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クエリ検索: "文化社会学"
887件中 1-20の結果を表示しています
  • 大上 真礼
    感情心理学研究
    2019年 27 巻 Supplement 号 ps15
    発行日: 2019年
    公開日: 2021/01/08
    ジャーナル フリー
  • ヌルガリエヴァ リャイリャ
    21世紀東アジア社会学
    2021年 2021 巻 11 号 89-106
    発行日: 2021/12/15
    公開日: 2021/12/17
    ジャーナル フリー

     新型コロナウィルス感染拡大により、中国は中央アジアでの影響力を強め、中国とカザフスタンの間の経済協力を拡大することができた。感染症拡大発生以降、世界貿易が減少した一方で、カザフスタンと中国の間の相互貿易、特に輸出は増加した。2020年上半期では、2019 年の同時期と比較して、20%増加し、48 億ドルに達した。感染防止対策および検疫措置中に最も需要の高い産業である食品産業の量も34.2%増加した。さらに、中国は、カザフスタンがコロナと直面したときに支援と援助を提供した最初の国だった。経済問題を解決し、感染症が引き起こした景気後退を解決するために、カザフスタンは、ロシア経済も石油価格の下落による景気後退を経験していたため、中国との経済協力を緊密化した。本論文は、シルクロード経済帯の設立以来、そして今日、カザフスタンと中国の間の経済関係に起こった変化を特定して分析すること、そしてカザフスタン政府と人々が新型コロナウィルス感染拡大にどのように対処しているかを示すことを目的としている。

  • 青井 和夫
    社会学評論
    1952年 2 巻 3 号 110-112
    発行日: 1952/01/10
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
  • 辻 泉, 谷本 奈穂, 工藤 保則
    社会学評論
    2023年 73 巻 4 号 399-417
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル フリー

    本論文では,日本において大きな注目を集め,学生や研究者の数も増えつつある

    文化社会学
    について,その特徴と主要な潮流を明らかにしていく.
    文化社会学
    の特徴は,研究対象や視座の幅広さにあるが,それだけではない。社会の特定領域だけを対象とした研究というより,むしろ文化を通してその時々の社会の状況に迫ろうとするアプローチという点が,他の(連字符)社会学との違いである.

    文化には,狭義と広義の2 つの意味があるといわれ,前者が通常の日常生活で意味するところの文化であり(たとえばポピュラー文化,大衆文化など),後者は生活様式全般や社会構造,文明といった広い意味合いをもっているが(たとえば,日本文化,西洋文化など),この点からすれば,

    文化社会学
    とは,狭義と広義の文化との間のダイナミズムを理解しようとするアプローチといえるだろう.

    そして日本における

    文化社会学
    は,これまでに大きく4段階の変化を遂げてきたといえよう.第1段階が戦前の勃興期で,第2段階が戦後から高度経済成長期にかけての発展期であり,幾人もの社会学者が,独自の理論的な視座の精緻化を図りつつ,大衆文化を対象に重要な研究を成し遂げた時期であった.第3段階は,そのあとの定着期であり,
    文化社会学
    がますます広まっていった時期である.そして今日,
    文化社会学
    は第4段階を迎えつつあるといえる.

  • 秋山 ひさ
    社会学評論
    1990年 40 巻 4 号 397-413
    発行日: 1990/03/31
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
    蔵内数太博士は一九二〇年代のドイツ社会学の影響を受けて
    文化社会学
    を著わした。これはマックス・シェーラーの知識社会学と共感論に示唆を受けて、日本の社会と文化の理解を深めようとしたものである。
    博士の
    文化社会学
    は社会学の一部門として位置づけられ、扱われている文化はいわゆる社会文化を除いたものである。博士によると、文化は物質文化、精神文化、社会文化、運命の文化と区別されるが、社会文化は人々の間柄において実現している行為の型であり、人々の共同生活に要求されてくる文化である。社会生活そのものの一面をもつ社会文化は「社会の社会学」で扱われるべきで、「文化の社会学」とは区別するという立場をとっている。これはまさにドイツ流の
    文化社会学
    であり、文化人類学と強く結びついて生活様式を重視するアメリカ
    文化社会学
    と立場を異にするものである。
    文化社会学
    が扱う文化をこのように狭く限定したことに批判もあるが、博士はこれによって
    文化社会学
    内に芸術社会学、知識社会学、宗教社会学などを個別に研究する根拠を見出したといえる。
    本稿では博士の芸術社会学を取上げて、日本芸術がゲマインシャフト的性格をもつという博士の主張を示した。博士がこの結論を導き出したのは、社会は個人の体験においてとらえられているという現象学的方法を基礎にして、体験様式において人と人、人と自然が全体的に融合している特徴を見出したからである。
  • 水島 久光
    デジタルアーカイブ学会誌
    2024年 8 巻 4 号 163-169
    発行日: 2024/11/01
    公開日: 2024/12/20
    ジャーナル オープンアクセス

