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クエリ検索: "上落合" さいたま市
65件中 1-20の結果を表示しています
  • 池田 奈緒, 倉持 典子, 中嶋 洋, 廣川 徹, 長谷部 浩三
    日本獣医師会雑誌
    2005年 58 巻 7 号 489-491
    発行日: 2005/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    認定小規模食鳥処理場で購入した食鳥と体からバンコマイシン耐性腸球菌の分離を試みた. 分離した腸球菌131株中3株がバンコマイシン耐性腸球菌であり, いずれもvanC型耐性遺伝子を持つバンコマイシン軽度耐性株であった. また, 鶏肉への細菌汚染防止は, 輸送時のと体への二次汚染の防止と解体作業時の器具類の消毒が重要であると考えられた. VREの拡大防止には, モニタリングにより現状を把握するとともに, 食鳥処理業者へ情報提供をし, 汚染拡大防止の衛生対策を実施していく必要がある
  • 斉藤 守弘, 新井 陽子, 鎌田 洋一, 小西 良子, 橋本 勝弘
    日本獣医師会雑誌
    2013年 66 巻 10 号 725-727
    発行日: 2013/10/20
    公開日: 2013/11/20
    ジャーナル フリー
    Sarcocystis fayeriS. cruziS. miescherianaS. arieticanisS. sybillensis及びS. spシスト抽出物をウサギに皮下接種して,毒性を調べた.主な 臨床症状は,沈鬱と間欠性の下痢であった.病理組織学的変化は,腸管と肺にみられた.腸管上皮細胞は剝離・脱落し,残存した細胞にアポトーシスが観察された.肺では小血管に血栓が観察された.ウサギ腸管結紮ループ試験では,すべてのSarcocystisシスト抽出物が陽性であった.以上のことから,Sarcocystisシスト抽出物はウサギに対して腸管毒性を有することが明らかになった.
  • 斉藤 守弘, 新井 陽子, 鎌田 洋一, 小西 良子, 橋本 勝弘
    日本獣医師会雑誌
    2013年 66 巻 11 号 813-815
    発行日: 2013/11/20
    公開日: 2013/12/28
    ジャーナル フリー
    Sarcocystis fayeriの経口摂取によってウサギに対して,下痢が誘発されるか否かをブラディゾイトを用いて試みた.5.5×106個のブラディゾイト投与で食欲不振や沈鬱などとともに軟便が観察された.1.5×107個では,水様性の下痢を呈するようになり,さらに5.5×107個の投与では重篤な水様性下痢から全例死亡した.1.5×107個のブラディゾイトを投与後の経時的観察では,3時間後から食欲不振,沈鬱などの症状とともに,病理組織学的には,小腸の粘膜上皮細胞のアポトーシスと剝離・脱落が認められ,6及び9時間後になると腸絨毛の短縮もみられた.一方,下痢は投与後9時間で初めて出現した.以上の成績から,S. fayeriはウサギに対して小腸粘膜の傷害に起因する下痢を引き起こすことが明らかとなった.
  • 児玉 文雄
    研究 技術 計画
    2015年 30 巻 3 号 140-141
    発行日: 2015/12/25
    公開日: 2017/10/19
    ジャーナル フリー
    According to the late Professor Masahiko Aoki, Japan is a midst of "moving 30 years," instead of ending "lost 20 years," since Japan is far ahead in the world in terms of the convenience and quality in urban life, and of equal opportunity. In the same token, I am suggesting that the Japanese technology is also in transition. The substantial technological progresses have been introduced in constructing the social infrastructure in Japan. The wide-spread utilization of RFID (Radio Frequency Identification) and of GPS (Global Positioning System) both in existing and newly built infrastructure are such examples. Therefore, we should make scientific investigation into what is going on in this context. By doing so, we can contribute on guiding the final phase of this 30 years-transition in a right trajectory.
