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クエリ検索: "多型"
26,287件中 1-20の結果を表示しています
  • 岡林 寿人, 神谷 信一郎, 田名部 雄一
    日本家禽学会誌
    1998年 35 巻 3 号 173-181
    発行日: 1998/05/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    日本鶏26集団(品種と内種を含む),外国鶏5品種の合計31集団,1,724羽の血液タンパク質
    多型
    について分析した。分析したタンパク質と遺伝子座は,血漿アルブミン(Alb),血漿トランスフェリン(Tf),血漿ポストアルブミン(PasA),血漿アルカリ性ホスファターゼ(Akp, Akp-2),血漿エステラーゼ(Es-1),血漿アミラーゼ(Amy-1),血漿グロブリン(Glb-1),血漿スローα2グロブリン(Slo-ωα2),ならびに血球カタラーゼ(Ct),血球リンゴ酸脱水素酵素(MDH),血球グルコースホスフェイトイソメラーゼ(GPI),血球乳酸脱水素酵素(LDH-A, LDH-B),血球テトラゾリウムオキシダーゼ(To)および血球ヘモグロビン(Hb-I, Hb-II,Hb-III)である。遺伝子頻度に基づき遺伝的距離から枝分かれ図を描き,また遺伝子頻度の主成分分析を行うことにより,第一から第三主成分得点に基づき,三次元の散布図を描いて,両図から主に日本鶏品種•内種間の類縁関係を推測した。6内種のチャボのうち,白,黒,桂,狸々種は相互に近い関係にあったが,碁石種はこれらと遠く,達磨種は碁石種よりもさらに遠かった。尾長鶏と東天紅は比較的かったが,小国はこれらと遠かった。蓑曳は東天紅と,鶉尾は尾長鶏と相互に近かった。大シャモ,薩摩鶏,声良,河内奴,地頭鶏は相互に近かったが,比内鶏はこれらと遠かった。岐阜地鶏,土佐地鶏,岩手地鶏,対馬地鶏は相互に遠い関係にあった。唐丸と対馬地鶏は,他の日本鶏種と遠かった。
  • 辻本 豪三
    薬物動態
    2001年 16 巻 4 号 346-352
    発行日: 2001/08/30
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    ヒトゲノム計画の完成により,近い将来には患者の遺伝的体質に合わせた処方,治療計画がなされる,いわゆるテーラーメイド医療が提供される.ゲノム情報,技術を基に患者各人に個別至適化されたテーラーメイド医療を現実化するため,薬理ゲノミクス(Pharmacogenomics)という新しいコンセプトも登場した.このテーラーメイド医療(個別至適化した薬物治療)を実用的にするため,ゲノム情報―特に体系的遺伝子
    多型
    情報(SNP情報)と薬剤の応答性に関して急速にデータベースが整備されつつある.遺伝子
    多型
    と薬剤の応答性に関して,薬力学pharmacodynamics―特に薬物受容体の遺伝子
    多型
    と薬物応答性に関して概説する.
