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クエリ検索: "アイスクリーム"
3,663件中 1-20の結果を表示しています
  • 桜木 正実
    表面と真空
    2019年 62 巻 7 号 448-450
    発行日: 2019/07/10
    公開日: 2019/07/10
    ジャーナル フリー
  • *深井 康子, 原田 澄子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2015年 27 巻 1C-a5
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/08/24
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】有色素米を水に浸漬し、ペースト状にして
    アイスクリームの調製を行うことによりテクスチャーおよび嗜好面で良好なアイスクリーム
    を得ることが認められた。そこで牛乳および豆乳ペーストに富山県産農作物を混合させて
    アイスクリーム
    を調製し、両者の嗜好性を官能評価により検討し、
    アイスクリーム
    の開発に役立てることを目的とした。
    【方法】試料は平成26年度富山県産赤米「富山赤78号」を使用した。赤米ペーストは赤米100gに95W/W%の純水を混合させて作成した。そのペースト150gに牛乳および豆乳300gを混合させ、上白糖を加えて加熱し、冷却後、生クリームを加えて5種類の農産物を加えて混ぜ合わせ
    アイスクリーム
    を調製した。農産物は、水島柿、トマト(婦中産、フォレストフルテイカ)、池多りんご、大沢野産いちじく、呉羽梨とした。
    アイスクリーム
    について富山短期大学専攻科18名により2点嗜好試験法および順位法(味、口触り、総合的評価)を用いて官能評価を行い、有意差検定を行った。
    【結果】2点嗜好試験法により牛乳および豆乳を混合させた5種類の
    アイスクリーム
    では、いちじくは豆乳が有意(α<0.05)に好まれ、トマトは牛乳が有意(α<0.01)に好まれた。しかし有意差はなかったが、りんご、柿、梨は豆乳より牛乳を混合させた
    アイスクリーム
    が好まれることが示された。また牛乳
    アイスクリーム
    は、呉羽梨が味、総合的評価で好まれ、いちじくが口触り、総合的評価で有意に好まれない(α<0.05)ことが認められた。一方豆乳
    アイスクリーム
    は、味、口触りは有意差はなかったが、呉羽梨が総合的評価でのみ好まれる(α<0.05)ことがわかった。以上の結果より有色素米で
    アイスクリーム
    を作るには、豆乳より牛乳をペーストに混合させ、呉羽梨を混ぜることにより嗜好的に好ましい
    アイスクリーム
    になることが明らかになった。
  • 和仁 皓明, 高田 喜代司
    食品と低温
    1982年 8 巻 2-3 号 40-45
    発行日: 1982/09/25
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
  • *石神 優紀子, 山﨑 薫, 奈良 一寛, 東海 英里子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2015年 67 巻 2P-22
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/15
    会議録・要旨集 フリー


