中国語学
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2008 巻, 255 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 陸 丙甫
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 1-18
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    本文提出一種分析語序現象的程序方法- “密集性帰納法”, 這是対蘊涵共性的形式表達 “四分表” 的拡大運用。根据這種方法, 把導致 “所有学生這些書都看過了” 不合格的原因, 帰結為両个相対劣勢序列合力的結果。這両个序列是相対于 [受事+施事+動詞] 的劣勢語義序列 [施事+受事+動詞] 和相対于 [定指+全称+動詞] 的劣勢語用序列 [全称+定指+動詞] 。漢語全称判断中的全称成分, 有些学者認為是主語而不可能是話題, 有些学者認為是話題而不可能是主語。本文根据全称判断的語序攸劣推導出全称成分的攸勢 (无標記) 位置, 再結合全称判断中全称成分在各種語言中的落実位置, 指出漢語全称判断中的全称成分是底層一个話題和一个范囲状語在表層的合并。合并后的位置更接近范囲状語, 因此在句法上可以看作一種状語。
  • 新来事物ジャガイモ・サツマイモを例として
    鈴木 史己
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 19-38
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    本稿は現代中国語におけるジャガイモ、サツマイモの通称を表す語をとりあげ、その語形分布地図を作成し、言語地理学的手法を用いて分析する。その主眼は新来事物を表す語がいかに既存語形と接触しながら独自の分布類型を獲得するか、その成立過程を明らかにすることにある。考察の結果、新語形の創造に二つの方式が見られた。一つは既存語形に修飾成分を付加する「援用方式」、もう一つは既存語形をそのまま自らのものにする「転用方式」である。これらの方式はいずれも既存語形との密接な関係において成立する。援用方式では対称項として既存語形を必要とし、新来事物と在来事物の呼称の分布が重なり合う。それに対して転用方式では同語衝突を回避するために相互の語形に操作が加えられ、一地域で同じ語形が重複して用いられることはない。
  • 張 桂珠
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 39-55
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    本文試圖分析台灣四縣客家話與判斷有關的情態詞 “有” 和 “會” 。客家話形容詞謂語中可見 “有” 表示褒義, “會” 表示貶義的語法現象。從認知語法的觀點來分析, 我們認爲 “有” 和 “會” 反映的是 “有界” 和 “無界” 的對立概念。形容詞謂語的褒義現象是因爲褒義含有 “理想値” 的 “量點” 特徴, 因此用 “有界” 的 “有” 。而貶義表現沒有 “量點” 的特徴因此用 “無界” 的 “會” 來表達。
  • 以AA、ABAB和AABB為中心
    張 恒悦
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 56-77
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    本文以擬声詞的三種重畳式AA、ABAB和AABB為対象, 通過対認知机制的対比分析討論其語義結構。主要観点是 : 三種形式在語義認知上具有相似性, 這是三者句法功能一致的動因。然而, 三種形式所対応的認知模式是互不相同的。ABAB為典型的 “〓散型認知”, 相比之下, AA所表達的認知速度要快, 属于 “快速〓散型認知”;而類型学上甚為〓見的AABB格式代表的則是 “畳錯〓散型認知”, 這使得其内部結構連続不可分, 有別于内部有分界和間隔的ABAB。本文還嘗試从跨詞類的角度論述這三種認知模式対量詞、形容詞及動詞重畳的影響。
  • 兼論漢語南北双方反身代詞発展軌迹
    李 丹丹
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 78-94
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    天理図書館藏《人中画》琉球写本編写于18世紀中叶, 其反身代詞主要形式為 “自家” 。从共時的角度看, 這与同時代的《紅楼梦》庚辰本的情况有較大的不同, 与其他琉球官話課本及多種南方方言的情況較為一致;从歴時的角度看, 近代漢語反身代詞在南北双方的発展進度和演変模式并不一致, 這与北方第一人称複数排除式和包括式対立的出現関係密切。
  • 池田 晋
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 95-115
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    本稿は連動構造や介詞構造などと “来” “去” が共起した “X [来/去] Y” 構文を研究対象とし、その統語的・意味的特徴及び構文成立の過程を明らかにすることを目的とする。 “X [来/去] Y” 構文は、方向補語 “来” “去” を含む使役移動表現とその目的をあらわす動詞句によって構成された連動構造に由来すると考えられる。こうした統語環境下において再分析が促されることで、 “来” “去” は連接機能を担う虚詞へと文法化し、その働きによって、「Yに対する準備行為としてのXをあらわす」という独自の意味関係でXとYを繋ぎ合わせる。
  • 空間様態描写機能を中心に
    加納 希美
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 116-136
