オレオサイエンス
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特集総説論文
油脂と健康
長岡 利
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2014 年 14 巻 6 号 p. 237-242

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抄録

今回の総説は次のような2 つの視点で構成されている。1.油脂と健康,2.脂質代謝に影響する食品成分であり,それぞれについて,主に心臓血管疾患,高脂血症,肥満に対する影響について概説した。 1.の概要は以下である。最近,脂肪摂取の量的な面において,総脂肪と飽和脂肪の摂取量を減らすことが推奨されている。消費する脂肪の量よりも,脂肪の質に焦点を置くことがより効果的であると考えられ,特に,飽和脂肪摂取の減少と不飽和脂肪の摂取増加及び摂取エネルギーの制限を加味しての推奨が望ましいと考えられている。そこで,食事脂肪の質と疾病(特に心臓血管疾患)との関連性について,飽和脂肪酸,一価不飽和脂肪酸,多価不飽和脂肪酸,トランス脂肪酸などと心臓血管疾患との関連性について概説した。2.の概要は以下である。今回はヒト試験成績のあるタンパク質,ペプチド,アミノ酸を用いたコレステロール代謝改善素材を中心に概説した。また,肥満と食品成分について,主にタンパク質やペプチドの機能性について概説した。

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© 2014 公益社団法人 日本油化学会
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