  • 黒坂 正生, 伏見 千宙, 後藤 俊行, 猪俣 徹
    日本口腔腫瘍学会誌
    2019年 31 巻 2 号 77-83
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/06/22
    ジャーナル フリー
    多形紅斑(erythema multiforme)は,医薬品や感染症により生じた免疫・アレルギー反応により発症する皮膚疾患で,粘膜疹を伴わず比較的軽症なタイプ(EM minor)と,粘膜疹を伴うタイプ(EM major)に分けられる。今回われわれは,口底癌術後再発ハイリスク症例に対する化学放射線療法(chemoradiotherapy:CRT)中に多形紅斑重症型(EM major)を発症した1例を経験した。CRTやセツキシマブ(cetuximab)併用放射線療法(bioradiotherapy:BRT)など既治療による粘膜および皮膚症状がある症例では,多形紅斑重症型(EM major)とStevens-Johnson症候群(SJS)の鑑別がより困難となる。CRTやBRT中の患者において,急激な皮疹の拡大や全身症状・粘膜症状を伴う重症薬疹を認めた場合には,速やかに皮膚科専門医にコンサルトし共同で治療することが重要である。
  • 臨床現場へのアプローチとその問題点
    鎌滝 哲也
    臨床薬理
    2004年 35 巻 2 号 361S-362S
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 篠崎 泰久, 神部 芳則, 早坂 純一, 土屋 欣之, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 草間 幹夫, 上野 泰宏
    歯科放射線
    2013年 53 巻 3 号 28-29
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/12/10
    ジャーナル フリー
  • 辻本 豪三
    アレルギー
    2004年 53 巻 10 号 1062-1065
    発行日: 2004/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    「生命の設計図」であるヒトゲノムの構造をすべて明らかにする, いわゆるヒトゲノム計画がほぼ完成されつつある. 現在, 世界の研究者の関心は構造(塩基配列)からゲノムに記されている情報(遺伝子の機能)の読解(機能ゲノム科学functional genomics)へと移行しており, 既にポストゲノム(シークエンス)時代へ突入しつつある. 機能ゲノム科学の最も身近な成果として現在期待されているものが, ヒトの病気の原因解明, 診断, 治療といった医療分野である. 多様な分子病態機構が明らかにされ, 各種の分子病態に対応する薬を創るには, 従来の宝探し的なやり方では対応できず, ゲノム情報から薬を理論的に創る『ゲノム創薬』の戦略が多くの製薬企業で導入, 展開され, それにより単一の疾患に対しても多様な治療薬の品揃えが可能となろうとしている. この遺伝子情報に合わせた薬の品揃えにより, 近い将来には"ありふれた病気"に対しても患者の遺伝的体質に合わせた処方, 治療計画がなされる, いわゆるテーラーメイド医療が提供される基盤が出来つつある.
  • 川口 芙岐
    日本畜産学会報
    2023年 94 巻 2 号 133-141
    発行日: 2023/05/25
    公開日: 2023/06/16
    ジャーナル フリー

    黒毛和種の筋肉内脂肪における脂肪酸組成は牛肉の柔らかさや風味に影響する重要な要因の一つである.その遺伝的育種改良に向けた選抜マーカーの開発が進められており,SCDFASN遺伝子内には責任

    多型として有力な多型
    が同定されている.一方で,脂肪酸組成を制御するその他の遺伝子について,多くは依然として未解明なままである.そこで筆者らは
    多型
    網羅的な手法を中心に,いくつかのQTL領域および候補
    多型
    を検出してきた.しかしながら黒毛和種においては近交度が高まっていることから
    多型
    間の連鎖不平衡が強く,統計解析によって脂肪酸組成に非常に似た効果を示す
    多型
    が多い.このことから責任
    多型
    を特定するのは容易ではない.今後は,in vitroおよびin vivoによる検証を進めることで
    多型
    の分子的な作用機序について明らかにし,責任
    多型
    の特定を進めることで選抜マーカーの実用化を推進することが重要であると考えられる.

  • 岩崎 説雄, 豊川 好司, 渡辺 誠喜
    日本家禽学会誌
    1983年 20 巻 2 号 137-139
    発行日: 1983/03/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
  • 宮城島 正和, 内藤 健晴, 桜井 一生, 竹内 健二, 岡田 達佳, 高須 昭彦
    口腔・咽頭科
    1999年 12 巻 1 号 136
    発行日: 1999/09/20
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
