日本食品科学工学会誌
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チューインガムの付着性評価
坂ノ下 典正桜井 孝治塚田 陽康鵜沢 昌好柳沢 幸江
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2006 年 53 巻 5 号 p. 275-280

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抄録
義歯用アクリルレジン製プランジャーを装着した等速直線運動型のレオメーターを用いて,水分,温度,咀嚼速度,および咬合持続時間に関して咀嚼時の口腔内条件を考慮してチューインガムの付着性測定を行った.測定条件は,水条件下,温度30℃,プランジャー移動速度16mm/sとした.チューインガムにプランジャーを圧着後0.1sのホールド時間を設けた条件の測定において,ホールド時間を設けない測定条件よりも有意に付着性が増大した.チューインガムの付着性評価において,プランジャーとの圧着保持時間は測定値に大きな影響を及ぼすことが示唆された.
チューインガム試料に高速で歪みを与えた場合,圧着開始直後にマイナスの力が観測され,その後プラスに力の回復が見られたが,これはチューインガムの塑性的な流れと,その後に起こる弾性的な回復によるものであると考えられる.
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© 2006 日本食品科学工学会

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