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クエリ検索: "虹の丘"
24件中 1-20の結果を表示しています
  • −5つの造成地における全域踏査−
    森 友宏, 風間 基樹, 佐藤 真吾
    地盤工学ジャーナル
    2014年 9 巻 2 号 233-253
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/06/30
    ジャーナル フリー
    2011年東日本大震災により,仙台市では多くの造成宅地被害が生じた。本論文では,2011年4月~7月にかけて実施した仙台市内の緩やかな地表面勾配を持つ5つの大規模造成団地(約5.7 km2,9,700戸)における地震被害調査結果を用いて,家屋被害,地盤の開口亀裂,不同沈下,水道管被害,ブロック塀の被害等について分析を行い,造成宅地の領域毎(盛土部,切盛境界部,切土部)の被害率,および,造成年代による被害率の変化等の検討を行った。その結果,谷埋め盛土部や切盛境界部では切土部に比べて被害が多く生じること,家屋の全半壊被害の大半が地盤の開口亀裂や不同沈下などの地盤の変状によって引き起こされていること,造成年代が古いほど被害率が大きくなることが定量的に示された。
  • *山中 主範, 村上 忠洋, 田中 克昭
    理学療法学Supplement
    2006年 2005 巻 133
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/04/29
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
     介護療養型医療施設に入院する要介護者は,介護度の高い高齢者が多いことより,複数の疾患を有し,更に認知症を合併する頻度も高いことが特徴である.こうした要介護者に維持期リハビリテーションを行うためには,その効果を的確に判定しうる再現性のある指標が必要とされる.そこで本研究の目的は,認知症の疑いのある要介護者に対し,移乗・移動のADL能力(以下,「移乗・移動能力」)と密接な関係にあるとされる膝関節伸展筋力(以下,「膝伸展筋力」)を測定し,その再現性を検討すると共に,それと「移乗・移動能力」との関連性を確認することである.
    【対象】
     対象は,改訂長谷川式簡易知能評価スケールにて20点以下の認知症の疑いがある要介護者13名(男性2名,女性11名)で平均年齢は82歳であり,介護度は2が2名,3が9名,4が2名であった.
    【方法】
     対象者には事前に十分な説明と練習を行わせ,同一検者が「膝伸展筋力」を2日の間隔をあけ2度測定した.脳血管障害で下肢に麻痺のある者は非麻痺側を,一側膝関節に疼痛のある者は疼痛のない側を,また両下肢測定可能な場合は,より筋力の大きい側を測定肢とした.「膝伸展筋力」は,端座位にて膝関節90度屈曲位で約5秒間の最大等尺性収縮を行わせ,その筋力を徒手筋力測定器(アニマ社製μTas F-1)にて測定した.測定は3回行い,その最大値と下腿長から算出した膝関節伸展トルクを,体重で除した値を「膝伸展筋力」とした.又,機能的自立度評価法の移乗項目の「ベッド・椅子・車椅子移乗」,「トイレ移乗」と移動項目の「歩行」をそれぞれ「できるADL」にて評価し,これら3つの総得点を「移乗・移動能力」とした.分析方法として「膝伸展筋力」の検者内再現性については級内相関係数(以下,ICC)を用い,関連性については「膝伸展筋力」と「移乗・移動能力」との関係をSpearmanの順位相関係数を用い検討した.
    【結果】
     「膝伸展筋力」のICCは0.91であった.「膝伸展筋力」と「移乗・移動能力」との関係は,相関係数0.73で有意な相関を認め(p<0.05),「膝伸展筋力」と「移乗・移動能力」との関連性が確認された.
    【考察】
     加藤ら(2005)は健常人37名について,同機種を用いて膝関節伸展筋力の再現性を検討し,検者内ICCが0.92と報告している.今回われわれは,認知症の疑いのある要介護者について検討し,ほぼ同等のICC値を得た.これは,認知症の疑いのある要介護者についても「膝伸展筋力」は再現性のある,信頼性の高い指標であることを示している.又,「移乗・移動能力」との間に有意な相関の得られたことから,認知症を有していない対象ですでに確認されている結果が再確認された.今後は認知症の疑いがあり,複数の疾患をもつ要介護者に対しても,これらの指標を用いて,より効果的な理学療法の可能性が開けると思う.
  • 下重 孝幸, 谷 浩明
    理学療法科学
    2007年 22 巻 1 号 163-166
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/04/10
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,動く支持面に乗り移るときのタイミング調節に歩幅調節,歩行速度が関与しているかどうかを検討することである。そのために作動しているトレッドミル(作動課題)と停止しているトレッドミル(停止課題)に乗り移る課題の歩幅の変化を比較することとした。対象は健常成人20名とした。作動課題と停止課題それぞれにおいて,トレッドミルに乗り移る前の歩行時の歩幅,歩行時間を計測した。歩幅のばらつきの程度は変動係数(CV)を用いて示した。また歩行距離と歩行時間から歩行速度を求めた。結果,作動課題,停止課題いずれにおいてもトレッドミルに近づくにつれ歩幅のばらつきが有意に変化した(F4.190=13.61,p<0.01)。特に作動課題では,トレッドミルに乗り移る-2歩手前において歩幅のばらつきが有意に増加した(p<0.01)。歩行速度においては両課題間で差が認められなかった。これらのことから,床上からトレッドミルに乗り移る際の歩行は,踏み切りの歩幅調節の影響を受けることが確認され,作動課題ではより早期から歩幅調節が行われていることが確認された。
  • *井上 優, 津田 陽一郎, 山下 昌彦, 荻野 誉子, 加藤 剛, 原田 和宏, 齋藤 圭介, 香川 幸次郎
    理学療法学Supplement
    2006年 2005 巻 134
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/04/29
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
     介護予防の観点から,機能低下のリスクを有する脳血管障害(脳卒中)患者の活動制限が改めて注目されている。
     一般高齢者の活動制限に関する検討では転倒現象に関心が注がれ、転倒への恐怖心や自信低下が活動を制限し、活動能力の低下を招き転倒の再発を生じさせるなど、心理的要因は看過し得ないものと指摘されている。心理的要因と活動制限の関連を検討した研究では、転倒せず活動を行う自信を表す「転倒自己効力感 Fall efficacy scale(FES)・Modified fall efficacy scale(MFES)」が用いられ、転倒自己効力感が低い者ほど活動が制限されることを報告している。
     脳卒中患者は一般高齢者に比して転倒に対する恐怖心が強く、活動への自信低下を生じやすいことが推察される。しかし先行研究では、脳卒中患者を対象に検討したものは少なく、活動制限と心理的要因との関連は明らかではない。本研究は、脳卒中患者の活動制限と転倒自己効力感との関連を明らかにすることを目的とした。