  • *田代 空, アルメイダ ケトリーン, 上妻 歩夢, 出口 実, 本間 洋樹, 齋藤 未花, 竹腰 誠, 梶 規子, 岡本 孝信, 中里 浩一, 菊池 直樹
    日本体育・スポーツ・健康学会予稿集
    2023年 73 巻 1a301-04-03
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/01
    会議録・要旨集 フリー

    [背景]膝関節靭帯(KEL)損傷はアスリートにとって重篤な損傷であり、損傷リスクを知ることは予防するための知見となる。KEL損傷に関する遺伝要因について、単一の遺伝子

    多型
    との関連性の報告が多く、複数の遺伝子
    多型
    を合わせて検討されたものは少ない。そこで、本研究ではアスリートを対象として靭帯損傷に関連する複数の遺伝子
    多型
    を用いて膝関節靭帯損傷との関連性を検討することとした。[方法]対象者は、アスリート378名(男性257名、女性121名)とした。アンケート調査にてKEL損傷の既往歴を調査し、医師から診断を受けた79名をKEL 群、既往歴がない299名をコントロール(CON)群とした。遺伝子解析は唾液をOragene-DNA kitを用いて採取し、靭帯組織の構造と修復などに関与する、COL5A1遺伝子rs12722
    多型
    COL1A1遺伝子rs1107946
    多型
    MMP3遺伝子rs679620
    多型
    VEGFA遺伝子rs699947
    多型
    をTaqManプローブ法にて解析をした。各
    多型
    は、先行研究を基に損傷リスクが高いホモ
    多型
    を2点、ヘテロ
    多型
    を1点、リスクが低いホモ
    多型
    を0点とした。さらに、合計スコアが3点以上または3点未満に分類した。[結果]4つの遺伝子
    多型
    において、KEL群とCON群との間に有意な
    多型
    頻度の違いはみられなかった。一方、KEL群において、合計スコアが3点以上を持つアスリートの割合がCON群と比較して有意に高かった(オッズ比 = 1.80, 95%信頼区間: 1.10–3.02, p = 0.03)。[結論]COL5A1遺伝子rs12722
    多型
    COL1A1遺伝子rs1107946
    多型
    MMP3遺伝子rs679620
    多型
    VEGFA遺伝子rs699947
    多型
    を用いて算出した合計スコアは、アスリートにおける膝関節靭帯損傷に関連することが示唆された。

  • 平井 学, 江夏 祥子, 千田 麻城子, 田中 聡子, 原 泰子, 榎本 隆之, 永島 英幸, 阪井田 仁士
    健康医学
    2003年 18 巻 1 号 67-69
    発行日: 2003/06/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    体質遺伝子診断(喫煙,飲酒,肥満に関与するCYP1A1,ALDH2,β3 ADRのSNP)を含む健康診断である事を前提に,受診を希望した128名の解析を行った。各遺伝子で変異を有するものは35%,59%,35%。3項目とも変異なしは20%で,逆に2項目以上変異を有するものは45%と,変異の重複が多く,生活因子に対する感受性の多様性が示唆される。個人の素因に応じた生活習慣への保健介入が必要である。
  • 村田 満
    日本内科学会雑誌
    2000年 89 巻 6 号 1100-1107
    発行日: 2000/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    粘着や凝集など血小板機能に重要な役割を演じる血小板膜糖蛋白には遺伝子
    多型
    が見られ,この
    多型
    が受容体発現量や機能の個体差を引き起こし,脳血管障害や急性冠動脈症侯群などの動脈血栓症の易罹病性と関係する可能性が示唆されている. GPIIb/IIIa複合体(フィブリノゲン受容体)の33Leu/Pro
    多型
    , GPIb/IX/V複合体の145Thr/Metや#339-411のアミノ酸反復数
    多型
    , GPIa/Ila(コラーゲン受容体)の807T/C
    多型
    などがその代表例である.
  • 佐藤 正寛, 小畑 太郎
    日本畜産学会報
    1995年 66 巻 11 号 936-940
    発行日: 1995/11/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    ブタにおいてDNAマーカー間の連鎖解析を行なう場合,それらの
    多型
    数が連鎖解析の効率に及ぼす影響をコンピュータシミュレーションによって検討した.DNAマーカーの
    多型
    数は2から10とし,それらの遺伝子頻度は各
    多型
    数内で等しいものとし定,その結果,
    多型
    数が3以下のDNAマーカーは,それより多くの
    多型
    を示すDNAマーカーに比べて多くの検定頭数を必要とした.し加し,
    多型
    数が4ないし5を越えるDNAマーカーが複数隣接している場合には,
    多型
    数よりも染色体上の位置関係や電気泳動パターンの識別の難易等を考慮してDNAマーカーを選定するほうが望ましいことが明らかとなった.
