日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2006年秋季講演会予稿集
選択された号の論文の139件中1~50を表示しています
オーラルセッション 1 10月18日(水) 10:20-11:56
オーラルセッション 2 10月18日(水) 13:30-14:30
オーラルセッション 3 10月18日(水) 14:40-15:28
オーラルセッション 4 10月18日(水) 15:45-17:15
オーラルセッション 5 10月19日(木) 10:15-11:51
オーラルセッション6 10月19日(木) 13:20-14:32
オーラルセッション 7 10月19日(木) 14:50-16:02
  • 小久保 英一郎, 井田 茂
    セッションID: 215
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/01
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    地球型惑星形成の最終段階を、多数の多体シミュレーションを行なうことによって統計的に明らかにする。寡占的成長により形成された原始惑星系を初期条件とし、初期条件を系統的に変化させて、形成される地球型惑星系の構造の初期条件依存性を調べる。今回は、分布領域幅の違う原始惑星系から形成される地球型惑星の特徴の統計的性質を定量的に示す。
  • 長沢 真樹子, 小久保 英一郎
    セッションID: 216
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/01
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    太陽系外で報告されている20複数惑星系のうち6つの系で,0.1AU以内に短周期惑星が発見されている.我々は,中心星が進化過程にある惑星系で,短周期の惑星の軌道進化について調べた.その結果,複数惑星系における短周期惑星の離心率は上昇しやすく,惑星が失われやすいことが判明した.また,発見されている短周期惑星の起源を探るために,ジャンピングジュピターモデルで短周期惑星が形成される効率についても数値計算を行なった.惑星間で散乱が起きると,古在機構によって短周期惑星が形成されうることがわかった.
  • 坂本 晶子, 阿部 豊
    セッションID: 217
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/01
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    惑星系の母胎である原始惑星系円盤では、微惑星同士が衝突・合体を繰り返して成長し、惑星が形成されると考えられている。成長した惑星は、周囲の円盤ガスを重力的に捕獲して大気をもつと考えられる。しかしながら、この段階で惑星の周囲にどの程度の円盤ガスが残っており、それがどのような温度構造をもっているかということはよく分かっていない。本研究では、惑星形成の最終段階において、散逸しつつある円盤ガスの温度構造がどのように時間変化し、惑星の大気捕獲にどのような影響を及ぼすかということについて検討する。
  • 小林 浩, 渡邊 誠一郎, 山本 哲夫, 木村 宏
    セッションID: 218
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/01
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    主系列星の周りにダスト-デブリ円盤が観測されている。このダストは惑星系外縁部で生成されPoynting-Robertson効果により中心星に落下するとする考えられているが、定常状態のダスト分布は中心星からの距離によらず一定になる。本研究では、主成分が氷のダストが中心星に近付き昇華することを考慮した場合、このダスト円盤の分布にどのような影響を与えるかを調べた。昇華が起きると円盤の面数密度は外側部分の10倍程度上昇する。このダストの昇華位置や面数密度の上昇は中心星のルミノシティーに依存する。
  • 竹内 拓, クラウス オリバー
    セッションID: 219
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/01
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    光学的に薄いガス円盤中での光泳動を調べた。光泳動によるダストの集積は、クヌーセン数(Kn=ガス分子の平均自由行程/ダストサイズ)>1のところで起こることがわかった。光泳動により、ダストリングが形成されると考えられるが、リングの内径はKn=1で決定づけられる。この位置はダストの物性によらず、0.03-0.3AU程度に位置する。リング内径がKn=1で決定されていることを観測的に調べることにより、ガス円盤中でダストの光泳動が起こっているのかどうかを検証可能である。
  • 森島 龍司, サロ ヘイッキ, 大槻 圭史
    セッションID: 220
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/01
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    本研究では、土星リングの熱輻射を古典的放射輸送に基づいてモデル化をした。モデルには、リング粒子の自転速度の鉛直方向依存性と、リング粒子の鉛直運動による熱輸送を考慮した。粒子はbimodal分布を仮定し、大きい粒子は自転は遅く、軌道傾斜角は小さいのに対し、小さい粒子は高速自転をして、軌道傾斜角は大きいとした。本モデルは、地上観測とカッシーニの観測結果の両方をうまく再現でき、小さい粒子が占める断面積の割合はA,B,Cリングにおいて、0.5,0.2,0.5であることが分かった。
オーラルセッション 8 10月20日(金) 10:15-11:51
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