    【対象と方法】
     調査対象は在宅脳卒中患者で、2004年8月∼12月に県内のA病院外来もしくは通所施設サービスを利用し,調査の目的と内容に同意が得られた103名とした。その内,発症後1年以上経過し,屋内歩行が自立,コミュニケーションが可能で,柄澤式老人知能の臨床判定基準が正常と判定された64名(男性42名・女性22名,平均年齢72.4±10.7歳)を解析対象とした。調査方法は理学療法士による面接法とした。

    【調査内容と分析方法】
     調査内容は、年齢,性別,転倒経験の有無,FES(10項目),MFES(4項目)を設定した。活動制限は、「一日中家の外には出ず,家の中で過ごすことが多いですか」という質問を用いて評価し、外出群と非外出群にわけた。活動制限と各要因の関連はχ2検定とMann-Whitney検定を用いた。

    【結果】
     2群間比較の結果、性別・年齢・転倒経験は活動制限に関連性を認めなかった。FES10項目合計点・MFES4項目合計点は有意な差を認め,外出群は非外出群に比して転倒せず活動を行う自信がより強いことが示された。次に,FES・MFESの下位項目に着目し比較を行った結果,屋内でバランス能力や移動能力を必要とする項目は両者に有意な差を認めなかったが,手段的ADLや屋外活動に関する項目など,より上位の能力を必要とする活動において,外出群が統計的に有意に自信を強く持っていることが示された。

