詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "種菌"
15,023件中 1-20の結果を表示しています
  • 鈴井 孝仁
    北日本病害虫研究会報
    1971年 1971 巻 22 号 77
    発行日: 1971/12/20
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 第3報 イネ各種菌核病菌のイネ体上における分布
    門脇 義行, 磯田 淳, 塚本 俊秀
    日本植物病理学会報
    1995年 61 巻 1 号 63-68
    発行日: 1995/02/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    イネ各
    種菌
    核病菌の上位葉鞘への進展経路を解明するためイネ株上の各菌核病菌の分布について調査した。本田中期には褐色紋枯病,赤色菌核病および褐色菌核病の発病茎では当該菌核病菌のほかに数種の菌核病菌が根,不伸長茎部や枯死葉鞘などから検出された。これらの発病株やイネ株間に自生した無病徴イネの根部,不伸長茎部や下位葉鞘からは各種の菌核病菌が検出され,本田中期には各
    種菌
    核病菌が株元を中心に生息していることを確認した。褐色紋枯病,褐色菌核病,灰色菌核病の成熟期における発病茎では,病斑が下位葉鞘に一度形成されると,最上位葉鞘の病斑まで各葉鞘に連続して形成されていた。いずれの菌核病発病茎も病斑形成の有無にかかわらず,地際付近の枯死葉鞘から最上位葉鞘の病斑部まで菌糸は連続して分布していた。このように,イネ疑似紋枯病に関与する各
    種菌
    核病菌は根部や下位葉鞘等株元に早い時期から生息しており,登熟期以降に上位葉鞘に進展し,病斑形成に至ることが明らかとなった。
  • 第2報 水田で生育中のイネから分離されるイネ各種菌核病菌の推移
    門脇 義行, 磯田 淳
    日本植物病理学会報
    1993年 59 巻 6 号 688-693
    発行日: 1993/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    箱育苗中のイネ苗からは褐色菌核病菌,灰色菌核病菌,赤色菌核病菌が検出されたが,いずれも低率であった。褐色菌核病が多発生した水田内で育苗した苗からは本菌が高率に検出された。水田内の補植用の苗からは,赤色菌核病菌,褐色紋枯病菌,褐色菌核病菌,灰色菌核病菌,球状菌核病菌が検出され,その中で球状菌核病菌の検出率がもっとも高く,次いで,褐色菌核病菌,灰色菌核病菌が高かった。いずれの菌核病菌の検出率も水田植え込み後の経過日数とともに順次高まった。これらの苗には褐色菌核病菌,灰色菌核病菌,球状菌核病菌の菌核が多数付着していたが,褐色紋枯病菌,赤色菌核病菌の菌核は認められなかった。また,本田に植え付けられたイネ株の枯死葉からは移植直後から各種の菌核病菌が検出され,褐色菌核病菌,球状菌核病菌,灰色菌核病菌は移植直後から,赤色菌核病菌,褐色紋枯病菌は分げつ期~出穂期頃から検出率が順次高まった。イネ菌核病の上位葉鞘への進展は出穂期以降となることが多いが,このようにイネ体における生息はきわめて早く,移植直後または分げつ期頃から始まることが明らかとなった。
  • 石井 匡志, 高橋 輝昌, 荻野 淳司, 原 和久
    日本緑化工学会誌
    2004年 30 巻 1 号 320-323
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/11/22
    ジャーナル フリー
    少量のチップ材を短期間で堆肥化する手法の検証を目的とし,未分解のチップ材に完成した堆肥(
    種菌
    )を10 %または30 %加え切返しの間隔を24時間とする区と,
    種菌
    を30 %加え切り返しの間隔を1週間とする区で,堆肥化過程を比較した。
    種菌
    添加量の増量と,短期間(4週間)での集中的な切り返しによって堆肥化は促進された。また,
    種菌
    を減量させても比較的短期間での堆肥化は可能と考えられた。
  • 田 庚昊, 野村 宗弘, 中野 和典, 西村 修
    土木学会論文集G
    2007年 63 巻 4 号 216-223
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/10/19
    ジャーナル フリー
     豚舎廃棄物の高温好気処理法に用いる担体としてのヨシチップの利用可能性について従来からよく用いられている杉チップと比較評価した.ヨシチップ(2-3mm)の保水性は杉チップより約34%低い反面,通気性は約17%高い特性を持ち,両者を1:1で混合することによって,杉チップ単独の場合より保水性は約6%減少するが,通気性が約12%改善されることが分かった.高温好気処理性能を比較したところ杉チップとヨシチップ(2-3mm)を混合することによって,杉チップを単独で使用した場合より平均温度は約10℃以上高く,その結果,重量減少率は7%高くなり,リアクター内の蓄積物量は50%まで減少した.従って,杉チップとヨシチップ(2-3mm)を混合することで従来の杉チップを単独で用いた高温好気処理よりも優れた処理性能が期待できることが確認できた.
