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クエリ検索: "炭酸エステル"
503件中 1-20の結果を表示しています
  • 福井 謙一, 米田 茂夫, 高山 秀男, 北野 尚男
    工業化学雑誌
    1960年 63 巻 12 号 2146-2148
    発行日: 1960/12/05
    公開日: 2011/11/25
    ジャーナル フリー
    ハロゲン化炭化水素と炭酸カリウムとから
    炭酸エステル
    を合成する方法について研究を行ない,ジメチルホルムアミドを溶媒として90~150℃で反応を行なわせることによって好収率で
    炭酸エステル
    が得られることを明らかにした。副反応としてアルコール,オレフィンの生成が認められるが,反応系を無水の状態に保つことによって,これらはある程度抑制でぎる。臭化-n-アルキル(C3H7Br~C12H25Br)からは30~40%の収率で炭酸-n-アルキルを,塩化アリルまたは臭化アリルからは50~70%の収率で炭酸アリルを,塩化べンジル,o-,m-,p-メチル塩化ベンジル,p-クロル塩化ベンジルおよびα-クロルメチルメフタリンからは50~80%の収率で相当する
    炭酸エステル
    を合成した。
  • 吉田 弘
    日本化學雜誌
    1968年 89 巻 9 号 883-886
    発行日: 1968/09/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    モノアルキルチオ炭酸の金属盧は多く知られているが, 第四アンモニウム塩については二三の報告があるのみである。著者はさキコきにキサントゲン酸エステル (R'OCS2R) と第三アミン (R3'' N) とが室温で反応して第四アンモニウム塩(〓)を与えることを報告したが, このアンモニウム塩 (R'=R''=Me ) を出発物質としてROCO2-, ROCOS-, RSC2-, ROCS2-, RSCS2- ( R=Me, Et, PhCH2) のテトラメチルアンモニウム塩を新しく合成することができた。またこれらのアソモニウム塩の相互間の反応を調べ, たがいに逆反応が可能であることがわかった。
  • 佐藤 勇夫
    有機合成化学協会誌
    1993年 51 巻 9 号 866-867
    発行日: 1993/09/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    炭酸ジメチルは
    炭酸エステル
    の一種で, 炭酸O=C(OH)2の2原子の水素がメチル基で置換されたものである。DMCと略称されている。
  • 朴 鐘震, 堤 繁, 桜井 洸
    工業化学雑誌
    1969年 72 巻 1 号 224-229
    発行日: 1969/01/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    炭酸エチルフェニル(以下EPCとする)を低圧水銀灯または高圧水銀灯によって光照射すると,サリチル酸エチル,p-オキシ安息香酸エチルおよびフェノールが,かなりよい収量でえられた。溶媒としては,酢酸およびエタノールが良好であった。一方,塩化アルミニウム,臭化アルミニウムおよび三フッ化ホゥ素エーテル化物などのルイス酸を用いたフリース転位型の反応は成功せず,単に分解反応がみられるのみであった。また,EPCのフェニル基に種々の置換基を有する
    炭酸エステル
    についても,光転位反応が試うみられた。置換基として,メトキシ(パラ位),メチル(パラ,メタおよびオルト),フェニル(パラ)およびアセチル(パラ)基などを有する
    炭酸エステル
    においては,光転位反応が認められたが,クロロ(パラ),ニトロ(メタおよびパラ)およびカルベトキシ(パラ)基などを置換基として有する
    炭酸エステル
    は,光照射によって認められうるほどに転位生成物を与えなかった。
  • 藤田 修, 郭 峰
    日本燃焼学会誌
    2021年 63 巻 206 号 294-301
    発行日: 2021/11/15
    公開日: 2022/02/08
    ジャーナル フリー