    【考察】
     転倒自己効力感は脳卒中患者の活動を制限する可能性が考えられるが,基本動作に関するものよりも、より上位の手段的ADL・屋外活動における自信の程度が,活動制限に関連することが示唆された。
  • 川俣 幸一, 藤井 香奈美
    運動とスポーツの科学
    2017年 23 巻 1 号 53-59
    発行日: 2017/12/30
    公開日: 2022/12/15
    ジャーナル フリー

    Purpose: Sucrose (glucose and fructose are bound in an α1,2 glycosidic manner) is conventionally used as sugar compound in sports drinks. This study focuses on use of isomaltulose with a structure similar to sucrose (α1,6 glycosidic bond) in endurance sports.

    Method: A 3-hour study was designed using randomized controlled trials (RCT). The subjects (semi-professional bicycle road racer) were randomly divided into two groups, one was given sports drinks containing 8% isomaltulose, while the other was given drinks in which isomaltulose was replaced with 8% sucrose. Body weight, water intake, and RPE (Rating of Perceived Exertion) were measured at hour 0, 1, 2, and 3, respectively. For a comprehensive assessment of taste, the subjects were asked to a VAS (Visual Analog Scale) questionnaire on sweetness, ease of drinking, feeling of fatigue, and overall evaluation at the end of each trial. In addition, daily energy intake and supplementary meals during practice were also confirmed. Measurements were conducted twice, in July and August. Data were eventually collected from 8 subjects in the isomaltulose group and 6 in the sucrose group.

    Results: No significant difference was observed between the two groups regarding weight loss and water intake by two-way analysis of variance concerning the 3-hour exercise period, however the increase of RPE was lower in the isomaltulose group. Moreover, in the VAS questionnaire after exercise (feeling of fatigue after exercise), the feeling of fatigue was significantly lower in the isomaltulose group. No significant difference was observed between the two groups concerning the taste of the drink.

    Discussion: These results suggest that without any changes in water intake and body weight, in comparison to sucrose, isomaltulose resulted in significantly lower feeling of fatigue.

  • 鈴木宗尹 (羽州村山尾花沢村) の日記より
    川村 奎子
    日本食生活学会誌
    2004年 15 巻 2 号 128-132
    発行日: 2004/09/30
    公開日: 2011/01/31
    ジャーナル フリー
    This study examined the contents of a diary written by Souin Suzuki, a wealthy farmer who lived in the late 19th century in Obanazawa village (now Obanazawa city), situated next to one of the main traveling roads of North Eastern Japan, and close to an important river in Yamagata prefecture.
    This diary covers a 35 year span from the end of the Kouka Period to the late beginning of the Meiji period (1846-1882). It relates the personal family history, the main occurrences of the village and its surroundings, as well as a record of public events, such as festivals, weddings, funerals, etc. A detailed account of the food served for these occasions was carefully recorded. By analyzing the contents of the meals, an insight into the eating habits of these people was possible. Every course meal and amount of alcohol served over each year was counted and summed up. It was concluded that the meals were not only composed of local products, but also of rare delicacies and perishables brought mainly by boat from all over Japan.
  • 大西 みさ, 小栗 太一, 阿部 浩子, 梶野 真一, 熊坂 義裕, 佐藤 由美子, 緒方 正樹, 岡崎 智美, 深谷 由樹, 服部 祐佳, 原田 祐希, 西山 恵美, 金井 康徳, 高野 凌, 川合 弘, 鵜飼 繁暢, 谷 吉倫, 木全 伸夫, 伊藤 洋一, 横井 成年, 稲垣 さとみ, 加藤 あゆみ, 大橋 拓幸, 川田 貴之, 小川 浩平
    日本統合医療学会誌
    2023年 16 巻 1 号 30-39
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/05/20
    ジャーナル フリー