  • 野中 文陽, 右田 清志, 清水 俊匡, 川上 純, 江口 勝美
    日本臨床免疫学会会誌
    2014年 37 巻 4 号 343b
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/10/07
    ジャーナル フリー
    【目的】成人発症Still病(AOSD)の診断基準を満たし,家族性地中海熱遺伝子[Mediterranean Fever(MEFV)]遺伝子変異を認め,コルヒチンが著効した症例を経験した.AOSDと診断された症例のMEFV遺伝子
    多型
    /変異の有無を検索し,遺伝子
    多型
    /変異とAOSDの臨床的特徴およびコルヒチン治療反応性を解析した.【方法】山口の診断基準を満たしたAOSD 48例に対し,IFを取得し,末梢血DNAサンプルを用いてMEFV遺伝子の
    多型
    /変異を検討した.症例の臨床情報を診療録から評価し,MEFV遺伝子
    多型
    /変異との関連性を解析した.【結果】1)AOSDのうちMEFV遺伝子
    多型
    /変異を31例(65%)に認めた.2)アリル変異/
    多型
    数(
    多型
    /変異率):E84K 2(2.1%),L110P 8(8.3%),E148Q 30(30.6%),R202Q 4(4.2%),P369S 5(5.2%),R408Q 4(4.2%),G634S 1(1.0%),M694I 2(2.1%).健常人75人のアリル
    多型
    /変異率はE84K 2(1.3%),L110P 13(8.7%),E148Q 35(23.3%),R202Q 5(3.3%),P369S 6(4.0%),R408Q 5(3.3%)であり,Exon10の変異(G634S,M694I)を認めなかった.3)
    多型
    /変異群は自然軽快が多く,周期性発熱をきたす傾向があった.4)
    多型
    /変異群7例にコルヒチンを投与し5例で有効であった.【結論】解析したAOSDの65%はMEFV遺伝子
    多型
    /変異を保有し,エクソン10の変異も認めた.MEFV
    多型
    /変異群は臨床的特徴を有し,コルヒチンが著効を示す症例も認めた.
  • 保田 国伸, 中島 美紀, 横井 毅, 井澤 修, 宮崎 浩, 大西 明弘
    臨床薬理
    2004年 35 巻 5 号 263-264
    発行日: 2004/09/30
    公開日: 2011/02/25
    ジャーナル フリー
    遺伝子型は生涯不変の情報であるが, 表現型はいわゆる見かけによる分類であり個々の置かれた背景により容易に変化することが予想される.遺伝子型では酵素欠損者ではないにもかかわらず, 表現型は酵素欠損者の挙動を示すという遺伝子型と表現型の不一致が生じる可能性があり, これはphenocopy現象とよばれる.今回, 2002年度に審査委員会で承認を得た臨床試験「日本人におけるチトクロームP450遺伝子
    多型
    解析に対する検討」に参加し, 文書にて同意を得た被験者のうち降圧薬の内服によりphenocopy現象をきたしたと考えられる1例を経験したので報告する.
  • 松木 吏弓, 竹内 亨, 阿部 聖哉, 矢竹 一穂, 梨本 真
    哺乳類科学
    2004年 44 巻 1 号 113-116
    発行日: 2004年
    公開日: 2008/04/09
    ジャーナル フリー
  • 矢澤 慈人, 青柳 敬人, 溝下 和則, 猪八重 悟, 杉本 喜憲
    日本畜産学会報
    1997年 68 巻 12 号 1166-1169
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    Genetic identity among the cattle produced by nuclear transfer was investigated by the genotyping system with 23 microsatellite markers, which is able to distinguish 31 trillion individuals and discriminate 37 million sires. Two groups (clone sets) of cattle, each consisting of 5 individuals cloned from one embryo, were analyzed with leukocyte DNA collected at the age of 10 (male; No. 45-49) and 15 months (female; No. 186-190), respectively. The genotypes judged by the 23 microsatellite markers were identical in each clone set. Thus, it is suggested that the genomic DNA of the cattle cloned from the same embryo are genetically identical.
