詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "マッサージ"
14,258件中 1-20の結果を表示しています
  • 飯塚 直貴, 加藤 仁志, 高橋 宙来, 松澤 正
    関東甲信越ブロック理学療法士学会
    2012年 31 巻 210
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/11/07
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    我々は,
    マッサージ側と非マッサージ
    側の筋硬度を比較し,
    マッサージ
    側の筋硬度が有意に低下したことを報告した(松澤ら,2011).しかし,
    マッサージ
    の効果の男女差を明らかにした報告は見当たらない.本研究では
    マッサージ
    施行直前,直後の筋硬度の変化量の男女比較を行うことで,
    マッサージ
    による筋硬度の変化に男女差があるか検討した.
    【方法】
    対象者は健常成人20名(男性10名, BMI22.1±3.0,年齢22±2.1歳.女性10名, BMI19.9±1.8,年齢20.7±0.5歳)とした.対象候補者に対して,予め十分に説明し,書面による同意を得た上で本研究の対象者とした.対象者は,下腿を露出し治療ベッド上に背臥位で10分間安静にした.その後,腹臥位になり左腓腹筋の
    マッサージ
    を,軽擦法1分間,揉捏法5分間,軽擦法1分間の順で施行した.筋硬度は
    マッサージ
    直前,直後,15分後に測定した.測定部位は両側の腓腹筋内側頭最大膨隆部とし,その部位をマークし筋硬度を5回測定しその平均値を採用した.統計学的解析は,
    マッサージ側と非マッサージ
    側の変化量を比較するために対応のないt検定を用いて検討した.また,
    マッサージ
    前後の筋硬度の変化量の男女差を比較するために対応のないt検定を用いて検討した.
    【結果】
    筋硬度の変化量は,
    マッサージ
    側が有意に大きかった.また,男性の
    マッサージ
    側の筋硬度は直前13.1±3.8N,直後10.9±3.1Nであり,女性の
    マッサージ
    側の筋硬度は直前9.7±1.9N,直後8.5±1.5Nであった.男女の
    マッサージ
    側の筋硬度の変化量を比較した結果,男性が有意に大きかった.
    【考察】
    結果より,
    マッサージ
    によって筋硬度が低下することが明らかとなり,これは我々の先行研究と同様の結果であった.さらに
    マッサージ
    を実施した筋の筋硬度の変化の男女差を検討した結果,
    マッサージ
    の効果は女性と比較して男性の方が大きいことが明らかとなった.生体における標準体脂肪は,男性が15%であり,女性は26%であることが知られている(小澤ら,2009).揉捏法の手技は指掌を皮膚に密着し,筋肉をつかみ圧し搾るようにして動かす手技(網本,2008)であるため,
    マッサージ
    の効果を得るには筋組織に圧が伝わらないといけないが,女性は筋組織に
    マッサージの圧が加わる前に脂肪組織に圧がより多く伝わってしまいマッサージ
    の効果が得られにくかったと考えられた.
    【まとめ】
    本研究の結果は,
    マッサージ
    の効果としては女性と比較して男性の方がより効果が高いことが示唆され,女性に対して
    マッサージ
    を施行する際には男性と同様の結果が得られない可能性を考える必要がある.
