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クエリ検索: "残留塩素"
2,605件中 1-20の結果を表示しています
  • 今井 正樹, 福井 啓太, 岡田 誠之, 窪田 啓一
    日本建築学会環境系論文集
    2023年 88 巻 804 号 101-109
    発行日: 2023/02/01
    公開日: 2023/02/01
    ジャーナル フリー

    This paper examined the reduction of residual chlorine in apartment buildings for gravity tank systems.

    1. It was clarified that the decrease in the residual chlorine concentration in the water tank has a great influence on the water temperature, water depth,initial residual chlorine concentration,and elapsed time.

    2. It was clarified that factors affecting the reduction of residual chlorine in the pipe were the pipe diameter, water temperature,elapsed time and initial residual chlorine concentration.

  • 稲員 とよの, 小泉 明, 荒井 康裕, 佐藤 親房, 尾崎 勝, 渡辺 映一
    環境工学研究論文集
    2008年 45 巻 605-612
    発行日: 2008/11/28
    公開日: 2011/06/27
    ジャーナル フリー
    快適な給水を実現するため, 送配水システムにおける
    残留塩素
    濃度の管理および低減化が課題となっている.本研究では, 大口径送水管路における
    残留塩素
    の濃度変化を把握するため, 東京都東南幹線における水質調査を実施し, 得られたデータをもとに
    残留塩素
    濃度減少速度モデルの構築を試みた.まず, フィールド測定による水質データに含まれる変動要因について検討した後, TOC初期
    残留塩素
    濃度比を考慮した水質由来減少速度と管壁等由来による減少速度を併用することで, 送水管末端における
    残留塩素
    変動を精度良く再現可能なモデルを得ることができた.さらに, 浄水場出口における
    残留塩素
    低減化を想定したシナリオ分析を通し, 高度浄水処理による水質向上の効果を定量的に評価した.
  • 今井 正樹, 岡田 誠之, 趙 志
    空気調和・衛生工学会 論文集
    2012年 37 巻 187 号 11-17
    発行日: 2012/10/05
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    本研究では携帯用
    残留塩素
    測定器の性能を確認したうえで、水温の影響、アンモニアの濃度の影響及び有機物の影響等について水道水及び蒸留水を対象として
    残留塩素
    の消失を検討した。さらに排水の再利用を前提に排水再利用水についてのアンモニアの影響および「JWWA K116水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管SGP-VB(25A、50a)」に実排水を充填し、
    残留塩素
    の消失を検討した。これらの結果を基に
    残留塩素
    消失の濃度の実態、消失の反応式を提案した。また、実排水の再利用に際して全
    残留塩素
    を測定することも提案した。
  • 稲員 とよの, 原田 高志, 國實 誉治, 小泉 明, 松永 極, 岩瀬 伸朗
    土木学会論文集G(環境)
    2014年 70 巻 7 号 III_17-III_23
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/03/05
    ジャーナル フリー
     安全でおいしい給水を実現するため,送配水過程における
    残留塩素
    濃度の管理が課題となっている.なかでも貯水槽水道では,ランダムな水使用の影響を受けて受水槽に滞留する時間が長くなると,大幅な
    残留塩素
    消費が生じるリスクを有している.本論文では,小規模受水槽における実測調査結果をもとに,非定常入出力を有する受水槽を対象として
    残留塩素
    減少モデルの構築を試みた.水質を考慮した減少速度モデルと完全混合モデルとを組み合わせることで,提案モデルが
    残留塩素
    濃度の変動を再現可能であることを示した.さらに提案モデルによるシナリオ分析より,受水槽内回転率の低下や
    残留塩素
    低減化の影響について明らかにした.
  • 黒野 祐一, 山下 勝
    日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報
    2022年 125 巻 8 号 1298-1301
    発行日: 2022/08/20
    公開日: 2022/09/01
    ジャーナル フリー

     塩素消毒された水道水に殺菌作用があることはすでに知られているが, 水道水による含嗽の殺菌作用は明らかにされていない. そこで, 水道水および各種処理後の水道水の殺菌作用を観察し, それぞれの

    残留塩素
    濃度と比較した. さらに水道水含嗽後の頬粘膜上皮細胞への付着細菌数を測定した. その結果, 煮沸によって
    残留塩素
    を除去すると水道水の殺菌作用は消失し, 含嗽後あるいは唾液を添加した水道水からも
    残留塩素
    は検出されず, 水道水含嗽後の頬粘膜上皮細胞への付着細菌数も精製水と同数であった. 従って,
    残留塩素
    を含む水道水には殺菌作用があるが, 唾液によって
    残留塩素
    の効果が失活するため, 水道水含嗽に殺菌作用はないと考えられる.