  • 萩原 晶代, 斉藤 守弘, 石川 義春, 門田 耕一
    日本獣医師会雑誌
    2014年 67 巻 3 号 199-203
    発行日: 2014/03/20
    公開日: 2014/04/20
    ジャーナル フリー
    59頭の牛白血病ウイルス(BLV)感染牛においてリンパ系腫瘍を認め,病理組織学的,免疫組織化学的に調べた.56例はCD20とCD79aが陽性の多形型B細胞性リンパ腫で,細胞学的には多形性と異型性を特徴としていた.そのうちCD5の免疫染色が可能な54例では,すべての症例が陽性を示した.1例では胎子の皮下組織にも多形型のリンパ腫を認め,母牛のリンパ腫からの転移によるものと考えられた.残りの3例は前駆Bリンパ芽球性白血病,リンパ形質細胞様リンパ腫,γδT細胞性リンパ腫と診断され,多形型リンパ腫とは細胞形態と免疫表現型が異なっていた.このような組織型は主にBLV陰性牛でみられ,ウイルスとは関係のない可能性が高い.本研究の結果より,牛のリンパ系腫瘍は組織学的,免疫組織化学的に明確な疾病単位に分類できることが示された.
  • 全国算数・数学教育研究埼玉大会実行委員会
    日本数学教育学会誌
    2021年 103 巻 6 号 13-18
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル フリー
  • 中村 学, 小宮 弘子, 高橋 紀和子, 臼倉 君江, 相川 雅子, 安木 薫, 安藤 昭彦
    医療マネジメント学会雑誌
    2004年 5 巻 2 号 371-376
    発行日: 2004/09/01
    公開日: 2011/06/07
    ジャーナル フリー
    さいたま赤十字病院婦人科では2002年より婦人科開腹手術のクリティカルパスを初めて導入し, 現在は6種類の手術用クリティカルパスと3種類の化学療法クリティカルパスを使用している. クリティカルパス導入の際に, 職員用マニュアルを作成し, これによりクリティカルパスの導入が容易となった.
    職員用マニュアルを作成, 保存しておくことは, スタッフの異動や新人看護師の教育, トレーニングにおいて有用である. また, 指示伝達のミスを減少し, 医療ミスの軽減につながると考えている.
  • 佐々木 貴史, 村上 謙介, 野下 展生, 高橋 俊栄, 金子 宇一
    脳卒中の外科
    2015年 43 巻 6 号 438-441
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/01/07
    ジャーナル フリー
    Distal anterior cerebral artery aneurysms (DACA-ANs) are relatively uncommon and lead to some unique operative difficulties. We retrospectively reviewed 18 cases of DACA-ANs, treated in our institute between April 2007 and October 2013, with regard to anatomical features and surgical approaches. DACA-ANs were categorized into three groups: infra-, anterior-, and supra-genu types, based on their anatomical relationship with the genu of the corpus callosum.
    The most common location was the bifurcation of the pericallosal and callosomarginal arteries (50%). DACA-ANs were infra- in 5, anterior- in 11, and supra- genu in 2 cases. The interhemispheric approach (IHA) was selected in all cases except in one. DACA-ANs were clipped via the basal, anterior, and superior IHA in 5, 11, and 1 cases, respectively. Selection of microsurgical trajectory to the aneurysm based on the anatomical architecture of the ACA and genu of the corpus callosum is vital to occlude aneurysms safely with proximal control established.
  • 曽木 広信, 長瀬 義孝, 山﨑 堅一郎, 小田 智三, 菊池 賢
    感染症学雑誌
    2010年 84 巻 2 号 210-212
    発行日: 2010/03/20
    公開日: 2017/08/18
    ジャーナル フリー
    As longer lives have become possible due to advances in medical technology and diagnostic technology in recent years, weakly toxic fungus have been emerging as causative agents of opportunistic infections, primarily in high-risk groups. We report a case in which the yeast-like fungus Stephanoascus ciferii, which has morphological characteristics that differ from those of the more common Candida species, was isolated by culturing the aural discharge of a patient with intractable otitis media. Drug susceptibility testing showed that it was resistant to fluconazole, flucytosine, and itraconazole, suggesting that it is a species that has a strong tendency to become resistant. The principal sites of infection by Stephanoascus ciferii are thought to be in the ENT area, but in other countries it has been isolated from patients with acute myeloid leukemia and immunodeficiency as well as superficial mycoses, and it may also be a causative agent of deep mycoses. We therefore think that it is necessary to bear in mind detection in other areas outside the ENT field and to adequately monitor the circumstances under which this fungus is isolated.