    目 的:本研究は、糖尿病患者の白癬肥厚爪を改善するために爪白癬フットケア療法(OFT)の有効性を多職種協働で検討することである。

    方 法:多施設共同非ランダム化前方視的比較試験。対象は研究に対し文書による同意を得た病院・診療所・訪問看護・介護施設の1型・2型糖尿病爪白癬患者で、OFT群(重炭酸・グラインダー法・爪溝掃除・エフィナコナゾール・ヒルドイド塗布・足つぼ押し)と対照群(足浴・エフィナコナゾール以外の白癬薬・ヒルドイド塗布・足つぼ押し)を比較した。主要評価項目は、1年後まで3ヶ月ごとの感染面積と1年後の白癬菌の有無、副次評価項目は新生爪伸長、爪の厚さ、脈拍とした。

    結 果:分析対象となったのは122名(各群61名)であった。感染面積の中央値は、OFT群ではベースライン100%から3ヶ月後に70%となり、1年後33.0%まで改善がみられ、対照群はベースラインでは100%から6ヶ月後に80.3%となり、1年後75.0%であった。1年後のKOH直接鏡検による白癬菌陰性例は、OFT群では62.3%、対照群では0%であった。

    結 論:OFT群では感染面積がより早期に縮小する傾向がみられ、白癬菌陰性となる例も多かった。このことから、糖尿病患者の重症爪白癬に対して多職種協働によるフットケアの継続は有用である可能性が示唆された。

  • 赤塚 朋子
    日本家政学会誌
    2014年 65 巻 6 号 323-328
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/01/01
    ジャーナル フリー
  • 伊澤 華子, 青柳 康夫
    日本食品科学工学会誌
    2012年 59 巻 7 号 348-353
    発行日: 2012/07/15
    公開日: 2012/09/04
    ジャーナル フリー
    植物性食品80種類について,ACE阻害とニコチアナミン量の測定を同時に行い,植物性食品の血圧抑制について検討した.
    ACE阻害は,イネ科の植物を除く多くの試料で60%以上の強いACE阻害が示された.ニコチアナミン量は,タラノメで74.8mg/乾物100gと最も多く,イネ科を除く多くの試料でニコチアナミンが検出された.科間の比較ではウコギ科はイネ科とユリ科の植物と比較してニコチアナミン量が有意に多いことが示された.
    アスパラガス,ウルイのように強いACE阻害を示すが,ニコチアナミンを含有していないものも存在していた.しかし,多くの植物性食品のACE阻害の強さにニコチアナミン量が少なからず影響していることが示された.
  • 千葉 昭彦
    都市地理学
    2012年 7 巻 29-40
    発行日: 2012/03/15
    公開日: 2021/02/19
    ジャーナル フリー

    東日本大震災では建物被害や宅地の崩壊など被害も数多くみられる.それらに対しては,建築や土木,地質などの領域において調査が進められているが,その社会経済的な分野での検討は限られたものになっている.そこで,本研究では東日本大震災における建物・宅地の被災の社会経済的な特徴を明らかにし,今後検討を要するとみられる課題を以下のように示した.

    建物に対しては現在調査結果が明らかになってはいないものの,宮城県沖地震を契機として改正された耐震基準前後で被害状況が異なると推測される.また,この耐震基準制定以前の建物に対しては耐震工事促進のために仙台市で助成金を支出していたが,これらの建物の被災状況も明らかにする必要がある.これらによって,耐震政策の効果が明らかになれば,今後の防災にも資することになる.

    宅地の被害は宅地造成等規制法の基準や規制が適用される以前の高度経済成長期に造成された開発地で多くみられる.ただ,この宅地造成等規制法は成立後約10年間適用されていなかった.その理由を明らかにする必要があるだろう.また,これらの宅地では人口減少と高齢化が顕著になっているところが多い.そのため,この復興のためには空間の原状回復だけでは問題解決にならず,都市圏全体の中での居住のあり方を考慮に入れた対応が求められる.