  • 高山 鵬南
    日本微生物學病理學雜誌
    1932年 26 巻 6 号 707-714
    発行日: 1932/06/01
    公開日: 2009/09/16
    ジャーナル フリー
    著者ハ橙黄色化膿球菌ガ自然病竈ニ於テ白色化膿球菌ニ變種セルモノヲ用ヒ, 其色素形成及毒性ヲ増強セシメント企圖セシモ, 色素形成力モ充分ニ復帰セザリシノミナラズ毒性ハ動物體通過ニ依テ500倍乃至1000倍ニ増強セルモ, 稀ニハ却テ減却セルモノアリキ, 而シテ其ノ毒性増強セルモノト雖モ, 他種ノ動物ニ封スル毒性ハ殆ンド増強スルコトナキヲ遺憾トシ, 變
    種菌
    芽ノ復歸ハ人工的ニ至難ナルモノナリト結論セリ.
  • 中崎 清彦, 渡辺 淳, 末原 憲一郎, 久保田 宏
    廃棄物学会論文誌
    1992年 3 巻 4 号 78-85
    発行日: 1992/10/30
    公開日: 2010/12/08
    ジャーナル フリー
    コンポストの原料として, 市販のドッグフードを用い微生物の種類と濃度の異なる6種類の
    種菌
    を接種してコンポスト化を行った。添加した
    種菌
    の種類の違いがコンポスト化速度に与える影響を評価するために, コンポスト化速度を炭酸ガス発生速度として定量化し, 反応進行に伴う炭素変化率, 微生物相, およびpHの変化を測定した。
    種菌
    の種類の違いはこれらの測定値の差として顕著に現れた。
    種菌
    は2つのグループに大別でき, そのうちの1つのグループの
    種菌
    を用いたときには, コンポスト化物のpHが初期値7から5付近にまで低下しコンポスト化が中断したが, もう1つのグループの
    種菌
    を用いたときには, pHは低下せず実験期間中活発な炭酸ガスの発生がみられ, コンポスト化が良好に進行した。また, コンポスト化初期にpHが低下して有機物分解が中断する
    種菌
    でも, 原料pHを高く調整し, 初期のpH低下が微生物の有機物分解活性を阻害しないようにすれば, コンポスト化を持続させることができた。各
    種菌
    の微生物相の検討から, コンポスト化速度には
    種菌
    中の微生物全体の濃度よりも, 微生物の種類が大きく影響することが明らかとなった。
  • 越前 谷恂
    農産加工技術研究會誌
    1958年 5 巻 3 号 144-145
    発行日: 1958/06/20
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
  • 惠谷 浩
    廃棄物学会論文誌
    2003年 14 巻 4 号 191-199
    発行日: 2003/07/31
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    放線菌
    種菌
    の添加による生ごみの高速コンポスト化と臭気発生抑制の効果を検証するために, 実際の規模・構造の発酵槽を用い, 4種類の供試材料を用いてコンポスト化実験を行った。4種類の供試材料として, 乾燥とpH調整した破砕生ごみ (初期含水率68%, Run A) , 放線菌
    種菌
    を52% (乾重基準) 添加した破砕生ごみ (初期含水率69%, Run B) , 58%添加した破砕生ごみ (初期含水率66%, Run C) , 70%添加した破砕生ごみ (初期含水率61%, Run D) とした。コンポスト化実験は供試材料を高さ300mmに堆積し, 自然通気とスクープ型攪拌機での切返しを7日間行った。RunA, B, C, Dと放線菌