  • *平林  由果, 丸山 眞澄, 白坂  茜
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2010年 62 巻 3P-49
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/10/15
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】ストレス社会となった現代、多様なリラクゼーション手法が提案されている。ハンド
    マッサージ
    は手のツボを刺激することで血行を促進する。また、クリームやオイルを使用するため、その成分を皮膚から吸収すると同時に、その香りを鼻からも吸収することがリラクゼーション効果をさらに高めると考えられている。そこで本研究では、ハンド
    マッサージ
    によるリラクゼーション効果を検証するため、
    マッサージ
    前後の感情状態および唾液中のストレスホルモン分泌量の変化を比較した。 【方法】
    マッサージ
    クリームとして、特徴的な香りをもつ10種類を用意した。女子大学生18名を被験者とし、
    マッサージ
    開始前に好みのクリームを選んでもらった。
    マッサージ
    前後に、多面的感情状態尺度を肯定的・否定的な35項目について尋ねた。同時に唾液を採取し、ストレスホルモンを分析し、
    マッサージ
    前後で比較した。実験終了後に、各自のパーソナルカラー診断を実施し、好みの香りとの関係についても検討した。 【結果】ハンド
    マッサージ
    後には、「快活・爽快」、「充実」、「優越」の肯定的感情状態が高まり、否定的感情が低下する傾向がみられた。また、18名中10名において
    マッサージ
    後にコルチゾール分泌量が減少した。以上の結果は、ハンド
    マッサージ
    をすることで気分がよくなり、ストレスが緩和される可能性を示唆している。選択した
    マッサージ
    クリームとパーソナルカラーが一致していたのは13名で、そのうち9名においてコルチゾール量が減少した。一方、一致していない被験者では、5名中4名でわずかながら増加傾向にあった。
    マッサージ
    クリームの香りがパーソナルカラーと一致している場合に、リラクゼーション効果が得られることがわかった。
  • 松澤 正, 加藤 仁志, *飯塚 直貴, 久慈 晋也, 高橋 宙来, 田中 俊輔
    関東甲信越ブロック理学療法士学会
    2011年 30 巻 P2-16-157
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/08/03
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
     臨床的に
    マッサージ
    は,生体に与える影響として,血液リンパ循環の改善,筋緊張の抑制,筋弛緩障害の改善などがあるが,生体に与える生理学的影響に関する科学的な証明がされていないものが多いとされている(松澤ら,2008).先行研究として,3分間の高強度運動後の
    マッサージ
    による筋硬度の変化と持続効果に関する研究(小粥ら,2009)によると,筋硬度が急激に低下し,その後30分までは有意に低下したと報告されている.
    マッサージ
    前後における筋硬度に関する研究(肥田ら,2010)によると,
    マッサージ
    施行後に筋硬度は低下すると報告されている.しかし,この研究は,対象者が7名と少人数であり,また
    マッサージ
    の手技が不明であったり,持続効果の検討は行われていないなど,不十分な面が考えられた.そこで,本研究では,
    マッサージ
    施行直前,直後,15分後の筋硬度を測定することで,
    マッサージ
    による筋硬度の変化とその効果の持続を検討することを目的とした.
    【方法】
     対象者は健常成人20名とした.対象候補者に対して,予め十分に説明し,書面による同意を得た上で本研究の対象者とした.対象者は,下腿を露出できる服装で治療ベッド上に背臥位で10分間安静にした.その後,腹臥位になり,筋硬度を測定したのち,左腓腹筋の
    マッサージ
    (軽擦法,揉捏法)を,軽擦法1分間,揉捏法5分間,軽擦法1分間の順で,計7分間施行した.筋硬度は
    マッサージ
    直後と15分後に測定した.測定部位は両側の腓腹筋内側頭とし,最大膨隆部にマークし,その部位の筋硬度を5回測定しその平均値を採用した.統計学的分析は
    マッサージ
    の有無と時間の二要因の二元配置分散分析を用いて,
    マッサージ
    による筋硬度の変化を検討した.有意水準は5%とした.
    【結果】
     
    マッサージ側と非マッサージ側のマッサージ
    直前の筋硬度には有意差は認められなかった.二元配置分散分析の結果,
    マッサージ側と非マッサージ
    側に有意な変化パターンを示し,
    マッサージ側の腓腹筋内側頭の筋硬度がマッサージ
    後に有意に低下し,その効果は15分後まで持続した.
    【考察】
     揉捏法の手技は指掌を皮膚に密着し,筋肉をつかみ圧し搾るようにして動かす手技(網本,2008)であるため,筋ポンプ作用に近い効果が得られたと考える.この効果により静脈還流量が増加することで,心拍出量が増加し末梢血管の血流が改善したと考える.血流改善することでATPの生産が促進され,筋小胞体上のカルシウムポンプが働くことで,アクチンとミオシンの科学的結合が切れ,筋硬度が低下したと考える.また外力が加わることで,アクチンとミオシンが引き離され弛緩すると言っている(黒川ら,2008).このことから,
    マッサージ
    により外力が加わったことで筋硬度が低下したと考える.