    Flammability of carbonate esters, organic solvents often used in Lithium-Ion Battery (LIB), are investigated by using wick-LOC method. The wick-LOC method is a newly developed approach suitable for liquid fuel flammability quantification, which includes wick combustion system and controlling system of the oxygen-nitrogen ratio of external flow. After ignition is attained at the tip of wick soaked with target liquid fuel oxygen concentration in the external flow is gradually decreased up to extinction happens. The limiting oxygen concentration (LOC) to sustain the wick flame is defined as wick-LOC as an indicator of liquid fuel flammability in this work. The wick-LOC of dimethyl carbonate (DMC) is around 15.9% at 10cm/s of external flow velocity and it increases with increase in the external flow velocity. The wick-LOC of ethyl methyl carbonate (EMC) is 1% less than that of DMC. The mixture of EMC and cyclic carbonate ester shows linear change in wick-LOC proportional to the mixing ratio. The addition of organophosphorus compounds (OPCs) as fire retardants results in significant increase in wick-LOC and it is more effective in the range of low OPCs addition. The results of this work provide useful information for the improvement of LIB fire safety.

  • 高田 十志和, 後藤 正憲, 古荘 義雄, 加藤 隆史
    高分子論文集
    2002年 59 巻 12 号 778-786
    発行日: 2002/12/25
    公開日: 2010/03/15
    ジャーナル フリー
    (R) -1, 1'-binaphtholを原料として, 6位および6'位に長鎖アルキル基をもつビナフトール誘導体 (1) を合成した. 1とbis (4-nitrophenyl) carbonateの縮合重合により対応するポリ
    炭酸エステル
    (2, Mn5000程度) を得た. また, このポリ
    炭酸エステル
    1から導かれる環状
    炭酸エステル
    (8) のアニオン開環重合によっても得られた. 構造シミュレーションから2はナノサイズのらせん型柱状構造をとっていることが示唆された. CDスペクトルにおいて, 2のコットン効果は対応するユニットモデル (9) と比べて逆転していることから, 2は溶液中でも安定ならせん構造をとっていることが示された. また, 温度が高くなるとコットン効果の強度が減少することから, 高温ではらせん構造に乱れが生じることが示唆された. DSCを用いた2の熱分析についても検討した.
  • 高田 十志和, 松岡 英夫, 平佐 崇, 松尾 十峰, 遠藤 剛, 古荘 義雄
    高分子論文集
    1997年 54 巻 12 号 974-981
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2010/03/15
    ジャーナル フリー
    2, 2′-Biphenolおよび1, 1′-bi (2-naphthol) をジオール成分として, さまざまな試薬と反応条件で芳香族環状
    炭酸エステル
    の合成を検討した結果, ホスゲンを用いない方法として2当量のp-nitrophenyl chloroformateと2当量の第3アミンと反応させる合成法が最も高収率で対応する環状
    炭酸エステル
    3, 5を与えた. 3, 5の構造シミュレーションから環歪みによる5の高い開環反応性が示唆された. 5のアニオン開環重合を検討した結果, 非常に穏やかな条件下, 速やかに重合が進行し, 対応するポリ
    炭酸エステル
    10 (Mn 15000程度) が定量的に得られることがわかった. また, このポリマーは1, 1′-bi (2-naphthol) とbis (4-nitrophenyl) carbonateを用いる重縮合によっても得られることがわかった. 熱分析, 粉末X線解析, および重合時の体積変化についても検討した.
  • 内藤 勝之, 鯉沼 秀臣, 平井 英史
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1982年 1982 巻 2 号 292-294
    発行日: 1982/02/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    アルカリ金属のカルボン酸塩および炭酸塩を触媒とする種々のオキシラン類と二酸化炭素とのフリーアニオン的接触反応はクラウンエーテルの添加により可能となり,主生成物として五員環
    炭酸エステル
    を与える。この反応におけるオキシランの置換基効果,および素反応モデルとして,クラウンエーテル存在下,炭酸エチルカリウムまたは酢酸カリウムと種々のオキシラン類との反応について検討し,反応機構を考察した。二酸化炭素の存在しない場合,オキシランやメチルオキシランは少量のカリウム塩により重合し,末端にカルボニル基を有するポリマーを与える。ハロメチルオキシランは酢酸カリウムにより重合せず,化学量論的な反応で酢酸グリシジルを高収率で生成する。ハロメチルオキシランと炭酸エチルカリウムとの反応では,鎖状および環状の
    炭酸エステル
    を含む多数の生成物を与える。二酸化炭素との接触反応では,炭酸アルキルアニオンのオキシラン環への付加開環,および生成したアルコキシドアニオンの鎖状
    炭酸エステル
    カルボニル炭素へのバックバイティング攻撃による五員環
    炭酸エステル
    生成のサイクルを含む反応図式を提出し,以上の結果を統一的に解釈する。
  • 山下 光司, 吉田 弘, 尾形 強, 猪川 三郎
    有機合成化学協会誌
    1969年 27 巻 10 号 984-988
    発行日: 1969年
    公開日: 2009/11/13
    ジャーナル フリー
    キサントゲン酸エステルと亜リン酸トリアルキルとの反応について研究し, つぎの三つの反応が平行して起こることがわかった。 (1) エステル交換反応による混合亜リン酸エステルと混合キサントゲン酸エステルの生成反応 (2) Michaelis-Arbuzovによるホスホン酸エステルとジチオール
    炭酸エステル
    の生成反応, (3) 亜リン酸エステル触媒によるキサントゲン酸エステルのジチオール
    炭酸エステル
    への転位ならびにエステル交換反応。
  • 金山 佳督, 髙橋 伸太郎, 森倉 渉太, 中村 寿, 手塚 卓也, 丸田 薫
    日本燃焼学会誌
    2021年 63 巻 206 号 285-293
    発行日: 2021/11/15
    公開日: 2022/02/08
    ジャーナル フリー