    種菌
    の添加量が多いほど, 高温発酵へ急速移行し発酵が促進すると考えられるとともに, 早期に低級脂肪酸濃度の最大が出現しその値は4条件間で一定の傾向がなくて, 臭気濃度も早期に最大となりその値は4条件で同程度であった。放線菌は実験期間を通して, 含水率の低いほど初期の放線菌数を持続し, 放線菌数の多少による低級脂肪酸の資化効果の差はみられなかった。これらの結果から, 放線菌
    種菌
    の添加は,
    種菌
    調製資材が発酵促進の効果となり, そのために早期に臭気が低減するものと考えられる。添加放線菌そのものによる発酵促進および臭気発生抑制の実用的な効果は得られないものと考えられる。
  • 秋本 隆司, 松本 伊左尾, 今井 誠一
    日本食品工業学会誌
    1993年 40 巻 1 号 83-90
    発行日: 1993/01/15
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル オープンアクセス
    発酵室温(30, 35, 40, 45℃)と納豆菌の接
    種菌
    数(102, 104, 106/蒸熟大豆1g)を異にして納豆の発酵を行い,プロテアーゼ・γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP)・レバンスクラーゼ(L.S)活性,及び窒素溶解率・同分解率,糸引き度を経時的に測定し,次の結果を得た.
    1. プロテアーゼ活性は,基質pH5.7<10.0≦7.0の順に高く,かつ発酵30時間まで増加し続けた.同室温では接
    種菌
    数の多いものほど生成開始が速く,以後の活性も高かった.同一接
    種菌
    数では高い室温ほど生成開始は速かったが,以後の単位時間あたりの増加は低い室温で発酵させたものほど大きかった.
    2. 窒素溶解率・同分解率は,発酵30時間まで増加し続けた.同室温では接
    種菌
    数が多いものほど増加開始が速く,以後の値も高かった.同一接
    種菌
    数では高い室温ほど増加開始が速かったが,以後の窒素溶解率・同分解率の単位時間あたりの増加は室温45℃で発酵させたものが他に比べて低かった.
    3. γ-GTP活性は,発酵30時間まで増加し続けた.同室温では
    種菌
    数の多いものほど生成開始が速く,以後の活性も高かった.同一接
    種菌
    数では高い室温ほど生成開始は速かったが,以後のγ-GTP活性の単位時間あたりの増加は室温45℃が他に比べて低かった.
    4. L.Sは,誘導期から対数期にあたる頃に生成が確認され,最高値を示したのち低下した.L.Sの生成開始及び最高値に達する時期は,同室温では接
    種菌
    数の少ないものほど遅く,同一接
    種菌
    数では低い室温が遅かった.また,最高値は室温45<40<30<35℃の順に高く,L.S活性の単位時間あたりの低下は高い室温で発酵させたものほど速かった.
    5. 糸引き度の増加開始は室温が低く,接
    種菌
    数の少ないものほど遅かった.室温30℃で発酵させたものは発酵30時間まで増加し続け,接
    種菌
    数の多いものほど高かった.室温35~45℃で発酵させたものは,最高値に達した後,接
    種菌
    数の多いものではわずかに低下し,最高値に達するまでの時間は,室温が低く接
    種菌
    数の少ないものほど遅かった.
