日本家畜管理学会誌
Online ISSN : 2433-0159
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40 巻, 2 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2004 年 40 巻 2 号 p. Cover1-
    発行日: 2004/09/24
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2004 年 40 巻 2 号 p. App1-
    発行日: 2004/09/24
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2004 年 40 巻 2 号 p. App2-
    発行日: 2004/09/24
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 竹村 勇司, 小笹 直子, 塗師 憲太郎, 鎌田 壽彦, 菅野 茂
    原稿種別: 本文
    2004 年 40 巻 2 号 p. 89-98
    発行日: 2004/09/24
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
    発情期および非発情期の雌尿のニオイに対する成熟雄ヒツジの生理・行動反応の違いを明らかにする目的で実験を行った。採尿用にコリデール種の雌3頭(年齢8.4±1.3歳;平均値±標準偏差)、反応観察用に同種の雄5頭(7.0±3.7歳)を用いた。供試雄に尿を染み込ませた化粧箱を呈示して呼吸数,心拍数の変化、ニオイ嗅ぎ,フレーメンおよび興奮行動の発現を調べた。呈示条件として、発情期尿呈示(発情群),非発情期尿呈示(非発情群),および化粧箱だけを呈示する対照群の3条件を設けた。呼吸数は呈示前安静時よりも対照群で毎分約30回、発情群および非発情群では毎分約80回まで上昇した後に回復に向かった。回復の遅い方から発情群,非発情群,対照群の順であった。心拍数では3条件とも呈示直後に毎分6〜7回の上昇が見られ、その後対照群と非発情群では回復に向かったが、発情群では呈示開始1分後に再び毎分8回程度の上昇を示した。回復の遅い方から発情群,非発情群,対照群の順であった。ニオイ嗅ぎ反応は対照群では呈示直後1分間でのみ低い頻度(20%)で発生した。発情群および非発情群では呈示直後の1分間で100ないし100%に近い頻度を示した。次の1分間は非発情群は20%に低下したが発情群では約50%となお高かった。フレーメン反応は対照群では呈示直後1分間でのみ観察された(頻度20%)。発情群と非発情群では頻度に差は見られず呈示直後1分間で約80%、次の1分間で20%、次の1分間で20%を下回った。ケージ内移動など興奮を示す行動の発生頻度は対照群では呈示前後を通して20%であったが、発情群および非発情群では頻度が増加し呈示直後1分間において発情群で約70%、非発情群で40%の値を示した。以上の成績から、成熟雄ヒツジは雌発情期尿のニオイに対し非発情期と比較して生理的,行動的に持続的な反応を示すと結論した。
  • 竹村 勇司, 塗師 憲太郎, 小笹 直子, 原田 史, 鎌田 壽彦, 菅野 茂
    原稿種別: 本文
    2004 年 40 巻 2 号 p. 99-108
    発行日: 2004/09/24
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
    発情周期にともなうヒツジの試情時の性行動の推移を明らかにする目的で、発情が正常に回帰している成雌3頭に対して成雄3頭による試情を行い、雄が雌に関心を示さなくなるかまたは乗駕に至るまでの時間(試情所要時間)ならびに試情中の雌の排尿行動,雄による性的探査行動および求愛行動の発現回数を測定した。試情所要時間は、おおむね発情同期から発情前期に向けて延長し、乗驚が生ずる発情日は短く、発情後期1日目に再び延長し以後元のレベルに短縮してゆく推移パターンが認められた。しかし、雌個体によって変化が明瞭なものと不明瞭なものがあった。変化が明瞭に現れた個体では、排尿行動の発現回数が試情所要時間の推移と同様の推移を示したほか、雄による陰部嗅ぎやフレーメン行動の発現回数の推移パターンにも同様の変化が認められた。一方、こうした変化が不明瞭であった雌個体に対して、雄は発声,舌出し,頚ひねり,前脚による蹴り上げ(前蹴り)などの求愛行動を多く発現し、前蹴り以外の3つの行動の発現回数は、発情同期から発情前期に向けて増加し、発情後期1日目に再び増加し以後元のレベルに滅少していく推移パターンが認められた。また、前蹴り行動は発情日に比較的多く発生が見られた。以上の結果から、試情時における性行動の発現とその発情周期にともなう推移には雄側よりも雌側の要因がより強い影響を及ぼすものと推測され、雄が雌の発情周期を判断する際には主に雌からの嗅覚情報によって判断する方法と、嗅覚情報が乏しい場合には雄は代償性に視覚、聴覚、触覚刺激を雌に与え、それらに対する雌の反応によって判断する方法があるものと推測された。
  • 森田 茂, 影山 杏里奈, 村上 絢野, 有賀 曉, 干場 信司
    原稿種別: 本文
    2004 年 40 巻 2 号 p. 109-114
    発行日: 2004/09/24
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
    乳牛による休息行動場所としてのストール利用において、起立・横臥動作のし易さは重要な要素となる。本研究では、酪農現場で容易に実施できる起立動作の解析方法を検討し、その方法にて解析した結果から、収容方式ごとの乳牛の起立動作の特徴を検討した。乳牛の強制的起立動作を、フリーストール牛舎(5戸:19頭)、フリーバーン(3戸:20頭)、繋ぎ飼い牛舎(3戸:21頭)で撮影した(合計60頭)。撮影したビデオ記録(動画)を0.1秒間隔で静止画に変換し、乳牛の起立動作過程を解析した。起立動作全体に要する平均時間は、フリーバーン方式で最も短く、繋ぎ飼い方式で最も長かった。起立動作開始から後肢の伸長までの時間は、フリーストール方式が最も長かった。後肢伸長後から前肢伸長までの時間は、繋ぎ飼い方式が最も長かった。以上のように収容方式により乳牛の起立動作は変化することが判った。これらの変化には、ストール構造との関連性をうかがわせる内容もあり、ストール構造の問題点が指摘される酪農現場もあった。
  • 原稿種別: 付録等
    2004 年 40 巻 2 号 p. 115-119
    発行日: 2004/09/24
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2004 年 40 巻 2 号 p. 120-
    発行日: 2004/09/24
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2004 年 40 巻 2 号 p. App3-
    発行日: 2004/09/24
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2004 年 40 巻 2 号 p. App4-
    発行日: 2004/09/24
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
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