  • 山岡 誠司, 桑原 修
    品質工学
    2014年 22 巻 4 号 38-45
    発行日: 2014/08/01
    公開日: 2016/10/17
    ジャーナル フリー

    One method of testing tap water for residual chlorine uses a diethyl-p-phenylenediamine (DPD) reagent. The test is very simple, consisting of adding DPD to the water to be tested and measuring residual chlorine from changes in the absorption of light (coloration). A false positive reaction, however, is known to proceed under the influence of ultraviolet light, making the coloration more intense. Care must therefore be taken with regard to sunlight when the method is used outdoors. In the present study, parameter design was used to develop a chlorine test reagent with high light tolerance. The test system as considered as a measuring instrument with residual chlorine concentration as input, variation pressure distance of optical absorption as output, and the presence or absence of irradiation by ultraviolet light as an error factor. An effective test wavelength was also found through selection analysis.

  • 國實 誉治, 稲員 とよの, 小泉 明, 清水 和輝, 金 敏哲, 北澤 弘美, 佐藤 親房
    土木学会論文集G(環境)
    2013年 69 巻 6 号 II_139-II_147
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/03/05
    ジャーナル フリー
     本論文は,安全でおいしい水の安定供給を目的とした
    残留塩素
    (以下,残塩)濃度の管理方法について研究を行った.送配水システムにおける残塩濃度の複雑な挙動を把握するために,水道GISを用いて残塩濃度の挙動をシミュレーションすることで,適正な残塩濃度管理による残塩低減化を目的とした検討を行った.今回は,東京都東部に位置する東南幹線の送水系統とそれに属する4つの配水区域をモデルとして,浄水場から配水管網末端までを考慮した残塩濃度シミュレーション分析を行い,浄水場における残塩低減について定量的に評価を行った.更に,4つの配水区域にある各給水所で追加塩素装置を導入した場合についてシナリオ分析を行い,追加塩素による塩素添加量の削減効果及び,給水区域内における残塩濃度の平準化効果について明らかにした.
  • 樋口 健太郎, 小西 淳平, 高志 利宣, 田中 庸介, 鈴木 絢子, 辻田 明子, 澤口 小有美, 玄 浩一郎, 岡 雅一, 虫明 敬一
    水産増殖
    2015年 63 巻 3 号 333-341
    発行日: 2015/09/20
    公開日: 2016/09/20
    ジャーナル フリー
    電解海水によるクロマグロ受精卵の消毒法を開発する第1段階として,電解海水処理時の卵発生段階(4細胞期,桑実胚期,嚢胚期,5体節期,心臓拍動期,ふ化1時間前)および
    残留塩素
    濃度(0.0,0.5,1.0,1.5 mg / l)の違いがふ化に及ぼす影響を調べた。各発生段階の受精卵を用いた2分間の電解海水処理(
    残留塩素
    濃度1.0 mg / l)では,4細胞期およびふ化1時間前の受精卵を用いた場合に
    残留塩素
    を含まない海水で同じ操作を行った対照区と比較して正常ふ化率が有意かつ顕著に低下した。また,各
    残留塩素
    濃度の電解海水を用いた1分間の処理では,
    残留塩素
    濃度1.5 mg / l の場合のみで正常ふ化率が有意に低下した。以上より,
    残留塩素
    に対する耐性が高い桑実胚期から心臓拍動期の受精卵を用いた
    残留塩素
    濃度1.0 mg / l,2分以内の電解海水処理はクロマグロ受精卵のふ化に影響を及ぼさないことが明らかとなった。
  • 荒井 康裕, 稲員 とよの, 小泉 明, 赤池 陽介, 佐藤 親房, 尾崎 勝
    環境工学研究論文集
    2008年 45 巻 595-603
    発行日: 2008/11/28
    公開日: 2011/06/27
    ジャーナル フリー
    本論文では, 配水管網における
    残留塩素
    (残塩) 濃度の管理と低減化を目的に, ニューラルネットワーク (ANN) による残塩濃度推定モデルを構築し, このモデルを用いた残塩の低減化シミュレーションを試みた.配水池出口と水質管理点における残塩濃度の応答関係に着目し, 2地点間の時間遅れを考慮した要因構造について検討したところ, 再現性の高いモデルを得ることができたる.そして, このモデルを用い, 配水池出口の残塩濃度を0.05 [mg/L] 刻みで削減したシナリオを設定し, シミュレーション分析を行った.この結果, 最大で0.10 [mg/L] の残塩濃度の低減化が可能であり, 現行と比較した塩素量では15%~17%に相当する削減可能量が試算された.
  • 北條 三奈, 河野 俊貴, 棚田 智大, 飯山 真充, 高柳 俊夫, 水口 仁志
    分析化学
    2023年 72 巻 1.2 号 25-32
    発行日: 2023/01/05
    公開日: 2023/02/05
    ジャーナル フリー