    目的 食用花の中には,野菜よりもビタミンやミネラルを有している品種がある.そこで,誰もが身近に手にすることができ,高い需要を持つ
    アイスクリーム
    への食用花活用に注目している.本報告では食用花色素を活用し,
    アイスクリーム
    への色付けを主目的とした.
    方法 食用として本学で栽培しているマリーゴールド(イエロー・オレンジ),ペチュニア(ブラック;パープル・ピンク),ジニア(オレンジ),ベゴニア(レッド・ピンク),インパチェンス(ピンク),ニチニチソウ(ピンク),ハイビスカス(レッド),ペンタス(レッド・ピンク),キク(イエロー)の13品目の食用花の生花弁・凍結乾燥花弁を試料として
    アイスクリーム
    を作成した.食用花色素をいかすため,卵不使用の方法で
    アイスクリーム
    の作成は行い,色差を測定した.
    結果 凍結乾燥花弁よりも生花弁を用いた
    アイスクリーム
    の方が可視下にて色付けが確認できた.また,無添加の
    アイスクリーム
    をスタンダードに定め,生花弁・凍結乾燥花弁の各々を用い,色付けした
    アイスクリーム
    の色差を比較した結果,生花弁を用いた
    アイスクリーム
    の方が,凍結乾燥花弁を用いた
    アイスクリーム
    よりも色差が大きいという結果となった.生花弁のオレンジ・パープル・レッド系の色素がよく色付き,味はレッド系の花弁使用時が好評であった.特にベゴニアでは花弁の持つ特有の甘酸っぱさと色味を生かした
    アイスクリーム
    が作成できた.
  • 田中 薫樹
    生活科学
    1954年 6 巻 1 号 34-38
    発行日: 1954/07/28
    公開日: 2010/10/28
    ジャーナル フリー
  • 清水 澄子
    家事と衛生
    1926年 2 巻 8 号 74-77
    発行日: 1926/08/01
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 石束 哲男
    高分子
    1980年 29 巻 8 号 618
    発行日: 1980/08/01
    公開日: 2011/09/21
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 岩井 麻衣
    ミルクサイエンス
    2023年 72 巻 2 号 77
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/08/23
    ジャーナル フリー
  • 高田 喜代司
    食品と低温
    1982年 8 巻 4 号 70-75
    発行日: 1982/12/27
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
  • 櫻井 一美
    日本食生活学会誌
    2020年 31 巻 1 号 21-28
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/08/04
    ジャーナル フリー

     The ice cream, also known as King of Sweets, gives you deliciousness, fun and peace of mind. Ice cream market size in Japan expanded steadily during the late Showa period, supported by the expansion of the population and the high growth of the economy. However, it had shrunk significantly over the past 10 years in the Heisei period, and then it has expanded again and still continues the present day. This V-shaped recovery is explained by factors in fields such as logistics, sales, production, marketing, and research and development. We also introduce big hit ice cream products in the Heisei period and discussed the challenges of the ice cream industry in the Reiwa period.

  • 岸 雅代, 宇賀神 功, 増田 豊, 鵜澤 昌好
    日本食品工業学会誌
    1991年 38 巻 9 号 811-816
    発行日: 1991/09/15
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル オープンアクセス
    市販バニラ
    アイスクリーム
    及び原材料の乳製品と卵黄について,全自動高速アミノ酸分析機により遊離アミノ酸を定量した.
    (1) バニラ
    アイスクリーム
    11試料の遊離アミノ酸総量は94~338μg/gで,主要な遊離アミノ酸はグルタミン酸,タウリン,フォスフォエタノールアミンであった.
    (2)
    アイスクリーム
    を価格帯により4グループに分類し,価格の高い順にスーパープレミアムタイプ
    アイスクリーム
    ,プレミアムタイプ
    アイスクリーム
    ,通常の
    アイスクリーム
    ,ラクトアイスとした.価格帯の高いグループほど遊離アミノ酸総量が多かった.遊離アミノ酸のパターンは,スーパープレミアムタイプ
    アイスクリーム
    のみ他のグループと異なっていた.これは,卵黄由来の遊離アミノ酸によると推定された.
    (3) 原材料の遊離アミノ酸総量は,生クリーム,バタ一,脱脂濃縮乳,脱脂粉乳,卵黄が,各々,65, 42, 470, 1196, 4697μg/gであった.バニラ
    アイスクリーム
    に使用されている乳製品は製造工程中の加熱履歴が異なるが,無脂乳固形分当たりの遊離アミノ酸総量も組成もほとんど変わらなかった.スーパープレミアムタイプ
    アイスクリーム
    以外のグループの遊離アミノ酸組成は,乳製品と類似していた.
  • *中川 ゆな, 深井 康子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2015年 27 巻 1P-05
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/08/24
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】有色素米を水に浸漬した後、ペースト状にすることにより調理・加工がし易いことが明らかになった。そこで本研究ではペーストを冷凍しても調製直後と同様の性状であれば食品の製造にはより有効であると考え、牛乳及び豆乳を有色素米ペーストに混合させて
    アイスクリーム
    を調製し、それらの調理特性および嗜好性について検討した。
    【方法】試料は平成25年度富山県産赤米「富山赤78号」を使用した。調製した
    アイスクリーム
    は、赤米ペースト/牛乳及び豆乳の重量比(g)をA:260/50、B:210/100、C:160/150、D:110/200、E:60/250の5種類とした。それらの調製直後と冷凍後の試料について粘度、粒度分布、色調を測定した。また
    アイスクリーム
    生地の調製直後のテクスチャーはクリープメーター(RE2-33005、(株)山電製)を用いて硬さ、付着性、ガム性を求めた。官能評価は、外観、甘味、口触り、粘り、後味、総合評価についてパネル16名により順位法で行い、クレーマーの検定表を用いて有意差の判定を行った。
    【結果】全ての牛乳及び豆乳ペーストは冷凍すると粘度が上昇し、試料Aは豆乳より牛乳のほうが高い粘度を示した。粒度分布で得られる平均粒子径は、豆乳のほうが牛乳より大きい傾向にあり、調製直後と冷凍後でどの試料でも規則性はなく、不均一であった。色調は、牛乳ペーストで冷凍すると色が濃くなり、赤味、黄色味ともに上昇したのに対し、豆乳ペーストでは冷凍後色が薄くなり、赤味、黄色味ともに減少した。テクスチャーは、豆乳
    アイスクリームよりも牛乳アイスクリーム
    のほうが硬さ、付着性、ガム性ともに高くなった。官能評価により、牛乳
    アイスクリーム
    のDが口触り、後味、総合評価で有意に良い(α<0.05)、Bが全てで有意に悪い(α<0.05)と評価された。これらのことから、牛乳混合
    アイスクリームのほうが豆乳混合アイスクリーム
    よりテクスチャーの点でも嗜好的にも良好であることがわかった。
  • *高山 愛莉, 小島 尚樹, 藤原 孝之
    日本食品科学工学会大会講演要旨集
    2024年 71 巻
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/08/15
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】