  • 大石 孝雄, 丸野 弘幸, 川井田 博, 坂本 薫, 宇治野 裕
    動物遺伝研究会誌
    1993年 21 巻 2 号 70-74
    発行日: 1993/09/30
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    鹿児島県畜産試験場に導入された NIH ミニブタ10頭から血液を採取、血液型と蛋白質型を調査した。調査した20座位のうち、NIHミニブタは12座位で
    多型
    を示した。他のミニブタ (オーミニ、クラウンミニ、ゲッチンゲン、ピッッマンムーア) と比較すると、A, H, K, LおよびPa座位で特徴がみられた。遺伝子頻度を基に遺伝的異性を示す4指標値 (H.I., H, P poly, Ne) を算出したところ、NIHミニブタはミニブタ5系統の中でオーミニとクラウンミニより変異性が大きく、ゲッチンゲンおよびピッツマンムーアと同等の変異性であった。NIHミニブタとこれまでに調査した17豚品種との間でRogersおよびNeiの式に基づく遺伝的距離を計算したところ、NIHミニブタは中国系品種とは明らかに遠い距離を示し、欧米系品種ともそれほど近くはなかったが、そのうちランドレース、ハンプシャー、ピッツマンムーアとは比較的近い距離であった。18豚集団の遺伝的類縁関係を示す枝分かれ図を作成したところ、NIHミニブタは欧米系品種のグループに属し、その中では他のものと最も離れる位置を占めていた。
  • 5. 日本鶏,日本周辺鶏,西洋鶏の比較
    田名部 雄一, 飯田 隆, 吉野 比呂美, 新城 明久, 村松 晉
    日本家禽学会誌
    1991年 28 巻 5 号 266-277
    発行日: 1991/09/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    日本鶏17品種(尾長鶏,小国,東天紅尾曳,鶉尾,土佐地鶏岐阜地鶏,大軍鶏小軍鶏,矮鶏,蜀鶏,蓑曳,薩摩鶏,声良,地頭鶏,烏骨鶏,岩手地鶏)と日本本土周辺鶏3品種(チャーン,対馬地鶏,済州島地鶏)合計1102羽について,血液蛋白質
    多型
    を支配する遺伝子構成の比較により,その相互の遺伝的関係を調べた。また,外国鶏4品種(5系統)についても比較検討した。調査した18座位中,血漿アルカリ性ホスファターゼ(Akp, Akp-2),血漿エステラーゼ1(Es-1),血漿アミラーゼ1(Amy-1),血漿トランスフェリン(Tf),血漿アルブミン(Alb),血漿ポストアルブミンA(PasA),血漿カタラーゼ(Ct)の8座位に
    多型
    が認められ,他の10座位は固定していた。この遺伝子頻度のデータからNEIの式により枝分れ図と,主成分分析から散布図を作成して,品種の遺伝的相互関係を調べた。今回始めて調査した済州島地鶏は岐阜地鶏と比較的近かったが,他のものとは関係が遠かった。日本鶏の祖先は主に弥生時代に朝鮮半島から入ったと推定されるが,地頭鶏,岐阜地鶏,蜀鶏など著しく遺伝子構成の異なるものがあり,また周辺鶏種である対馬地鶏,チャーンも遺伝子構成が多くの日本鶏とかなり異なっている。これらのことから日本鶏種の成立過程はかなり複雑であると考えられる。
  • 山田 正仁
    日本老年医学会雑誌
    2001年 38 巻 4 号 487-488
    発行日: 2001/07/25
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    脳アミロイドアンギオパチー (CAA) の発症要因を解明することを目的に, アルツハイマー病 (AD) やアミロイドβ蛋白沈着との関連が報告されているアポリポ蛋白E (APOE), プレセニリン-1 (PS-1), α1-アンチキモトリプシン (ACT), ブチリルコリンエステラーゼ (BChE), α2-マクログロブリン遺伝子 (A2M)
    多型
    とCAAとの関連を分子遺伝学的に検討した. ADの危険因子である. APOEε4アリルがCAAのリスクでもあることが米国で報告されているが, 日本人高齢者においてはε4とCAAとの直接的な関連は明らかではなかった. 一方, PS-1遺伝子
    多型
    とCAAの間には有意な関連があり, PS-1 2/2
    多型
    がCAAが低リスクであることと関連していた. また, ACT遺伝子
    多型
    が, ADにおけるCAAの程度と有意に関連していた. BChEおよびA2M遺伝子
    多型
    はCAAと関連しなかった. 本研究により, CAAがPS-1およびACT遺伝子
    多型
    と関連することが示唆された.
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