  • —唾液の酸化還元電位と口腔湿潤度の変化—
    吉川 千鶴子
    日本健康医学会雑誌
    2021年 30 巻 1 号 24-31
    発行日: 2021/04/30
    公開日: 2021/08/01
    ジャーナル フリー

    本研究は,唾液腺

    マッサージ
    による唾液の酸化還元電位と口腔湿潤度の変化を明らかにすることを目的とした。唾液腺
    マッサージ
    により唾液分泌が促進されると口腔湿潤度が増し,抗酸化能が促進され活性酸素を減少させるのではないかと考え,唾液の酸化還元電位(Oxidation Reduction Potential:以下ORP)と口腔湿潤度に注目した。健康な成人(男子・女子)48名を対象として,自己対照研究を行った。同じ対象に,唾液腺
    マッサージを行うマッサージ群と非マッサージ
    群を割り付け,唾液ORPと口腔湿潤度を比較した。また,
    マッサージ
    群は,刺激前後における主観的評価の変化を観察した。その結果,唾液ORPの値は,
    マッサージ
    により有意に低下した。口腔湿潤度は,
    マッサージ
    により有意に高くなった。主観的評価では,
    マッサージ
    により,リラックスし,口腔内の湿潤感と唾液流出感が増すことが明らかになった。以上より,唾液腺
    マッサージ
    は,唾液ORPを低下させ,口腔湿潤度が増加して口腔内の自浄作用を高める可能性が示唆された。

  • 木村 潤
    日本信頼性学会誌 信頼性
    2003年 25 巻 3 号 221-225
    発行日: 2003/05/25
    公開日: 2018/02/26
    ジャーナル フリー
    従来の
    マッサージ
    シャワーにおける課題を解決し,市場が望む新型
    マッサージ
    シャワー開発において,信頼性確保のための評価試験,CAE,動的解析などにより画期的な新しいシャワー:ワンダービートが完成した.健康志向の高まりを受けて,
    マッサージ
    効果の高い,かつシャワーによる血流量の増加効果が通常のシャワーより高い
    マッサージ
    シャワーを開発した.
  • *村上 祐樹, *寺前 達也, *櫛田 大輔, *竹森 史暁, *北村 章
    システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
    2009年 SCI09 巻 gs06
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/10/25
    会議録・要旨集 フリー
    現在の
    マッサージ機はあらかじめ設定されたマッサージ
    を実行するのみであるため,使用者にとって最適な
    マッサージ
    とはならない.一方,
    マッサージ
    師は,まず触診で患者の身体状態(コリ)を検診し,その後,身体状態に合わせた
    マッサージ
    を行っている.本研究では
    マッサージ師の触診によるコリ検出をマッサージ
    機で実現することを目的とした.一般的にコリがある部分は皮膚筋系の弾性特性が高いと言われている.そこで正確に皮膚筋系の弾性特性を計測できる装置として,3軸(XYZ)可動可能で押し込み部に力センサを取り付けたピンポイント
    マッサージ
    機を新たに製作した.製作した装置を使用して背骨を中心とした左右の皮膚筋系の弾性特性を計測したところ,コリのある部位では弾性特性が高いという結果が得られた.また,皮膚筋系の弾性特性の違いがコリに起因するものであることを確認するため,筋活動電位(EMG)を計測した.コリが生じている際は筋緊張よりEMGの振幅は大きくなることが既に知られており,結果として弾性特性の変化とEMGの振幅の変化に相関が見られたことから,皮膚筋系の弾性特性によってコリの推定が可能であることを裏付けることができた.