    世界各地で水不足と水質汚染の問題が深刻となっており,衛生的な水の確保は重要な課題である.水の消毒では,遊離塩素と結合塩素の濃度を適切に管理することが重要である.遊離塩素と結合塩素の間には光分解反応速度に差が生じるため,この性質を利用することで遊離塩素と結合塩素の分別が可能であると考えた.本研究では,光照射流路と光照射のない流路への分岐を備えたフローインジェクション分析(FIA)システムを構築し,それぞれの流路を経由して得られるシグナルを時間差で検出した.その結果,それぞれのシグナルの大きさと遊離塩素及び結合塩素濃度の関係から作成した線型方程式を用いることで,一度の試料注入での同時定量が可能となった.次亜塩素酸イオンとクロラミンTの混合溶液を用いて同時定量を試みたところ,仕込み量と同等の値を得ることができた.

  • 李 卉, 野々村 誠, 伊藤 紀子
    分析化学
    2003年 52 巻 9 号 819-824
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/01/30
    ジャーナル フリー
    電気伝導度検出器を用いたイオンクロマトグラフィー(IC)で,水中の
    残留塩素
    と他の陰イオンとの同時定量法を検討した.水中の
    残留塩素
    p-トルエンスルホンアミド溶液を反応させ,生成したクロラミンTにシアン化カリウム溶液を加えて塩化シアンとし,これをシアン酸イオンに酸化してIC法で分析することにより,
    残留塩素
    を定量できる.生成したシアン酸イオンは4時間以上安定で,他の陰イオンと十分に分離されるので,同時定量できる.
    残留塩素
    0.02~2.0 mg l-1の範囲で生成したシアン酸イオンのピーク面積と良好な直線性を示し,相関係数は0.9999である.本法による
    残留塩素
    0.1 mg l-1の相対標準偏差は3.56% である.また,IC法及びジエチル-p-フェニレンジアミン(DPD)吸光光度法で水道水中の
    残留塩素
    を定量した結果,よく一致していた.
  • 加登 優樹, 木村 英雄
    水道協会雑誌
    2019年 88 巻 4 号 9-13
    発行日: 2019/04/01
    公開日: 2020/11/01
    ジャーナル フリー
    広島市水道局高陽浄水場では、配水池出口で
    残留塩素
    濃度の目標値を設定し、これを基に塩素注入量を調整している。降雨等で有機物の濃度が急激に増えると、配水池内での
    残留塩素
    減少量の予測が難しくなり、一時的に配水池出口での
    残留塩素
    濃度の低下が起こることがある。このことから、有機物の指標である紫外線吸光度(E260)に着目した。配水池の
    残留塩素
    減少量と沪過水のE260の関係を沪過水の水温ごとに求め、E260による配水池での
    残留塩素
    減少量の予測について調査を行ったので報告する。
  • 浦田 隆行, 徳満 修三, 清野 竜太郎, 田坂 雅保
    環境化学
    1999年 9 巻 1 号 29-37
    発行日: 1999/03/15
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    水道水中の
    残留塩素
    , トリハロメタン, かび臭などの成分を除去する方法を確立するために, 加熱, 沸騰, 保温の仕方による, pH値と
    残留塩素
    , トリハロメタン, かび臭の濃度変化を測定した。
    水道水を沸騰近くまで加熱するとpH値はアルカリ性となった。この条件下では,
    残留塩素
    は不揮発性の次亜塩素酸イオン (ClO-) の状態で存在している。したがって, 水道水中の
    残留塩素
    は, 揮発よりも水道水中に溶解している前駆有機物との反応により減少すると推測される。水道水を沸騰まで加熱すると, トリハロメタンは,
    残留塩素
    と前駆有機物との反応により増加するとともに, 揮発により減少する。トリハロメタンを除去する上で, 沸騰時に発生する泡の状態が重要な役割を果たしている。したがって, トリハロメタンを除去するために, もっとも効果的な泡の発生方法を検討することは重要と考えられた。
    残留塩素
    が溶液中に存在するときは, 水道水中のトリハロメタンを除去した後でも, トリハロメタンは増加した。
    沸騰は2-メチルイソボルネオールを除去するのにも有効であった。2-メチルイソボルネオールの量は沸騰エネルギーの増加とともに減少した。
  • *松鵜 さとみ, 二宮 秀與, 赤井 仁志
    空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
    2017年 2017.1 巻 B-43
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/10/20
    会議録・要旨集 フリー

