形が存在することを幾何学的に立証する.
  • スカートの種類や製作の仕方の違いによる傾向
    大地 昭子
    家政学雑誌
    1983年 34 巻 3 号 167-175
    発行日: 1983/03/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    スカートが歩行中に帯電のために足にま
    つわり
    つくことは不快を感ずるばかりでなく, 外観上も好ましくない.
    これを防止するための被服製作上の問題点を検討する目的で, 種々のスカートを製作して歩行中の帯電電位を測定し, 次の結論を得た.
    1) スカートの種類の影響
    歩行中のスカートの裾付近の表面の帯電電位は, 側面と前面が後面に比べて増え方が速く, 平衡帯電電位も高くなるが, 裾幅が狭いものや, ひだがあるものは, 裾幅が広いものや, 裾幅は狭くても歩行中に裾が割れるものよりも帯電電位の増え方が速く, 平衡帯電電位も高くなる.また, 裾回り寸法が同寸の場合, 前にひだがあるスカートは, 前面と側面において, 後にひだがあるスカー歩行時におけるスカート表面の帯電の傾向についてトよりも高くなる.
    2) 裏地の影響
    表地ポリエステルに, 裏地キュプラまたはポリエステルをつけたものは, 裏なしのものに比べて帯電電位の増え方が緩やかで, 平衡帯電電位が低い.
    また, ひだスカートに裏地をつける場合は, 表地と裏地とを重ね合わせて一緒にひだを折りたたむ方法が最も帯電が少ない.
    3) ナイロンストッキングの着用の影響
    ポリエステルのスカートは, ナイロンストッキング着用時には, 素足の場合に比べて帯電電位の増え方が速く, 平衡帯電電位も高くなる.
    4) ま
    つわり
    つき状態の傾向
    つわり
    つきが生ずる場合には, 次の傾向がある.
    つわり
    つきは, 素足の場合には少なく, ナイロンストッキング着用時に多い。また, 前面や側面の帯電電位が高くなる種類のものは, ま
    つわり
    つきが多い.
    裏地をつけるとま
    つわり
    つきが減少し, 裏地としては, ポリエステルよりキュプラのほうが効果的である.
    以上まとめると, スカートの帯電を少なくするためには, 表地と足との接触を少なくし, できるだけ摩擦を避けることが必要である, すなわち, 裾幅を広くし, ひだは後にとり, 裏地をつけたほうがよい.さらに裏地には親水性繊維を用い, ひだの部分は表地と一緒に折りたたむことがよいと考えられる.
  • *佐藤 健, 中島 みづき, 原 優歩
    人間‐生活環境系シンポジウム報告集
    2018年 42 巻
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    妊娠初期の転倒は流産につながる。妊娠初期は悪阻が妊婦の生活に大きな影響をもたらす。 しかしながら、電車利用に際し妊娠初期は体型の変化が大きくないため妊婦と気づいてもらえず、 マタニティーマークを付けていても”優先席”を利用できないケースが多い。そこで、本研究は妊 娠週における
    つわり
    スケール、電車内での着座率と姿勢動揺を包括的に検討することを目的とし た。被験者は、妊婦 2 名 (妊娠 14 週目〜妊娠 28 週目)とした。週に 1 回静止立位課題を行い、 出勤時の電車内での着座の有無、
    つわり
    のスケールを Visual Analog Scale for Time course(VAST)法によって記録してもらった。妊娠初期の着座率は 37%であり
    つわり
    スケールに も影響していた。出勤時に着座できないと姿勢動揺が大きくなる傾向になった。転倒防止だけで なく、妊娠初期の QOL 向上のためにも電車内での優先席の在り方を検討すべきである。
  • 橋本 洋志, 竹田 大祐, 大山 恭弘, 石井 千春, 新妻 実保子, 橋本 秀紀
    電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)
    2006年 126 巻 1 号 83-90
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/04/01
    ジャーナル フリー
    This paper describes the emotional evaluation of a frisky robot that weaves around its human owner; the evaluation is based on the SD (Semantic Differential) method and the RRV(R-R wave variance) method using electrocardiograms (ECG) as the biosignal source. The SD method is effective to measure emotion, and the RRV method is suitable for investigating the physiological state from the heartbeat. The SD method shows that humans show a significant response only when the robot weaves, not when it simply shadows the human. Furthermore, we revealed that these methods are correlated which suggests that the RRV method supports real time evaluation.
  • スラックスのゆとりならびに部位について
    大地 昭子
    家政学雑誌
    1984年 35 巻 6 号 399-405