  • 柳 奈津子
    北関東医学
    2005年 55 巻 4 号 383-384
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/07/07
    ジャーナル フリー
  • 殿山 希, 周防 佐知江, 大越 教夫
    日本温泉気候物理医学会雑誌
    2014年 77 巻 4 号 306-313
    発行日: 2014/08/29
    公開日: 2014/10/01
    ジャーナル フリー
      2013年12月11日、スイスの温泉地バーデンを訪ねた。19の源泉があり、46.5度、pH6.43の硫黄泉で飲泉療法、入浴療法の両方に使用されている。ホテル内温泉入浴施設には
    マッサージ
    室があり、医療
    マッサージ
    、リラクセーション
    マッサージ
    、美容
    マッサージ
    など多種多様な施術が行われていた。
      文献によれば、スイス国民の約半数が補完代替医療を行う病院を好み、病院内では、鍼治療や手技療法、
    マッサージ
    が多く行われているという。バーデン医療センターでは、医療部門とセラピー部門があり、医師が行う手技(用手)医学 manuelle Medizin、理学療法士 Physiotherapeutenや医療
    マッサージ
    師 medizinische Masseureが行うさまざまな理学(物理)療法 Physiotherapie(手技(用手)療法 manuelle Therapie、funktionelle Bewegungslehre、バイオメカニックス分析、呼吸療法、固有受容器神経筋促通法、電気療法・超音波療法などを含む)や
    マッサージ
    (クラシック
    マッサージ
    、マニピュレーティヴ
    マッサージ
    、リフレクソロジー、結合織
    マッサージ
    、リンパドレナージュ、ファンゴなどを含む)が行われていた。
      以上のように、スイスドイツ語圏の
    マッサージ
    ・手技(用手)療法は、解剖学的組織別・物理的刺激別に系統的に分類され、それぞれ別名で記されていた。一方、日本の手技療法であるあん摩療法は、対象者の心身の状態に応じて施術を行う、いわば患者の主観に寄り添う療法であり、東洋医学の特色である全身的で個別的な色彩が強い。
  • 近藤 宏
    日本東洋医学系物理療法学会誌
    2015年 40 巻 2 号 49-57
    発行日: 2015年
    公開日: 2020/05/20
    ジャーナル オープンアクセス
    【目的】マラソン大会会場に設置された
    マッサージ
    ブースを利用したマラソンランナーの特性を検討するとともにコンディションに関する意識や鍼灸
    マッサージ
    に関する意識を調査し、鍼灸
    マッサージ
    のニーズについて検討した。
    【方法】小江戸川越マラソン2013に出場したマラソンランナーで、
    マッサージ
    ブースに来所した197人にアンケート調査を実施した。有効回答が得られた142人(男性86人、女性56人、平均年齢40.0±12.2歳)について集計を行った。調査項目は、属性(マラソン歴、運動習慣、受療経験)、コンディションに関する項目、鍼灸
    マッサージ
    に関する項目とした。
    【結果】コンディション調整の重要点は、怪我や病気の予防などの身体面70.4%が最も多かった。コンディションの確認方法は、身体の疲労感87.3%が最も多く、次いで身体の硬さや筋肉の張り具合47.9%であった。コンディショニングに対する意識では、マラソンを継続するためにコンディショニングは重要であると98.6%が回答したが、日頃意識している者は、52.1%であった。コンディショニングに関する相談相手はスポーツ仲間31.1%が最も多いが、スポーツ関連職種では鍼灸
    マッサージ
    師が最も多かった。鍼灸
    マッサージの受療経験はマッサージ
    64.1%、鍼灸19.7%、経験なし16.2%であった。コンディショニングに対する鍼灸
    マッサージ
    の重要性は、鍼灸では50.0%、
    マッサージ
    では93.0%であった。
    【考察・結語】ほとんどのマラソンランナーがコンディショニングに対する重要性を理解しているが、日頃から意識している者は約半数であった。マラソン人口の増加に伴いスポーツ傷害が増えることが予測される。コンディショニングの相談先としてスポーツ関連職種の中で鍼灸
    マッサージ
    師が最も多かったことから、鍼灸
    マッサージ
    の役割は今後さらに大きくなると考える。
  • 麻賀 多美代, 麻生 智子, 吉田 直美, 大川 由一
    千葉県立保健医療大学紀要
    2017年 8 巻 1 号 1_27-1_33
    発行日: 2017/03/24
    公開日: 2023/06/21
    研究報告書・技術報告書 フリー
     本研究は,徒手による口腔内の
    マッサージ
    が及ぼす生理的・主観的効果を明らかにすることを目的とした.健康な成人女性12名を対象者として,口腔内に10分間の
    マッサージ
    を行い,効果を検証するため
    マッサージ
    前後に生理的・主観的評価を行った.結果は統計的分析を行ったところ,
    マッサージ
    後は唾液中のアミラーゼ活性が有意に低下し,心電図におけるR-R間隔は有意な増加がみられ,リラックスした状態であると考えられた.また,
    マッサージ
    により顔面の皮膚温は有意に上昇し,歯肉への
    マッサージ
    では下顎中切歯部の血流量が有意に増加を示し,
    マッサージ
    は血液循環の促進が期待できる.一方,主観的評価のPOMSのT得点は,
    マッサージ
    後に「緊張‐不安」,「疲労」の得点が有意に低下し,気分チェックリストにおいても,「緊張覚醒度」が有意に低下した.口腔内の
    マッサージ
    は緊張や疲労感を軽減させ,リラクゼーション効果を与えることが示唆された.