  • 菅原 徹, 菅野 宏一, 鈴木 直行
    仙台市科学館研究報告
    2012年 21 巻 8-17
    発行日: 2012年
    公開日: 2021/09/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2011 年度より新学習指導要領が完全実施された。学習内容の増加に伴い小学校教員支援策定に向け,仙台市科学館では 2010 年度に小学校理科実験観察アンケート調査を行った。この調査結果から見られる各学習単元に対する小学校教員の意識を基に,2011 年度仙台市科学館が行った小学校支援のあり方の検証を行い,小学校教員が望む理想的な博学連携のあり方を探った。
  • 佐藤 慎太郎, 川俣 恵利華, 川端 真由美, 半澤 真喜子, 川俣 幸一
    栄養学雑誌
    2020年 78 巻 6 号 264-271
    発行日: 2020/12/01
    公開日: 2021/01/27
    ジャーナル フリー

    【目的】高齢者筋力向上トレーニング(以下,高齢者筋トレ)後に,たんぱく質を摂取させる取り組みは広く行われているが,効果が一律とならないことは知られている。今回我々は,軟化した食材を用いた栄養介入が高齢者筋トレの効果を高めるのか検証した。

    【方法】仙台市在住の一般高齢者15名(平均76.3歳)を無作為に二群に分け,両群に3ヶ月間の介護予防運動教室を実施し,介入前後の数値を比較した。各回の教室の後半に,一方の群には軟化した豚肉 50 gを,もう他方の群には普通のボイル豚肉 50 gを,すみやかに摂取させた。

    【結果】両群ともに3ヶ月の運動教室を経験しているため介入前後で有意な改善を示した運動機能値が存在した。そこで主成分分析により総合数値を求め,介入前後の結果を比較した。その結果,第1主成分「運動機能」得点において軟化豚肉群では有意な増加が見られた。このような傾向は普通豚肉群では確認されなかった。

    【結論】今回の我々の結果は,高齢者筋トレ運動後に吸収性を良くした食材をすみやかに食べることが,筋トレ効果の更なる増強を導く可能性を示唆した。

  • 小地沢 将之, 田村 渓介
    都市計画論文集
    2021年 56 巻 3 号 657-664
    発行日: 2021/10/25
    公開日: 2021/10/25
    ジャーナル オープンアクセス

    本研究は、将来的に児童遊園が適切に更新されていくための課題を整理する。児童遊園と都市公園が隣接して整備された経緯は、市当局へのヒアリングを実施したが不明だった。そこで、私たちは現地調査、文献調査、管理者へのヒアリングなどを実施した。その結果、児童遊園は児童厚生施設の園庭の役割を持っていること、ならびに自治体の乏しい財政により児童遊園が更新できていないことが明らかになった。この問題の解決のためには、児童厚生施設を含めた公共施設との一体的なリニューアルを行う必要があると私たちは結論付けた。

  • 川俣 幸一, 富口 由紀子, 伊澤 正臣
    運動とスポーツの科学
    2016年 22 巻 1 号 87-94
    発行日: 2016/12/30
    公開日: 2022/12/15
    ジャーナル フリー

    [Objective]

    Even though a dietary survey is one of the most effective tools for sports nutritionists to manage an athletes’ nutritional balance, not all athletes can receive a dietary survey. This study is to perform nutritional management on high school baseball players who could not receive a dietary survey about weight gain. The results indicate cases in which increase in weight was achieved within a reasonable range.

    [Methods]

    We provided modified nutritional management for 22 high school baseball players in the South Nagano region of Japan for three months during their off-season. Our nutritional support was added to their original dietary plan and it had three main components. Firstly, fish and vegetables plus 10–20 g of white rice were added to their original 230 gram portion. Secondly, 15 to 20 minutes of an instruction on nutrition was given once a week. Finally, we asked for parents’ cooperation to prevent the subject athletes from eating less at home.

    [Results]

    The 22 high school baseball players were able to gain 1.9 kilograms on average in three months with our nutritional support. Because their body fat percentage during this period hardly changed (only 0.1% of gain), it was thought to be due to increases in their lean body weight. Our principal component analysis revealed that their interest in vital minerals, the fourth major component, was significantly increased, especially among baseball players with a lighter weight. This had a positive correlation to their weight gain.