  • 河合 顕太郎, 熊野 英子, 吉藤 浩之, 斉藤 守弘
    日本獣医師会雑誌
    2014年 67 巻 11 号 867-870
    発行日: 2014/11/20
    公開日: 2014/12/20
    ジャーナル フリー
    石川県内でと殺された牛67頭中1頭の骨格筋から壁が3~4μmと厚く,柵状構造が観察されるシストが検出された.シストの透過型電子顕微鏡所見では,6.4~7.8×0.8~1.2μmの柵状のvillar protrusionが観察され,その内部には微細管が認められたことから,Sarcocystis hominisと同定された.
  • 木下 亮, 小須田 茂, 小池 克美, 荒井 孝
    RADIOISOTOPES
    2012年 61 巻 12 号 613-618
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/12/28
    ジャーナル オープンアクセス
    99Mo/99mTcジェネレータ供給不足終息後にアンケート調査を行い,検査数減少とその要因を考察した。ジェネレータ不要が25%,99mTc国産化不要が46%と予想を上回った。ジェネレータ使用は標識済み注射薬使用と比較して,1患者あたり,8654円の利益増収をもたらす。緊急検査,利益増加,患者への経済的負担軽減,小児検査にはジェネレータ設置が必須である。99mTcの国産化は重要な課題であり,学術集会,等でその有用性について教育講演を行う必要がある。
  • 関根 康寛, 星野 英久, 石川 亜紀, 小出 卓, 松島 秀和, 門山 周文
    気管支学
    2014年 36 巻 6 号 594-598
    発行日: 2014/11/25
    公開日: 2016/10/29
    ジャーナル フリー
    背景.肺過誤腫は良性腫瘍の中で最も頻度が高く,発生部位から肺実質型,気管支内型に分類されているが,稀に肺外に突出するような進展形式を示すものがある.症例.52歳,女性.健診で胸部異常陰影を指摘され当院紹介となった.胸部CTでは,右後縦隔に20mm大の結節影を認めた.胸部MRIでは,T1強調画像で骨格筋と同程度の信号強度を呈し,T2強調画像で内部に一部低信号域を含む不均一な高信号の結節として認められた.後縦隔腫瘍を疑い手術を行った.胸腔鏡下に右上葉に基部を有する分葉状の白色結節を確認し,肺部分切除を含めた腫瘍切除を行った.病理組織学的には,腫瘍は臓側胸膜に覆われており,肺内発生の過誤腫と診断された.結論.画像上,肺実質に接した胸壁あるいは縦隔腫瘍が疑われた場合,鑑別診断として肺過誤腫も考慮すべきである.
  • 山口 宗一, 末野 康平, 山口 威, 田中 真琴, 浅野 友規美
    口腔・咽頭科
    2005年 17 巻 3 号 303-307
    発行日: 2005/06/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    症例は48歳女性, 主訴は右顎下部の腫脹.平成14年10月頃から腫脹に気付き, 平成14年11月27日, 歯科医から当科を紹介され受診した.右顎下腺の前方に, 28×20mmの硬い腫瘤を触知した.画像所見とFNAの結果から炎症性腫瘤が疑われ経過観察とした.その後, 腫瘤が増大したために平成15年3月19日, 確定診断目的で摘出した.病理組織診断は, 膿瘍と肉芽組織形成と報告された.平成15年10月6日, 再び同じ部位が腫脹したために外歯瘻を疑った.歯科医へ相談したが, 外歯瘻の可能性は低いと報告された.平成15年12月16日, 痩孔を形成したため, 創部から消息子を挿入したところ下顎骨方向へ痩孔を確認し, その旨を歯科医へ報告した.そこで抜歯が施され, その後現在まで再発を認めていない.
