大部分の相溶性のないポリマーブレンドは押出機中で溶融混練されて生産されている.溶融と混練のプロセスは分散した球状から繊維状,層状および共連続構造までの範囲のモルホロジーを発現させることができる.これらのモルホロジーの制御は最終のブレンド製品の性能を決定付ける.本報は主としてわれわれのグループでの最新の研究のレビューであり,これらのモルホロジーが混練中にどのように形成され,2つのポリマー間の界面での反応によってどのように安定化されるかを明らかにするものである.(要約 : ㈱クラレ研究開発本部研究開発企画部 生川 洋)
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