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クエリ検索: "研修医"
15,728件中 1-20の結果を表示しています
  • 福井 次矢, 高橋 理, 徳田 安春, 大出 幸子, 野村 恭子, 矢野 栄二, 青木 誠, 木村 琢磨, 川南 勝彦, 遠藤 弘良, 水嶋 春朔, 篠崎 英夫
    日本内科学会雑誌
    2007年 96 巻 12 号 2681-2694
    発行日: 2007年
    公開日: 2012/08/02
    ジャーナル フリー
    平成16年度に開始された新医師臨床研修制度が研修終了時の
    研修医
    の臨床能力にどのような影響をもたらしたのかを調査する目的でアンケート調査を行った.旧制度下の
    研修医
    (平成15年3月の2年次
    研修医
    )に比べて新制度下の
    研修医
    (平成18年3月の2年次
    研修医
    )は,調査対象となった幅広い臨床能力の修得状況(自己評価)が全般的に著しく向上し,以前認められていたような大学病院の
    研修医と研修病院の研修医
    との差がほとんど認められなくなった.また,調査対象となった82の症状·病態·疾患と4種類の医療記録すべてについて,旧制度下の
    研修医に比べて新制度下の研修医
    の経験症例数·記載件数が有意に多かった.新医師臨床研修制度による
    研修医
    の幅広い臨床能力修得という目的は達成される方向にあることが示唆された.
  • *大岩 美恵子
    情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
    2010年 2010 巻
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/11/01
    会議録・要旨集 フリー
    2004年4月から「新医師臨床研修制度」が必修化され6年が経過したところで、2009年5月に卒後臨床研修制度も改正された。これによって臨床研修プログラムにおける基準が緩和され、
    研修医
    募集定員における都道府県別の上限設定などの見直しが行なわれた。聖隷三方原病院(以下、当院)は、「基幹型臨床研修病院」の指定を受け、毎年一定数の
    研修医
    を受け入れている研修病院であるが、
    研修医
    のプライマリ医療研修の支援をこれまで以上に強化する為に、2010年3月に新たに「臨床研修センター」を設置することになった。聖隷三方原病院図書室(以下、当室)も
    研修医
    支援のためのサービス内容を見直し、「臨床研修センター」との連携によって、
    研修医
    への支援をより効率的・効果的に行なえないかを模索した。本稿では、その背景も含めて当室の図書室サービスの現状と課題を報告する。
  • Alan TEO, 青木 昭子, 後藤 英司
    医学教育
    2008年 39 巻 1 号 47-49
    発行日: 2008/02/25
    公開日: 2010/10/22
    ジャーナル フリー
    1) 平成16年度に新医師臨床研修制度が始まり, 「
    研修医
    」の定義が明らかとなった.
    2) 本邦では「
    研修医
    」が「レジデント」と同意で使われることが多いが, 多くの診療科をローテートする「
    研修医
    」は米国の制度では「インターン」に当たる.
    3) 米国の「レジデンシー」は本邦の「後期研修制度」に対応する.
    4) 卒後年数を示すPostgraduate Year (PGY) は,
    研修医
    , 初期 (前期)
    研修医
    , 後期
    研修医
    , ジュニア・シニアレジデントなどの用語の混乱を防ぎ, 卒後教育の流れを表すわかりやすい表記法と考える.
  • 金子 真美, 松井 亮太, 浅野 昭道, 鈴野 千鶴子, 濱口 優子, 金田 和歌
    日本静脈経腸栄養学会雑誌
    2017年 32 巻 5 号 1518-1521
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/12/20
    ジャーナル フリー

    【目的】新臨床

    研修医
    制度の導入以来,市中病院で初期研修を行う
    研修医
    が増加したが,十分な栄養教育を行っている施設は限られている.
    研修医
    の栄養に対する意識を調査し,今後の栄養教育について検討した.【対象と方法】2014年に当院で研修を行っていた卒後1,2年目の初期
    研修医
    17名に対して栄養に関するアンケート調査を行い,2016年に現状について聞き取り調査を行った.【結果】進路に関わらず,全員が栄養教育の必要性を感じ,興味を持ち,知識を得たいと回答した.自ら学習している
    研修医
    は2名(12%)と少なかったが,大多数は講義を受けたいと考えていた.【結論】初期
    研修医
    は栄養学の必要性を感じ,栄養管理法を身につけたいと考えている.栄養学の基本知識の習得は
    研修医
    教育に必要であり,市中病院においてもその機会を設けるべきである.