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    臨時量詞は計量臨時量詞と計数臨時量詞の二類から成る。このうち計量機能をもつ計量臨時量詞について、従来の研究は語やフレーズ単位での文法的・意味的特徴を明らかにしてきた。しかし、計量臨時量詞の構文単位における機能については未だ充分な知見が得られていない。本稿では計量臨時量詞の空間性に着目することにより、移動・存在・授与・結果を表す各構文中の機能として主に次の点を明らかにした。計量臨時量詞は (I) 有界化空間を表す要素として方位詞を伴う名詞句と機能分担し、 (II) 特に存在空間の様態描写に寄与する。本稿はまた計量臨時量詞独自の代替・指示機能を指摘し、その独自性が計量臨時量詞の臨時性や名詞性に起因することを示した。本稿が指摘する計量臨時量詞の空間性に基づく機能や代替機能との関連により、計量臨時量詞出現時の談話環境や各構文中に現れる文法現象が計量臨時量詞に特有のものであることを合理的に説明できる。
  • 雷 桂林
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 137-156
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    本稿では、不定名詞は主語になりにくいにもかかわらず、不定名詞主語文が大量に存在しているという言語事実に対して、構文機能の角度から同構文の成立する条件を探ってみた。不定名詞主語文の主語には一定の描写的要素が含まれる必要がある。それは、不定名詞は描写的要素を伴ってはじめて定名詞に近い情報を持ち、主語の位置に現れる資格をもつようになるためである。また、このような描写された不定名詞は主語になっているものの、定名詞と等価ではないため、更に述語も描写的要素を伴わなければならないという制約を受ける。本稿は、不定名詞主語文がこのように一定以上の具体性を必要とするのは、同構文が場面描写機能を果たさなければならないためだと考える。
  • 中根 綾子
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 157-176
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    本稿は、移動事態を表すVx句およびV到句の文法的意味を明らかにするものである。従来、両者は広義には同一の文法範疇に収められてきた。しかしながら両者には、方向動詞と “到” のもつ本質的な意味と性質の違いを由来として、移動事態における空間認知のあり方およびアスペクトにおいて対照的な相違が見られる。本稿はこれらの相違点を考察した結果、両者の文法的意味を、Vx句は〈移動動作〉、V到句は〈位置変化〉と考え、両者が移動事態における異なる側面に焦点をあてた個別の形式であることを述べる。最後に現代中国語における移動概念について検討を試みる。
  • 島村 典子
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 177-196
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    以往的研究指出, 現代漢語里謂語動詞為不及物動詞的述趨式述補結構 (筒称述趨式, 記為ViD, 下同) 一般表示主体自身的位移, 而対該結構表示致使位移事件的研究尚不多見。本文以表示致使位移的ViD為研究対象, 着重描写并掲示了本身及物性極弱的不及物動詞在各種語境中表示其致使力的机制。ViD代表的致使位移事件在句法上依靠 “把” 字句這一个句法框架来表達致使義。本文从 “把” 字句的句式意義以及使因事件与使果事件的聯系性等角度対此現象給予了解釈, 并対此種ViD出現的語境特征加以了分析。
  • 張 佩茹
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 197-216
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    《見究めの “看” 》と《試みの “看” 》は、従来その意味的類似性が強調され、先行研究では両者は相互に置き換え可能だと論述されてきた。通時的な研究により、後者が前者に由来するという説は否定されているが、両者の意味と文法上の異同についてはいまだに検証されていない。本稿では、両者の意味が成り立つにはともに「未知の事柄」とそれを究明する手段となる動作が必要であることを指摘したうえで、品詞、《手段》としての動作・行為を表す動詞の形と意味、および平叙文における用法に関して相違点があることを明らかにした。同じ「試み」の表現ではあっても、《見究めの “看” 》は「未知の事柄」を究明する側面、そして《試みの “看” 》は手段となる動作を試みる側面にそれぞれ焦点が置かれており、同義の表現とは言えない。本稿は最後に両者の置き換えの可否は形式と意味の関係を示唆するものであることを証明する。
  • 陸 儉明
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 217-225
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
  • 戴 浩一
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 226-233
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
  • 引起状態動詞転換的詞語搭配和結構
    荒川 清秀
    2008 年 2008 巻 255 号 p. 234-239
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
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