  • - 筑波技術大学東西医学統合医療センター あん摩・マッサージ・指圧外来統計からの考察 -
    福島 正也, 成島 朋美, 周防 佐知江, 緒方 昭広
    日本東洋医学系物理療法学会誌
    2016年 41 巻 2 号 65-72
    発行日: 2016年
    公開日: 2020/05/20
    ジャーナル フリー
    【目的】筑波技術大学保健科学部附属東西医学統合医療センター施術部門に新設された、あん摩・
    マッサージ
    ・指圧外来(以下、
    マッサージ
    外来)の外来統計を元に、統合医療システムの中での自由診療によるあん摩
    マッサージ
    指圧療法の有用性と課題について考察した。 【方法】2015年4月から2016年3月までの12ヶ月間に
    マッサージ
    外来を受療した患者について、外来動態および患者特性に関する項目の調査を行った。 【主な結果と考察】1)患者数が増加していたことから、統合医療システムの中でのあん摩
    マッサージ
    指圧療法には、他の治療法とは異なる一定のニーズがあると考えられた。 2)鍼灸治療やリハビリテーションとの併用例がそれぞれ3割前後みられたことから、他の療法とあん摩
    マッサージ
    指圧療法の併用は、多様な患者ニーズへの対応や相乗的な治療効果が期待されるものと考えられた。 3)患者の傷病名および主訴の分析から、高齢者の運動器系疾患および脳血管障害後遺症において、あん摩
    マッサージ
    指圧療法の需要が高いと考えられた。 4)
    マッサージ
    外来運営上の課題として、人的コストが上がりやすい点が挙げられた。 5)医療ニーズや医療システムの変化に伴い、医療の中でのあん摩
    マッサージ
    指圧療法の有用性を再評価する必要があると考えられた。
  • 近藤 宏, 藤井 亮輔, 栗原 勝美, 田中 秀樹, 黒岩 聡, 半田 美徳
    全日本鍼灸学会雑誌
    2012年 62 巻 1 号 47-54
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/07/05
    ジャーナル フリー
     【目的】鍼灸
    マッサージ
    師の雇用希望のある診療所の状況や鍼灸
    マッサージ
    師の業務実態について分析し、 今後の診療所における鍼灸師および
    マッサージ
    師の就業開拓の基礎資料とすることを目的とした。
    【方法】診療所に従事する鍼灸
    マッサージ
    師の業務実態と今後の雇用ニーズ等に関する調査において鍼灸師または
    マッサージ
    師の雇用希望があると回答した52施設を対象とした。 免許別に鍼灸師雇用希望施設 (n=5)、 鍼灸師およびあん摩
    マッサージ
    指圧師雇用希望施設 (n=25)、 あん摩
    マッサージ
    指圧師雇用希望施設 (n=22) の3群に分けて診療所の状況や業務実態について分析を行った。
    【結果】産婦人科や婦人科のある診療所で雇用希望のあるのは鍼灸師のみであった。 整形外科やリハビリテーション科のある診療所では、 鍼灸師およびあん摩
    マッサージ
    指圧師のいずれも雇用希望が多い。 鍼灸師およびあん摩
    マッサージ
    指圧師の雇用満足度は、 費用対効果より患者ニーズからみた満足度の方が高い。
    【結論】鍼灸師およびあん摩
    マッサージ
    指圧師の雇用ニーズのある診療所の特徴を分析することができ、 医療機関への就業の促進の一助となるものと考える。
  • 緒方 昭子, 井手口 範男, 外村 昌子, 蓮池 光人
    日本統合医療学会誌
    2020年 13 巻 1 号 40-46
    発行日: 2020/05/20
    公開日: 2021/05/20
    ジャーナル フリー

    近年増加した腹腔鏡手術に対する安楽ケアとしてソフト

