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クエリ検索: "フェオホルビドa"
27件中 1-20の結果を表示しています
  • *鈴木 康予, 天野 豊己, 塩井 祐三
    日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
    2005年 2005 巻
    発行日: 2005/03/24
    公開日: 2006/01/11
    会議録・要旨集 フリー
    植物の老化において,クロロフィルの分解は光合成能の低下,および葉緑体膜の構造に変化を与えることにより,老化を起こすシグナルになると考えられている.しかしながら,クロロフィル分解経路は未解明の生化学代謝過程として残されてきた.
    クロロフィル誘導体である
    フェオホルビド
    aは,
    ピロフェオホルビド
    aへと分解される.ある種の維管束植物では,
    ピロフェオホルビド
    aの生成は2段階反応によることが当研究室で明らかとなっている.このピロ
    フェオホルビド
    生成に関与する酵素,フェオホルビダーゼをダイコン(Raphanus sativus)より抽出し,高度に精製を行った.精製標品にSDS,メルカプトエタノールを加え,熱処理をしない状態でSDS-PAGEを行うと,77 kに単一のバンドが得られた.このサンプルに熱処理しSDS-PAGEを行うと,その処理時間に時間にかかわらず16.8k, 15.9k, 11.8 kの3本のバンドが得られた.この3つのバンドについてN末アミノ酸分析を行ったところ,それぞれ30残基のアミノ酸配列が明らかになった.得られた部分アミノ酸配列を基にプライマーを作成し,RT-PCRとRACE法を組み合わせて,ダイコンのフェオホルビダーゼ遺伝子のクローニングに成功した.
  • 芳竹 良彰, 垣内 喜久子, 合田 四郎, 山崎 秀夫, 重松 恒信, 西川 泰治
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1987年 1987 巻 4 号 678-683
    発行日: 1987/04/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    クロロフィルは生物活性の失活にともない,フェオフィチンを始めとする多種多様な分解物へと変化する。しかし,それらの構造はクロリン環を母核とする非常に類似したものであり,いまだその地球化学的.生物化学的挙動は明らかにされていない。本研究では,クロロフィルおよびその分解物の, 蛍光検知逆相高速液体クロマトグラフィーにおける挙動を検討し,それらの分離.同定.定量法を確立した。さらに本法を,堆積物中のクロロフィル類の分析に適用し,クロロフィル,フェオフィチン,
    フェオホルビド
    ,メチル
    フェオホルビド
    ,ピロ
    フェオホルビド
    およびピロフェオフィチンの存在を明らかにするとともに,堆積物中におけるクロロフィル続成分解過程の解明を試みた。
  • 山本 (前田)万里, 前原 明日香, 江間 かおり, 水上 裕造, 加藤 史子, 廣野 久子, 物部 真奈美
    茶業研究報告
    2007年 2007 巻 104 号 43-50
    発行日: 2007/12/31
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    抗アレルギー作用で注目されている'べにふうぎ緑茶を飲用する際の留意点及びメチル化カテキンを十分利用できる抽出条件を明らかにするため以下の試験を行った。まず,抽出条件を変えてメチル化カテキン類の抽出率を検討した。'べにふうぎ緑茶からメチル化カテキンを多量に抽出するためには,煮沸しながら5分以上煎じるのが良かった(60%以上抽出可能)。熱水を注いでそのまま5分静置した場合は約30%,1晩冷蔵庫で抽出した場合は約14%の抽出率に過ぎなかった。通年性鼻炎の症状改善に有効とされる1日34mgを摂取するためには,使用茶葉量,抽出時問等を考慮する必要がある。