    能登地震発災からおよそ半年が経過した時点での、コミュニティ・アーカイブの形成に向けた動きとさまざまな対話の場を取材、インタビューをもとに構成する。主に映像ワークショップ合同会社の明貫紘子、アーティストの瀬尾夏美、一般社団法人減災ラボの鈴木光の活動と言葉から、リアルタイムで進む「地域の再構成」と共にあるべき「記録」の機能と、その集積の一翼を担う「外部者」の役割に注目し、過去の「災害とアーカイブ」の関係について考える。

  • 南 誠
    社会学評論
    2021年 72 巻 2 号 173-174
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/09/30
    ジャーナル フリー
  • 奥村 隆
    ソシオロジ
    2020年 64 巻 3 号 140-147
    発行日: 2020/02/01
    公開日: 2022/04/07
    ジャーナル フリー
  • ―香港の「個人尊重」と中国の「国家安全」との葛藤の中で―
    河村 有教
    21世紀東アジア社会学
    2021年 2021 巻 11 号 119-133
    発行日: 2021/12/15
    公開日: 2021/12/17
    ジャーナル フリー

     According to the Basic law of the Hong Kong Special Administrative Region of the People’s Republic of China (1990), the principle of "one country, two systems”, the socialist system and policies will not be practiced in Hong Kong. The basic policies of the People's Republic of China regarding Hong Kong have been elaborated by the Chinese Government in the Sino-British Joint Declaration (1984). However, Laws of People’s Republic of China on Safeguarding National Security in the Hong Kong Special Administrative Region (2020) issued by Standing Committee of the National People’s Congress of PRC has been making Hong Kong society change. This paper discusses about conflict and problems between Hong Kong Basic Law (1990) and Safeguarding National Security Law (2020) and also discusses about Chinese way of rule of law and its difference of what global society is aiming for.

  • 倉橋 重史
    社会学評論
    1958年 8 巻 4 号 103-110
    発行日: 1958/08/30
    公開日: 2009/10/20
    ジャーナル フリー
  • 加島 卓
    年報社会学論集
    2020年 2020 巻 33 号 14-23
    発行日: 2020/07/31
    公開日: 2021/08/24
    ジャーナル フリー

    The purpose of this paper is to describe the emblem problem of the Tokyo 2020 Games sociologically. Previous research has analyzed Internet communication, but this paper explains the emblem problem from a historical context. First, the relationship between designers and the Olympics (the way of creating), then the relationship between advertising agencies and the Olympics (the way of using), and then the relationship between the designers and advertising agencies over the Olympics. After that, I will consider the two issues of “Plagiarism of design” and “Selection process of the emblem” and reveal what happened in the emblem problem of the 2020 Tokyo Games.

  • ――A. エニョンの「愛好家」研究の射程――
    吹上 裕樹
    社会学評論
    2020年 71 巻 1 号 102-118
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/07/16
    ジャーナル フリー

    本稿の目的は,近年

    文化社会学
    領域において注目されているA. エニョンの社会学の検討を通して,行為者の文化的活動の内実を把握するための方法を探求することである.エニョンは,「愛好家(amateur)」の文化的活動に密着する独自のアプローチを提示している.P. ブルデューやH. ベッカーに代表される,これまでの
    文化社会学
    で主流となっていたアプローチが,文化的活動に参与する行為者の嗜好を社会的背景に還元して説明する傾向があったのに対し,エニョンは,行為者の活動にできるだけより添い,彼/彼女らが趣味を発展させる具体的な仕方に光をあてる.本稿ではまず,ブルデュー,ベッカーら従来の
    文化社会学
    との違いを明らかにすることから出発し,エニョンの議論を理解する上で伴となる概念を整理する.つづいて,エニョンによる音楽愛好家のエスノグラフィーを参照し,彼が愛好家の活動を描き出す方法を詳細に検討する.さらに本稿では,エニョンのアプローチの応用例として,文楽(人形浄瑠璃)愛好の自己エスノグラフィーを試みることで,エニョンのアプローチの有効性と限界を明らかにする.最後に,エニョンのアプローチの意義を確認し,今後の方向性を示す.

  • 王 維
    華僑華人研究
    2016年 13 巻 121-123
    発行日: 2016/11/05
    公開日: 2024/09/30
    ジャーナル フリー
  • 才津 祐美子
    生活学論叢
    2021年 39 巻 45-46
    発行日: 2021/09/30
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル フリー
  • ―井上俊の仕事から考える―
    近森 高明
    社会学評論
    2023年 73 巻 4 号 327-344
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル フリー

    文化社会学
    の第一人者である井上俊は,自身の文章を「エッセイ」と自称する.そしてまた井上のテクストは,一見すると癖のない透明な文体をもつ.これら2点において,井上の仕事は,
    文化社会学
    の「文体」を考えるうえで範型となる.本稿では井上のテクストを対象に,その(隠れた)文体的特徴を明らかにする作業をつうじて,
    文化社会学
    という領域に対してエッセイ的文体がもつ意義を考える.