    6. 通常の室出し時間である18~20時間でのL.Sを除く酵素活性及び成分は,同室温では接
    種菌
    数の多いものほどいずれも高く,同一接
    種菌
    数ではプロテアーゼ活性が室温30~40℃, γ-GTP活性,窒素溶解率・同分解率及び糸引き度が室温35, 40℃でそれぞれ発酵させたものが他の室温のそれより高かった.
  • Iwan SASKIAWAN, Nur HASANAH, 霜村 典宏
    日本きのこ学会誌
    2016年 23 巻 4 号 179-182
    発行日: 2016/01/31
    公開日: 2018/03/15
    ジャーナル フリー
    種菌
    は適した培地で培養した栄養菌糸体である.その
    種菌
    に様々な種類の穀物を添加することで菌糸の成長が旺盛になることが知られている.本研究はヒラタケPleurotus ostreatusの
    種菌
    に添加するソルガムの最適添加量を解明することを目的としている.30%のソルガムを
    種菌
    に添加すると最も菌糸の成長が旺盛となり,その成長量は9日間で88.8mm,18日間で139.2mmであった.一方,40%ソルガムを添加した
    種菌
    を用いて栽培したところ,351.3g/袋の子実体を収穫できた.また,子実体の大きさや柄の長さは,基質における菌糸成長の影響を受けなかった.
  • 岡本 弘
    日本植物病理学会報
    1942年 12 巻 2-4 号 212-213
    発行日: 1942年
    公開日: 2009/09/30
    ジャーナル フリー
  • 松本 伊左尾, 秋本 隆司, 今井 誠一
    日本食品工業学会誌
    1993年 40 巻 1 号 75-82
    発行日: 1993/01/15
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル オープンアクセス
    発酵室温(30, 35, 40, 45℃)及び納豆菌の接
    種菌
    数(102, 104, 106/蒸熟大豆1g)を異にした納豆の発酵を行い,納豆の品質と直接関係のある外貌,納豆菌数,硬度及び色調を経時的に調べ,次の結果を得た.
    1. 外貌観察より,発酵中の納豆はいくつかのステージを経ることが分かった.低い室温でかつ接
    種菌
    数の少ないものほど発酵は遅れた.逆に高い室温ほど発酵は進み,接
    種菌
    数が多いものほど早く過発酵しやすかった.
    2. 納豆の品温は,設定室温あるいはその近辺まで一旦低下し,蒸熟大豆の表面が光沢をおび,濡れたようになった(「照り」の観察)頃より上昇し,蒸熟大豆の表面が白色の菌膜状の物質で覆われて(「菌膜」の観察)から最高値に達した.そして,最高値をしばらく保った後,品温は徐々に低下した.品温の上昇開始より品温の最高値までの時間は,接
    種菌
    数より室温の影響が大きく,高い室温で発酵させたものほど短かった.
    3. 納豆菌数は誘導期,対数期を経て「菌膜」が部分的に溶けた(「菌膜消化」の観察)頃,定常期に至る変化を示した.納豆菌の生育は,同室温であれば接
    種菌
    数の多いものほど,同一接
    種菌
    数では高い室温で発酵させたものほど速かった.ただし,最高菌数(室温30℃は発酵30時間の菌数)は室温45<30≦35〓40℃の順であった.
    4. 納豆の硬度は,発酵30時間まで増加し続け,同室温であれば接
    種菌
    数の多いものほど,同一接
    種菌
    数ならば高い室温で発酵させたものほど高くなった.
    5. Y値は,「照り」の観察された以後より上昇し,最高値を示した後,室温30℃・接
    種菌
    数102/gで発酵させたものを除き低下した.x値・y値は,Y値のほぼ逆の消長を示した.また,蒸熟大豆の黄色が消失し,灰緑色を呈する期間はz値が高く推移した.