    次に現在,`べにふうぎ緑茶として多く販売されている緑茶粉末を長時間温水に放置した場合の
    フェオホルビド
    a(PBa:光過敏性皮膚炎原因物質)生成量を測定したところ,一番茶若芽で製造した緑茶(30秒蒸熱)を40℃の温水で3時間インキュベートすると80mg/100gのPBaが生成した。二番茶では生成はほとんどなかったが,緑茶粉末を水に浸けて気温の高い状態で長時間持ち歩く飲用法は避けた方が良いと考えられる。
  • 志村 進, 都築 和香子, 伊東 禧男, 小林 昭一, 鈴木 建夫
    日本農芸化学会誌
    1993年 67 巻 11 号 1583-1589
    発行日: 1993/11/01
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    リパーゼに作用する阻害物質を探索するために,溶媒可溶性のリパーゼB-界面活性剤複合体を用い,合水有機溶媒中で基質ならびに酵素が均一に溶解した反応系を使用して,マメ科植物カワラケツメイ中に含まれるリパーゼ阻害成分の解明を行った.その結果,阻害成分の1つが
    フェオホルビド
    aであることを同定し,この他にも類似の成分の存在を認めた.また種々の反応系においてフェナホルビドを始めクロロフィル関連物質の阻害効果を検討Lた結果,化合物間での阻害の強さは反応系により異なるが,ポルフィリン骨格を有する化合物の多くで,阻害を示すことが認められた.またブタ膵リパーゼを用いた,より生体に近い水系での反応系ではクロロフィリンの金属錯塩に高い阻害効果が認められた.この阻害作用に対するカゼインならびにBSA添加の影響をフェノール系の阻害物質(エピガロカテキンガレート)の場合と比較した結果,エピガロカテキンガレートとは阻害の機構が異なることが示唆された.
  • 田中 歩, 平島 真澄, 田中 亮一
    化学と生物
    2004年 42 巻 2 号 93-98
    発行日: 2004/02/25
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
  • クロロフィルはどのように分解されるか
    塩井 祐三
    化学と生物
    1995年 33 巻 12 号 803-807
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
  • 木幡 勝則, 山下 陽市, 山内 雄二, 堀江 秀樹
    日本食品科学工学会誌
    1999年 46 巻 11 号 725-730
    発行日: 1999/11/15
    公開日: 2009/05/26
    ジャーナル フリー
    蒸熱時間が茶葉中クロロフィラーゼ活性に及ぼす影響について及び蒸熱後の製茶工程におけるクロロフィラーゼ活性変化について検討した.併せて,各種市販緑茶の総PB a含有量を測定し,含有量から見た緑茶中のクロロフィラーゼ活性の残存の程度及び残存活性と品質との関係についても検討を加えた.
    (1) クロロフィラーゼ活性は,蒸熱により急激に低下し,蒸熱25秒で生葉の約6分の1,40秒で約12分の1,60秒で約20分の1であった.120秒ではほとんど活性がなくなっていることがわかった.
    (2) クロロフィラーゼ活性は,蒸熱により急減したが,その後の製茶工程ではほとんど変化しなかった.
    (3) (i)市販緑茶中にはクロロフィラーゼ活性が残存していることが明らかとなった.総PB a含有量は玉露>抹茶>煎茶>深蒸し煎茶の順に少なくなっていた.(ii)抹茶を除く茶種での総PB a含有量においては,上級と下級との間には有意差が認められ,ある程度総PB a生成量から品質評価のできることが示唆された.(iii)総PB a含有量は,全ての玉露及び抹茶と煎茶の一部でクロレラでの基準値を超えていが,貯蔵温度,水分含有量から考えて,保存中にPB aが急増するとは考えにくい.従って,現状で直ちに問題になることはないが,緑茶を食べる茶として利用していく上で常に留意すべき点である.(iv)緑茶を蒸留水中に長時間放置することよりPB a量が急増することが明らかとなった.この結果は,緑茶,特に蒸しの浅い緑茶を食品素材として利用していく上で,留意すべき点である.