  • 森川 香子, 山本 寛人, 小川 裕太郎, 冨永 麻理恵, 上村 直美, 常木 郁之輔, 田村 正毅, 柳瀬 徹, 倉林 工
    新潟市民病院医誌
    2018年 39 巻 1 号 18-22
    発行日: 2018/10/31
    公開日: 2025/02/03
    研究報告書・技術報告書 フリー
    当院のすべての初期臨床
    研修医
    (以下、
    研修医
    )は、必修科である産婦人科を約1ヶ月間研修する。厚生労働省が示す臨床研修の到達目標をできるだけ履修してもらうために、当科で経験すべき症例や処置・手技について具体的に抜粋し、それらをもとにチェックリストを作成した。チェックリストを埋める作業によって、
    研修医
    が当科で自主的に診療に取り組むことを狙いとした。また、当科のすべての上級医よる小講義の時間を設け、
    研修医
    を全員でみる4 4体制とした。研修終了時にはすべての上級医が
    研修医
    にフィードバックコメントを残すようにした。この取り組みについて、学習者である
    研修医
    へアンケートを行った(平成28年採用の12名の
    研修医
    を対象)。8名から回答を得て、研修後には産婦人科の印象がより良くなったと7名が回答した。また、チェックリストや講義についても好意的な感想を得た。教育者である指導医の立場から考察すると、
    研修医
    の自主性の向上にはチェックリストが、知識の整理には小講義が役立った可能性があった。しかし、各
    研修医
    に合わせた個別的な指導体制について、まだ不十分であると考えた。
  • 檀原 高, 清水 俊明, 小林 弘幸, 金子 和夫, 鈴木 勉, 柘植 俊直, 冨木 裕一, 三橋 直樹, 小池 道明, 田中 稔, 安本 幸正, 児島 邦明, 住吉 正孝, 鈴木 利理, 杉山 陽一, 讃井 裕喜子, 尾島 沙紀, 河田 健吾, 北川 浩輝, 村井 謙治, 甘利 悠, 乾 啓洋, 内藤 俊夫, 卯津羅 雅彦, 田中 亮太, 杉田 学, 関井 肇, 村越 真紀, 河尻 澄宏, 服部 信孝, 礒部 豊, 阿部 幸男, 池田 浩二, 下原 豊, 富野 康日己
    順天堂医学
    2010年 56 巻 6 号 581-584
    発行日: 2010/12/31
    公開日: 2014/11/21
    ジャーナル フリー
    第1回初期臨床
    研修医
    のための学術集会が順天堂大学センチュリータワーで2010年7月2日に開催された. 順天堂大学附属4病院 (順天堂医院, 順天堂静岡病院, 順天堂浦安病院, 順天堂練馬病院) の初期臨床
    研修医
    225名 (1年目
    研修医
    の91.9%, 2年目
    研修医
    の71.9%, 全
    研修医
    の83.0%) がこの学術集会に出席した. この学術集会は
    研修医
    の学際的な活動を支援するために企画された. プログラム内容は4名の
    研修医
    による症例報告, 4名の指導医による症例報告に関連した事項のミニレクチャー, 2名の大学院生による研修発表から構成された. 特に, 大学院研究発表は, 今年の3月に開催された医学部大学院で実施されたポスター発表会で高い評価を得たものである.
    研修医
    からのアンケートでは高い満足度が得られた.
  • 森田 義治, 岸本 弘美, 江村 易子, 河田 光博
    岡本医学雑誌
    2024年 2 巻 論文ID: 2024-006
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/12/05
    ジャーナル フリー HTML
    電子付録

    本総説は日本の現在の

    研修医
    について解説し,ついで京都岡本記念病院の具体的な
    研修医システムと研修医
    の実態を紹介した.国内の全
    研修医
    数は18,000人で,本邦の全医師数の約5%にあたる.現在の
    研修医
    は,2004年に制定された新
    研修医
    制度によって,1,026病院の臨床研修病院において指導ガイドラインの下,29症候,26疾病・病態を経験しなければ修了できない.

    京都府下の

    研修医
    は23の臨床研修病院で研修している.京都岡本記念病院での現在の
    研修医
    は19人で,研修プログラムは2年プログラムと1年プログラム(いわゆるたすき掛けプログラム)からなる.今日までに118名が研修を修了したが,その出身大学は35大学にわたり,京都府立医科大学31名,滋賀医科大学24名の順に多い.研修は43名の指導医のもと,上級医,プログラム責任者や医師臨床研修センターが中心となって,細やかな指導が行われている.本総説では,
    研修医
    の進路や研修に関する課題などを解説した.

