日本食品科学工学会誌
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COセンサーによる照射香辛料からの電子レンジ加熱生成COガスの検出
豊田 正武畠中 幸恵狩谷 真里松村 年郎宮原 誠内山 貞夫斎藤 行生
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1996 年 43 巻 1 号 p. 69-74

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抄録

電子レンジ加熱・COセンサー法として,150ml容器に照射した粉砕香辛料3gを入れ,密栓し電子レンジにて1分間加熱後,COセンサーにてヘッドスペース中のCO濃度を測定する香辛料中CO濃度の改良測定法を考案した.本法の定量下限は試料3gを用いた場合,0.1ppmであった.照射直後の2種香辛料について本法をこれまで報告された方法と比較したところ,その線量依存性は化学発光法(CL法),GC法及びESR法のものと相関性が高く,本電子レンジ加熱・COセンサー法は,照射試料中のCO検出法として使用できるものと思われた.しかし,照射試料を3ヵ月間,25℃,暗所で放置した場合,黒胡椒(粒・粉末),赤とうがらし共に,揮散によるCO濃度減少により照射の判別は不可能であった.

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© 社団法人 日本食品科学工学会
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