    発行日: 1984/06/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    スラックスは, スカートに比べてかなり帯電電位が低いが, 材質によっては歩行中に帯電のために足にま
    つわり
    ついて着用感や外観を損なうことがある.
    また, 作業着としてはスラックスが用いられることが多いので, 衣服の帯電が原因となる種々の障害を回避するためにも, その帯電を防止することは大切である.
    そこで, 被服製作や着用の面からスラックスの帯電を防止するために配慮しうる点を検討する目的で, 脚部の形態の異なるスラックスを製作し, 歩行中の帯電電位を測定して次の結論を得た.
    1) スラッスの形態の影響
    歩行中のスラックスの帯電電位は, 裾や膝の幅が広い形態のもののほうが, 狭い形態のものに比べて全体的に平衡帯電電位が高くなる.
    2) スラックスの部位による傾向
    i) 同じスラックスでは, 裾付近がもっとも平衡帯電電位が高くなり, ついで, 膝付近であるが, 裾や膝の幅が非常に狭い形態のものは, 裾よりも膝付近のほうがやや高くなる傾向がある.
    ii) 同じスラックスでは, 内側のほうが外側よりも高くなる.
    3) ナイロンストッキング着用の影響
    ポリエステルのスラックスは, ナイロンストッキング着用時には, 素足の場合に比べて帯電電位の増え方がやや速く, 平衡帯電電位も高くなる.
    ウールのスラックスは, ポリエステルのスラックスに比べて, 素足の場合の帯電電位が低いが, ナイロンストッキング着用による影響もあまり見られない.
    4) ま
    つわり
    つきの傾向
    つわり
    つきが生ずる場合には次の傾向がある.
    つわり
    つきは, 素足の場合には少なく, ナイロンストッキング着用時に多い.また, 帯電電位が高くなる形態のもの, すなわち, 裾や膝の幅が広い形態のものは, ま
    つわり
    つきが多い.
    以上まとめると, スラックスの帯電を少なくするためには, 運動機能を妨げない限度内で裾や膝の幅を狭くして, 足と布との摩擦や布同士の摩擦を避けることが必要である.
    また, スラックスの下には, ナイロンストッキングをはくことを避け, 素足, または, もめん等の帯電性の小さい材質のものを着用することが望ましいと考える.
    なお, 著者は別報で, スラックスに, 摩擦係数の小さい布地で膝当て布をつけることによって, 動作時のスラックスの運動機能性が増加する実験結果を報告した.また, 前報では, スカートにキュプラやポリエステルの裏地をつけることが帯電やま
    つわり
    つきの防止に効果があることが明らかになったので, スラックスに, これらの裏地で膝当て布をつげると, 動作時のすべりがよくなり, 帯電防止効果が加わるものと考える.
  • 加藤 千佳, 太田 昇一
    図学研究
    2007年 41 巻 4 号 3-8
    発行日: 2007年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    葛飾北斎は, 国際的にも有名な日本を代表する絵師の1人である.北斎の代表作である浮世絵風景版画シリーズ「冨嶽三十六景」中の作品「神奈川沖浪裏」は芸術性の高い作品として知られている.本研究において, その作品の芸術性を高めている重要な要因の1つが北斎独特の構図に因ることを幾何学的な見地から検証する.はじめに北斎が考案し, 絵手本の中で紹介した「三ツワリ法」を用いて, 題材が共通していることから原型となった作品であると推察されている「おしおくりはとうつうせんのづ」との相関性について比較考究する.さらに北斎独特の構図に潜む比の果たしている役割について考察を行い, 本研究の主要な成果である『構図の要となる黄金矩形が存在する』ことを幾何学的に立証する.
  • ─妊婦運転者に対する実態調査─
    花原 恭子, 立岡 弓子, 一杉 正仁
    日本交通科学学会誌
    2021年 21 巻 1 号 26-32
    発行日: 2021/06/30
    公開日: 2022/10/14
    ジャーナル フリー
    妊婦の自動車運転によって生じた自動車事故またはヒヤリハットは、母体および胎児の生命の危険に遭遇する可能性が高い。そのため、妊婦の自動車事故の要因を分析し、安全性を確保することは急務である。そこで、妊婦運転者の自動車事故またはヒヤリハットの発生率や原因の実態を明らかにし、自動車乗車中の妊婦に対する安全教育の具体的な課題を明確にするために、妊婦を対象としたアンケート調査を行った。対象は、産婦人科外来の妊婦健康診査または母親教室を受診し、日常的に自動車を運転する妊婦696人である。妊婦の自動車運転による事故経験率は2.9%、ヒヤリハット経験率は7.8%であった。そのうち、自らが原因で起こした自動車事故またはヒヤリハットの経験率は44人(4.6%)であった。さらに、原因については、「ぼーっとしていた」がもっとも多く(妊娠前期67.9%、妊娠後期87.5%)、「
    つわり
    による気分不快」が続いた(妊娠前期46.4%、妊娠後期12.5%)。妊娠前期と妊娠後期で原因を比較すると「
    つわり
    による気分不快」は、妊娠前期に有意に多く認められた(p<0.05)。自動車運転は利便性が高いことから妊婦が利用する機会も多いが、とくに妊娠前期には
    つわり
    や眠気による集中力低下を起こしやすいため、セルフケアできるような保健指導が必要であり、妊婦がセルフチェックを行ったうえで安全に自動車運転を実施するよう、注意喚起する必要がある。
  • 大友 舞, 松浦 和代
    口腔衛生学会雑誌
    2022年 72 巻 3 号 165-172
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/15
    ジャーナル フリー

