獣医皮膚科臨床
Online ISSN : 1881-2228
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6 巻, 2 号
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臨床
症例報告
  • 安藤 純, 永田 雅彦
    2000 年 6 巻 2 号 p. 17-20
    発行日: 2000/06/20
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    4歳齢, 避妊雌のボクサーに1カ月前より両けん部色素性脱毛がみられ1月に来院した。皮膚病理検査で, 角質肥厚を伴う毛漏斗の開大と表皮メラニン色素の増加がみられた。血液検査, 血液化学検査, TSH刺激試験, ACTH刺激試験で特記すべき異常なく, 季節性けん部脱毛症と診断した。無処置で経過観察したところ6月になり自然軽快した。その後夏に暗所に隔離したところ, 約1カ月後に臨床的および組織学的に本症の再発を認めた。本症の発症に際して環境要因の関与が重要であることが明らかにされた。
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