    [Conclusion]

    Our result shows that even though the baseball players could not receive a dietary survey, consuming 230 grams of cooked rice after their practice for three months helped them increase their weight. In addition, fish and vegetables that we used for the mixed rice have a high mineral content, which might be good education materials as side-dish for high school baseball players.

  • 日本老年医学会雑誌
    2007年 44 巻 1 号 127-132
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/03/03
    ジャーナル フリー
  • 上村 裕樹, 音山 若穂, 井上 孝之, 三浦 主博, 和田 明人, 織田 栄子, 京免 徹雄, 利根川 智子
    帯広大谷短期大学紀要
    2015年 52 巻 19-29
    発行日: 2015/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    本研究は、教育・保育領域において、近年提案されるようになってきた、メンバーの主体的な参加意欲を引き出すような研修や学習方法に関して、筆者らがこれまで取り組んできた実践について報告を行った。主にダイアローグや、ホールシステム・アプローチの手法であるワールド・カフェ、OST、AI、そして、課題解決型学習の手法を用いて取り組まれている。これらの実践を通して、今後の研究にむけて示された課題は大きく二点あり、①数人以下の規模でも効果的に行うことができ、より個別的に会話をじっくりと引き出すことができるAI ミニインタビューを中心としたプログラム実践の検証、②カフェやAI ミニインタビューなどの対話型アプローチを組み合わせながら、チームビルディングを行い、学習者が自らの意思で主体的に課題解決を図っていくための構造的手法構築に向けた取組みと検証の二点が課題として示唆された。
  • ―ペースト状の粥を用いた検討―
    濟渡 久美, 朝倉 徹
    日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌
    2016年 20 巻 1 号 11-22
    発行日: 2016/04/30
    公開日: 2020/04/22
    ジャーナル フリー

    【背景・目的】摂食嚥下困難者にとって適した食品に必要な基本要素として,誤嚥に対して安全な物性が重要視されている.2009 年,厚生労働省から特別用途食品制度「えん下困難者用食品許可基準」により安全に経口摂取するための「食品の物性」と「嚥下障害者に適する物性」との関係が明確化された.適した物性の発現には増粘多糖類すなわち,増粘剤やゲル化剤としての性質を有する食品多糖類が使用されることが多い.そこで本研究では,嚥下困難者に適した主食(ペースト状の粥)について,代表的な増粘多糖類,デンプン分解酵素,ゲル化促進食材を使用して,許可基準範囲の物性を効果的に発現し,臨床的に応用できる手法を明らかにすることを目的とした.

    【方法】材料は,食材として精白米,増粘多糖類としてグルコマンナン,カラギーナン(κ-,ι-),キサンタンガム,ジェランガム,ローカストビーンガムの6 種類,デンプン分解酵素としてアミラーゼ,ゲル化促進食材として脱脂粉乳を用いた.方法は,溶解した増粘多糖類と粥を撹拌・混合し,シャーレに充填後,試料内温度を20±2℃に保って30 分間静置し,レオメーターで得られたTPA 曲線からかたさ,付着性,凝集性を測定し,あわせて離水率を測定した.

    【結果】白粥に増粘多糖類を単独で用いた場合,グルコマンナン,ローカストビーンガム,キサンタンガムを用いたものは,許可基準の範囲外であった.ジェランガム,カラギーナン(κ-,ι-)を用いたものはゲル化し,付着性が基準値の上限を超えたため,許可基準Ⅰを満たすものがなかった.白粥にアミラーゼを作用させることにより,付着性が低下した.いっぽう,脱脂粉乳粥と混合すると,付着性が上昇して凝集性が低下した.さらに,アミラーゼを作用させると,付着性が低下し,κ-カラギーナンを用いたゲルは効果が高く許可基準Ⅰを満たした.ジェランガムを用いたゲルは離水したが,ι-カラギーナン,キサンタンガムとの組み合わせで離水が軽減され,許可基準Ⅰを満たすものがあった.