    Carbonate esters are widely used as electrolytes in commercial lithium-ion batteries and are also attracting attention as promising bio-derived fuels. To obtain systematic understanding of the oxidation and pyrolysis characteristics of three linear carbonate esters, dimethyl carbonate (DMC), diethyl carbonate (DEC) and ethyl methyl carbonate (EMC), based on their molecular structures, their gas-phase reactivities and species evolution were examined using a micro flow reactor with a controlled temperature profile. A first comprehensive chemical reaction model of DMC, DEC and EMC was developed based on literature data. From a comparison of weak flame positions of the three linear carbonate esters, the reactivity of DMC was found to be lower than that of DEC and EMC. Based on a computational heat release rate profile, DEC and EMC showed three-stage reactions driven by thermal decomposition reactions of the fuel, while DMC showed a two-stage reaction. In DEC and EMC oxidation as well as pyrolysis, measured CO2 and C2H4 mole fractions started increasing at low temperatures (around maximum wall temperature of 750 K). This trend, however, did not appear in DMC oxidation nor pyrolysis. These differences in gas-phase reactivity and reactions result from whether the fuel molecular structure consists of an ethyl (or ethyl ester) group or not.

  • 吉田 弘, 猪川 三郎, 尾形 強
    日本化學雜誌
    1965年 86 巻 11 号 1179-1183
    発行日: 1965/11/10
    公開日: 2009/02/05
    ジャーナル フリー
    前報1)でメチルキサントゲン酸エステルは常温でトリエチルアミンと反応して,次式のように四級アンモニウム塩を与えることを知り,その反応いついて報告した。
    しかし,この反応を60°~80°Cで行なうと,キサントゲン酸エステルはおもにジチオール
    炭酸エステル
    に転位し,四級アンモニウム塩は少量しか得られなかった。本報ではこの反応について調べ,低温ではおもに四級アンモニウム塩の生成反応が進み,高温では転位反応が主であることを見いだしたので報告する。また,このメチルキサントゲン酸エステルからジチオール
    炭酸エステル
    への転位反応は,四級アンモニウム塩が触媒的に作用して進むことも明らかになった。
  • 後藤 俊夫
    日本化學雜誌
    1962年 83 巻 10 号 1137-1142,A72