    マッサージ
    の効果ならびに研究方法の検証をするために、消化器がん患者を対象に
    マッサージ
    前後の変化についてランダム化比較試験 (RCT) を実施した。男性10名、女性3名 (平均年齢62歳) の対象者の協力が得られた。その結果、体温・脈拍・血圧に有意差はみられなかったが、
    マッサージ
    群のKOKOROスケールの 「不安な気分から安心な気分」 は対照群と比較して有意に改善していた。
    マッサージ
    後のインタビューから、 「
    マッサージ
    しているときに痛みがない」 などの発言が得られた。これらのことから、測定値の顕著な変化は得られなかったが、ソフト
    マッサージ
    は心理的安定に寄与することが考えられる。臨床看護においてRCTの実施はさまざまな困難を伴うため、対象者個別のデータを活用する代替的な研究方法を模索する必要性が示唆された。

  • 術前のマッサージを実施して
    池田 美咲喜
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2008年 57 巻 1J106
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/02/04
    会議録・要旨集 フリー
    意識下で手術を受ける患者へのタッチ効果
    _から_術前の
    マッサージ
    を実施して_から_
          池田美咲喜(いけだみさき)
          北信総合病院・手術室
    リラクゼーション・タッチ
    〈はじめ〉
     意識下で手術を受ける患者にとっては、全身麻酔の患者とは違い、手術に対しての不安・緊張を手術が終了するまで感じなければならない。柳氏は、看護に活かすタッチ効果として、「
    マッサージ
    は、生理的・精神的なリラクゼーションに有効である」と述べている。今回、局所麻酔手術を受ける患者に対し、ハンド
    マッサージ
    を実施することにより、不安・緊張が緩和できるか検証した。
    〈方法〉
    1.調査期間・対象:2007年9月_から_11月
    2.調査対象:形成外科・眼科の局所麻酔手術を受ける患者
    3.方法:副交感神経が優位である状態を示す、_丸1_血圧の低下、_丸2_心拍数の減少、_丸3_RR間隔の延長を指標とし、調査する。
    マッサージ
    を実施する患者>(以下__I__群とする)
    マッサージ
    前、中、後、手術開始時、手術開始5分後_から_30分後までの5分間隔、手術終了時のそれぞれで、血圧・脈拍・心電図(RR間隔)を測定。
    ・ハンド
    マッサージ
    の実施。(片手5分間ずつ)
    マッサージ
    を実施しない患者>(以下__II__群とする)
    ・手術前、手術開始時、手術開始5分後_から_30分後までの5分間隔、手術終了時のそれぞれで、血圧・脈拍・心電図(RR間隔)を測定。
    〈結果〉
    1.年齢と性別
    ・__I__群:年齢 16~85歳 平均60.6歳 男性10名 女性8名 計18名
    ・__II__群:年齢 44~85歳 平均68.2歳 男性8名 女性10名 計18名
    2.収縮期血圧の変動
     _I_群での
    マッサージ
    中では、平均_-_11.28_mm_Hgの低下、18名中15名が_-_3_から__-_46_mm_Hgの収縮期血圧の低下がみられた。__II__群では、手術前に18名中16名に7_から_63_mm_Hgの収縮期血圧の上昇がみられた。
    3.心拍変動
     心拍数の変動では、
    マッサージ
    中の変化はあまり見られなかった。__II__群の患者では手術開始までほぼ変化が無く、不安・緊張が続いている状態であると考える。__I__群・__II__群一致して、血圧・心拍数ともに手術終了に向かい減少している。