  • *御殿谷 仁志, 鈴木 利幸, 塩井 祐三
    日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
    2007年 2007 巻
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/13
    会議録・要旨集 フリー
    近年, MALDI (matrix-assisted laser desorption/ionization)-TOF (time-of-flight) MS (mass spectrometry)を用いてタンパク質やアミノ酸分析が行われている. しかし, これまでTOF MSを用いた植物色素の分析についての報告はほとんどない. 我々は, 今回MALDI-TOF MSを用いて, 植物の持つ主要な色素であるクロロフィル類の検出を試みた. terthiophene, alpha-cyano-4-hydroxy cinnamic acid (CCA)をマトリックスとして用い, クロロフィルaの検出に最適な条件を検討した. CCAをマトリックスとして用いた場合, クロロフィルからMg2+が脱離したフェオフィチンaが検出され, terthiopheneの場合には安定したクロロフィルaのピークが見られた. また, 両マトリックス共に, レーザーによる部分的な分解によりクロロフィルaとともに
    フェオホルビド
    a, クロロフィリドa, フェオフィチンaが検出された. このことから, この条件でフェオフィチンa, クロロフィリドa,
    フェオホルビド
    aの検出も可能であることが明らかになった. 現在, クロロフィルc, バクテリオクロロフィルa類の解析を行っているので合わせて報告する.
  • 乾燥ワカメ抽出液の吸収スペクトルとクロロフィル含量
    広田 望
    日本水産学会誌
    1978年 44 巻 9 号 1003-1007
    発行日: 1978/09/25
    公開日: 2008/02/29
    ジャーナル フリー
    The dried product of sea-weed Undaria pinnatifida (dried ‘Wakame’ product) which has a deep black color has been judged to be of high quality. In this paper, the relations between the quality and chlorophyll contents in dried ‘Wakame’ products were investigated. The following results were obtained.
    1. The absorption maxima of the pigments extracted from good quality specimens with 80% acetone shifted into the range of 660.5-662nm for the “red” maxima and 425-427nm for the “blue” maxima, giving the blue/red absorbance ratio of 1.73-1.94. In inferior quality specimens the absorption maxima were 666-667nm and 406-409.5nm with the blue/red absorbance ratio of 2.65-2.97.
    Thus, it was evident that the spectrophotometric properties of pigments extracted from good quality specimens were similar to chlorophyll a, although the absorbance ratio was larger than for chlorophyll a (1.24-1.28); pigments of inferior specimens were similar to pheophytin a, although the absorbance ratio was larger than for pheophytin a (2.03-2.08).
    2. Larger amounts of chlorophyll a were contained in good quality specimens (107.9-268.5mg/100g) compared with the amounts in inferior specimens (0-34.2 mg/100g); the contents of pheophytin a (0-70.2mg/100g) in good specimens were smaller than in the inferior specimens (154.4-645.1mg/100g).
  • *朝比奈 健太, 大塚 直也, 三田 肇, 野本 信也
    日本地球化学会年会要旨集
    2009年 56 巻 1A17 05-09
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/09/01
    会議録・要旨集 フリー
    地層中にC33 以上のポルフィリンの存在が確認されている。本研究では、数種類のモデルポルフィリンを用いて加熱実験を行ない、続成過程におけるトランスアルキレーションのプロフィールの解明を目指した。また、堆積岩の分析を行ない加熱実験の結果と比較した。