     本研究は,無記名自己記入式質問紙を用いて,18歳以上で妊娠16週未満を対象に口腔内自覚症状と口腔保健行動との関連を明らかにすることを目的とした.

     口腔内自覚症状に関する調査項目は,口腔保健質問紙調査票(日本歯科医師会,2014)のうち「歯を磨くと血が出る」「歯ぐきが腫れてブヨブヨする」「冷たいものや熱いものが歯にしみる」を使用した.1症状以上該当した場合を「口腔内自覚症状あり」とした.口腔保健行動は口腔保健質問紙調査票の「保健行動」(9項目),

    つわり
    はEmesis Index(北川,1995)(5項目),生活習慣は自作の16項目とした.

     分析は,口腔内自覚症状ありを従属変数とした二項ロジスティック回帰分析を行った.調査用紙の配布数は981部,有効回答数は509部(有効回答率74.5%)であった.「口腔内自覚症状あり」群は370名(72.7%)であった.「口腔内自覚症状あり」の関連要因は,歯間ブラシまたはフロスを時々使用または使用しない,

    つわり
    の重症度であった.

     本結果より,妊娠初期においては,適切な口腔清掃行動を推進することが重要であることが示唆された.

  • 野田 哲哉, 梅野 祐芳
    耳鼻と臨床
    1997年 43 巻 6 号 809-812
    発行日: 1997/11/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    めまいや動揺病で現れる自律神経症状には悪心, 嘔吐, 顔面蒼白, 動悸, 冷汗などがあるが, この中で高頻度にみられる悪心に着目した. めまいを訴えて田川市立病院耳鼻咽喉科を受診した患者を対象として, めまい発作中の悪心と乗り物酔いを調べた. 悪心を伴う場合, めまい発作中に乗り物に酔いやすくなる割合は男性39%, 女性30%であり, 悪心がない場合, 乗り物に酔いやすくなる割合は男性3%, 女性17%であつた. 男女とも悪心を伴う者は伴わない者より, 有意にめまい発作中に乗り物に酔いやすくなる割合が高くなり, めまいと動揺病での自律神経症状の発現に共通の機序があるのではないかと考えた.
  • 岩崎 五郎, 堀田 淑子
    産婦人科の進歩
    1962年 14 巻 3 号 103-104
    発行日: 1962/05/01
    公開日: 2011/10/11
    ジャーナル フリー
  • -「三つわり法」と「規矩方円の法」(下)
    東ヶ崎 文子
    浮世絵芸術
    1977年 52 巻 14-26
    発行日: 1977年
    公開日: 2020/10/17
    ジャーナル オープンアクセス
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