    4.RR間隔変動
     
    マッサージ
    中と手術開始_から_終了にかけてのRR間隔は、0.06秒の延長がみられた。
  • 勝又 明敏, 飯田 幸弘, 藤下 昌己, 泉 雅浩, 有地 淑子, 小木 信美, 五十嵐 千浪, 小佐野 貴識, 小林 馨, 石井 裕之, 古賀 裕樹, 小保川 祐一, 高西 淳夫
    日本顎関節学会雑誌
    2009年 21 巻 2 号 110-115
    発行日: 2009年
    公開日: 2012/03/29
    ジャーナル フリー
    WAO-1(Waseda Asahi Oral-rehabilitation robot No. 1)は,顎顔面領域の
    マッサージ
    治療を行う目的で開発されたロボットである。WAO-1は,6自由度をもつ2本のアームと,顔表面を擦るプランジャにより構成され,プランジャの力と位置を制御することにより精密な
    マッサージ
    を行う。臨床応用試験の一部として,咀嚼筋への
    マッサージ
    を試みた。健常人に施行した結果,ロボット
    マッサージ
    が安全かつ快適であることがわかったので,顎関節症患者37名に
    マッサージ
    を行った。その結果,3回以上
    マッサージ
    を受けた患者の73%で疼痛の減少が,50%で開口度の改善が認められた。ロボットによる咀嚼筋の
    マッサージ
    は,顎関節症における疼痛軽減と開口障害の改善に有効なことが示唆された。
  • 光盛 友美, 山口 求
    日本小児看護学会誌
    2009年 18 巻 2 号 22-28
    発行日: 2009/07/20
    公開日: 2017/03/27
    ジャーナル フリー
    現在の乳幼児をもつ母親世代は、少子化時代に育ち、乳幼児とのかかわり体験がないままに子育てをしなければならない現状にある。つまり、母親の育児不安やストレスは、育児をストレスフルにさせるだけでなく虐待のリスクにつながる。そこで本研究は、母親が乳幼児にスムーズに接触できるベビー
    マッサージ
    に注目し、母親のベビー
    マッサージ
    体験の有無で結果を比較し、虐待の予防につながるかを検討することを目的とした。因子分析の結果、「育児不安・育児ストレス」、「夫の支援」、「家族の支援」、「愛着行動」、「情緒の安定性」、「育児体験」の6因子が抽出された。因子得点を
    マッサージ群と非マッサージ
    群とで比較した結果、第1因子の「育児不安・育児ストレス」は
    マッサージ
    群が低く、第2因子の「夫の支援」は
    マッサージ
    群が有意に高い値が得られた。ベビー
    マッサージ
    の体験がある母親は、虐待のリスクが低いことを示唆した。
  • 中嶋 隆敏, 土谷 武士
    計測自動制御学会 部門大会/部門学術講演会資料
    2002年 hba34 巻
    発行日: 2002年
    公開日: 2003/05/15
    会議録・要旨集 フリー
    本テーマは,
    マッサージ
    に対する人の感性的な希望を入力とし, その希望を満たす
    マッサージ
    のパターンを推論·出力するシステムの構築を目的とする. そのため, 実際に市販の
    マッサージ
    器を用いたアンケートを行い,
    マッサージ
    に対する人の感性情報という物を解析した. 因子分析によって感性情報を構成する3つの大きなファクターを発見し, それを軸とした感性空間を構築し, その中で推論, フィードバックを行い個人差にも対応できるようなシステムを提案する. 現在, 感性空間から実際の
    マッサージ
    のあんまのパターンに変換させる為, 感性空間と物理空間との間にどのような関係があるめかアンケートを通して解析を行っている所である.