    発行日: 1962/10/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    Serini反応の機購を知る目的で3β-(α-テトラヒドロピラノキシ)-17α,20β-オキシドΔ5-プレグネン(VI),20β-ジウテリオ-Δ5-プレグネン-3β,17α,20α-トリオール3,20-ジアセタート(IX),20α-18O-プレグネン-3β,17α,20α-トリオール3,20-ジアセタート(XIV)を合成してこれらのSerini反応を行なったところ,17,20-オキシドは反応せず,20β-Dは17位へ反転をともなって転位し,C20-18OはC20=18Oになることがわかった。これらの結果は一応オルトエステル中間体を通る機構(C)を支持するΔ5-プレグネン-3β,17α,20α-トリオール3,20-ジエトキシ
    炭酸エステル
    (XVI)をキシレン中で加熱すると容易に17,20環状
    炭酸エステル
    を生成することはこの裏づけとなる。
  • 安井 基博
    ファルマシア
    2022年 58 巻 9 号 892
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/01
    ジャーナル フリー
    カルボニル基は化合物の物性や生物活性に影響を与えるだけでなく,有機合成における反応部位としても広く利用されることから,カルボニル基を構築する際にはその位置制御が重要な課題である.なかでも,カルボニル基の位置を隣の炭素へ移動させる1,2-位置変換法は,より多様な出発原料から合成戦略を立案できるため魅力的な手法である.しかし,これまでに報告された方法では酸化,還元,保護基の着脱を逐次的に行う必要があり,工程数に課題があった. 今回DongらはエノールトリフラートをCatellani型アミノ化反応に適用することで,ケトンから2工程でカルボニル基の1,2-位置変換を可能とする手法を報告したので,本稿で紹介する.
    なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.
    1) Kane V. et al., Tetrahedron, 39, 345–394(1983).
    2) Wu Z. et al., Science, 374, 734–740(2021).
    3) Dong Z. et al., Angew. Chem. Int. Ed., 54, 12664–12668(2015).
    4) Wang J. et al., Nat. Chem., 11, 1106–1112(2019).
  • 西出 元彦, 世良 光孝
    工業化学雑誌
    1961年 64 巻 6 号 1151-1153
    発行日: 1961/06/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    ヘキサメチレンジアミンと1 , 4 - ブタンジオール・ビスクロル
    炭酸エステル
    との重縮合で得た6 , 4 - ポリウレタンにはクロル
    炭酸エステル
    のこん跡あるいは末端にクロル炭酸基を含むため,高温に保つとそれらが分解して塩酸を放出し,熱分解を促進すると考えられる。したがってクロル炭酸基の塩素を出来るだけ除去する目的で, アンモニア処理, アルコール処理あるいはピリジン処理を行なった。その結果,各処理ポリウレタンは塩素含有量が少なくなるとともに熱分解にも効果が現われ熱安定性がよくなった。すなわち,アルコールで処理したものの熱分解速度最も小さく,その値より見た熱安定性は未処理のものに対し約1.5倍を示した。またアンモニア処理,ビリジン処理のいずれの場合も未処理のものより熱安定になった。更に熱分解の活性化エネルギーを求めて35kcal/molを得た。
  • 吉村 幸祐, 小林 平, 濱本 正樹, 小澤 優道
    日本血管外科学会雑誌
    2017年 26 巻 3 号 153-156
    発行日: 2017/05/26
    公開日: 2017/05/23
    ジャーナル オープンアクセス

    症例は72歳男性.他院で本態性血小板血症に対してヒドロキシカルバミド内服による治療が行われていたが,血小板数は150×104/µL前後で推移していた.右第4趾壊死の精査加療で当科を受診し,下肢動脈造影検査で右前脛骨動脈,腓骨動脈,足底動脈の閉塞が指摘された.適切な血小板数管理の後に下肢血行再建術を予定していたが,壊死が進行しつつあったため手術を行った.術前からのヒドロキシカルバミド,アピキサバン,アスピリン内服に加えて,術後はヘパリン持続点滴,クロピドグレル内服追加による血栓症対策を行った.グラフトの血栓閉塞は認めなかった.趾切断は不可避であり創治癒に時間を要したが下肢大切断は回避することができ,術後第124病日に軽快退院した.血小板数管理は不良であったが,2剤の抗血小板療法と1剤の抗凝固療法の3剤併用により術後グラフト閉塞を起こすことなく救肢し得た.