    【結論】増粘多糖類の特性を活かして,許可基準に当てはまる適切な物性が得られた.付着性の上昇の抑制には,分解酵素(アミラーゼ)によるデンプン鎖の分解が有効であった.脱脂粉乳による陽イオンの供給によって架橋を形成したことが,ゲル化の促進につながった.増粘多糖類を組み合わせることにより,離水軽減に効果があった.

  • 吉田 心, 佐藤 慎太郎, 川俣 恵利華, 川俣 幸一
    栄養学雑誌
    2021年 79 巻 1 号 27-36
    発行日: 2021/02/01
    公開日: 2021/04/05
    ジャーナル フリー

    【目的】本研究の目的は,保護者自身への食塩摂取意識と子どもへ向けられる意識との関係を明らかとし,効果的な食育活動に繋がる保護者側の因子を探ることであった。

    【方法】対象は宮城県の子育て広場に通う103人の幼児とその保護者であった(親の平均年齢34.6歳,子どもの平均年齢2.7歳)。親自身の食塩量に関する意識を問う14項目,それと対になる子どもへの食塩量に関する意識を問う14項目のアンケート調査を実施した。結果は単純集計後,二項ロジスティック回帰分析を実施するために因子分析にて総合数値を求めた。

    【結果】子どもへの食塩量の意識と,親自身の食塩量の意識を比較したところ,14項目中12項目で意識の違いが見られた。因子分析後に実施した保護者と子どもの年齢,保護者の性別,アンケート13項目とで調整した二項ロジスティック回帰分析の結果では,味の付いたご飯,ルーのかかったご飯,スナック菓子の食塩量について有意な回帰式が得られた(それぞれp=0.024,p=0.044,p=0.011)。

    【結論】子どもへ向けられる食塩摂取量の意識と親自身の食塩摂取量の意識については全ての項目で有意な正の相関を示し,殆どの項目で子どもに向けられた意識の方が親自身の意識よりも有意に高かった。また多変量解析の結果,子育てのための食塩指導を親向けに開催する場合,味の付いたご飯,ルーのかかったご飯,スナック菓子の食塩量について指導することが,効果的な食育活動の一つとなることが示唆された。

  • 富口 由紀子, 小池 結香, 松村 秀樹, 川俣 幸一
    運動とスポーツの科学
    2015年 21 巻 1 号 75-84
    発行日: 2015/12/30
    公開日: 2022/12/15
    ジャーナル フリー

    [Objectives]

    This purpose of the present study was to elucidate the relationship between lifestyle and locomotive syndrome motor index in outpatients at a Japanese-style osteopathic therapy clinic(Sekkotsu-In).

    [Methods]

    We enrolled 13 volunteers(age 67.9±13.5 years)at a Japanese-style osteopathic therapy clinic(Sekkotsu-In)in the South Nagano region in November 2013, and performed locomotive syndrome motor tests including the handgrip, stand-up, and 2-step tests. In addition, two questionnaires were administered: the locomo-25 questionnaire and a lifestyle questionnaire. A food frequency questionnaire was completed in an interview with the participants. All data were analyzed by principal component analysis, following multiple regression stepwise analysis.

    [Result]

    Three component patterns were identified. Component 1 was labeled “motor ability for anti-locomotive syndrome,” and showed a positive association with exercise and recognition of locomotive syndrome. Component 2(consisting of handgrip, gender and BMI)was connection to some nutrient, and component 3(similar to the locomo 25- questionnaire score)was associated with well-balanced meal intake.

    [Conclusion]

    Our data indicated a strong association between lifestyle and locomotive syndrome motor index. Therefore, managing the health class(food and/or exercise education)and popularization of locomotive syndrome at a Japanese-style osteopathic therapy clinic(Sekkotsu-In)might be necessary for preventive locomotive syndrome in community dwelling elderly people.

  • 季刊地理学
    2002年 54 巻 1 号 39-64
    発行日: 2002/03/25
    公開日: 2010/04/30
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