HPLCを用い食用黄色5号の未反応原料であるスルファニル酸 (SS), G塩 (GS), R塩 (RS), シェファー塩 (SS), 反応中間体である6,6′-オキシビス (2-ナフタレンスルホン酸) (DONS), 4,4′- (ジアゾアミノ)-ジベンゼンスルホン酸 (DAAD BSA) 及び付随色素である3-ヒドロキシ-4-[(4-スルフォフェニル) アゾ]-2,7-ナフタレン-ジスルホン酸 (RS-SA) の定量法を作成した. なお, 付随色素である4-[(2-ヒドロキシ-1-ナフタレニル) アゾ] ベンゼンスルホン酸 (2N-SA) と6-ヒドロキシ-5-(フェニルアゾ) 2-ナフタレンスルホン酸 (SS-AN) とは分離できなかったので, 両者の総和をSS-ANとして定量した. 定量限界は0.05μg/gであった. また, 市販品16検体を分析したところ, SA; N. D. ~0.170%, GS; N. D. ~0.080%, RS; N. D. ~0.050%, SS; N. D. ~0.281%, DONS; N. D. ~0.250%, DAADBSA; N. D. ~0.210%, RS-SA; 0.024~3.54%, 及びSS-AN; 0.015~0.360%であった.
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