    井上のテクストの文体的特徴として,下記の3点が抽出される.

    ①「動的均衡と遊動的距離」.井上のテクストには,対象のうちにダイナミックな均衡関係を触知しようとする動きが認められる.文体に埋め込まれたこの身振りが,俯瞰的な位置へと視座を押しあげ,対象とのあいだの遊動的な距離を可能にする.②「視座の転換」.井上のテクストには,対象の意味を一変させる視座の転換の技法があちこちに仕掛けられている.「○○としての△△」という表現の出現頻度の高さが,その標識となる.③「譲歩のレトリック」.「たしかに…しかし」という譲歩の構文が,井上のテクストには反復的に出現する.これは①②という2つの特徴をブリッジングしつつ,命題的主張へと落とし込む機能をもつ語法である.

    「エッセイ」は,近年の

    文化社会学
    における実証主義への揺り戻しのなかで,忌避される傾向にある.だがしかし「エッセイ」への固定的見方を解毒するためにこそ,井上の「エッセイ」は役に立つ.

  • 京都大学学術出版会 2022年 ⅲ+ 207ページ
    内藤 耕
    アジア経済
    2023年 64 巻 2 号 63-65
    発行日: 2023/06/15
    公開日: 2023/06/29
    ジャーナル フリー HTML
  • 藤田 結子, 祐成 保志
    社会学評論
    2023年 73 巻 4 号 316-326
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル フリー
  • 田中 彰吾
    スポーツ社会学研究
    2022年 30 巻 2 号 53-64
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/10/26
    ジャーナル フリー
     特集の趣旨を受け、筆者が依拠する現象学的身体論の立場から、障害者スポーツを通じた「つながり」について考察する。本稿では、考察の具体的な端緒を得るため、冒頭で筆者自身の東京パラリンピック観戦経験の一端を記述する。その一方で、身体的経験としての「つながり」を考えるうえで重要になるメルロ=ポンティの「間身体性」概念を導入する。両者を重ね合わせてみると、さまざまな障害を有するパラアスリートの身体と、競技を観戦する者の身体とが、知覚的経験を通じて共鳴しつつ互いにつながり得ることが理解できるだろう。また、間身体性を通じた自己と他者の間での知覚—行為の循環、さらには行為—応答行為の循環は、豊かな相互理解と間主観的経験を導くものである。この点に関連して、日本スポーツ社会学会第31回大会で開催されたトークセッション「パラリンピックを学際的に紐解く」での議論も部分的に参照する。当日の議論を参照し、パラアスリートとアシスタントの間で、身体的レベルから心理的レベルへと拡がる高度な間主観的経験が共有されていることに言及する。最後に、以上の具体的記述を経て、第3期スポーツ基本計画に示された「つながり」の視点を、単なる理念にとどめず実質化するにはどうすればいいか、二つの論点を指摘する。
  • 金子 勇
    現代社会学研究
    2021年 34 巻 93-96
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/08/01
    ジャーナル オープンアクセス
  • ─品種多様性との関係から
    佐藤 靖明
    アフリカ研究
    2022年 2022 巻 101 号 35-47
    発行日: 2022/05/31
    公開日: 2023/05/31
    ジャーナル フリー

    ウガンダでは,主食用のバナナが盛んに栽培・利用されているが,2000年代より病虫害による深刻な生産減に陥っている。政府はその対策として,遺伝子組み換え(GM)バナナの開発と,一般での栽培に向けた法整備を進めている。本論文ではウガンダのGMバナナをめぐって,その開発・普及にかかわる先行研究を整理するとともに,農民の品種選択の側面に注目することで,新たな論点を提示して検討した。

    シュヌアによるポリティカルエコロジー論の研究などから,GMバナナの開発プロセスにおいてドナー・政府・農民の間に目的や意識のずれ,断絶がみられ,その普及においても,農民の苗へのアクセスが困難になり,また生産コストが増大することが問題視された。

    筆者の調査結果から,ホームガーデンでの農民の営みをとおして,これまでの改良品種への対応と同様に,品種多様性を維持したまま慎重にGMバナナを取り込んでいくことが予想された。ただし,品種多様性を支える繊細な感性や知識がGMバナナへの急速な置き換えによって失われることへの懸念が示された。

    そして,前者の議論の中心は,社会経済的な階層を想定した集合体としての権利であるのに対して,後者は,自らの畑の中で得た知識と経験をもとに自由に選択,判断するという個々の農民の主体性であることを論じた。また,後者の議論における主体性は,これまでGM作物をめぐって検討の遡上にあがることがなかったが,品種多様性の維持といった問題を考慮にいれる際には重要となることを指摘した。

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