  • 熊井 明美, 岡田 善雄, 山口 綾子, 伊橋 光二
    理学療法学
    1992年 19 巻 2 号 152-154
    発行日: 1992/03/10
    公開日: 2018/10/25
    ジャーナル フリー
    変形性膝関節症は膝周囲に筋硬結を生じている事が多い。19名の変形性膝関節症患者を対象に,筋硬結に対し,ホットパック,超音波,
    マッサージ
    による3方法の比較実験を行った。効果判定は痛みの強さ,筋硬結の程度,歩行スピードの3項目で,治療前後に評価を行った。その結果を,痛みの強さと筋硬結の程度はKruskal-Wallis検定を用い,歩行スピードはt検定を用いて統計処理を行った。痛みは超音波,
    マッサージ
    の順で改善がみられ,筋硬結の程度は
    マッサージ
    ,超音波の順に改善がみられた。又,最も客観的な評価である歩行スピードにおいては,
    マッサージ
    のみに改善がみられた。変形性関節症の治療において,筋硬結にも目を向ける事が重要であり,その方法として,直接的機械的刺激である徒手
    マッサージ
    は有効な方法であると考えられる。
  • 香月 真理子, 日高 三郎, 大内 紘三, 稲葉 修
    口腔衛生学会雑誌
    2002年 52 巻 3 号 186-189
    発行日: 2002/07/30
    公開日: 2017/12/15
    ジャーナル フリー
    トゥースピック(デンタルピック ® 以下トゥースピックKと表記)の歯間乳頭
    マッサージ
    による血流促進効果を歯間ブラシとの比較で,レーザードップラー血流計を用いて,22名の女子短大生を対象として評価した。トゥースピックKによる
    マッサージ
    効果は,
    マッサージ
    前後で血流値が16.0±6.5(ALF値)と19.5±5.7(ALF値)となり,歯間ブラシでは
    マッサージ
    前後で15.2±5.9(ALF値)と18.1±4.7(ALF値)となって,両者ともに
    マッサージ
    前後で比較して有意差がみられた(p<0.05)。さらに,これら補助清掃器具による被検者個々人に対する,トゥースピックKによる
    マッサージ
    前と後の血流量の相関係数(r)は0.83(p<0.05)となり,よく相関していた。これらの結果から,トゥースピックKが歯間ブラシと同等の
    マッサージ
    効果を有すること,被検者は一人ひとりが
    マッサージ
    前の血流量値に応じた上昇幅を示すことが示唆された。
  • - 医中誌Web を用いた和文献の検討 -
    林 健太朗, 粕谷 大智
    日本東洋医学系物理療法学会誌
    2018年 43 巻 2 号 105-113
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/05/20
    ジャーナル オープンアクセス
    【目的】末梢性顔面神経麻痺(以下 麻痺)患者の後遺症は、患者のQuality of Life(以下 QOL)を 著しく低下させる。そのため、後遺症の出現が予想される患者に対してはその予防や軽減を目的 に発症早期からリハビリテーション(以下 リハ)が行われている。リハの介入の中で表情筋に対 する
    マッサージ
    は日々の臨床で多用されている。そこで、本研究では我が国の麻痺患者に対する
    マッサージ
    の文献レビューを行い、目的・方法・効果に焦点を当て、現状と意義および課題につ いて検討した。
    【方法】データベースは、医中誌Web Ver.5 を使用し、検索語はその統制語である「顔面麻痺」、 「Bell 麻痺」、「帯状疱疹- 耳性」の同義語のうち関連する検索語と「
    マッサージ
    」とした。調査日 は2018 年6 月20 日、調査対象期間は限定せずに行った。同時に、ハンドサーチも行った。対象 論文は、包含基準・除外基準に基づき選定した。
    【結果】検索の結果、医中誌Web23 件、ハンドサーチ3 件、合計26 件が抽出された。そのうち対 象論文の条件を満たす11 件について検討した。
    マッサージ
    の目的は、後遺症出現前は予防、出現 後は軽減を目的に行われていた。方法は、主に前頭筋・眼輪筋・頬骨筋・口輪筋・広頸筋などの表 情筋に対して、頻回の筋を伸張する
    マッサージ
    が行われていた。
    マッサージ
    は他の治療法と併用 されていた。評価は、柳原法、Sunnybrook 法、House-Brackmann 法、Facial Clinimetric Evaluation Scale などが用いられており、
    マッサージ
    を含めたリハの効果として、後遺症の軽減、QOL の向上 が報告されていた。
    【考察・結語】麻痺患者に対する
    マッサージ
    は、病期に応じて後遺症の予防や軽減を目的に、他の 治療法と併用することにより後遺症の軽減、その結果としてQOL の向上に寄与できる可能性が示 唆された。特に麻痺患者のQOL を著しく低下させる要因である顔面のこわばり感などの違和感に 対して
    マッサージ
    を行い一定の効果を挙げていることは、この領域における手技療法の意義が考 えられた。一方で、
    マッサージ
    の方法、効果の検討に関する課題も明らかとなった。
feedback
Top