    本研究では、貯水槽系統の飲用水中の遊離

    残留塩素
    濃度、一般細菌と従属栄養細菌の濃度測定をし、維持管理と安全性の実態を把握することを目的に調査を行った。その結果以下の知見が得られた。 1)遊離
    残留塩素
    は近年改修工事を行った1系統以外は概ね基準値と満足していた。2)従属栄養細菌は、遊離
    残留塩素
    濃度の低かった1系統以外では、暫定値を大幅に下回っていた。しかし、遊離
    残留塩素
    濃度の低かった水栓では、従属栄養細菌だけではなく、一般細菌も高濃度となった。

  • 山村 寛, 石井 崇晃, 小野 一樹, 市川 学, 清塚 雅彦
    土木学会論文集G(環境)
    2021年 77 巻 7 号 III_293-III_301
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/03/10
    ジャーナル フリー

     塩素注入量は,現在,高度な技術を持つ職員が経験に基づいて注入量を決定しているが,大量のベテラン職員の退職と職員数の減少などから,経験に依存しない,新しい塩素注入量管理手法が求められている.本研究では,浄水場が保有する

    残留塩素
    濃度の時系列データに着目し,時系列の濃度変化の傾向を学習することで,数時間先の
    残留塩素
    濃度を推測できる予測モデルの構築を目的とした.具体的には,長期短期記憶ネットワーク(LSTM)アルゴリズムにより,3時間,6時間,12時間,24時間先の
    残留塩素
    濃度予測モデルの構築を試みた他,モデルの構築に必要最小限のデータ量を検討した.

     モデル構築にあたって最適なブロックは24時間であり,誤差目標値±0.025以下に収めるには,予測時間を6時間以下にする必要があることが判明した.また,モデル構築に必要最小限のデータ量は4月~7月の4か月間の

    残留塩素
    濃度低減量であることがわかった.以上より
    残留塩素
    濃度の1時間間隔の時系列データが4ヶ月分準備できれば,6時間先の
    残留塩素
    濃度をLSTMにより予測できることがわかった.