    6. 通常の納豆の発酵時間である18~20時間の外貌,硬度及び色調より,室温35℃・接
    種菌
    数102~106/g,室温40℃・接
    種菌
    数102~104/gで発酵させたものが品質的に好ましいと判断された.
  • 萩尾 定身, 伊藤 源作
    日本林學會北海道支部講演集
    1965年 14 巻 133-136
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2018/04/04
    ジャーナル フリー
    生シイタケを生産するに当り,各種
    種菌
    の栽培上の特徴を知る目的で,札幌市の近郊において,10系統の
    種菌
    と,500本の原木を使用して,昭和39年5月から栽培試験に着手した。試験は目下継続中なので,最終的結論にまで達していないが,これまでの結果では,子実体の発生時期,収量,子実体の形質等から見て,西端1号,森W4号,北農7号等の系統が生シイタケ生産用の
    種菌
    として,適当しているように思われる。
  • 第3編ちふす菌, これら菌, 及ビ志賀赤痢菌ノ3種ヲ使用セル塲合
    丸野 秀雄
    日本微生物學病理學雜誌
    1933年 27 巻 9 号 1040-1071
    発行日: 1933/08/01
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    家兎ヲ實驗動物トシ, 菌體毒ヲ有スルちふす菌, 及ビこれら菌ト産生毒ヲ有スル志賀赤痢菌ノ3
    種菌
    同時混合免疫ニ於テ各菌量ヲ, 0.21mg及0.015mg.或ハ又ちふす菌, これら菌ニ於テハ, 2.1mgニ限定シ, 是ヲ3回ニ分チテ注射シ, 其ノ免疫間隔ヲ抗體産生高度ニ達スルノ6日間隔ト, 抗體産生途上ニ於ケル2日間隔トニ大別シテ實驗シ, 量的關係ヲ, 1) 等量宛遞増的ニ混合スル塲合, 2) 等量宛同一量ヲ混合スル塲合, 3) 3
    種菌
    中2種ノ大量等量ト1種ノ小量トヲ混合シ, 毎回同一量ヲ以テ免疫セル塲合.4) 3
    種菌
    中1種ノ大量ト2種ノ小量等量トヲ混合シ毎回同一量ヲ以テ免疫セル塲合等ニ於ケル各3
    種菌
    抗原ノ凝集素産生機能ニ, 拮抗作用ヲ發現スルヤ, 否ヤヲ實驗セルモノナリ.
  • 岩渕 和則, 竹沢 克政, 鈴木 利彦, 野呂 瀬幸政
    農業機械学会誌
    2008年 70 巻 Supplement 号 183-184
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2012/11/01
    ジャーナル フリー
  • (第1報) 切離葉を用いた室内接種法
    桑山 隆
    北日本病害虫研究会報
    1968年 1968 巻 19 号 104-108
    発行日: 1968/12/01
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    インゲン菌核病の防除薬剤をスクリーニングするための一方法としてマメ類切離葉を用いての室内接種が可能であるかどうかを知るため次の試験を行なつた
    (1) 7菌株の菌核病菌を用い, 6品種のマメ類に対する病原性について試験したところ, SI-15, SL-16, 菜豆-5の3菌株が6品種すべてに対し強い病原性を示した
    (2) 発病を示した3菌株の菌核病菌のうちでもSL-16が他の2菌株よりもやや勝つて強い病原性をあらわし, 6品種のうちインゲンに対し最も強かつた
    (3) 切離葉と接種源の問にガラス, ビニール, およびポリエチレン製の隔離板を置き発病に対する影響をみたが, ガラス円板は影響なく, ビニール円板は多少影響をあらわし発病はやや低下するがガラス円板の代用とすることが出来ると思われた。しかし, ポリエチレン円板は発病を示さなくなる
    (4) マメ類生育中に発生するナミハダニを防除するために用いるケルセン乳剤 (40%) 1000倍液は, 散布48時間, および72時間後の接種試験では発病にまつたく影響を示さなかつた。
  • 寺嶋 芳江, 渡邊 智子, 鈴木 亜夕帆
    日本きのこ学会誌
    2005年 13 巻 4 号 195-203
    発行日: 2005/12/25
    公開日: 2018/03/15
    ジャーナル フリー
    「生米糠」,「脱脂米糠」,「フスマ」,「生米糠とフスマ」,「脱脂米糠とフスマ」および「市販添加剤」の合計6種類を添加物として加えて鋸屑培地を調整し,シイタケを栽培した.子実体を3回発生させ,発生回数ごとの子実体収量を調べた.また,食味を比較するため,子実体摂食前の外観,色,香り,摂取時の香り,咲,食感,および総合的好みの7項目についてトークン法による官能検査をおこなった.その結果,収量については,比較的多く発生する発生回数には,添加物の種類により差があった.また,官能検査では,添加物の種類と比較的多く発生する発生回数により子実体の評価に差がでることが示された.子実体発生の3回の総収量およびそれぞれの発生回数の官能検査の「総合的好み」の評価から,脱脂米糠とフスマを1/2ずっ加えた培地が最も評価が高いことがわかった.