    加熱実験は基質にビニル基を持つポルフィリンとエチオポルフィリンを用いて行ない、生成物をクロム酸酸化して得られたマレイミド類の異性体比はそれぞれ異なる比を示した。この結果は、トランスアルキレーションにより地層中で、 C33 以上のポルフィリンが生じる場合は、続成過程の初期とそれ以降で生成物の分布が異なることを意味している結果となった。
  • *浅野 純也, 篠原 一貴, 野本 光一, 三田 肇, 柏山 祐一郎, 野本 信也
    日本地球化学会年会要旨集
    2009年 56 巻 1P20 05-P04
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/09/01
    会議録・要旨集 フリー
    地層試料から3‐,8‐又は17‐位にアルキル基を持たないポルフィリンが見い出されている。これらのノルポルフィリンの生成機構を解明しその起源クロロフィルの特定に資することは、古環境あるいは堆積環境の解析において重要である。本研究では、ビニル基を有するモデル化合物としてピロ
    フェオホルビド
    a及びカルボキシビニル基を有する3‐メトキシカルボキシビニルメチルピロールの加熱実験を行い、ビニル基及びカルボキシビニル基の選択的脱離反応の解明を試みた。いずれのモデル化合物のの加熱でも、クロム酸酸化生成物としてモノメチルマレイミドがフタルイミド類と共に生じた。この結果は2残基のビニルピロールが閉環した後、一方のピロールが脱離する機構でモノメチルピロールが生成したことを示唆している。これは、クロロフィル類が続成過程の初期において選択的脱ビニル化反応によりノルポルフィリンが生成することを意味するものである。
  • 原口 康弘, 佐野 仁, 中里 賢一, 外丸 和男, 寄下 雅子, 荒川 正人, 沢村 信一
    茶業研究報告
    2002年 2002 巻 93 号 1-8
    発行日: 2002/06/30
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    原料抹茶の保存条件の違いによる品質への影響を試験した。
    1) クロロフィル類含量では,Chla含量が最も強く温度・期間の影響を受けた。1週目より12週目までは期間が長くなる程減少し,その傾向は温度が高くなるほど著しかった。12週目以降はあまり変化が見られなかった。
    2) 総ビタミンC含量は,37℃保存では1週目より減少したが,8週目以降はその変化は小さかった。他の温度区では16週目以降ゆるやかに減少した。
    3) 残存酸素量は,-70℃保存では変化がなかったが,他の温度区では温度が高くなる程,期間が長くなる程急激に減少した。特に,25℃及び37℃保存区では12週目で数%以下にまで減少していた。
    4) 表面測色値は,-70℃・4℃保存において影響は見られなかった。37℃保存では1週目より16週目まで顕著な緑色の減少が見られた。
    5) 官能検査では,-70℃保存での影響は見られなかった。4℃,25℃保存でも商品特
    徴を維持していた。37℃保存において4週目以降商品として使用できないまで変質が進行した。
    6) 原料抹茶の保存は25℃以下で24週間商品特徴を維持した。37℃保存では,3~4週間が使用限界であった。
  • キヤウスクサン サマ, 山内 直樹, 船本 佳央, 森 友彦, 執行 正義, カンラヤナラット シリチャイ
    Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
    2007年 76 巻 4 号 338-344
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/10/19
    ジャーナル オープンアクセス
    ブロッコリー(Brassica oleracea L. Italica Group‘緑帝’)花蕾のクロロフィル分解物生成に及ぼす高温処理の影響について検討した.高温処理(50℃,2 時間,温風処理)中におけるクロロフィル(Chl)a の変化はみられなかったが,Chl a 誘導体の変化は認められた.誘導体としてクロロフィリッド(Chlide)a
    フェオホルビド
    (Pheide)a,C132-ヒドロキシクロロフィル(C132-OHChl)a,Chl a 異性体(Chl a')およびフェオフィチン(Phy)a が検出され,Chlide a,Pheide a,C132-OHChl a は高温処理中に減少した.一方,Chl a',Phy aは 増大が認められた.Chl 分解酵素活性では,特に Mg- 脱離活性が高温処理中に抑制された.
    ブロッコリー花蕾を 15℃で貯蔵すると Chl a および b 含量は急減したが,高温処理されたものでは,貯蔵 6 日においても両 Chl 含量はほとんど減少しなかった.Chl 誘導体の貯蔵にともなう変化をみたところ,Pheide a は対照区,処理区とも増加したが,特にその傾向は処理区で顕著であった.対照区の Chlide a は貯蔵にともない急減したが,処理区ではほとんど変化が認められなかった.Mg- 脱離活性をみたところ,対照区において貯蔵 4 日から増大したが,一方,処理区では増大が認められなかった.
    以上の結果から,高温処理されたブロッコリー花蕾では,Chl 誘導体,特に Pheide a が蓄積されることが明らかとなった.また,Mg- 脱離活性はクロロフィラーゼ,Chl 分解ペルオキシダーゼ活性とともに,貯蔵中の Chl 分解に関連しているものと思われ,さらに,高温処理はこれらのChl分解酵素活性を阻害することにより Chl 分解を抑制しているものと推察された.