  • 神田 隆
    臨床神経学
    論文ID: cn-002139
    発行日: 2025年
    [早期公開] 公開日: 2025/07/24
    ジャーナル オープンアクセス 早期公開

    2021年度日本神経学会賞診療/教育部門の受賞という栄誉に浴した.受賞テーマは「脳神経内科の卒前,専門医教育への取り組み」というもので,前年度までこの部門は診療面で大きな足跡を残した先生方が受賞されており,教育が受賞の対象になったのはこれが初めてである.この受賞には,2008年に初版を刊行した「医学生・

    研修医
    のための神経内科学」が,卒前・卒後教育への貢献として後押しとなったものと思われる.発刊の経緯からその成り立ち,どういう思想で作られたか,何を伝えようとしたかを含めて述べる.

  • 大槻 眞嗣, 松井 俊和, 松永 佳世子, 森本 紳一郎, 井野 晶夫, 服部 良信, 石原 慎, 長田 明子, 中島 昭, 辻 孝雄, 星長 清隆
    医学教育
    2012年 43 巻 3 号 211-214
    発行日: 2012/06/25
    公開日: 2014/01/09
    ジャーナル フリー
    1)新
    研修医
    が研修開始直後に必要となる手技を習得できることを目標としたスキルスラボを利用したトレーニングをオリエンテーション期間内に導入した.
    2)新2年目
    研修医
    がトレーニングの内容を計画し,新
    研修医
    を指導し,3年目以上の上級医は,新2年目
    研修医
    の指導を支援する「屋根瓦方式」の指導体制の構築を目指した.
    3)本トレーニングを開催したことにより
    研修医
    間の関係が良好なものとなり,新
    研修医
    に安心感を与えるといった波及効果がみられた.
  • 木村 琢磨, 前野 哲博, 小崎 真規子, 大滝 純司, 松村 真司, 尾藤 誠司, 青木 誠
    医学教育
    2008年 39 巻 3 号 169-174
    発行日: 2008/06/25
    公開日: 2010/10/22
    ジャーナル フリー
    研修医
    にストレスがかかると, 非倫理的な診療や研修プログラムからの脱落につながりうることが欧米での研究で明らかになっている.わが国における
    研修医
    のストレスが,
    研修医
    個人や診療に与える影響や, その緩和要因については不明な現状である.そもそも “わが国における
    研修医
    のストレス” という概念自体が不明で, その理論モデルは明らかにされていない.
    1) 10施設の
    研修医
    25人を対象に, フォーカス・グループ・インタビューを実施し, わが国における
    研修医
    のストレス反応, ストレス緩和要因を探索し,
    研修医
    のストレス理論モデルを作成した.
    2)
    研修医
    のストレス反応として, 日常生活に加えて患者診療や研修上の悪影響が生ずることが探索された.
    3) 緩和要因として, 患者や指導医からのポジティブ・フィードバック, 患者管理上のサポート・システムの充実などが探索された.
    4) 既存の一般的な職業性ストレスモデルの枠組みに基づいて,
    研修医
    のストレス理論モデルを作成した.5)
    研修医
    のキャリア・デベロップメントや, 安全で良質な医療サービスを提供する上で,
    研修医
    のストレス理論モデルを考慮したストレス要因の軽減ストレス緩和要因の促進などの対策が必要である.
  • 『10年研修医』説
    西村 正大
    月刊地域医学
    2015年 29 巻 3 号 62-
    発行日: 2015/03/10
    公開日: 2024/11/22
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 第1報 昭和大学歯科病院総合診療歯科における初診患者の動向との比較
    池田 亜紀子, 勝部 直人, 長谷川 篤司
    昭和歯学会雑誌
    2007年 27 巻 4 号 284-289
    発行日: 2007/12/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    2006年度からの臨床研修必修化と同時に, 本病院における
    研修医
    数は従来までの倍以上となり, 研修システムの改革, また, 研修施設の増加などで対処しているものの, 病院全体の患者数に変化のないことから, 臨床
    研修医
    の担当する患者が相対的に少ない状況となっている.本研究では, 今後の
    研修医