  • 後藤 和夫
    日本植物病理学会報
    1939年 9 巻 4 号 263-265
    発行日: 1939年
    公開日: 2009/04/03
    ジャーナル フリー
  • 秋山 直子, 米山 誠, 渡邊 智子, 鈴木 彰
    きのこの科学
    1995年 2 巻 4 号 167-175
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2018/03/14
    ジャーナル オープンアクセス
    シイタケの子実体の菌傘の色は,流通市場における重要な品質評価項目の一つであるばかりでなく,農林水産省の種苗法によって新品種登録の際に提示することが義務づけられている項目でもある.このように菌傘の色の評価は,重要な評価項目の一つであるにもかかわらず,従来,熟練者の肉眼による色見本との対比とこれに基づく等級化によって行われている.そこで本研究では,シイタケの子実体の傘の色の客観的な品質評価方法を確立することを目的として,色差計の導入の可否を検討した.供試シイタケ品種に対して,菌傘表面の中心部,中心部と外側部の中間部,および外側部を,開口直径6mmおよび30mmで色差計を用いて測定した.通常の湿度条件である相対空気湿度約65-90%で栽培した展開度100%(10分)の秋山A-589号株についての測定値をx^2適合度検定にかけた結果,菌傘のいずれの部位における明度,彩度,色相角度の値も,6mm開口直径の測定では5%水準では正規分布であるという仮定を棄却できなかったが,30mm開口直径での測定値では0.3%以上の水準で正規分布から偏った分布と判定された.この結果から,6mm開口直径での測定の方が適切と考え,以下の実験ではすべて6mm開口直径を標準測定条件とした.通常空気湿度条件下で栽培したA-567株と秋山A-500号株を用いて傘の展開に伴う菌傘表面の色の変化を調査したところ,明度と彩度の変化として把握されることが判明した.通常空気湿度条件下で栽培して,種苗法での基準となる菌傘の展開度80%(分)に達した6品種(A-567株,A-580株,秋山A-503号株,秋山A-589号株,秋山A-500号株および秋山A-550号株)について菌傘の表面の色を比較したところ,明度,彩度,および色相角度はいずれも菌傘の外側部で品種間の相違が明瞭化する傾向がみられた.相対空気湿度,約95-100%(高湿度条件)で栽培したA-580株の菌傘の表面の色は,3部位ともに高湿度条件下で栽培したものでは通常湿度条件下で栽培したものと比較して明度と彩度の測定値が低下する傾向がみられた.各品種で得られた明度,彩度,および色相角度の測定値はいずれも肉眼による色の評価とよく対応するものであった.これらのことから,色差計による生シイタケの菌傘の表面の色の測定は,6mm開口直径を用い,展開度を特定した菌傘の外側部を測定すれば,客観的評価方法として導入可能と判断した.
feedback
Top