LNG地下ダンクにおける, 厚さ8m, 面積4500m
2というマッシブな底版コンクリート打設に際して, 暑中環境下の打設, および打重ね時間の遅延により, コールドジョイントの発生に伴う打重ね面の性能の低下が危惧された. そこで, 配合・施工面からのコールドジョイント発生防止対策, および施工時の品質管理方法について検討を行った. 対策の選定では, 打重ね面の簡易一面せん断試験および凝結試験を基に, プロクター貫入抵抗値を打重ね面性能の評価指標として採用し, 打継ぎ処理を行った場合と同等以上の打重ね面性能が得られるような対策を選定した. また, 品質管理方法としてバイブレータ試験, 人的感度試験を導入することにより, 良質な底版コンクリートを施工することができた.
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