  • TLCによるワカメのクロロティルおよびその変性化合物の分離
    広田 望
    日本水産学会誌
    1978年 44 巻 9 号 1009-1014
    発行日: 1978/09/25
    公開日: 2008/02/29
    ジャーナル フリー
    We used silica gel TLC of the pigments of dried ‘Wakame’ (Undaria pinnatifida) to confirm the existence of some altered chlorophyll a and chlorophyll c which stayed on the baseline.
    In the pigments extracted from dried ‘Wakarne’ of high quality several bluegreen spots appeared close to Rf 0.4 on silica gel plate when developed by n-hexan-diethyl ether-acetone (6:3:2, v/v). These pigments were considered to be degradation products of chlorophyll a.
    When the chlorophyll a fraction separated by sucrose column chromatography from whole pigments of fresh ‘Wakame’ was stored in a dark room for 2 weeks at 5°C, it produced two clear blue green spots with some faints green spots. But pigments of ashed ‘Wakarne’ (Haibashi-wakame) showed two blue-green spots, one of which shifted to Rf 0.40, and also others which were chromatographically similar to chlorophyll b of spinach pigments and shifted to a lower position on the silica gel plate.
    The blue and red absorption maxima of A1, B3, and C2 pigments were in the range of 427-430nm and 661-66.2nm in diethyl ether. The blue/red absorbance ratios in pigments A1 and C1 (l.45 and 1.35) were larger than in B3 (1.30) and common chlorophyll a (1.29-1.30). These pigments were confirmed to be phytol; their IR spectra absorptions appeared near 1740, 1700, and 1650 cm-1 in CCl4. From these results it was deduced that A1, B3, and C1 pigments were similar to the chlorophyll a contained in spinach and other plants.
    The pigments B1 and B2 did not contain phytol when hydrolysed. It seems that the pigment B1 was the Mg-free derivative because the absorption near 1650 crn-1 in the IR spectra in CCl4 was not present.
    The absorption spectra of pigment B4 differed from pigments B1-B3 considerably, shifting to 410nm on the blue and 655nm on the red and having a blue/red absorbance ratio of 3.15. The IR spectra of pigment B4 was similar to C2 in CCl4; a prominent absorption near 1740cm-1 and a weak absorption near 1650cm-1 were observed, but the one near 1710cm-1 was not seen. The absorption maxima (666, 410nm) of pigment B5 appeared as a grey spot on the silica gel plate (Rf 0.58). This result was similar to that for pheophytin a (666, 409nm), although the blue/red absorbance ratio (2.14) was higher than for pheophytin a (2.03-2.08).
  • 山内 直樹, 川崎 伊佐子, 有田 香織
    日本食品保蔵科学会誌
    2003年 29 巻 2 号 101-104
    発行日: 2003/03/31
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    ダイコン子葉のクロロフィル分解機構を明らかにするため, クロロフィル分解に及ぼす細胞内成分の影響について調べた。ダイコン子葉を暗所下, 25℃で貯蔵すると, クロロフィルaおよびb含量とも急激に減少した。しかしながら, 抽出されたクロロプラストのみを暗所下, 25℃でインキュベートしたところ, クロロフィルaの分解はわずかであった。子葉ホモジェネートで同様の処理を行ったところ, クロロフィルaの分解が顕著にみられた。インキュベートされた子葉ホモジェネート中には数種のクロロフィル誘導体が検出され, 特にピロ
    フェオホルビド
    aの生成が認められた。
    以上の結果から, ダイコン子葉のクロロフィル分解には, クロロプラスト外の細胞内成分が大きく関与しているものと推察した。
  • 木幡 勝則
    分析化学
    2002年 51 巻 7 号 479-485
    発行日: 2002/07/05
    公開日: 2009/03/13
    ジャーナル フリー
    緑茶研究に分析化学がどのようにかかわっているかを, 著者らの研究の一部である緑茶の主要成分と品質との関係及び不都合成分判別法の開発を中心に記載した. 緑茶の品質評価は, 依然として官能審査が主体であるが, HPLC法やキャピラリー電気泳動法といった機器を使用した品質評価法が一段と進展している. 中でも近赤外分光法は実用化され, 現場での普及が進んでいる. 不都合成分のうち, 白色粉状物質 (カフェイン) の同定には顕微FT-IR法が, 添加茶と発色茶の判別にはイオンメーター法が, また
    フェオホルビド
    含有量に基づく健全性の評価には独自に開発したHPLC法がそれぞれ用いられるなど, 目的に応じた分析法が開発されている.