  • 山口 宗一, 末野 康平, 山口 威, 柴 和孝, 関口 奈央
    口腔・咽頭科
    2004年 16 巻 3 号 351-356
    発行日: 2004/06/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    症例は61歳男性で, 閉塞性呼吸障害を伴う口蓋扁桃肥大の精査目的で当科を紹介された.既往歴に約1年前より持続する頸部の多発性リンパ節腫大があり, 生検により組織学的にキャッスルマン病と診断されていた.15歳時に口蓋扁桃摘出術を受けているが, 左側の摘出の際に出血が多量であったため右側は放置されていた.
    初診時, 右側の口蓋扁桃は腫瘤状に腫大しており, 左側に扁桃様腫瘤を認めた.呼吸障害を改善する治療目的で, 全身麻酔下に口蓋扁桃摘出術に準じて両側の腫瘤を摘出した.摘出腫瘤の病理組織学的診断はmarginal zone B-cell lymphomaであった.
    術後, 呼吸障害は改善され, 現在まで局所の再発を認めていない.キャッスルマン病に併発した悪性リンパ腫について若干の文献的考察を加えて報告した.
  • 神谷 潤一郎, 藤田 昌久, 杉浦 謙典, 登内 昭彦, 中川 宏治, 東海林 琢男, 安達 章子, 宮崎 勝
    日本臨床外科学会雑誌
    2013年 74 巻 3 号 824-828
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/09/25
    ジャーナル フリー
    症例は58歳,女性.半年前より当院婦人科にて卵巣癌に対し化学療法を行っていた.1週間前より発熱,下腹部痛出現し,経過をみていたが改善せず,外来を受診した.レントゲンにてfree airを認め,消化管穿孔の疑いにて当科紹介となった.CTでは腫瘍内に便塊とガスの貯留を認め,S状結腸との境界が不明瞭となっており,S状結腸卵巣腫瘍内穿通を疑い緊急手術を施行した.腹腔内への便汁の流出は認めなかったが,腫瘍内に便汁の貯留を認め,右側卵巣癌とS状結腸が瘻孔を形成しており,両側卵巣腫瘍摘出,S状結腸切除,人工肛門造設術を施行した.病理組織学的検査では異型核を有する多角形細胞から成る胞巣,角化像を認め,卵巣扁平上皮癌と診断した.瘻孔部にはviableな腫瘍細胞は認めなかった.卵巣癌にて化学療法施行中に消化管と瘻孔形成を伴うことは非常に稀であるが,重篤な炎症所見を伴うこともあり,早急に診断し,治療を行う必要がある.
  • 星野 英久, 石川 亜紀, 門山 周文
    気管支学
    2013年 35 巻 4 号 424-429
    発行日: 2013/07/25
    公開日: 2016/10/29
    ジャーナル フリー
    背景.異常気管支領域には気管支拡張や気管支炎の合併頻度が高いとされている.症例. 33歳,男性.右気胸の診断にて加療目的に当科転院となった.胸部CTで,右肺尖に肺嚢胞が多発しており,また右B^1転位気管支領域に限局して著明な気腫性変化を認めた.術中に肺尖の肺嚢胞より気漏を確認したが,気腫性変化の著明な右S^1を切除する方針とし,胸腔鏡補助下右S^1区域切除術を施行した.病理組織学的には,肺尖の気腫性肺嚢胞とともに小葉中心性肺気腫と遠位細葉性肺気腫が混在しており,喫煙による変化が強く疑われた.結論.異常気管支領域に特異な画像所見を呈し,その病理像が捉えられた症例であり,異常気管支領域の免疫防御機構の低下が示唆された.
