呼吸臨床
Online ISSN : 2433-3778
ISSN-L : 2433-3778
4 巻, 4 号
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特集
投稿
  • 眞本 卓司, 服部 剛士, 佐渡 康介, 山根 健志, 津田 誉至, 長嶺 宏明, 濵﨑 直子, 門谷 英昭, 井本 和紀, 阪上 和樹
    原稿種別: 投稿/症例報告
    専門分野: 画像診断
    2020 年 4 巻 4 号 論文ID: e00099
    発行日: 2020年
    公開日: 2022/10/22
    ジャーナル フリー
    症例は65歳女性。気管支喘息と診断を受けていた。当院初診時,フローボリューム曲線で上気道閉塞パターンを認めた。胸部CTおよび気管支鏡検査では,右気管気管支が分岐し,同部位で気管の狭窄を認めた。また,気管分岐部では,呼気時に右主気管支が高度の狭窄を呈した。気管支分岐異常に伴う気管狭窄と右主気管支の気管支軟化症が喘息様症状に関与し,フローボリューム曲線における上気道閉塞パターンとして反映された興味深い症例であった。
  • 石橋 昌幸, 鈴木 明美, 佐塚 まなみ, 野木森 智江美, 山田 浩和, 新井 冨生, 山本 寛
    原稿種別: 投稿/原著
    専門分野: 病理・検査
    2020 年 4 巻 4 号 論文ID: e00100
    発行日: 2020年
    公開日: 2022/10/22
    ジャーナル フリー
     Rapid on site evaluationは,気管支鏡検査中に実施する迅速細胞診として,有用性が報告されている。本邦で頻用されるrapid on site evaluationの染色法は,Diff-Quik®染色またはUltrafast Papanicolaou染色であるが,検体処理で風乾に時間を要し,判定までの時間が一定しない点が,気管支鏡検査進行上の難点であった。この問題を解決するため,我々は,Ultrafast Papanicolaou染色に改変を加え,風乾を省略した染色法を考案した。本稿では,この改変Ultrafast Papanicolaou染色について紹介する。     症例1は82歳男性。気管支鏡下生検で非小細胞肺癌と診断され,rapid on site evaluationも陽性であった。症例2は74歳女性。経気管支穿刺吸引細胞診で非小細胞肺癌と診断され,rapid on site evaluationも陽性であった。改変Ultrafast Papanicolaou染色は,多くの気管支鏡検査施設で実施可能な染色法と考えられた。
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