    アイスクリーム
    の製造や評価研究においては,卓上型
    アイスクリーム
    製造機(以下,卓上機)を使用する例が多く見られるが,製造規模や機器特性の違いのため,実用機で製造した際の研究成果の再現性に疑問が残る.そこで,卓上機と実用機で試作した
    アイスクリーム
    の特性を比較した.

    【方法】卓上機(ICM-15A,Jinroom)および実用機(Compacta 3002RTX,CARPIGIANI)を用いて,同配合率の原料(それぞれ合計量440g,5500g)を用いて

    アイスクリーム
    を製造した.牛乳 ,生クリーム,砂糖,水,スキムミルク,
    アイスクリーム
    用増粘剤(パンナネーヴェ)を主原料として,これに抹茶,塩および食用サボテンを添加したものも製造した.双方の機器ともに,冷却・撹拌過程で継時的に試料を採取してオーバーランを測定した.また,クライオSEM(JSM-IT700HR,日本電子株式会社)を用いて試料の構造を観察した.

    【結果および考察】卓上機,実用機ともに,製造時間に伴い試料のオーバーランが上昇し,最高値に達した後,下降した.両機器による試料の最大オーバーランを比較すると,絶対値は異なるが,正の相関があった.また,クライオSEMで観察したところ,両機器ともに製造時間が長くなると空気や氷粒子が細かくなり,それら形状の変化も類似していた.以上のように,卓上機と実用機を用いて製造中の

    アイスクリーム
    は,同様のオーバーランおよび構造の推移を示すとともに,卓上機で試作したオーバーランの値から,実用機による値を予測できる可能性も示唆された.現在,官能評価および物性測定器による硬度測定を行い,両機器による
    アイスクリーム
    の食感および物性の違いを検討している.

