日本家畜管理学会誌
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34 巻, 3 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1999 年 34 巻 3 号 p. Cover1-
    発行日: 1999/03/03
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1999 年 34 巻 3 号 p. Cover2-
    発行日: 1999/03/03
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1999 年 34 巻 3 号 p. App1-
    発行日: 1999/03/03
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 池田 周平, 祐森 誠司, 栗原 良雄, 伊藤 澄麿
    原稿種別: 本文
    1999 年 34 巻 3 号 p. 71-75
    発行日: 1999/03/03
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
    本試験では、3週齢から25週齢のラットを用いて、成長と食糞行動回数の相関関係について観察を行った。7匹のラットを、3-4週齢、以降6、8、10、15、20、25週齢時に1週間ずつ行動観察した。なお、この期間中のラットの観察順番は無作為とした。行動観察前に各ラットの体重を測定した。行動観察を通して、食糞行動の姿勢がラットの成長につれて仰向けに横臥する姿勢から座位の姿勢に変化することが明らかとなった。食糞行動の1日当たりの平均回数は、3-4週齢で最も多く、16.4回であった。この回数は、25週齢では1日当たり平均3.2回まで減少し、食糞回数の減少とラットの体重の増加の間には有意な(P<0.05)負の相関が認められた。食糞行動の回数減少については、老齢ラットには栄養物質供給としての食糞行動が必要ではなくなる、あるいは老齢ラットは成長因子を含む含水糞を排泄しなくなるという2つの理由が考えられる。しかしながら、この点については明らかにできなかった。日本家畜管理学会誌、34(3) : 71-75、1999 1997年10月17日受付1998年6月25日受理
  • 安江 健, 近藤 誠司, 大久保 正彦, 朝日田 康司
    原稿種別: 本文
    1999 年 34 巻 3 号 p. 77-85
    発行日: 1999/03/03
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
    山地傾斜地の放牧地において、牧区内の風速や気温の分布と牛群の休息場所選択の関連を明らかにするために、夏季放牧期間中(7〜9月)ホルスタイン種およびヘレフォード種育成牛37〜39頭からなる牛群を地形条件の異なる3つの牧区で輪換放牧し、各牧区での牛群の休息場所を延べ18日間観察した。14 : 00、22 : 00、2 : 00、10 : 00の各時刻周辺において、全頭の80%以上が休息している場合の群の位置をその時間帯の休息場所として記録した。さらに各牧区を地形や植生の違いにより5〜6の区画に区分し、各区画の特徴を代表する定点で風速および気温を測定した。これらから休息場所として利用した区画の気象的特徴を検討した。得られた結果は次のとおりである。1)各観察時における区画ごとの風速は、観察期間を通して0.01〜5.25m/sまで変動し、その平均は0.94m/sであった。また、気温は12.9〜31.5℃まで変動し、その平均は21.4℃であった。2)南〜南東向き斜面しか存在しない1つの牧区では、各観察日における風速の平均区画間差は0.6〜1.2m/sと他の2つの牧区よりも小さかった(P<0.05)。牧区内の気温の区画間差は1〜3℃程度と、いずれの牧区も同様であった。3)牧区内の標高差か約60mと大きかった2つの牧区では、標高差が40mであった1つの牧区に比べて牧区内の風速や気温の分布に、観察期間を通して一定の傾向がみられた。4)14 : 00、10 : 00の昼間の休息場所は、雨天時を除く計34回の観察中9回(36%)が水場周辺部であった。残る25回の観察中22回(88%)は牧区内で風速が最大の区画での観察であり、雨天時や水場付近で休息した場合以外は相対的に風速の強い区画に集中した(P<0.001)。夜間の休息場所の気象的特徴は、22 : 00と2 : 00の各時間帯で異なった。22 : 00の夜間の休息場所は、雨天時を除く計16回の観察中1回(6%)か水場周辺部であった。残る15回の観察中13回(87%)が、牧区内で最も気温が低い区画での観察であり、雨天時や水場付近で休息した場合以外は相対的に気温の低い区画に集中した(P<0.001)。一方、2 : 00の休息場所は22 : 00とほとんど変化せず、これらの場所には明確な気象的特徴はみられなかった。日本家畜管理学会誌、34(3) : 77-85、19991998年3月16日受付1998年11月26日受理