  • 犬飼 孝, 古川 顕治, 寺島 兼詞, *斉藤 伸一, 井上 博道
    液晶討論会講演予稿集
    1986年 12 巻 2F17
    発行日: 1986年
    公開日: 2018/03/22
    会議録・要旨集 フリー
  • Jun-Jun Wang, Wei-Jie Si, Min Chen, Ai-Min Lu, Wei-Hua Zhang, Chun-Long Yang
    Journal of Pesticide Science
    2017年 42 巻 3 号 84-92
    発行日: 2017/08/20
    公開日: 2017/08/20
    [早期公開] 公開日: 2017/05/23
    ジャーナル フリー HTML

    2位と6位に2つの

    炭酸エステル
    基を有するアセトフェノンと置換フェニルヒドラゾンの縮合により新規な置換フェニルヒドラゾン化合物48個を合成した.1Hおよび13C NMR, MS,元素分析とX線単結晶回折により,それらの構造を確認した.バイオアッセイの結果,Botrytis cinerea, Rhizoctonia solaniおよびColletotrichum capsiciに対して強い抗菌活性を示す化合物をいくつか見い出した(特にR. solaniに対して).最も有望な化合物5H1R. solaniに対してEC50値1.91 mg/Lを示し,これは対照殺菌剤であるドラゾキソロン(1.94 mg/L)に匹敵する活性であった.R. solaniに対する構造活性相関から,3つの法則が見いだされた:1)
    炭酸エステル
    基は小さな方が活性を高める,2)フェニルヒドラゾンのベンゼン環への電子吸引基の導入は置換されていない化合物よりも高活性である,3)フェニルヒドラゾンのパラ位のハロゲンはオルト位またはメタ位よりも有効である.

  • *杉浦 健一, 秋元 宣人, カンムルール ハサン, 樋口 博紀, 菊池 裕嗣
    日本液晶学会討論会講演予稿集
    2018年 2018 巻 2B02
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/06/01
    会議録・要旨集 フリー
  • 広岡 脩二, 長谷川 淳
    日本化學雜誌
    1970年 91 巻 12 号 1168-1173
    発行日: 1970/12/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    N-(置換フェニルスルホニル)ジチオカルパミン酸エステル[1]のアルカリ性過酸化水素による脱硫,あるいは,N-(置換フェニルスルホニル)イミドジチオ
    炭酸エステル
    [2]の水酸化ナトリウム温水溶液処理により,N-(置換フェニルスルホニル)チオカルパミン酸S-メチルエステル[3]が得られた。[3]を熱分解するかまたは[3]と塩素から中間に生成するN-(置換フェニルスルホニル)カルパミン酸クロリドの自発的分解によりペンゼンスルポニルイソシアナート[4]が生成した。[1]または[3]とアミンの反応によりそれぞれスルホニルチオ尿素[8] またはスルホニル尿素[9] が得られた。N-(フェニルスルホニル)チオカルバミン酸0-エステル[5] およびイミドチオ
    炭酸エステル
    [6]および[3]は図1に示されたC,DまたはE法によりカルパミン酸エステル[7]に変えられた。[3]と[7] のあるものは水性溶媒から析出するときに,1または2分子の結晶水をもって結晶することがわかった。
  • 西出 元彦, 小野寺 典雄, 世良 光孝
    工業化学雑誌
    1960年 63 巻 8 号 1464-1467
    発行日: 1960/08/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    6,4-ポリウレタンをプラスチック材料,塗料として使用する場合は,重合度の均一性よりも合成法を簡単にすることが有利であると考え,ヘキサメチレンジアミンと1,4-ブタンジオール・ビスクロル
    炭酸エステル
    との重縮合反応について検討した。ジアミン塩酸塩( またはジアミン) は水溶液, ビスクロル
    炭酸エステル
    はトルエン溶液とし, 両者を乳化剤の存在ではげしくかきまぜ,0℃でアルカリを滴下して重縮合を行なった。その結果,縮合剤のカセイソーダ量が極限粘度[η]に最も影響を与え,その量を多くするに伴ない[η]は大きくなった。また界面における反応であるため,かきまぜを効果的に行ない,アルカリ滴下後十分加温処理して[η]の大きいポリウレタンを容易に得た。なお原料のジアミンを塩酸塩の形で使用した場合とそのまま用いた場合を比較すると,後者では製品の均一性についてやや劣るが,[η]は更に大きくなった。
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