  • アイスクリームの脂肪球凝集に関する研究
    小久保 貞之, 桜井 一美, 服部 美保, 冨田 守
    日本食品科学工学会誌
    1995年 42 巻 3 号 183-189
    発行日: 1995/03/15
    公開日: 2009/05/26
    ジャーナル オープンアクセス
    アイスクリーム
    の脂肪球凝集,官能検査によるドライネス評価およびメルトダウン試験に及ぼすフリージング時に使用するダッシャータイプとその回転数の影響について検討した.
    (1) ダッシャー容積率が高い程,およびその回転数が速い程1.2μm以下の脂肪球は減少し脂肪球の凝集は進み,7-15μmの巨大な脂肪球の凝集体の特異的な増加が見られた.
    (2) 15・Dよりもダッシャー容積率が高い80・Dの方が脂肪球の凝集は促進された.
    (3) 同一ダッシャーを使用するとき回転数が110rpmよりも220rpmの方が脂肪球の凝集が促進された.
    (4)
    アイスクリーム
    の性状としてはダッシャー容積率が高い程,およびその回転数が速い程ドライネスが増加することが判明した.
    (5)
    アイスクリーム
    の性状としてダッシャー容積率が高い程,およびその回転数が速い程メルトダウンのスピードは遅く保型性は優れていた.
  • 藥學雜誌
    1932年 52 巻 4 号 382-386
    発行日: 1932/04/26
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 儀八郎
    家事と衛生
    1928年 4 巻 7 号 59-61
    発行日: 1928/07/01
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • *桂 博美, 大村 千夏, 酒井 志織, 岡田 佳子, 山村 愛実
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2022年 33 巻 C-21
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/02
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】高齢者においては、しばしば萎縮性胃炎などによりたんぱく質の分解能力の低下からたんぱく質吸収不全に陥ることが知られている。その際、食物中の割合が高いたんぱく質結合型ビタミンB12(VB12)も併せて吸収不全に陥る。そこで、私たちは消化能力が低下した高齢者においても容易に胃内消化で遊離型VB12が得られるような食品の調理加工形態を探している。今回は、間食として用いられている菓子類のうち鶏卵卵黄を使用した

    アイスクリーム
    に焦点をあて、高齢者におけるVB12供給源として
    アイスクリーム
    の評価を試みた。

    【方法】市販 (4社)および手作り

    アイスクリーム
    適量を量り取ってVB12をシアノ化熱水抽出し、微生物学的定量法で定量した。また、胃内人工消化試験を行った後、消化試料をゲル濾過し、たんぱく質結合型VB12と遊離型VB12に分画して定量し、割合を決定した。

    【結果・考察】市販の

    アイスクリーム
    に含まれるVB12量は、0.3~0.4μg/100gの範囲であり、手作り
    アイスクリーム
    (安価卵使用)に含まれるVB12量の0.3μg/100gと同程度であり、手作り
    アイスクリーム
    (高価卵使用)の0.9μg/100gより低かった。この中で最も含有量が高かった、手作り
    アイスクリーム
    (高価卵使用)を用いて胃内人工消化試験を行い、消化後試料に含まれる遊離型VB12割合を決定したところ、30±7%であり、同様に実験を行った生卵黄の8%より高い値であった。これは、
    アイスクリーム
    の加工工程である撹拌と冷凍によってたんぱく質が分解されやすくなったことに起因する可能性があり、よって
    アイスクリーム
    は生の卵黄より効率よくVB12を吸収できる食品であると考えられた。

  • *酒本 大, 岩井 大, 井上 肇
    日本食品科学工学会大会講演要旨集
    2024年 71 巻
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/08/15
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】健康志向の高まりにより,糖質を低減した

    アイスクリーム
    が注目されている.糖質を低減させるには,砂糖や水あめ等の糖質を食物繊維に置換する手法が一般的だが,喫食時の濃厚感が低下するという課題がある.一方,
    アイスクリーム
    製造特有の工程であるフリージング条件を変化させることで,おいしさを制御できることは知られているが,糖質低減
    アイスクリーム
    におけるその効果は不明である.そこで本研究では,フリーザーの排出温度による,糖質低減
    アイスクリーム
    の濃厚感の改善効果を検証すると同時に,組織特性(氷結晶径及び乳脂肪の粒子径)との関係性を確認した.