    担当患者の確保のための資料とすることを目的として2003年4月から2006年3月までの3年間に昭和大学歯科病院総合診療歯科を受診した新患患者の, 初診時年齢, 性別, 初診時医療面接により得られた疾患について調査した.さらに,
    研修医
    が担当した患者についても同様の調査を行い, 病院全体の動向との違いについて検討し以下の結果を得た.総合診療歯科での初診医療面接を経験した患者総数のうち
    研修医
    に配当される割合は約18%であった.男女比に関しては総合診療歯科に来院した新患患者総数と
    研修医
    配当患者総数に違いはなく, 女性が男性の1.5倍多く来院しており, 女性は20代, 30代, 50代の順に, 男性では20代が一番多く来院していた.さらに月別の新患患者の割合に関して, 総合診療歯科で医療面接を行った新患患者総数では12月が1年間の新患患者の6.0%で最も少ないほかは年間を通してほぼ一定していた.一方
    研修医
    に配当された患者では5月, 6月がそれぞれ1年間の新患患者の13.5%, 12.3%を占め, 3月が4.3%と最も少ない結果となった.疾患別では,
    研修医
    に配当された患者では, う蝕・WSDが39.6%と圧倒的に多く慢性歯周炎が19.2%, ついで有床義歯, 根尖性歯周炎の順であった.これに対して総合診療歯科に来院した新患患者総数の結果ではう蝕・WSDが23, 5%と最も多く, 慢性歯周炎が17.1%ついで根尖性歯周炎, 有床義歯の順であった.根尖性歯周炎の割合は総合診療歯科来院新患患者総数と比べて
    研修医
    に配当された患者数では明らかに低い.根尖性歯周炎を主訴として来院する患者の多くは急性症状を伴っており, 1年次
    研修医
    では急性症状を有する患者には適切な対応がしにくい場合が多い.また総合診療歯科では
    研修医
    がすべての初診患者に対し, 治療計画立案のための資料採得を行うため, 初診時に急性症状のある患者は配当しにくいという現状があるが, これらは経験すべきことであり, 急性症状に対応できる能力を有する指導医, 協力医の数の充実が望まれる.
  • サミュエル ラパルムリマス, 浜田 久之
    医学教育
    2010年 41 巻 2 号 115-117
    発行日: 2010年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    1) カナダでは,州単位で全
    研修医
    が所属する
    研修医
    協会が定期的に各州の雇用側代表と労働条件の交渉を行っており,本稿ではオンタリオ州
    研修医
    協会の役割について紹介する.
    2) オンタリオ州
    研修医
    協会は,オンタリオ教育病院協会と交渉し,1年次
    研修医
    月給約39万円(毎年昇給),月に7回までの当直,年に4週間の有休等の条件を獲得している.
    3) 日本においても,
    研修医
    の労働時間や処遇に関して診療科や地域性を考慮したガイドラインの構築とそれをチェックする第3者機関の設立,さらに公的な財源が必要とされる.
  • 前野 哲博, 中村 明澄, 前野 貴美, 小崎 真規子, 木村 琢磨, 富田 絵梨子, 笹原 信一朗, 松崎 一葉
    医学教育
    2008年 39 巻 3 号 175-182
    発行日: 2008/06/25
    公開日: 2010/10/22
    ジャーナル フリー
    研修医
    はきわめて高いストレスにさらされており, うつ病などのストレス反応を起こして研修を中断せざるを得ない
    研修医
    が後を絶たない.
    研修医
    が安心して研修に専念できるために必要な方策を検討するために,
    研修医
    のストレスについての実態及び要因について包括的に評価することを目的とする研究を行った.
    1) 2004年度の1年目
    研修医
    41施設568名を対象に, 研修開始時と2か月後に, 自記式質問紙票を用いて研修状況, ストレス要因・緩和要因, ストレス反応等について調査を行った.
    2) 有効回答者318名のうち, 研修開始2か月後に新たに抑うつ反応を呈した
    研修医
    は80名 (25.2%) であった.
    3)
    研修医
    のストレス特性としては, 高い質的・量的負荷と著しく低い裁量度・達成感が特徴であった.
    4) 多くの
    研修医
    が研修開始後に抑うつ状態に陥っていることが明らかになった.研修環境の改善には,
    研修医
    特有のストレス特性に配慮し, 特にストレス緩和要因を高めることが重要と考えられた.
  • 伊賀 幹二, 石丸 裕康, 八田 和大, 今中 孝信
    医学教育
    1999年 30 巻 3 号 187-189