  • 高山 耕二, 萬田 正治, 中西 良孝, 柳田 宏一
    原稿種別: 本文
    1999 年 34 巻 3 号 p. 87-93
    発行日: 1999/03/03
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
    合鴨農法に適した家鴨類の品種選定を行うために、インディアンランナー(以下、IR種)、中国系在来種(以下、中国種)および合鴨の3品種を用い、水田放飼における産肉性および繁殖能力について比較検討した。12日齢から84日齢まで水田放飼し、その後舎内で肥育した家鴨3品種(各6羽ずつ)を21週齢で屠殺・解体し、体重、解体成績および肉の食味性について調査した。5〜13ヵ月齢のIR種21羽(♀16 : ♂5)、中国種11羽(♀8 : ♂3)および合鴨21羽(♀16 : ♂5)を用い、産卵成績、種卵の艀化成績および育雛率について比較検討した。1.21週齢における体重は、中国種が他の2品種に比べ有意に高い値を示した(P<0.05)。解体成績については、各部分肉の生体重に対する割合に品種間差がみられたものの、枝肉量では中国種が最も高い値を示した(P<0.05)。ムネ肉に対する食味テストでは、中国種とIR種で風味評価が高く、その結果高い嗜好性を示した(P<0.05)。2.産卵率および飼料利用性からみた産卵能力では、合鴨が最も優れていた。受精率は合鴨と中国種で高い値を示し(P<0・05)、対受精卵孵化率では中国種が他の2品種に比べ優れていた(P<0.05)。育雛率は、品種間で差がみられなかった。以上から、産肉性については中国種が家鴨3品種の中で最も優れており、繁殖能力については合鴨と中国種が優れた能力を持つことが示唆された。日本家畜管理学会誌、34(3) : 87-93、1999 1998年4月21日受付1998年12月7日受理
  • 佐藤 衆介, 西脇 亜也, 大竹 秀男, 篠原 久
    原稿種別: 本文
    1999 年 34 巻 3 号 p. 95-104
    発行日: 1999/03/03
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
    岩手県の低投入型放牧酪農家2戸(N牧場、K牧場)の家畜福祉性を、主として乳牛の行動の調査結果に基づき、乳生産や疾病記録を加味して評価した。両牧場とも急傾斜地にあり、面積はN、K牧場とそれぞれ46ha、40haで、改良草地放牧地、野草林間放牧地および採草地からなっていた。N牧場には、加えて採草放牧兼用地があった。両牧場ともまき牛繁殖で、放牧地での自然分娩であった。N牧場では2ヵ月齢までの自然哺乳、K牧場では3ヵ月齢まで人工哺乳であった。両牧場ともに、無施肥による放牧地管理をし、フスマやビートパルプといった農産副産物の他には、濃厚飼料は無給与という低投入型で、牛乳を4,000kg/頭/年程度生産していた。N牧場の乳牛では、全行動レパートリーが出現したが、6月の食草・樹葉摂食行動は1日当たり平均11.0時間となり、それは過去の報告例の上限に近い水準であった。強制離乳子牛1頭に模擬舌遊び行動が観察された他には、異常行動は観察されなかった。K牧場では、人工哺乳のため母子行動は発現できなかった。K牧場での全摂食行動(食草、樹葉摂食、給与飼料摂食)は6月および7月には昼夜を問わず間断的にみられ、それぞれ1日当たり平均52時間および82時間であった。しかし、9月の食草・樹葉摂食時間は2.8時間と極端に短くなり、特にシバヘの依存が急激に低下した。N牧場では1994年の治療回数は2回で、捻挫と子牛の奇形による難産が理由であった。K牧場では1995年には下痢子牛3頭、後産停滞2頭、起立不能症1頭で治療を要した。両牧場とも、ウシの疾病率が低く、さらに異常行動は1頭を除き発現せず、行動レパートリーのほとんどが出現し、各行動時間配分も通常範囲内にあり、行動的にもほぼ正常であり、家畜福祉レベルは平均的な酪農家に比べて高いと判断された。しかし、N牧場では、強制離乳された子牛のストレス性の軽減が、K牧場では晩夏以降の草生の改善が、さらなる家畜福祉性改善に必要であると示唆された。日本家畜管理学会誌、34(3) : 95-104、1999 1998年4月16日受付1999年1月7日受理
  • 原稿種別: 付録等
    1999 年 34 巻 3 号 p. 105-
    発行日: 1999/03/03
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1999 年 34 巻 3 号 p. 106-
    発行日: 1999/03/03
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
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