  • 山口 貴士, 稲員 とよの, 小泉 明, 荒井 康裕, 田村 聡志, 北澤 弘美
    土木学会論文集G(環境)
    2012年 68 巻 7 号 III_165-III_173
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/03/15
    ジャーナル フリー
     水道における水供給では,安全性に加え,おいしさも追及した給水を実現するため,送配水システムにおける
    残留塩素
    濃度の管理が課題となっている.配水システムは,給水所配水池,配水本管,配水支管等で構成され,配水方式や需要の時間変動に伴う複雑な
    残留塩素
    の消費が生じている.本論文では,配水システムを一体的に捉える
    残留塩素
    減少モデルの構築を試みた.実施設における水質測定結果をもとに給水所内配水池において水質由来と揮散による残塩濃度減少速度モデルを定式化し,得られたモデルと水道GISモデルを組み合わせることで,提案モデルが
    残留塩素
    濃度の挙動を追跡可能で実用的なシミュレーションモデルであることを示した.さらに,提案モデルと水質調査の行われた給水栓において
    残留塩素
    濃度の比較分析を行い,給水における
    残留塩素
    の低減化について考察した.
  • 岡田 誠之
    空気調和・衛生工学会 論文集
    2004年 29 巻 94 号 79-86
    発行日: 2004/07/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    給排水設備水槽の分野において受水槽、高置水槽内での水質の劣化が問題とされている。ここでは受水槽や高置水槽を模型水槽によって想定し、実験的に検討した。水槽内の水の流れを水理学的にMorril指数、短絡指数を用いての検討を試みた。さらに単水槽については、同容積水槽で、正方形水槽と横長水槽の比較を行い、迂回流、隔壁を設ける水槽については移流口の口径26mm一個の条件および移流口6mm,26mmの複数の孔がある条件において、それぞれMorril指数を用いて比較検討した。それぞれの条件ごとの流れの差異が確認されたので、より押し出しの流れになる水槽の構造が明らかとなった。
  • 大阪府立公衆衛生研究所 研究報告
    2011年 49 巻 53-60
    発行日: 2011年
    公開日: 2019/07/31
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    オートアナライザーを用いた温泉水中遊離
    残留塩素
    の自動分析法の検討を行った。検水にシアン溶液を加えると検水中の遊離
    残留塩素
    はシアンと反応してクロルシアンを生成する。多孔質膜のガス透過性を利用して検水から生成したガス体のクロルシアンを分離し、4-ピリジンカルボン酸-ピラゾロン吸光光度法で検出し、自動的に遊離
    残留塩素
    を比色定量するものである。その結果、検量線は1 mgCl/L まで直線性があり、検出限界値(S/N=3)は0.01 mgCl/L であった。実験室で調製した5種類の温泉水の添加回収実験では、変動係数(n=5)は0.05 mgCl/L で10%、0.94 mgCl/L で0.9%を示し、回収率は94~108%で良好な精度と回収率を示した。本法では遊離
    残留塩素
    はクロルシアンとして選択的に分離され、また、クロルシアンは4-ピリジンカルボン酸-ピラゾロンと選択的に反応し呈色することから、懸濁物質、着色成分や高濃度のNa⁺、K⁺、Ca²⁺、Mg²⁺、Cl⁻、SO₄²⁻、HCO₃⁻、SiO₃²⁻を高濃度含む試料であっても本法は妨害されなかった。また、本法は少量の検水(2.4 mL)で1 時間に20 試料の分析が可能であった。これらのことから、本自動分析は温泉水中の遊離
    残留塩素
    分析に有効な方法であると考えられる。
  • 田代 喬, 小川 隆文, 辻本 哲郎
    河川技術論文集
    2013年 19 巻 561-566
    発行日: 2013年
    公開日: 2023/03/31
    ジャーナル フリー

    Recently in Japan, with the increase of sewage treatment facilities, the treated water discharged to public waters has been also increased. Residual chlorine contained in the treated water has been found to be chronically toxic to aquatic organisms. This paper is intended to clarify the cause of reduction and the behavior of the residual chlorine in river channels. In order to observe a continuous change in the flux of there residual chlorine, we conducted the field survey with water samplings and measurements in the channel with discharged the treated water. According to these results, it has been examined that the residual chlorine in river water has been strongly related to the treated influent water and has been significantly reduced in the daytime due to its solar radiation, and these reduction processes could have been described as the conventional kinetic modellings.

  • 大工原 毅, 中里 直人
    Zairyo-to-Kankyo
    2017年 66 巻 4 号 147-151
    発行日: 2017/04/15
    公開日: 2017/11/29
    ジャーナル フリー

    80℃の温水環境におけるSUS445の配管としての使用可能範囲を明らかにするために,実使用環境模擬条件で耐食性評価を行った結果,樹脂製の継手と組わせた場合,

    残留塩素
    濃度1.0mg/Lのときは塩化物イオン濃度65mg/L以上で孔食が発生する可能性があり,
    残留塩素
    濃度0.5mg/Lのときは塩化物イオン濃度110mg/L以上で孔食が発生する可能性があることが分かった.また黄銅製継手と組み合わせた場合は,
    残留塩素
    濃度1.0mg/Lのときは塩化物イオン濃度1000mg/L以上で孔食が発生する可能性があることが分かった.

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