    【方法】試料は,食物繊維12%を配合した

    アイスクリーム
    ミックス(乳脂肪分8.5%,無脂乳固形分7.8%)をフリーザーに供給し,5条件の排出温度(-5℃,-4.4℃,-3.8℃,-2.8℃,-2.1℃)にて作製した
    アイスクリーム
    を用いた.官能評価は,濃厚感を「喫食時に感じるミルク感及び脂肪感の総合的な強さの度合い」と定義し,11名のパネルによる5段階の採点法にて実施した.氷結晶径は冷凍条件下で観察可能な光学顕微鏡及び画像解析ソフト、脂肪の粒子径はレーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置により計測した.

    【結果】官能評価において,排出温度-5℃,-4.4℃,-3.8℃のサンプルは,-2.8℃及び-2.1℃サンプルと比較して高いスコアを得た.氷結晶径は,排出温度-2.8℃及び-2.1℃のサンプルが40μm以上であるに対し,-5℃,-4.4℃,-3.8℃のサンプルは30μm以下であった.また,脂肪球の平均径は低温で排出したサンプルほど大きい傾向が認められ,排出温度-3.8℃のサンプルでは3.0μmであった.よって,氷結晶径30μm以下かつ脂肪粒子径3.0μm以上となるフリーザー排出温度にすることにより,糖質低減

    アイスクリーム
    の濃厚感が改善されることが示唆された.

  • 清水 正雄
    家事と衛生
    1927年 3 巻 8 号 14-18
    発行日: 1927/08/01
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • -高齢者のためのビタミンB12供給源としての評価-
    *桂 博美, 赤津 衣吏加, 岩井 みのり, 村田 采加, 山村 愛実
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2018年 30 巻 2D-10
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/08/30
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】高齢者においては、消化吸収能力が低下し、ビタミンB12を含む種々の栄養素が不足することが知られている。食品中でほとんどのビタミンB12はタンパク質と結合している。萎縮性胃炎などによって消化能力が低下した高齢者においては、タンパク質分解能力の低下から、タンパク質結合型ビタミンB12吸収不全に陥る。そこで、我々の研究室ではビタミンB12吸収能力が低下した高齢者においても容易に遊離型ビタミンB12が得られるような食品の調理加工形態を模索している。今回は食事以外の間食に用いられている菓子類のうち卵を使用したカステラと
    アイスクリーム
    に焦点をあて、高齢者のビタミンB12供給源となり得るのか検討を行った。【方法】
    アイスクリーム
    (市販品4社・手作り品)およびカステラ(5社)を測り取り、37℃30分の胃内人工消化試験を行った。その消化後試料をゲル濾過し、タンパク質結合型ビタミンB12と遊離型ビタミンB12に分画し、割合を決定した。遊離型ビタミンB12割合が高いほど吸収されやすいと評価した。【結果】市販の
    アイスクリーム
    (4社)および手作り
    アイスクリーム
    に含まれるビタミンB12は、0.3~1.3μg/100gの範囲であった。この中で手作りの
    アイスクリーム
    の胃内人工消化試験後の遊離型ビタミンB12割合は40%であった。一方、市販のカステラ(5社)に含まれているビタミンB12は、0.3~2.3μg/100gであり、1.0μg/100gに近い商品が多かった。最も値が高かった商品を選び、胃内人工消化試験を行った後に遊離型ビタミンB12の割合を検討したところ70%と高い値であった。
    アイスクリーム
    については、生卵黄に含まれるビタミンB12の特性から引き続き腸管消化試験を行って評価していく必要があるが、カステラは高齢者のビタミンB12供給源として期待できる可能性が示された。
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