    発行日: 1999/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    循環器疾患患者に対する身体診察法の個別研修を受けた2年次
    研修医
    に, 総合病棟における1年次
    研修医
    の指導を義務づけた. この制度の開始後2年間に採用された
    研修医
    22名が, 初期研修の1年間にごの2年次
    研修医
    からどれだけ指導を受け, 目標を達成できたかをアンケート調査した. 10名が, 彼らからとくに指導を受けたとした. 1年次終了時における3点満点の自己評価平均スコアーでは,「順序立てた身体診察法」は2.28点,「奔馬調律の聴取」は1.89点と満足すべきであったが,「内頚静脈波の分析」は1.33点,「系統的な心雑音の記載」は1.61点と低値であった. 個別研修を受けられなかった
    研修医
    からの, 不平等とする反対意見は, この制度が浸透するに従い減少した. 一方, 個別研修を受けた2年次
    研修医
    は1年次
    研修医
    を指導することで知識の整理ができたとした. 1年次
    研修医
    は, 初期研修の1年間に, 2年次
    研修医
    より指導を受けることで順序立てた身体診察法を習熟できたが, 個々の異常所見を習得するには総合病棟のみでは患者の絶対数が少なく, 他に研修の場を求める必要があると考えられた.
  • 堀之内 秀仁
    日本内科学会雑誌
    2007年 96 巻 12 号 2715-2721
    発行日: 2007年
    公開日: 2012/08/02
    ジャーナル フリー
    多診療科をローテーションする新臨床研修制度の導入により,
    研修医
    はより幅広い疾患を経験し,研修目標達成度も有意に増加している.その一方で,短期間ローテーションの影響,
    研修医から後期研修医
    ·若手医師への業務移行,
    研修医
    の研修·労働状況の管理の必要性が出現している.これらの諸問題に加え,今後は若い医師の妊娠·出産·育児への対応,後期研修を中心としたキャリアパスをいかに提供するかがポイントとなってくる.
  • -当院での経験より-
    三島 信彦, 脇坂 達郎, 小田切 拓也, 保井 光仁
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2005年 54 巻 2E01
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/11/22
    会議録・要旨集 フリー
    <緒言> 新医師臨床研修制度では初期臨床研修2年間が義務化された。この制度では、頻度の高い疾患、初期診療、救急診療の経験が求められ、
    研修医
    教育での総合内科の役割が注目されている。総合内科に臓器別内科診療の弱点をカバーさせ、救急医療、特に一次、二次救急に対応させたいというニーズが病院側にある。総合内科は各医療機関でその機能がさまざまであるが、当院では家庭医診療ではなく、病院内科医として、臓器別内科と相補って外来・入院診療を行なうとともに、救急内科診療を一部担当するように位置付けられている。
    <目的と方法> 当院総合内科の
    研修医
    教育機能について検証するため、昨年度総合内科立ち上げ1年間の活動実績から、
    研修医
    教育活動についてまとめた。
    <結果> 当院の総合内科は部長(指導医)1名、卒後4年次、3年次各1名の医員(中間指導医)、合計3名で2004年度立ち上がった。
    研修医
    は1年次内科研修24週間のうち、6週間の総合内科ローテーションが必須で、昨年度14名の
    研修医
    が各期間2名ずつ配属された。
    研修医
    と医員とで2チームを作り、それぞれのチームを部長が監督することで、
    研修医
    ・中間指導医・指導医という屋根瓦式診療指導体制を確立した。オーダー出し、コール順もこの体制をとり、見学型研修(指導医の診療後追い)ではなく参加型研修とした。一方、休日はスタッフのみが交代で全患者回診・オンコール当番制をとり、
    研修医
    の休日を解放し、受け持ち患者の回診は自主性に任せた。
     この体制で、以下の特徴を持った研修をさせた。つまり、1)技能習得重点ではなく、考え方の習得主体である研修であること、2)数多くこなす診療ではなく、数少なくても精密度の高い診療であること、3)既往症(過去に発症し過去に治癒した疾病)と既存症(過去に発症し現在も治癒していない疾病)を峻別し、患者のすべての疾病(既存症と現症)を把握し、患者の全疾病を構造的に理解する研修であること、すなわち臓器別に偏らない全内科研修であること、である。
     