  • 江頭 祐嘉合, 蒲原 智子, 山口 航, 入江 ひとみ, 豊田 唯, 花村 学, 平井 静, 篠田 有希, 山本(前田) 万里
    日本食品科学工学会誌
    2013年 60 巻 8 号 407-411
    発行日: 2013/08/15
    公開日: 2013/08/31
    ジャーナル フリー
    「べにふうき」の茶葉から熱水抽出した粉末で工業的利用性の高い「べにふうき」エキスの経口脂肪負荷試験(Oral fat tolerance test : OFTT) を行い,食後の血中中性脂肪の上昇へ及ぼす影響について検討した.
    4週齢のSprague-Dawley系雄ラットを使用した.平均体重が等しくなるように3群に分け(n=6) ,16時間の絶食後,コーン油1mLの「べにふうき」エキス無添加(対照群) ,コーン油1mLに「べにふうき」エキスの濃度を変えて添加したものを,胃ゾンデを用いて,50mg/head,100mg/headをそれぞれラットに経口投与した.そしてコーン油投与後10時間まで経時的に尾静脈採血を行った.得られた血液は,血漿を採取し中性脂肪(TG) を測定した.その結果,コーン油投与後,対照群では血中TGが5時間後に最大値に達し,徐々に低下し10時間後に初期の値に戻った.「べにふうき」エキス50mg投与群は,6時間後に最大値となり,2時間後から3,5,6時間後の期間は対照群より低い値を示したが,有意差は見られなかった.また,AUC(時間曲線下面積) に関して「べにふうき」エキス50mg投与群は,対照群と比較して低下傾向であった.一方,「べにふうき」エキス100mg投与群では,血漿TGが8時間後に最大値となり,3-6時間の間は対照群より有意に低下した.また,AUCに関して「べにふうき」エキス100mg投与群は,対照群と比較して有意に低下した.
    以上の結果から,「べにふうき」エキスは食後中性脂肪の上昇抑制作用を有することが明らかとなった.
  • 國枝 正, 天野 豊己, *塩井 祐三
    日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
    2005年 2005 巻
    発行日: 2005/03/24
    公開日: 2006/01/11
    会議録・要旨集 フリー
    クロロフィルの分解初期において,クロロフィリドaから中央のMg原子が脱離し,
    フェオホルビド
    aが生成される.我々は低分子物質MCS(metal-chelating substance)のみがMg脱離反応に関与することを報告してきた.今回,そのMCS以外にMg脱離反応を担う成分は無いのかを再検討するために,シロザの全粗抽出液を用いてゲル濾過クロマトグラフィーを行い,その全フラクションを網羅するように天然および人工の両基質についてMg脱離活性を測定した.その結果,人工基質でのMg脱離活性は幅広く分布したのに対して,天然基質ではMCSだけがMg脱離活性を示した.また,Mg脱離反応にはペルオキシダーゼ(POD)が関与するという報告もされており,POD活性をもつグルタチオンS-トランスフェラーゼと合わせて検証したところ,これら酵素は天然基質に反応しなかった.これらのことから,クロロフィル分解においてMg脱離反応にはMCSのみが関与していることが強く示唆された.
  • 広田 望
    調理科学
    1980年 13 巻 4 号 256-263
    発行日: 1980/12/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • 大谷 俊二
    化学と生物
    1985年 23 巻 11 号 701-708
    発行日: 1985/10/25
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
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