  • 佐々木 貴史, 村上 謙介, 安達 章子, 野下 展生, 高橋 俊栄, 金子 宇一
    脳神経外科ジャーナル
    2016年 25 巻 4 号 349-354
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/28
    ジャーナル フリー
     再疎通を伴う瘤内血栓化を認めた前大脳動脈末梢部小型動脈瘤の1例を経験した. 症例は突然の頭痛で発症した62歳女性のくも膜下出血. 急性期の脳血管造影では動脈瘤を認めず, 第33病日に施行した3回目の血管造影で前大脳動脈瘤を診断し直達手術を行った. しかしながら動脈瘤は血栓化しており, ICG蛍光血管造影では血流を認めなかった. 動脈瘤を切開して血栓を除去し, ネッククリッピングを行った. 摘出した血栓は器質化し, 新生血管による再疎通の所見を認めた. これは亜急性期ないしは慢性期になって描出される破裂動脈瘤の病態を説明する興味深い所見と考え報告した.
  • 村上 謙介, 野下 展生, 佐々木 貴史, 高橋 俊栄, 金子 宇一
    脳卒中の外科
    2015年 43 巻 4 号 294-298
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/09/29
    ジャーナル フリー
    Appearance of cavernous malformations (CMs) on magnetic resonance imaging varies depending on the time phase of hemorrhage. We retrospectively analyzed the temporal profile of CM appearance on MRI during its natural course. Of the 33 cases included in this study, 20 (8 with symptomatic hemorrhage, 11 with incidentally diagnosed CM, and 1 with residual lesion after surgery) were followed up with repeated MRI for more than 6 months. Symptomatic hemorrhage occurred in 2 cases during the follow-up period. MRI findings and hemorrhage resolution changed over time. Asymptomatic hemorrhage was detected as an additional high intensity signal on T1-weighted images in 3 cases. A temporal change in the MRI appearance of CMs with symptomatic hemorrhage, which progressed from Zabramski type I to II and subsequently III, correlated predominantly with neurological improvement. In contrast, asymptomatic hemorrhage was detected in the absence of clinical symptoms in some cases. CMs are a cerebrovascular anomaly demonstrating dynamic changes that include symptomatic hemorrhage and its consequent resolution as well as micro-hemorrhage without neurological deterioration.
  • 新田 順一
    臨床薬理
    2008年 39 巻 5 号 215-217
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/02/05
    ジャーナル フリー
  • 門 輝, 大島 忠, 水口 靖文, 岡野 尚弘, 熊谷 純一郎, 鎮西 亮, 塩屋 雄史, 笹島 圭太, 高屋 俊樹, 甲嶋 洋平
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2013年 55 巻 9 号 3116-3122
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/09/28
    ジャーナル フリー
    症例は47歳の男性.アルコール性の慢性膵炎にて通院中だった.入院数日前より心窩部痛が出現し,軽快しないため緊急入院となった.血液検査で肝胆道系酵素とアミラーゼの上昇を認め,腹部造影CT検査では膵仮性嚢胞と嚢胞内の動脈瘤を認めた.また膵内胆管の狭窄とその上流の拡張も認められた.動脈瘤に対して経カテーテル的コイル塞栓術を施行して,引き続き閉塞性黄疸に対してPercutaneous Transhepatic Biliary Drainage(以下PTBD)を施行した.後日のERCPで膵頭部主膵管と膵内胆管に狭窄を認めた.選択的膵管造影により瘻孔を介して胆管が描出され,胆管膵管瘻と診断した.胆管と膵管にステントを留置し,外来で1~2カ月ごとにステント交換を繰り返した.発症13カ月後には胆管膵管両方の狭窄が改善し,胆管膵管瘻を認めなくなったため,ステントを抜去した.半年経った現在でも再発なく経過している.内視鏡的ステント留置により胆管膵管瘻が閉鎖した稀な症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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