    研修医
    主導型勉強会には、経験救急症例発表会(Morning Report)、受持ち症例から選んだテーマを
    研修医
    間で共有する
    研修医
    小講義(Super-Thursday)がある。内科ではさらに外部講師による教育回診(
    研修医
    症例の精緻な呈示に基づいた症例検討会)が週3回あり、これらに総合内科が深く関与している。
     当院では見学実習学生が多くなりつつある。学生を
    研修医
    のもとに配属し、クリニカル・クラークシップの形で実習させる。実習中に学生を評価し、集積した学生評価表を次年度の
    研修医
    募集時の資料としている。
     
    研修医
    は毎朝7時に担当患者を回診し、7時30分からMorning Reportに出席し、8時からの病棟朝カンファレンスで当日の行動予定を確認する。週3回14時から教育回診に参加する。夕方は病院CPC、総合内科新入院患者カンファレンス、Super-Thursdayなどに参加し、21時までには一日の研修を終了する。
    <考察> 屋根瓦式診療指導体制をとることができれば、総合内科は
    研修医
    教育に適切な研修の場を提供できるが、総合内科での担当患者は1年次
    研修医
    には難易度が高いという課題も指摘された。
  • 岡田 和弘, 横山 拓也, 吉田 匠生, 近澤 博夫, 吉田 政之
    日本病院総合診療医学会雑誌
    2025年 21 巻 1 号 7-12
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/02/17
    ジャーナル フリー
    2016年に地域の公的2病院の再編統合により誕生し,断らない救急応需の方針等により救急不応需の問題を解決した加賀市医療センター(当院)では,2019 年度から基幹型研修病院として
    研修医
    の募集を開始し,継続的に
    研修医
    を獲得することに成功した。研修病院によって
    研修医
    の獲得状況に格差がある中で,継続的に
    研修医
    を獲得できた要因を検討するために,当院 基幹型
    研修医
    10 名へのアンケート調査を行っ た。その結果,断らない救急応需の方針による 救急症例の確保が
    研修医
    獲得に特に影響を及ぼしていることが示された。また研修の自由度が高い,
    研修医
    数が適度である,医療手技習得の機会が豊富であるなどの研修体制に加え,魅力あるスタッフの存在や満足できる給与体系なども
    研修医
    獲得に影響を与えていることが示唆された。
  • 森本 文雄, 吉岡 伴樹, 渋谷 正徳, 鈴木 義彦, 末吉 孝―郎, 船越 拓, 大沢 真知子, 橘高 拡悦, 宮前 好美
    日本臨床救急医学会雑誌
    2008年 11 巻 6 号 471-474
    発行日: 2008/12/31
    公開日: 2023/12/02
    ジャーナル フリー

    はじめに:当院では,

    研修医
    に対し救急患者に腹部超音波検査を積極的に施行するよう指導していたが,大部分の
    研修医
    は走査手技に自信がなく,教育する必要性が生じていた。救急医と検査技師が連携し,
    研修医
    に対する少人数による実習主体の腹部超音波検査セミナーを開催した。対象および方法:腹部超音波検査室において,検査技師がデモンストレーション後,
    研修医
    同士お互いが模擬患者となって,腹部超音波検査を施行しあい画像を描出した。アンケートでセミナーを評価した。結果:約1時間のセミナーを平日夕方に4回実施した。
    研修医
    17名中,11名が受講し,10名からアンケートを得た。全員が有意義なセミナーと回答し,腹部超音波検査の走査手順の理解も良好で,救急患者に1人で腹部超音波検査ができるという
    研修医
    が増加した。まとめ:お互いが模擬患者となる腹部超音波検査セミナーは,有用で試みる価値のある教育方法と考えられた。

  • 垰田 和史, 中村 賢治, 北原 照代, 西山 勝夫
    産業衛生学雑誌
    2005年 47 巻 6 号 246-253
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/02/10
    ジャーナル フリー
    某国立大学附属病院
    研修医
    の睡眠実態:垰田和史ほか.滋賀医科大学予防医学講座―新医師臨床研修制度導入以前の
    研修医
    の労働や生活の実態を検討する目的で,国立大学附属病院に所属する102名の
    研修医
    について,連続した4週間の生活時間調査を行った.調査対象とした2,722人日のうち76%の有効回答をえた.平日の平均睡眠時間は5.7時間,土曜・祝日の平均睡眠時間は6.8時間だった.
    研修医
    の40%は睡眠時間が6時間未満で5時間未満の者が17%おり,外科に所属する
    研修医
    の睡眠時間は特に短かった.
    研修医
    の睡眠不足は健康を脅かすだけでなく医療の安全性を低下させることから,新医師臨床研修制度のもとで,
    研修医
    の睡眠時間を含む生活が適切に保たれるよう,追跡検証する必要がある.(産衛誌2005; 47: 246-253)
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